2015 年 2 月 20 日 McLaren P1TM GTR ‐ リミテッド・プロダクションフォーム ジュネーブ国際モーターショーに登場 サーキットでのテストを重ね、デザイン・コンセプトからプロダクションフォームへと、さらに改良、 さらに進化 開発の成果を受けたチューニングにより、ダウンフォースは McLaren P1™ より 10%以上向上 コンポーネントの軽量化とモータースポーツ・テクノロジーの採用により、重量は 50kg 削減 McLaren P1™ GTR ドライバー・プログラムについて、第 1 回目の開催場所が決定 ジュネーブ国際モーターショーで公開されるマシンのカラーリングは、アイコニックな McLaren F1 GTR シャシー・ナンバー06R にインスパイア 2015 年 3 月 3 日(火)12:15(CET)/11:15(GMT)、ジュネーブ国際モーターショー Hall 1、Stand 1240 において、McLaren 675LT とともに、McLaren P1™ GTR デビュー TM 【McLaren P1 GTR】 2015 年 2 月 18 日 英国発 名門 Formula 1™チーム、マクラーレンのグループ企業であるスポーツ カーメーカー、マクラーレン・オートモーティブ(本社: 英国サリー州、エグゼクティブ・チェアマン: ロン・ デニス)は、McLaren P1™ GTR について最新情報を発表いたしました。 最高出力 1,000PS を誇る、究極のサーキット専用モデル McLaren P1™ GTR が第 85 回ジュネーブ 国際モーターショーにおいてデビューいたします。今回、公開となるリミテッド・プロダクションフォーム は、6 か月前に公開されたデザイン・コンセプトをさらにチューニングしており、もっとも注目すべきは カラーリングの変更が挙げられます。なお、このマシンのステアリングを握ることが出来るのは、 スペインのカタロニア・サーキットで今年開催される第 1 回目の McLaren P1™ドライバー・プログラム に参加いただく少数の幸運な人に限定されます。このマシンのデザインは、シャシー・ナンバー06R と 呼ばれイエローとグリーンのカラーリングが施された McLaren F1 GTR に敬意を表したものとなって います。McLaren F1 GTR は、20 年前のル・マン 24 時間レースを席巻し、マクラーレンの歴史的な デビューを演出した名車で、その 5 台の F1 GTR のうちの 1 台がシャシー・ナンバー06R です。 1/4 デザイン・コンセプトから究極のサーキット専用モデルへ 昨夏のペブルビーチ・コンクール・デレガンスでデザイン・コンセプトが公開された後、McLaren P1™ GTR は、世界各地で広範囲かつ綿密なテスト・スケジュールをこなしてきました。それらのテストを 通じて、デザインは改良され、エアロダイナミクス・パフォーマンスと冷却性能が最適化されました。 McLaren P1™ GTR のフロント・トラックは McLaren P1™より 80mm 拡張され、フロント・スプリッター はさらにアグレッシブに、そして車高は 50mm 低くなり、19 インチのセンターロック式モータースポーツ 用アロイホイールには PIRELLI スリックタイヤを装着しました。ボディの下部は、デザイン・コンセプトで 公開されたように、流れるような形状のエアロダイナミクス・ブレードが取り付けられ、ボディのサイドに おける空力性能を効率的に高めています。 McLaren P1™ロードカーモデルでも採用された軽量のウィンドスクリーンは、3.2mm だけ厚くなって いますが、サイド・ウィンドウはサーキット仕様のポリカーボネート製となり、ドライバー側はスライド式 の‘チケット・ウィンドウ’となっています。ルーフの強化ガラス・パネルをカーボン・ファイバー・パネルへ と変更したこともあって、ボディ全体がカーボン・ファイバーに包まれるようになり、 さらにエンジン・ベイ にもカーボン・ファイバーが採用されています。 McLaren P1™ GTR では徹底した軽量化が施された ため、ロードカーモデルより合計 50kg 以上の重量が削減されています。 McLaren P1™ GTR のリアは、ロードカーモデルと明らかに違う、高さが固定されたウィングが存在感 を示しています。このウィングは、立体的な構造のリア・ボディから 400mm の高さにあり、ロードカー モデルの可変式ウィングに比べて 100mm 以上高くなっています。