(特記仕様書)(130KBytes)

土木工事特記仕様書(平成26年10月6日以降適用)
(土木工事共通仕様書の適用)
第1条 本工事の施工に当たっては、徳島県県土整備部「徳島県土木工事共通仕様書 平成22年10
月」に基づき実施しなければならない。ただし、共通仕様書の各章における「適用すべき諸基準」で示
された示方書、指針、便覧等は改定された最新のものとする。
なお、工事途中で改訂された場合は、この限りでない。
また、「徳島県土木工事共通仕様書」に定めのないもので、機械工事の施工にあっては「機械工事共
通仕様書(案)」(国土交通省総合政策局建設施工企画課)、電気通信設備工事にあっては「電気通信設
備工事共通仕様書」
(国土交通省大臣官房技術調査課電機通信室)に基づき実施しなければならない。
(土木工事共通仕様書に対する特記及び追加仕様事項)
第2条 「徳島県土木工事共通仕様書
平成22年10月」に対する【変更】及び【追加】仕様事項は、
次のとおりとする。
(請負者から受注者への読み替え)【追加】
第1編共通編
1−1−1
適用
11.「徳島県土木工事共通仕様書
平成22年10月」の各章にある「請負者」を「受注者」に読み
替えるものとする。
(交通誘導員から交通誘導警備員への読み替え)
【追加】
第1編共通編
1−1−1適用
12.「徳島県土木工事共通仕様書
平成22年10月」の各章にある「交通誘導員」を「交通誘導警
備員」に読み替えるものとする。
(下請負人の優先選定)
【追加】
第1編共通編
1−1−12
工事の下請負
2.受注者は、設計金額が1億円以上の本工事の一部を下請に付する場合、県内に主たる営業所を有す
る者の中から優先して選定するよう努めなければならない。
なお、県内に主たる営業所を有する者以外と下請契約する場合は、県内業者を選定しない理由を記載
した文書により事前に監督員に提出しなければならない。
(現場代理人及び主任技術者等選任通知書)
【変更】
第1編共通編
1−1−15現場代理人及び主任技術者等
1.受注者は、
「現場代理人及び主任技術者等選任通知書」
(以下「選任通知書」という。
)を、入札参
加資格として技術者の専任配置が求められた場合は契約前に契約事務担当者へ、その他の場合は契約後
7日以内に監督員へ提出し、確認を受けなければならない。ただし、共同企業体の場合は、代表構成員
は現場代理人及び主任技術者又は監理技術者を選任することとし、その他構成員は主任技術者を選任す
ることとする。
なお、この選任通知書の提出後、その内容を変更しようとする場合は、監督員と協議しなければなら
ない。また、監督員との協議により変更が認められたときは、変更日から5日以内に監督員に変更した
選任通知書を提出し、確認を受けなければならない。
3.受注者は、第1項の選任通知書に次のものを添付しなければならない。
(4)主任技術者(監理技術者を含む。)と受注者(共同企業体の場合は各構成員)との直接的かつ恒
常的な雇用関係が確認できるもの(健康保険証の写し等)。ただし、監理技術者資格者証で確認できる
場合には、この限りでない。
なお、入札参加資格として技術者の専任配置が求められた工事における主任技術者(監理技術者を含
む。)は、開札日(随意契約は見積書提出日)以前に受注者と3か月以上の雇用関係がなければならな
い(ただし、当面は、鋼構造物維持修繕工事(鋼構造物工事で新設工事以外の修繕工事等)において配
置する専任の主任技術者等に限り、開札日時点で所属建設企業との雇用関係にあることで足りるものと
する)
。
(現場代理人の兼務(当面の運用))
【追加】
第1編共通編
1−1−15
現場代理人及び主任技術者等
9.受注者は、平成26年5月27日付「現場代理人の兼務要件について」の要件を満たす場合には、
現場代理人の兼務ができるものとする。ただし、監督員と常に連絡をとれる態勢とし、発注者又は監督
員が求めた場合には、工事現場に速やかに向かう等適切に対応するものとする。
なお、兼務する場合、受注者は、次により届出を行うものとする。
(1) 受注者は、現場代理人を兼務させる予定の工事及び現場代理人の兼務となる他の工事の各主
任監督員等と協議を行う。
(2)
受注者は、協議の結果、発注者が現場代理人の兼務が可能と認めた場合、「現場代理人兼務
届」及び「現場代理人及び主任技術者選任通知書」に必要となる事項を記入し、兼務させる
予定工事の発注者に提出する。
(3)
受注者は、発注者が現場代理人の兼務について認めないときは、「現場代理人及び主任技術
者選任通知書」を再提出するものとする。
10.受注者は、次の要件を全て満たす場合には、現場代理人の兼務ができるものとする。
(1)徳島県県土整備部及び各総合県民局県土整備部が発注する区画線工事、舗装工事、標識設置工事、
照明灯工事。
(2)当初請負代金額(税込)が200万円未満の工事。
(3)発注者が現場代理人の工事現場への常駐が可能と認めた工事。
(兼務できるのは2つの工事とする。)
なお、兼務する場合は、受注者は、次により届出を行うものとする。
(1) 受注者は、現場代理人を兼務させる予定の工事及び現場代理人の兼務となる他の工事の各主
