つ むぐ つ むぐ

京都文教大学人間学研究所共同研究プロジェクト 「地域と結ぶ癒しの技の研究開発」 主催
音・身体・癒し
をめぐるシンポジウム
音 と 身体が つ む ぐ
癒 し の 世界
コミュニティ
2015年2月26日(木)13:00-14:30 京都文教大学 普照館 F306教室(入場無料)
シンポジスト
馬場 雄司
京都文教大学総合社会学部教授(文化人類学)
竹楽器づくりとワークショップ、民族楽器を用いたちんどんセラピーなどの活動を通じ、
自然から音をつむぎだし、音で人を
つなぐ効果を考えます。更に、演者と観客の壁を越えた空間の形成、聴覚障がいを持つ方が音の良し悪しを判断する体験
などから、
あらゆる人がつながる場について考えたいと思います。
濱野 清志
京都文教大学臨床心理学部教授(臨床心理学)
身心の心地よい体験は、ひとり一人の健康増進に役立つものですが、心地よい体験をしている人どうしが共通の場を持つ
ことで、複数の人の集まりがここの体験のたんなる集合を超えて、
プラスアルファを生み出しています。
このプラスアルファ
について、いろいろと考えてみたいと思います。
永澤 哲
京都文教大学総合社会学部准教授(宗教学)
倍音声明瞑想は、身体のエネルギー・ポイントであるチャクラに母音を共鳴させるもので、
「音による癒し」の中で最も効果
的なもの一つとして知られています。今回のシンポジウムでは、実修による体験をふくめ、倍音声明が持つセルフケアとして
の可能性について考えたいと思います。
京都文教大学人間学研究所共同研究プロジェクト
「地域と結ぶ癒しの技の
研究開発」
では、
とりわけ
「音」
と
「身体」に着目した
「癒しの技」の開発と普及
活動を行ってきました。
メンバーの濱野清志は気功を中心として、永澤哲は
倍音声明を中心として、馬場雄司は自然素材の民族楽器を中心として、
それ
ぞれの活動を展開しています。
ここでは、
「癒しの技」の専門的研究とともに、
それらがいかに容易に日常の生活にとりいれられ普及させられるかに焦点
をあててみたいと思います。
当プロジェクトでは、各メンバーの活動をもとに
「癒しの技」
を提供する拠点
づくりを念頭においてきました。
こうした活動拠点のあり方を含め、各自の
「地域と結ぶ」
という観点を含めての研究・活動報告をもとに、今後のあるべ
き方向をさぐってみたいと考えます。
当プロジェクトでの「癒しの技」開発の特徴は次の点にあります。
「癒しの技」
は個人の身体に対する効果はもちろんのこと、個人が心地よくなる技を集団
で行うと、隣りの人、
そしてまた隣りの人に相互影響を及ぼし、
自然に心地よ
いつながりができる、
という効果があります。
自然なつながりをうながすこの
営みは、設定された場所に人を集めてつくられるものとは異なる、
自然な人
間関係づくり、ひいては地域づくりのヒントになると思われます。
ここでは、い
わば「セルフケアを通した自発的なつながりからつくられるコミュニティ」に
ついて考えてみたいと思います。
京都文教
大学
お問い合せ先:京都文教大学人間学研究所(担当:研究支援課 立石)
電話: 0774-25-2494(研究支援課代表) メール: [email protected]