学習のポイント Lesson Lesson 5 ●将来の準備のためにお金を 貯め、増やすことの意義を 理解する ●いろいろなお金の増やし方 を理解する ●運用のリスクとリターンに ついて理解する 1 Lesson お金を貯める・増やす ●将来の自分のお金の運用に ついて考える 2 Lesson 1. 貯めたり増やしたりするのはなぜ? こつこつ時間をかけて「貯蓄」する目的は 3 Lesson もし、おこづかいなど持っているお金の範囲内では買えないものを欲しくな ったとき、どうすればいいのだろうか? Lesson3でも触れたように答えは三 つある。 4 5 Lesson ●一つ目は、あきらめる。 ●二つ目は、親などにお金を出してもらったり借りたりする。 ●三つ目は、貯蓄する。 5 Lesson このうち「お金を借りる」ことについては次のLesson 6で詳しく触れるが、 「貯蓄」、つまりお金をコツコツ貯めることはある程度時間がかかってしまう方 10 法だ。でも、欲しいものが君たちにとって、本当に必要で大切なものであれば、 6 Lesson 時間が経っても「欲しい」気持は、簡単には変わらないはずだ。 ところが、長い時間をかけてやっとお金が貯まったら、貯蓄を始める前には 欲しかったものがそれほど欲しいと思わなくなっていることもある。せっかく 貯めたお金を使うのがもったいなく思えてしまうこともあるだろう。「貯蓄」 7 15 Lesson というのは、お金の「価値を保存できる」性質(Lesson 2参照)を利用して、 何かの目標のために時間をかけてお金を貯めていくことだけれど、高額なもの が欲しくなったときに、その気持が本物かどうか、その欲しいものが本当に必 要かどうかを、時間をかけて確かめてみる方法としても使えるわけだ。 8 Lesson 貯蓄のもう一つの目的 20 大人も基本的に君たちと同じ気持ちでお金を貯める。自動車や住宅など、高 価で毎月の収入や手持ちのお金だけでは買うことのできないものの購入を考え 9 Lesson るときなどがそうだ。 ただし、大人は欲しいものを手に入れるためだけに「貯蓄」をするわけでは ない。欲しい・欲しくないに関係なく、将来お金が必要になるかもしれない場 10 合を予想したり、災難に遭ったときにお金の面で困らないように、「今」はお 48 ● 10代から学ぶ パーソナルファイナンス 25 Lesson 5 Lesson お金を貯める・増やす 金を使うのを控えて貯蓄する。君たちの学校生活のために親が出してくれるお 金も、そんなふうにして貯蓄された場合が多いだろう。 1 Lesson 2. お金の貯まり方・増え方を知る 2 5 Lesson 利息って何? 君たちの中には、貯金箱でお金を貯めている人のほかに、郵便局や銀行に口 座を作ってそこにお金を預けて貯めている人もいるかもしれない。 お金を貯めるときに、銀行預金や郵便貯金を利用すると、少しではあるがお 3 Lesson 金が増える。 これは「預金」や「貯金」に「利息」(「利子」)が付くからだ。それでは、 10 どうして「預金」や「貯金」に「利息」が付くのだろう? 「利息」とは簡単に言ってしまうとお金の「レンタル料」だ。例えば、私た 4 Lesson ちは、銀行にお金を預けているが、実は銀行にお金を貸していることと同じだ。 銀行は預金のお金を元手に会社や個人にお金を貸し付けて「貸出金利」という 名の利息を受け取っている。私たちも、その利息の一部を預金の利息として受 15 け取っているわけだ。 5 Lesson 貯蓄しよう! お金を貸してください! 6 Lesson 企業 7 Lesson 利息 8 預金 BANK Lesson 利息 貸出 9 Lesson 貸出金利は、 預金金利より高い 10 49 Lesson 単利と複利の計算方法 さて、お金の増え方はいくつかの要素で異なってくる。 1 Lesson 最初の要素は「金利」。これは預金などの形でお金を預けたとき、一定期間(通 常は1年間)にどれくらいの割合で利息が付くかを表す言葉で、「利率○%」 というふうに表示される。当然のことだが、この金利が高ければ高いほど得ら 2 5 Lesson れる利息は多くなる。 ところで、同じ金利の高さでも、その計算方法によっては利息の金額に差が 生まれる。少し難しい話になるけれど、将来のために知っておいたほうがいい 事柄だ。 3 Lesson まず、 「単利」と、「複利」の計算方法の違いについて理解しておこう。 10 「単利」とは、最初に預けた元のお金(「元本」という)に対してだけ、一定 の割合(金利)で付く利息のこと。 100万円を5%の金利で預けると、毎年5万円ずつ利息が付く。仮に5年間預け 4 Lesson ておけば利息は全部で25万円だから、元のお金と合わせた金額(元利合計)は 125万円になる。一方、 15 「複利」とは、最初の元本に一定期間後の利息を加えたものを、次の元本と して、その元本に対して付く利息のこと。 5 Lesson 同じく100万円を5%の金利で預けて複利(1年複利)で計算すると、1年目は 単利と同様元本100万円に対して5%の利息(100万円×5%=5万円)が付くが、 2年目は1年目に付いた利息5万円が元本に加えられて105万円となり、これに5 6 20 Lesson %の利息(105万円×5%=5万2,500円)が付く。