任監督員等と現場稼働日について協議を行う。
(2)
受注者は、協議の結果、現場稼働日が重複しないと判断した場合、「現場代理人兼務届」及
び「現場代理人及び主任技術者選任通知書」に必要となる事項を記入し、兼務させる予定工
事の発注者に提出する。
(3)
受注者は、発注者が現場代理人の兼務について認めないときは、「現場代理人及び主任技術
者選任通知書」を再提出するものとする。
(産業廃棄物を自ら運搬する場合等の基準の遵守等)
【追加】
第1編共通編1−1−23
建設副産物
8.受注者は、工事で発生する産業廃棄物を保管する場合、又は自ら運搬する場合等においては、廃棄
物の処理及び清掃に関する法律第12条の規定を遵守しなければならない。
(舗装版切断に伴い発生する排水の処理等)
【追加】
第1編共通編
1−1−23
建設副産物
9.受注者は、舗装版の切断作業を行う場合、切断機械から発生する排水は、排水吸引機能を有する切
断機械等により回収し、回収した排水については、廃棄物の処理及び清掃に関する法律に基づき、
適正に処理しなければならない。
10.受注者は、監督員の指示があったときは、直ちに産業廃棄物管理票(マニフェスト)を提示しな
ければならない。
(交通誘導員勤務実績調査)
【追加】
第1編共通編
1−1−17
調査・試験に対する協力
7.受注者は、発注者が行う交通誘導員勤務実績調査の実施に協力しなければならない。また、対象工
事の一部について下請負契約を締結する場合は、当該下請負工事の受注者(当該下請負工事の一部に
係る二次以降の下請負人を含む。
)も同様の義務を負う旨を定めなければならない。
(交通誘導員勤務実績報告)
【変更】
第1編共通編
1−1−41
交通安全管理
16.受注者は、交通誘導員を配置する場合は、「交通誘導員勤務実績報告書」を作成し、勤務実績が
確認できる資料(勤務伝票の写し)とともに、1か月ごとに監督員に1部提出するものとする。
なお、受注者は、合格証明書の写し等資格要件の確認ができる資料を事前に監督員へ提出しなければ
ならない。また、検定合格警備員は、当該業務に従事している間は合格証明書を携帯し、かつ、監督員
等の請求があるときは、これを掲示しなければならない。
(技能労働者への適切な賃金水準の確保等に関するポスターの掲示)
【追加】
第1編共通編
1−1−32
施工監理
9.受注者は、監督員から渡される技能労働者への適切な賃金水準の確保等に関するポスター(A3)を
現場関係者が見やすい場所に掲げるとともに、掲示状況について工事写真として提出しなければならな
い。ただし、次のいずれかに該当する工事は対象外とする。
(1)区画線工事、舗装工事、標識設置工事、照明灯工事
(2)当初請負金額が200万円未満の工事
(地下埋設物件等の調査)
【変更】
第1編共通編
1−1−35
工事中の安全確保
19.受注者は、工事施工箇所に地下埋設物等が予想される場合は、当該物件の位置、深さ等を調査し、
工事着手前に監督員に報告しなければならない。
(足場の組立て等の作業)
【追加】
第1編共通編
1−1−35
工事中の安全確保
25.受注者は、つり足場(ゴンドラのつり足場を除く。)、張出し足場又は高さが五メートル以上の構
造の足場の組立て、解体または変更の作業において、材料、器具、工具等を上げ、又はおろすときは、
つり綱、つり袋等を労働者に使用させなければならない。
(作業指揮者の報告)【追加】
第1編共通編
1−1−35
工事中の安全確保
26.受注者は、重量が100kg以上のものを貨物自動車に積む作業(ロープ掛けの作業及びシート
掛けの作業を含む。)又は貨物自動車から卸す作業(ロープ解きの作業及びシート外しの作業を含む。)
を行うときは、当該作業を指揮する者を定め、監督員に報告しなければならない。
(のり面作業)
【追加】
第1編共通編
1−1−35
工事中の安全確保
27.受注者は墜落のおそれのあるのり面での作業等では、原則として現場従事者を3名以上配置する
ものとし、常に高所作業車の作業状況に留意し、安全を確認するよう努めなければならない。
(機械の搬入、搬出)【追加】
第1編共通編
1−1−35
工事中の安全確保
28.受注者は、機械等を貨物自動車に積み込む作業又は貨物自動車から卸す作業を行う場合は、当該
作業を指揮する者を定め、指揮者の合図等により行わなければならない。
また、作業状況について、写真等の資料を整備及び保管し、監督員の請求があったときは、直ちに提示
しなければならない。
(輸送経路等の上空施設への接触事故防止)
【追加】
第1編共通編
1−1−35
工事中の安全確保
29.受注者は、輸送経路等において上空施設への接触事故を防止するため、重機回送時の高さ、移動
式クレーンのブームの格納、ダンプトラックの荷台の下ろし等について、走行前に複数の作業員により
確認しなければならない。
(トラック(クレーン装置付)における上空施設への接触事故防止装置の使用)【追加】
第1編共通編
1−1−35
工事中の安全確保
30.受注者は、トラック(クレーン装置付)を使用する場合は、上空施設への接触事故防止装置(ブ