フロントホイールの前面に取り付け られているエアロダイナミクス・フラップとの連携により、リア・ウィングは、ダウンフォース 10%以上の 向上に貢献しており、ダウンフォースは 150mph で 660kg に達します。軽量のカーボン・ファイバー 製パイロンに支えられるリア・ウィングは、ロードカーモデルの DRS(ドラッグ・リダクション・システム) を受け継いでおり、ステアリング上のボタンを押すだけで、角度が 32 度から 0 度にまで変化します。 リアのもう 1 つの大胆かつ斬新な特長であるインコネルとチタンの合金で作られた、大きなツイン・ エグゾースト・パイプについても、これまでも軽量だったロードカーモデルのシステムに比べ、6.5kg 以上の重量が削減され、軽量化に貢献しています。 ‘シュリンクラップ’のカーボン・ファイバー製ボディの内部では、IPAS パワートレインが大幅にアップ デートおよび改良が施されました。 McLaren P1™ GTR の心臓部では 3.8 リッター・ツインターボ V8 エンジンと軽量化された電気モーターは、スムーズに一体感を生み出します。エンジンとモーターが 組み合わされた動力部は、最高出力 1,000PS を誇り、800PS(789bhp)がガソリン・エンジンより生み 出され、電気モーターからは 200PS(197bhp)を得ています。 サーキットでのパフォーマンスを最適化するために、パワートレインは全面的に見直され、主要なコン ポーネントについても、モータースポーツを想定して開発されたパーツに取り替えられたため、高速域 のドライビングの持続性がさらに向上しています。さらに、McLaren P1™のパワートレイン内部では、 一般の高速道での走行を想定してデザインされたパーツが取り外され、軽量化が図られています。 2/4 McLaren F1 GTR #06R:新世代への継承 McLaren F1 GTR のシャシー・ナンバー06R は、1995 年と 1996 年のシーズンを通じて、Mach ・ One・Racing とともに次々と成功を収め、レースでもっとも長い期間にわたって走った McLaren F1 GTR の 1 つとして知られています。Harrods がスポンサーとなっていた、ル・マンの 51 号車は、1995 年のル・マン 24 時間を完走した、7 台の McLaren F1 GTR の 1 つとして人気を博し、ル・マンで複数 回の優勝経験があるデレック・ベル(Derek Bell)とその息子のジャスティン(Justin)、ならびに アンディ・ウォレス(Andy Wallace)がハンドルを握り、表彰台を獲得しました。それ以降も、このチーム は BPR 選手権の最終の 3 レースで優勝を果たしました。その翌年もチームはまたも強さを発揮。 ル・マン 24 時間のラインナップにはデレック・ベルとアンディ・ウォレスにオリビエ・グルイヤール (Oliver Grouillard)が加わり、6 位で見事にゴールしました。このチームは、シルバーストーンでの グローバル GT 耐久選手権でも優勝を果たしました。 McLaren P1™ドライバー・プログラム McLaren P1™ドライバー・プログラムの最初の開催地が決定、そしてドライバーたちは、イングランド・ シルバーストーンで最初のテスト・セッションに参加します。その後、スペイン・カタロニア・サーキットで の初のサーキット走行に臨むことになります。これらのイベントの前には、マクラーレン・テクノロジー・ センター(MTC)にて、個々のドライバーの特性を把握するためのセッションが行われます。ドライバー ごと設定されたコンサルテーションには、レース・シートのフィッティングやヒューマン・パフォーマンス・ センター・アセスメント、ならびにマクラーレン・オートモーティブのデザイン・ディレクターであるフランク・ ステファンソン(Frank Stephenson)との、それぞれのモデルおよびカラーリングについての最終的な 打ち合わせも含まれます。また、それぞれのドライバーは McLaren P1™ GTR のシミュレーターを 初めて体験することになっています。 3 つのシリーズからなるマクラーレン・モデル・ラインナップの最上位となる、アルティメットシリーズ McLaren P1™ GTR は、ロードカーモデルの McLaren P1™とともに、マクラーレン・アルティメット シリーズに加わります。