原子力規制庁記者ブリーフィング

原子力規制庁記者ブリーフィング
日時:平成27年2月20日(金)14:30~
場所:原子力規制委員会庁舎
記者会見室
対応:米谷長官官房総務課長
<本日の報告事項>
○司会
それでは、定刻になりましたので、ただ今から原子力規制庁の定例会見を始めた
いと思います。
まず初めに、米谷総務課長の方から報告事項がございます。
○米谷総務課長
今日はこちらから2点の報告があります。
1点目、原子力規制委員会について。来週の水曜日2月25日、10時半から第58回原子力
規制委員会を開催します。議題は追って連絡をします。
それから、来週の金曜日27日、17時半から臨時の第59回原子力規制委員会を開催しま
す。安全文化醸成を始めとした安全性向上に関する取組についてということで、東京電
力の廣瀬代表取締役社長、それから、姉川常務取締役をお招きをいたしまして、意見交
換をするということを予定しております。
2点目、チームの会合、会見などについてでございます。
本日2月20日は、15時半から原子力発電所の新規制基準適合性に係る審査会合(第198
回)を行っています。石渡委員が出席をしています。東北電力・女川発電所を対象とい
たしまして、事業者から説明を受けておりますが、これは8月1日に敷地の地下構造につ
いて説明を受けておりますが、この際に受けた指摘事項への回答を伺っておるというと
ころでございます。
来週2月23日月曜日は、10時から原子力施設における火山活動のモニタリングに関す
る検討チーム(第4回)を開催します。石渡委員が出席の予定でございます。この会合
では、これまでの火山観測研究から噴火予測に関する知見について、委員からプレゼン
をしていただくことを予定しています。
2月24日火曜日は、13時半から原子力発電所の新規制基準適合性に係る審査会合(第199
回)を開催します。櫻田部長が出席の予定でございます。東京電力・柏崎刈羽発電所、
中国電力・島根発電所、東北電力・女川発電所、中部電力・浜岡発電所を対象といたし
まして、事業者から説明を受けることにしております。合同での審査会合になります。
原子炉冷却材圧力バウンダリについて、圧力容器につながっている配管や弁が事故時に
おいても水や蒸気の漏えいを防ぐようなことが確保されているのかということを確認
するということになっております。
同じく2月24日火曜日、14時から原子炉構造材の監視試験方法の技術評価に関する検討
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チーム(第2回)を開催します。田中知委員が出席の予定になっております。この検討
チームは、日本電気協会の原子炉構造材の監視試験方法(2013年版追補版)の技術評価
を行うために設けられたものでございますが、1月26日に開催されました第1回で討議項
目の提示を行っていますので、第2回は個別の項目ごとに日本電気協会から説明を受け、
質疑を行うことを予定をしております。
会合の場所が東京都港区赤坂の外の会場となっておりますので、御注意ください。
同じく2月24日、14時半から定例の規制庁ブリーフィングを行います。
2月25日水曜日は、14時から核燃料施設等の新規制基準適合性に係る審査会合(第47
回)を開催します。大村審議官が出席の予定でございます。日本原子力研究開発機構、
HTTR(高温工学試験研究炉)を対象といたしまして、事業者から説明を受けることにな
っております。これは、前回1月30日の審査会合では、事業者から安全機能の重要度分
類について説明を受けました。25日は、前回受けました指摘事項への回答を伺うことと、
それから、今度は耐震重要度分類について説明を受けるということを予定しております。
2月25日水曜日、14時半から田中委員長の定例の記者会見を予定しています。
2月26日木曜日は、原子力発電所の新規制基準適合性に係る審査会合(第200回)を開
催します。時間は調整中であり、決まり次第お知らせをします。更田委員が出席の予定
でございます。この会合では、事業者をどこを呼ぶかという点については、まだ未定で
ございます。決まり次第御連絡をいたします。
それから、同じく2月26日木曜日、16時から原子力災害事前対策等に関する検討チーム
(第11回)を開催します。更田委員、中村委員、田中知委員が出席の予定でございます。
この検討チーム、前回2月2日に開催をいたしましたが、UPZ(緊急時防護措置準備区域)
外の防護対策について議論していただきましたが、事務局よりこの議論を踏まえて考え
方の整理をしましたものを提示して議論をしていただく予定でございます。
2月27日金曜日は、14時半から定例の規制庁ブリーフィングを行います。
最後に、来週の要人面会については、特に予定はありません。
私からは以上でございます。
<質疑応答>
○司会
それでは、皆様からの質問をお受けしたいと思います。いつものとおり、所属と
お名前をおっしゃってから質問の方をお願いいたします。
それでは、質問のある方、手を挙げてください。モリさん、どうぞ。
○記者
日本テレビのモリです。よろしくお願いします。
2点あるんですけれども、1点目、第一原発の監視検討評価会合なんですが、前回、更
田さんが確か3週間ぐらいを目途に開くとおっしゃっていましたけれども、ちょうど来
週が3週間になると思うんですが、現段階で具体的な日程とか議題は決まっていらっし
ゃいますでしょうか。
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○米谷総務課長
すいません、次回の予定については、まだ私のところに届いておりませ