ームの格納忘れを防止(警報)する装置、ブームの高さを制限する装置)付きの車両を原則使用しなけ
ればならない。なお、当面(平成27年度末までを目途)は、経過措置期間とするが、この期間におい
ても接触事故防止装置付きの車両を使用するよう努めるものとする。
(地下埋設物の確認)【追加】
第1編共通編
1−1−35
工事中の安全確保
31.受注者は、地下埋設物への影響が予想される場所では、施工に先立ち、地下埋設物の管理者等が
保管する台帳等に基づいて、原則として試掘を行い、当該埋設物の種類、位置(平面・深さ)、規格、
構造等を確認しなければならない。
(排出ガス未対策型建設機械の使用)
【追加】
第1編共通編
1−1−39
環境対策
9.受注者は、設計金額が2億円未満の工事を施工する場合、排出ガス対策型建設機械を使用できない
ときは、その内容を記載した「排出ガス対策型建設機械の使用原則化に伴う設計変更調査表」により事
前に監督員と協議を行い、排出ガス対策を講じていない建設機械(以下「未対策型建設機械」という。
)
を使用することができる。
未対策型建設機械を1台でも使用した場合に発注者は、施工機械を機種単位で判断し、当該建設機械の
機種についてすべての未対策型建設機械として設計変更を行うものとする。
(輸送経路の報告)
【変更】
第1編共通編
1−1−41
交通安全管理
2.受注者は、工事用車両による土砂、工事用資材、機械等の輸送を伴う場合は、関係機関と打合せを
行い、交通安全に関する担当者、輸送経路、輸送機関、輸送方法、輸送担当業者、交通誘導員の配置、
標識、安全施設等の設置場所その他安全輸送上の事項について計画を立て、災害の防止を図らなければ
ならない。特に、輸送経路にある既設構造物に対して損害を与えるおそれがある場合は、当該物件およ
びその位置と必要な措置について工事着手前に監督員に報告しなければならない。
(電子納品)
【変更】
第 1 編共通編 1−1−27
工事完成図書の電子納品
1.受注者は、工事完成図書の電子納品として原則次の書類を提出しなければならない。
(1)発注図・変更図
(2)特記仕様書・現場説明書
(3)工事数量総括表・数量計算書
(4)工事完成図(平面図・縦断図・横断図・構造図等の図面)
(5)工事写真
(6)CREDASデータ
(7)
「徳島県で電子納品運用ガイドライン【土木工事編】」付属資料等
(8)出来形管理図
(9)工事打合せ簿等
(電子納品)
【追加】
第 1 編共通編 1−1−56
電子納品
1.受注者は、土木工事を施工する場合、
「徳島県電子納品運用ガイドライン【土木工事編】
」に基づい
て、原則最終成果を電子成果品として納品(以下「電子納品」という。)しなければならない。
2.受注者は、原則として工事写真は電子納品するものとする。ただし、着手前及び完成写真に限り、
電子及び紙の両方の媒体で納品しなければならない。
なお、図面は発注図面が紙媒体の場合は電子納品の対象外とする。
(不正軽油の使用禁止)
【追加】
第1編共通編
1−1−57
不正軽油の使用禁止
1.受注者は、ディーゼルエンジン仕様の車両及び建設機械等を使用する場合は、地方税法(昭和25
年法律第226号)に違反する軽油等(以下「不正軽油」という。
)を燃料として使用してはならない。
2.受注者は、県の徴税吏員が行う使用燃料の採取調査に協力しなければならない。
(暴力団等による不当介入の排除)【追加】
第1編共通編
1−1−58
暴力団等からの不当要求又は工事妨害の排除
1.受注者は、工事の施工に関し、暴力団等から工事妨害(以下「不当介入」という。)を受けた場合
(2項に規定する場合は、下請負人から報告があったとき)には、その旨を直ちに発注者に報告すると
ともに、併せて所轄の警察署に届け出なければならない。
2.受注者は、本工事の一部を下請に付する場合、下請負工事の施工に関して下請負人が暴力団等から
不当介入を受けたときは、受注者にその旨を報告することを義務付けしなければならない。
3.受注者は、発注者及び所轄の警察署と協力して不当介入の排除対策を講じなければならない。
4.受注者は、排除対策を講じたにもかかわらず、工期に遅れが生じるおそれがある場合には、発注者
と工程に関する協議を行い、その結果、工期内に工事が完成しないと認められた場合は、「徳島県公共
工事標準請負約款」
(以下「約款」という。
)第21条の規定により、発注者に工期延長の請求を行わな
ければならない。
5.受注者は、暴力団等から不当介入による被害を受けた場合は、その旨を直ちに報告し、被害届を速
やかに所轄の警察署に提出しなければならない。
6.受注者は、前項被害により工期に遅れが生じるおそれがある場合は、発注者と工程に関する協議を
行い、その結果、工期に遅れが生じると認められた場合は、受注者は、約款第21条の規定により、発
注者に工期延長の請求を行わなければならない。
(レディーミクストコンクリート製造工場の選定)
【変更】
第1編共通編
3−3−2
工場の選定
1.受注者は、レディーミクストコンクリートを用いる場合の工場の選定は以下による。
