平成 27 年度版 目白大学・目白大学短期大学部公的研究費不正防止計画 本学における公的研究費の適正な運営・管理を行うため、次のとおり不正防止計画を策定した。 ref. 区分 不正発生要因または問題事例 具体的防止計画 機関又は部署 ・組織上の責任体制が不明確なこ ・ 「公的研究費補助金取扱いに関する規程」 ・学長 とによる統制（ガバナンス）の に基づき、本件に関わる最高責任者に学 ・副学長 緩みや法令順守（コンプライア 長を充て ンス）の精神の希薄化等 い意志を内外に明確に示している。 不正防止に向けた大学の強 ・学部長 ･大学事務局長 ・ 「公的研究費補助金取扱いに関する規程」 ・大学事務局次長 に基づき、副学長はキャンパス統括責任 1 責任体制 者として実質的な責任を負うこととし ている。 ・ 「公的研究費補助金取扱いに関する規程」 に基づき、各学部長、事務局長及び事務 局次長はコンプライアンス推進責任者 として実務上の責任を負うこととして いる。 ・研究費の出所が公金であるとい ・教育研究活動における不正防止について ・研究支援課 う意識の欠如等 の倫理教育研修を実施している。 ・庶務課 ・行動規範や規程等についての理 ・科学研究費助成事業説明会（年 1 回開催） 意識向上 解不足等 等において不正防止を呼びかけている。 ・関係規程をウエブサイト上に公開し、関 係者が随時閲覧可能としている。 ・科研費の取扱いについてガイドブックを 基 作成し、研究者に配布している。 盤 2 環 境 整 備 ・規程未整備による研究者及び事 規程等の 整備 ・「学術倫理憲章」、「公的研究費補助金取 ・総務課 務担当者の裁量範囲の不適切 扱いに関する規程」 、 「研究費による物品 ・評価・企画課 な拡大等 購入契約に係る取引停止等の取扱い要 ・研究支援課 項」及び「研究活動に係る不正防止規程」 を整備している。 ・研究者が手続き等について 相談窓口 ・研究支援課（新宿）及び庶務課（岩槻） ・研究支援課 随時相談出来る窓口が未設置 が窓口となり、随時、具体的手続き等に ・庶務課 であること等 ついて、研究者からの相談に応じること のできる体制をとっている。 ref. 区分 不正発生要因または問題事例 ・予算執行が年度末に集中する 予算管理 ことによる事務齟齬の発生 ・予算執行の根拠となる領収書 等、証憑書類確認の不徹底 ・研究者と取引業者との癒着等 具体的防止計画 機関又は部署 ・年度末の予算執行集中を避けるよう事務担当 ・財務課 者から研究者への注意喚起を行っている。 ・伝票への証憑書類添付及び内容の精査 ・研究支援課 ・庶務課 を徹底するようにしている。 ・原則的に研究者から依頼を受けた事務担当者 ・研究支援課 が大学契約業者に対して発注を行うことと ・庶務課 発注手続 している。 ・原則的に業者への支払い及び領収書等の管理 は、事務担当者が行うこととしている。 ・納品の事実確認の不徹底等 納品検収 ・「公的研究費補助金取扱いに関する規程」に ・研究支援課 基づき、事務担当者が検収を行うこととして ・庶務課 いる。 適 正 3 物品管理 ・研究費により購入した物品の 私物化や不適切な廃棄等 な ・研究者と業者との癒着等 管 ・出張許可及び報告に関する手 理 続きの不徹底等 及 ・出張日程及び証憑書類等の確 び 運 旅 費 認が不十分なこと等 ・事務担当者が定期的に物品の保管状況を点検 ・研究支援課 することとしている。 ・庶務課 ・「公的研究費補助金取扱いに関する規程」に ・研究支援課 基づき、鉄道等の乗車券及び航空券等は、研 ・庶務課 究者の依頼を受けた事務担当者が大学契約 業者を通じて購入することとしている。 ・出張者には事前の出張願と事後の出張報告書 の提出を課している。 （副学長決済） 営 ・旅費清算時には、交通機関の領収書（航空運 賃については搭乗券の半券）、宿泊先の領収 書、出張願及び出張許可書の写しの提出等を 研究者に求めている。 ・謝金に関わるルールの未整備 ・非常勤雇用者等の業務及び勤 務実態の確認が不十分である こと等 謝 金 ・非常勤雇用者の採用について の学内手続きの不徹底等 ・現金による謝金の受け渡し ・「謝金支給基準に関する規程」による統一的 ・研究支援課 ルールに基づいてその執行を行う。 ・庶務課 ・業務内容及び勤務時間について出勤表に記録 の上、非常勤雇用者と研究者が捺印をし、事 務担当者はそれに基づいて予算執行に関わ る事務を行うこととしている。 ・事務担当者が非常勤雇用者と面談する等して 勤務実態を把握するようにしている。 ・謝金の支払いは銀行振込としている。 ・内部通報体制及び通報者保護 ４ 通報窓口 制度の未整備等 ・通報窓口（直通電話）を設置し、内外からの告発 ・地域連携・ に対応している。 ・「公益通報者保護規程」に準拠した対応を実 施する。 研究推進 センター ・研究支援課 ref. 区分 不正発生要因または問題事例 ・監査の不徹底等 具体的防止計画 機関又は部署 ・「内部監査規程」に基づき、内部監査を ・監査室 定期的に行い実態の把握に努め、学園理 事長に必要事項を報告する体制を取っ 5 ている。 監査体制 ・必要な改善事項を大学にフィードバック している。 ・学園監事との効果的な連携を図ってい る。 ・不正事案に適正に対応する体 制の未整備 ・学内外からの通報及び監査等で発覚した ・研究支援課 不正事案については、「研究活動に係る （学術研究倫 不正防止規程」に基づき、学術倫理審査 理委員会） 会で対応し、必要に応じて調査委員会に 6 不正事案への 対応 よる調査を行い、原因究明と不正事案の 抑止をはかることとなっている。 ・不正事案については、最高管理責任者で ある学長から学園の理事長に対し、懲戒 等の処分の上申を行うこととしている。 ・不正事案については、配分機関への報告 及び原則として調査結果の公表を行う。 平成２７年６月１日改定
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