ん。
○記者
分かりました。
それから、来週27日の臨時の規制委員会で東電の廣瀬社長と姉川常務、呼ばれるとい
うことですけれども、具体的にどういうことを話されるんでしょうか。率直な意見交換
みたいな位置付けなんでしょうか。
○米谷総務課長
これまでも既に電力事業者の各社と話をしておりますが、そういう意味
では一回り目でございますので、同じような形での議論が展開されるというふうに思っ
ております。
○記者
分かりました。ありがとうございます。
○司会
他にいかがでしょうか。タナカさん、どうぞ。
○記者
西日本新聞のタナカです。
2月も残すところ来週1週間なんですが、川内原発の工認の提出について、九州電力の
方から何か意思の表示とかはありましたでしょうか。
○米谷総務課長
いえ、2月の最終週に提出をいたしますと聞いているところで、それ以降、
何か聞いているものではございません。
○記者
ありがとうございます。
○司会
他にいらっしゃいますか。ミヤジマさん、どうぞ。
○記者
FACTAのミヤジマです。
20日付で入札公告が出ていて、いわゆる文書の外部委託という、1万箱と出ていますけ
れども、これは普通、霞が関の役所はそれぐらいは役所の中に持っていると思うんです
が、このビルが賃貸ビルで、そういうスペースがないと。余り僕は分からないですけれ
ども、そういうことですか。
○米谷総務課長
基本的に、御覧になって分かりますように、余り物を収納するスペース
とかはないので、外に借りるということをある程度していかなきゃいかんという状況に
あります。普通の合同庁舎ですと、地下とかに倉庫があるんですが、ここはそういうと
ころもないので、どこかで手当てをしていかなきゃいかんという状況にあります。
○記者
その辺もグラウンドでもあれば、ちょっと倉庫をお作りいただければいいし、普
通は私、公務員って、こういうのをすぐ外部委託をしたというのは余り聞いたことがな
かったものですから、ここはそういう事情があると、御苦労されているということなん
ですね。スペースがないということですね。
○米谷総務課長
○司会
合同庁舎と違う状況にあるということです。
他、よろしいでしょうか。どうぞ。
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○記者
エネルギーフォーラムのサノです。
一昨日、東通の原発のピア・レビューがあって、実施方法の文書が配られているんで
す。ピア・レビューの実施方法の文書なんですが、これは規制庁名になっているんです。
原子力規制庁名で、再評価するものではないというふうになっているんですが、去年の
12月の敦賀のピア・レビュー、ここが、この文書は同じ文書なんですけれども、規制委
員会名になっているんです。これはどういうことなんでしょうか。
○米谷総務課長
○記者
手元にあるので、もしよかったら、今見てもらえますか。
○米谷総務課長
○記者
すみません、ちょっとそこは確認させてください。
同じ趣旨で出しているものと思っておりましたが。
これは非常に重要な内容が書いてあるんで、規制委員会名と規制庁名では全然意
味合いが違うと思うんです。
○米谷総務課長
○記者
もう一ついいでしょうか。
○米谷総務課長
○記者
すいません、ちょっと確認をします。
はい。
このピア・レビューの具体的な進め方について、2013年に規制庁が規制委員会に
説明しているんです。そのときの文章があるんですが、そのときの内容を見ると、ピア・
レビューの結果については、必要に応じて評価書案に反映すると書いてあるんです。こ
れが平成25年2月27日の規制庁の文書なんですが。ところが、次の3月に開かれた敦賀の
ピア・レビューでは、さっき申し上げた文書なんですが、規制委員会名になっているん
です。しかも内容が違うんです。破砕帯については再評価するものではないと書いてあ
る。併せてそれも説明してもらえますでしょうか。
○米谷総務課長
○記者
後段の質問をもう一回お願いしていいですか。
平成25年2月27日、原子力規制庁が規制委員会で説明したピア・レビューの報告で
す。どういった内容についてかということです。これを読むと、一番最後の行なんです
が、ピア・レビューの結果については、必要に応じ評価書案に反映すると書いてありま
す。この月の3月に初めて敦賀のピア・レビューがあるんですね。その敦賀のピア・レ
ビューで配った文書を見ると、ここは規制委員会名になっているんです。
○米谷総務課長
○記者
最初の2月のは規制庁名ですか。
規制庁名ですね。規制庁が規制委員会に説明しているんです。その後、3月のピア・
レビューの具体的実施方法、平成25年3月4日、原子力規制委員会。この文書によると、
当該破砕帯の再評価するのではなくという文書になっています。分かります、言ってい
ること。
○米谷総務課長
○記者
すいません。再評価するものでは。
この文書は同じなんですよ、ずっと。ピア・レビューで配った。
○米谷総務課長
すいません、それはちょっと両方全部見させていただかないと、前後の
関係も分かりませんし、今ここで何か回答するというわけにはいかないです。
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○記者
分かりました。次回、次のときに回答してもらえますか。
○米谷総務課長
○司会
分かりました。用意しておきます。
他、いかがでしょうか。よろしいでしょうか。
それでは、本日の会見、これで終わりにしたいと思います。御苦労さまでした。
-了-
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