(1)JISマーク表示認証製品を製造している工場(工業標準化法の一部を改正する法律に基づき、
国に登録された民間の第三者機関(登録認証機関)により製品にJISマーク表示する認証を受けた製
品を製造している工場)で、原則として、コンクリートの製造、施工、試験、検査及び管理などの技術
的業務を実施する能力のある技術者(コンクリート主任技士等)が常駐しており、配合設計及び品質管
理等を適切に実施できる工場(全国品質管理監査会議の策定した統一監査基準に基づく監査に合格した
工場等)から選定し、JISA5308(レディーミクストコンクリート)に適合するものを用いなけ
ればならない。
(2)JISマーク表示認証製品を製造している工場が工事現場近くに見当たらない場合は、使用する
工場について、設計図書に指定したコンクリートの品質が得られることを確かめたうえ、その資料によ
り監督員の確認を得られなければならない。なお、コンクリートの製造、施工、試験、検査及び管理な
どの技術的業務を実施する能力のある技術者(コンクリート主任技士等)が常駐しており、配合設計及
び品質管理等を適切に実施できる工場から選定しなければならない。
2.受注者は、第1編3−3−2第1項(1)により選定した工場が製造したJISマーク表示された
レディーミクストコンクリートを用いる場合は、工場が発行するレディーミクストコンクリート配合計
画書及びレディーミクストコンクリート納入書を整備及び保管し、監督員から請求があった場合は速や
かに提示するとともに、検査時までに監督員へ提出しなければならない。
なお、第1編3−3−2第1項(1)により選定した工場が製造するJISマーク表示のされないレデ
ィーミクストコンクリートを用いる場合は、受注者は配合試験に臨場し品質を確認するとともにレディ
ーミクストコンクリート配合計画書及び基礎資料、レディーミクストコンクリート納入書又はバッチご
との計量記録を整備及び保管し、監督員から請求があった場合は速やかに提示するとともに、検査時ま
でに監督員へ提出しなければならない。
3.受注者は、第1編3−3−2第1項(2)に該当する工場が製造するレディーミクストコンクリー
トを用いる場合は、設計図書及び第1編3−5−4材料の計量及び練混ぜの規定によるものとし、配合
試験に臨場するとともにレディーミクストコンクリート配合計画書及び基礎資料を確認のうえ、使用す
るまでに監督員へ提出しなければならない。
また、バッチごとの計量記録やレディーミクストコンクリート納入書などの品質を確認、証明できる資
料を整備及び保管し、監督員から請求があった場合は速やかに提示するとともに、検査時までに監督員
へ提出しなければならない。
4.受注者は、レディーミクストコンクリートの品質を確かめるための検査をJISA5308(レデ
ィーミクストコンクリート)により実施しなければならない。なお、生産者等に検査のため試験を代行
させる場合は受注者がその試験に臨場しなければならない。また、現場練りコンクリートについても、
これに準ずるものとする。
5.受注者は、レディーミクストコンクリートを使用する工事を施工する場合、県内の工場から出荷さ
れたレディーミクストコンクリートを原則としてしようしなければならない。
(県産木材の使用)
【追加】
第 2 編材料編 2−4−2 県産木材の使用
1.受注者は、コンクリート打設用型枠を使用する場合、原則として県産木材を使用した型枠(以下「県
産木製型枠」という。)を使用しなければならない。ただし、特段の理由がある場合はこの限りではな
い。
2.受注者は、本工事において使用する工事看板・バリケード等については、県産木材を用いた木製品
を優先して使用するように努めなければならない。ただし、供用中の道路に係る工事の施工に用いる交
通安全管理用掲示板の様式・仕様等は、
「道路工事の安全施設設置要領(案)
」などに準拠するものとす
る。
3.受注者は、県産木材を使用する場合に、徳島県木材認証機構から発行される、「産地認証」証明書
の写しにより徳島県内産木材であることを示す書類を監督員へ提出しなければならない。
4.県内の森林から直接調達するなど、前項により難い場合は、木材調達先の産地及び相手の氏名等を
記入した書類を監督員へ提出しなければならない。
(県内認定工場の利用)
【追加】
第 3 編土木工事共通編
2−6−3 アスファルト舗装の材料
23.受注者は、加熱アスファルト混合物を使用する工事を施工する場合、「徳島県土木工事用生アス
ファルト合材の品質審査要綱」に基づく認定を受けた県内の工場から出荷された合材を原則として使用
しなければならない。
(県内産資材の原則使用)
【追加】
第 2 編材料編 2−13−4
県内産資材の原則使用
1.受注者は、建設資材を使用する工事を施工する場合、原則として県内産資材を使用しなければなら
ない。ただし、特段の理由がある場合はこの限りでない。
なお、WTO対象工事については、県内産資材を優先して使用するよう努めるものとする。
2.受注者は、請負金額が 500 万円以上の工事において、県内産資材以外の資材を使用する場合は、県