このマクラーレンの最上位シリーズでは、エアロダイナミクスと完璧なパフォー マンスを最重要視しております。徹底した軽量化と著しく進化を遂げたシャシーやパワートレインの エンジニアリング、画期的な素材を使用により、マシンの性能を向上させております。 マクラーレンは現在、スポーツシリーズ、スーパーシリーズおよびアルティメットシリーズという 3 つの ネーミングでカテゴリーを設定しております。マクラーレン・スポーツシリーズは、マクラーレンへの エントリーポイントであり、2015 年 4 月のニューヨーク国際オートショーで世界デビューの予定となって おります。その上位としてコアシリーズに位置づけられるマクラーレン・スーパーシリーズは、650S、 アジア限定の 625C、ならびに先頃発表され、ジュネーブ国際モーターショーで初公開される 675LT が含まれます。 McLaren P1™ GTR は、2015 年 3 月 3 日(火) 12:15(CET) / 11:15(GMT)、ジュネーブ国際 モーターショー Hall 1、Stand 1240 にて、McLaren 675LT とともに世界デビューいたします。 本プレスリリースは参考翻訳です。原文および画像はマクラーレンのメディアサイト(英語)から ご覧いただけます。ダウンロードする際は登録が必要です。 URL: http://media.mclarenautomotive.com/ 3/4 マクラーレン・オートモーティブについて: マクラーレン・オートモーティブは、ラグジュアリーかつハイパフォーマンスなスポーツカーを製造する 英国の自動車メーカーで、サリー州ウォーキングのマクラーレン・テクノロジー・センター(MTC)を拠点 としています。 マクラーレン・オートモーティブでは 2010 年の設立後、2011 年に画期的な McLaren 12C の発表を 皮切りに、2012 年に 12C Spider、2013 年に限定生産の McLaren P1™を発表しました。毎年新型 モデルを導入するという計画を掲げ、2014 年には McLaren 650S Coupe と 650S Spider を発表し、 さらに 2015 年のマクラーレン・スポーツシリーズ導入を発表しています。マクラーレン・ブランドは拡大 を続けており、オンロードカーの生産 3 年目となる 2013 年度には業績の黒字化を達成、2014 年度も セールスは引き続き好調で世界の主要自動車市場における、独自のグローバル・ディーラー・ネット ワークを通じて 1,648 台のマクラーレンを納車しています。 マクラーレン・オートモーティブの技術パートナー: 革新的で高い評価を獲得しているスポーツカー・ラインアップの開発、エンジニアリング、製造において マクラーレン・オートモーティブは専門的なノウハウと技術を提供する世界トップレベルの企業と提携し ています。主なパートナーは、アクゾノーベル、エクソンモービル、ピレリ、SAP などです。 サーキット用に設計しオンロード用に開発: マクラーレンにおける Formula 1™マシンとロードカーの融合には、経験、知識、原理、プロセスが 活用されています。Formula 1™レースでの 50 年にわたる歴史の集大成と、画期的なスポーツカー の製造における 20 年以上の経験を活かして、マクラーレン・オートモーティブでは、技術的に優れた、 画期的なハイパフォーマンス・スポーツカーを設計、開発および製造を行っています。オンロードと サーキットを走るマクラーレンのスポーツカーには一切の妥協もなされていません。 マクラーレンは車両製造にいち早くカーボン・ファイバーを採用し、30 年にわたる経験を有しています。 1981 年の McLaren MP 4/1 や、1993 年の McLaren F1 といったレーシングカーやロードカーにカー ボン・シャシーを導入しており、これまでマクラーレンが製造した車両はすべてカーボン・ファイバー・ シャシーが採用されています。 マクラーレン・オートモーティブの日本オフィシャルフェイスブックは、 下記の URL からご覧いただけます。 URL: https://www.facebook.com/mclarenautomotiveJP 4/4
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