内産資材を使用できない理由を記載した書面及び確認資料を事前に監督員に提出し、承諾を得なければ
ならない。
3.受注者は、工事完了後、請負金額が 500 万円以上の工事において、「建設資材使用実績報告書」を
監督員に提出しなければならない。
県内産資材(次のいずれかに該当するもの)
①材料の主な部分を県内産出の原材料を使用している製品
②徳島県内の工場で加工、製造された製品
注1
部材、部品が県外製品であっても、県内の工場で加工製造した製品(二次製品)であれば県内産資材として取り扱う。
注2
県内企業が県外に立地した工場(自社工場)で加工製造した製品も県内産資材として取り扱う。
注3
徳島県土木工事共通仕様書、公共建築工事標準仕様書その他関連する示方書等の基準を満たす資材、製品であること。
(県内企業調達資材の優先使用)
【追加】
第 2 編材料編 2−13−5
県内企業調達資材の優先使用
受注者は、県内に主たる営業所を有する者から調達した資材(以下「県内企業調達資材」という。)
を優先して使用するよう努めなければならない。
なお、県内企業調達資材以外を使用する場合は、県内企業調達資材を使用しない理由を記載した文書
により事前に監督員に提出しなければならない。
(県内産再生砕石の原則利用)
【追加】
第 2 編材料編 2−13−6
県内産再生砕石の原則利用
受注者は、再生砕石を使用する工事を施工する場合、県内の再資源化施設(廃棄物の処理及び清掃に
関する法律(昭和 45 年法律第 137 号)第 15 条第 1 項に基づく許可を有する施設(同法第 15 条の2の
6第 1 項に基づく変更の許可において同じ。))で製造された再生砕石を原則として使用しなければなら
ない。
(かごマット工)
【追加】
第 3 編土木工事共通編
2−3−35 かごマット工
1.かごマットの構造及び要求性能については、
「鉄線籠型護岸の設計・施工技術基準(案)
」
(以下「鉄
線籠型基準」という。
)によるほか、図面及び以下による。
2.線材は、以下の要求性能を満足することを確認するとともに、周辺環境や設置条件等、現場の状況
を勘案し、施工性、経済性などを総合的に判断のうえ、施工現場に適した線材を使用するものとする。
また、受注者は要求性能を満足することを確認するために設定した基準値に適合することを示した公的
試験期間の証明書又は工程試験期間の試験結果を事前に監督員に提出し、確認を受けなければならない。
なお、本工事において蓋材に要求される性能(摩擦抵抗)は設計図書によるものとするが、短期性能
を要求された箇所については、短期・長期性能型双方を使用可とする。
3.受注者は、納入された製品について監督員が指定する表示標(底網、蓋網、側網及び仕切網毎に網
線に使用した線材の製造工場名及び表示番号、製造年月日を記載したもの)を監督員に提出しなければ
ならない。
また、監督員が指定する各網の表示標に記載された番号に近い線材の公的機関における試験結果を提
出しなければならない。
別表
項目
要求性能の確認方法
要求性能
確認方法
試験方法
試験条件
基準値
JISH0401 の間接法で使
メッキを剥いだ状態
母材に 傷が付い
用する試験液によるメッ
での母材鉄線の表面
ていないこと
れる性
キ溶脱後の母材鉄線の写
撮影
能
真撮影
線材に
母材の
要求さ
健全性
強度
母材が健全であること
洗掘時の破断抵抗及び洗掘に追随す
引張試験
―
る屈とう性を有する鉄線籠本体の一
(JISG3547 に準拠)
引張強さ
290N/mm2 以上
部として機能するため必要な強度を
有すること
耐久性
淡水中での耐用年数 30 年程度を確保
腐
すること
(JISG0594 に準拠)
食
促
進
試
験
塩素イオン濃度
メッキ残存量
0ppm
30g/m2 以上
試 験 時 間
1,000 時間
線材摩耗試験
均質性
性能を担保する品質の均質性を確保
回転数 20,000 回転
鉄線籠型基準「8.線材の品質管理」に基づくこと
していること
環境
周辺環境に影響を与える有害成分を
鉄線籠型基準「1.適用河川」に基づくこと
適合性
溶出しないこと
上記性
摩擦抵抗
作業中の安全のために必要な滑りに
面的摩擦試験
能に加
(短期性
くさを有すること
又は
えて蓋
能型)
線的摩擦試験
―
摩擦係数
0.90 以上
材に要
摩擦抵抗
供用後における水辺の安全な利用の
線材摩耗試験の線的摩
[線材摩耗試験の場合]
摩擦係数
求され
(長期性
ために必要な滑りにくさを有するこ
擦試験又は面材摩耗試
回転数 2,500 回転
0.90 以上
る性能
能型)
と
験の面的摩擦試験
[面材摩耗試験の場合]
(初期摩耗後)
回転数 100 回転
[注1]別表1の確認方法に基づく公的機関による性能確認については、1 回の実施でよいものとし、
その後は、均質性の確保の観点から、鉄線籠型基準「8.線材の品質管理」に基づき、定期的に線材の
品質管理試験(別表3)を行うものとする。
[注2]メッキ鉄線以外の線材についても、鉄線籠型基準「7.線材に要求される性能」に基づく要求
性能を満足することを確認した公的試験期間による審査証明を事前に監督員に提出し、確認を受けなけ
ればならない。
4.側網、仕切網はあらかじめ工場で底網に結束するものとする。ただし、特殊部でこれにより難い場
合は監督員の承諾を得るものとする。
5.網線材の端末は1.5回以上巻き式によって結束し、線端末は内面に向けるものとする。ただし、
蓋金網の端部については1.5回以上巻きとするが、リング方式でも良いものとする。また、いかなる
部位においても溶接を行ってはならない。
6.連結の方法はコイル式とし、別表2のとおりとする。また、側網と仕切網、流水方向の底網と底網、
外周部については、接続長の全長を連結するものとし、その他の部分は接続長1/2以上(1 本/m)
を連結すること。連結終了時のコイルは、両端の線端末を内側に向けるものとする。
別表2
連結コイル線
線径
コイル径
連結支点の間隔
コイル長
5mm
50mm 以下
80mm 以下
(高さ方向 30cm)
(その他 50cm 以上)
50cm 以上
[注]上段:
(
)書きは、厚さ 30cm 規格の場合
別表3 線材の品質管理試験の内容
項目
試験項目
基準値
試験方法
試験の頻度
JIS G3547 準拠
5巻線※に 1 回
試験箇所
工場
3.2±0.09mm
線径
4.0±0.10mm
5.0±0.12mm
6.0±0.12mm
引張強さ
290N/mm2 以上
JIS G3547 準拠
5巻線に 1 回
ねじり特性
JIS G3547 の 4.3
JIS G3547 準拠
5巻線に 1 回
巻付性
線径の 1.5 倍の円筒 6 回以上巻き付け
JIS G3547 準拠
5巻線に 1 回
著しい亀裂及びはく離を生じない
公的試験
メッキ成分
※2
原子吸光分析法、又は ICP 発光分析法
5巻線に 1 回
メッキ付着量
※2
JIS H0401 準拠
5巻線に 1 回
JIS G3547 準拠
200 巻線に 1 回
3.2±0.09mm
線径
4.0±0.10mm
機関
5.0±0.12mm
6.0±0.12mm
引張強さ
290N/mm2 以上
JIS G3547 準拠
200 巻線に 1 回
母材の健全性
母材に傷が付いていないこと
JIS H0401 の間接法で使用する試験液に
200 巻線に 1 回
よるメッキ液後の母材鉄線の写真撮影
メッキ成分
※2
原子吸光分析法、又は ICP 発光分析法
200 巻線に 1 回
メッキ付着量
※2
JIS H0401 準拠
200 巻線に 1 回
摩擦抵抗(蓋材
短期性能型
面的摩擦試験、又は線的摩擦試験
200 巻線に 1 回
のみ)
摩擦係数 0.90 以上
長期性能型
線材摩耗試験後の線的摩擦試験
200 巻線に 1 回
摩擦係数 0.90 以上
又は面材摩耗試験後の面的摩擦試験
(初期摩擦後)
〔注1〕※1巻線とは、工場における製造単位を言い、約1tとする。
※2メッキ成分及び付着量の基準値は、耐久性に関する性能確認試験及び摩擦抵抗に関する性
能確認試験に使用した製品のメッキ成分及び付着量を基に決定する。
なお、メッキ鉄線以外の線材については、メッキ成分及びメッキ付着量の試験項目を省略
できるものとする。
〔注2〕線径の基準値の〔〕書きは、30cm 規格、
{}書きは、50cm 規格。
〔注3〕メッキ鉄線以外の鉄線についても、鉄線籠型基準に基づく要求性能を満足することを確認した
公的試験機関による審査証明にて設定された試験項目、基準値、試験方法、試験の頻度により、
品質確認試験を行うものとする。
7.受注者は、かごマットの詰石の施工については、できるだけ空隙を少なくしなければならない。ま
た、かご材を傷つけないように注意するとともに詰石の施工の際、側壁、仕切りが扁平にならないよう
に注意しなければならない。
8.受注者は、かごマットの中詰用ぐり石については、かごマットの厚さが 30cm の場合は 5∼15cm、
かごマットの厚さが 50cm の場合は 15∼20cm の大きさとし、かごマットの網目より大きな天然石又は
割ぐり石を使用しなければならない。
(袋詰玉石工)
【追加】
第 3 編土木工事共通編
2−3−36 袋詰玉石工
1.本条項は、高分子系の合成繊維(再生材を含む)を主要構成材料とする袋型根固め用袋材に適用する。
2.袋型根固め用袋材は、別表4に示す性能を満足することを確認するものとする。
3.要求性能の確認は、別表4に記載する確認方法で行うことを原則とし、受注者は基準値に適合する
ことを示した公的試験機関の証明書又は公的試験機関の試験結果を事前に監督員に提出し、確認を受け
なければならない。
別表4(1)袋型根固め袋材の要求性能及び確認方法
場所
項目
要求性能
確認方法
試験方法
基準値
必要重量の中詰め材料を充填し直
引張試験
(2トン型)
試 験
接クレーンでつり上げても破断し
(JIS A8960 に準拠)
機関
ない強度を有
公 的
強度(※1)
(2 重)400N 以上
(1 重)700n 以上
(4 トン型)
(2 重)500N 以上
(1 重)900n 以上
耐候性
紫外線により劣化した場合も、必
耐候性試験(長期性能型のみ)
要な強度を保持すること。
(JIS L0842 オープンフレームカ
短期性能型:験耐候性は求めない。 ーボンアーク灯式耐候性試験機に
長期性能型:耐用年数 30 年程度
より、紫外線を 7500 時間照射後、
(2トン型)
(2 重)200N 以上
(1 重)200n 以上
(4 トン型)
(2 重)250N 以上
(1 重)250n 以上
JIS A8960 準拠の引張試験を実施)
耐燃焼性
環境適合性
均質性
中詰め材料を充填した状態で網地
たき火試験
の燃焼が広がらないこと。
(参考資料参照)
生態系を阻害するような有害物質
煮沸試験、飼育試験
も溶出がないこと。
(参考資料参照)
性能を担保する品質の均質性を確
材料 20000 袋当たり 1 回の引張試
保していること。
験を実施(JISA8960 に準拠)
監督員による事前確認
発 注
網目・網地の
中詰め材料の抜け出しや、網地の
機関
信頼性
破断が促進することがないこと。
燃焼部以外に延焼しないこと。
有害物質が溶出しないこと。
「強度」の基準値を満足すること。
中詰め材料が抜け出さない網目の
寸法で、かつ網目を構成する網糸
が破断しても、解れが連続的に広
がらない加工がされていること。
〔注〕※1別表4(1)の確認方法のうち、公的機関による性能確認については、均質性の項目を除き、
1 回の実施でよいものとする。
別表4(2)参考資料
〔たき火試験〕
袋型根固め用袋材に中詰め材を充填した後、静置させ上部にたき火用材料を積み上げてライターにて
点火する。
中詰め材割
栗石 150mm
点火方法
ライター
たき火用材料
野原の草木(枯れ草、枯れ木)
〔煮沸試験〕
網地を沸水中に浸漬し、下記時間の経過後取り出し網地の質量変化を測定する。
浸漬温度
98±2℃
浸漬時間
120±10min
浸漬水
蒸留水
試験体の数
5個
乾燥温度
105℃
抽出条件(質量比)
網地:水=1:500
〔飼育試験〕
金魚を入れた水槽に網地を漬浸し、下記期間飼育し、その生存状態を確認する。
金魚の飼育時間
3 か月
飼育条件(質量比)
網地:水=1:100
金魚の匹数
3匹
(横収縮目地及び縦目地)
【変更】
第 10 編道路編 2−4−10 コンクリート舗装工
6.横収縮目地はダウウエルバーを用いたダミー目地を標準とし、目地間隔は、別表5を標準とする。
縦目地の設置は、2車線幅員で同一横断勾配の場合には、でいるだけ2車線を同時舗設し、縦目地位
置に径 22mm、長さ 1m のタイバーを使ったダミー目地を設ける。やむを得ず車線ごとに舗設する場合
は、径 22mm、長さ 1m のネジ付きタイバーを使った突き合わせ目地とする。
別表5
横収縮目地間隔の標準値
版の構造
版厚
間隔
鉄網及び縁部補強鉄筋を省略
25cm 未満
5m
25cm 以上
6m
25cm 未満
8m
25cm 以上
10m
鉄網及び縁部補強鉄筋を使用
(強度測定)
【追加】
第10編道路編
第3章橋梁下部
第1節
適用
5.コンクリート構造物微破壊・非破壊試験(強度測定)については、次によるものとする。
(1)受注者は、設計図書において微破壊・非破壊試験の対象工事と明示された場合は、微破壊又は非
破壊試験により、コンクリートの強度測定を実施しなければならない。
(2)微破壊・非破壊試験は「微破壊・非破壊試験によるコンクリート構造物の強度測定要領(案)
(以
下、
「要領(案)」という。
)
」に従い行うものとする。
(3)受注者は、本試験に関する資料を整備及び保管し、監督員の請求があった場合は、速やかに提示
するとともに工事完成時までに監督員へ提出しなければならない。
(4)要領(案)により難い場合は、監督員と協議するものとする。
(強度測定)
【追加】
第10編道路編
第5章コンクリート橋上部 第1節 適用
5.コンクリート構造物微破壊・非破壊試験(強度測定)については、次によるものとする。
(1)受注者は、設計図書において微破壊・非破壊試験の対象工事と明示された場合は、微破壊又は非
破壊試験により、コンクリートの強度測定を実施しなければならない。
(2)微破壊・非破壊試験は「微破壊・非破壊試験によるコンクリート構造物の強度測定要領(案)
(以
下、
「要領(案)という。」
)
」に従い行うものとする。
(3)受注者は、本試験に関する資料を整備及び保管し、監督員の請求があった場合は、速やかに提示
するとともに工事完成時までに監督員へ提出しなければならない。
(4)要領(案)により難い場合は、監督員と協議するものとする。
(モノレール)
【追加】
第3編土木工事共通編
2−10−22
モノレール
1.受注者は、レールについては、道路などと適切な距離を保つとともに、機体(動力車及び台車)が
通行人などに接触しないように設置しなければならない。また、起終点におけるモノレールの停止場所
からレール端部までの余裕延長は、作業性や機体の大きさ等を考慮し十分に確保しなければならない。
2.受注者は、荷物台車は本機(動力車及び運転台車)の制動装置とは別系統の緊急制動装置(設定速
度を超えた場合に速やかに機体を停止させる装置)を備えたものを使用するよう努めるものとする。
3.受注者は、レールの近辺で作業を行う場合には、作業員が運行中のモノレールを回避できるよう十
分なスペースを確保しなければならない。
4.受注者は、レールの傾斜角、支柱間隔については、メーカーの定める基準等を参考に、適切なもの
としなければならない。
5.受注者は、レールの端部には、機体の逸脱を防止する措置を講じなければならない。
6.受注者は、支柱には、地圧盤を装着し、原則として岩に達するまで打ち込みをし、地層条件により
岩に達しない場合は、十分な支持力を有する構造としなければならない。
7.受注者は、分岐点を設ける場合は、できるだけ平坦なところとしなければならない。
8.受注者は、モノレールの運行や作業を始める前に、モノレールの配置、積卸位置、運行時間などを
定めた配置運行計画を作成し、これに従って作業を行わなければならない。また、配置運行計画の内容
を現場作業員に周知しなければならない。なお、監督員から配置運行計画の資料の提出を求められたと
きは、速やかに提出しなければならない。
9.受注者は、モノレールの発進や停止、危険を知らせるための合図の方法をあらかじめ定め、現場作
業員に周知させるとともに、実際に作業前に合図を確かめなければならない。
10.受注者は、機体の点検整備は、その日の作業を開始する前に、駆動輪等の走行装置の摩耗及び損
傷、制動装置の作動などに注意して行い、これらに以上が認められた場合は修理、交換を行わなければ
ならない。
11.受注者は、レール・支柱の点検整備は、その日の作業を開始する前に、支柱の沈下や横揺れ、レ
ールの歪や摩耗、レールジョイントの損傷、ボルトのゆるみなどに注意して行い、これらに異常が認め
られた場合は補強、修理、交換を行わなければならない。
12.受注者は、機体及びレール・支柱の点検記録を作成しなければならない。なお、監督員から点検
記録の資料の提出を求められたときは、速やかに提出しなければならない。
13.受注者は、乗用モノレールの設置に当たっては、林業用単軌条運搬機安全管理要綱(平成8年基
発第261号)を遵守して災害の防止を図らなければならない。
(薬剤散布)
【変更】
第3編土木工事共通編
2−17−3 樹木・芝生管理工
21.受注者は、薬剤散布は、無風又は風の弱いときに行うなど、近隣に影響が少ない天候の日や時間
帯を選び、薬剤の飛散を抑制するノズルの使用に努めるとともに、風向き、ノズルの向き等に注意し、
人畜への安全に留意して行わなければならない。また、薬剤の散布に際しては、周辺住民への通知の方
法等について、施工前に監督員の指示を受けなければならない。
23.受注者は、薬剤散布に使用する薬剤の取扱いについては、農薬取締法等の関係法令を遵守すると
ともに、公園・街路樹等病害虫・雑草管理マニュアル(平成22年5月(平成26年1月改訂)環境省
水・大気環境局土壌環境課農薬環境管理室)に示された技術、対策等を参考にして、適正に行わなけれ
ばならない。
(推進工事における安全対策)
【追加】
第13編下水道編 第2章
第3節 推進工事における安全対策
1.受注者は、掘進中の地質の状況が計画と異なる場合は、監督員に報告し、工法の変更等について指
示を受けなければならない。
2.受注者は、掘進機の選定に当たっては、故障が直ちに重篤な事故につながらないよう、以下に配慮
したものを選定するよう努めるものとする。
(1)空気系統や電気系統に異常があった場合に警報を出し、排泥バルブが開かないものであること。
(2)エアーコンプレッサーについては、エア圧が低下するなど異常を生じた際には警報を出すもの、
異常時に急激にエア圧が低下しないよう容量の大きなタンクを備えているもの等安全に配慮したもの
であること。また、エアーコンプレッサーが故障した場合等の異常時に、排泥バルブが閉鎖することが
できる容量の予備タンクを備えていること。
(3)緊急閉止ゲートは異常時にすみやかに、かつ、確実に動作するものであること。
3.受注者は、施工開始前に、推進機のエアの配管、タンク、電磁弁、排泥バルブ、電気系統の点検を
行わなければならない。
4.受注者は、エアーコンプレッサーを回すベルトに異常がないか作業開始前に点検を行わなければな
らない。特に、静音型のエアーコンプレッサーは、ベルトやモーターの異音がしていても聞こえにくい
ので、定期的に目視による点検を行わなければならない。
5.受注者は、排泥バルブが動作しなくなった際の緊急閉止ゲートなどの安全装置を有効に機能させる
ための点検を行うとともに、点検に係る教育を実施しなければならない。
6.受注者は、落盤、出水等による労働災害発生の急迫した危険があるときは、直ちに作業を中止し、
人名確保を最優先として速やかに労働者を安全な場所まで待避させなければならない。
7.受注者は、落盤、出水、ガス爆発、火災等が生じたときに備えるため、切羽までの距離が100m
に達するまでの期間内に1回、その後6月以内の適切な期間ごとに1回、待避及び消火の訓練を実施し
なければならない。