したがって、元利合計は105 万円+5万2,500円=110万2,500円になる。この繰り返しで、5年後の元利合計は 127万6,281円となる。複利のほうが単利に比べて2万6,281円多い利息を得るこ とができるわけだ(図1) 。このことから、単利の預金よりも複利の預金のほ 7 Lesson うが、お金を貯めたり増やしたりするには有利だということがわかる。 25 知っておくと便利な72の法則 1年複利でお金を増やす場合に、「何年預ければ元のお金が2倍になるか」の 8 Lesson 目安を簡単に計算することのできる便利な法則がある。『72の法則』という。 使い方はとても簡単。「72」を金利で割る。 2倍 例えば1年複利の預金金利が4%なら、 30 72÷4=18 9 Lesson だから、「おおよそ18年で元のお金が2倍にな る」わけだ。 10 50 ● 10代から学ぶ パーソナルファイナンス 何年? Lesson Lesson 5 お金を貯める・増やす ●図1 単利計算と複利計算の例 1 ●金利5%の単利の金融商品に100万円を5年間預けた場合 Lesson 単利計算 満期時の 5 = 元本 ×(1 + ― × 期間) 元利合計額 100 2 5 ÷ 1 0 0 × 5 + 1 × 1 0 0 0 0 0 0 = Lesson 電卓では 1,250,000 5年目の 5万円 利息 3 5万円 + + + 2年目の 5万円 利息 5万円 5万円 5万円 + + + + 5万円 5万円 5万円 5万円 + + + + + 100万円 100万円 100万円 100万円 100万円 元利合計 1年後 2年後 3年後 4年後 5年後 110万円 115万円 120万円 5 125万円 6 Lesson 複利計算 105万円 4 Lesson 5万円 Lesson + 1年目の 5万円 利息 元本 100万円 5万円 + 3年目の 5万円 利息 Lesson + 4年目の 5万円 利息 ●金利5%の複利 (1年複利) の金融商品に100万円を5年間預けた場合 運用年数 満期時の 5 = 元本 ×(1 + ―) 元利合計額 100 7 Lesson 電卓では (注1) (注2) 5 ÷ 1 0 0 + 1 × × = = = = × 1 0 0 0 0 0 0 = 1,276,281 1年目の 利息 元利合計 2年目の 3年目の 4年目の 52,500円 55,125円 57,881円 利息 利息 利息 5年目の 60,775円 利息 + + + + + 100万円 105万円 110万 2,500円 115万 7,625円 121万 5,506円 1年後 2年後 3年後 4年後 5年後 105万円 9 Lesson 元本 100万円 5万円 8 Lesson × は1回押せばよい電卓もある。 (注1) =は (注2) n乗の場合、 (n−1) 回押す。 (5年の場合は4回) 10 110万2,500円 115万7,625円 121万5,506円 127万6,281円 51 Lesson 1 P.51の 図 1 を 参 考 ▶ワークシート④ 単利と複利の計算 にして、単利と複利 Lesson を計算してみよう。 2 Lesson 3 Lesson 4 Lesson 5 Lesson 3. いろいろなお金の増やし方 金融商品の3つの特性 6 Lesson 郵便貯金や銀行預金には、利息が付いてお金を増やすことができるが、ほか にも、お金を増やすための商品(金融商品)がある。いろいろな金融商品の中 から商品を選ぶときには、次のような3つの特性を知っておこう。 7 Lesson ①流動性 すぐにお金に換えてもらえるか ②安全性 運用したお金が減らないか ③収益性 お金が増えるか 8 Lesson ちなみに、この3つを同時に持ち合わせる金融商品は残念ながら「ない」と いっていい。そこで、目的によって、どの特性を重視するかが問題になる。特 10 に③の収益性を重視した商品には、②の安全性は期待できないことが多いので 注意しよう。 9 Lesson 10 5 例えば、毎日の生活に必要なお金は、いつでも引き出せるようにしておかな いと困るので、①の流動性の高い商品を選ぶ必要がある。いつでも使えるため ①口座振替 事前に申し込みをして、銀行・ 郵便局の預金口座から自動引き 落としを行ってもらうこと。 52 ● 10代から学ぶ パーソナルファイナンス には手元においておくのがいいかもしれないが、少しでも利息を付けたい場合、 また、毎月の公共料金(ガス・電気・電話)や学費の支払いを口座振替①で行 15 Lesson 5 Lesson お金を貯める・増やす っているのであれば、ゆうちょ銀行の通常貯金や銀行の普通預金などを利用す ると実際にはとても便利だ。 1 Lesson 大学の学費のように、1年後に使い道が決まっているお金はどうだろうか? 1年後にお金が減っていたら困るので、②の安全性の高い商品を選んでおく方 5 が安心だ。それ以外のお金は③の収益性の高い商品を選んでもいいだろう。 2 Lesson 金融商品の種類 金融商品の代表的なものには、預貯金のほかに株式、債券、投資信託などが ある。これらの商品の簡単な仕組みや特性を見てみよう。 3 Lesson <株式> 10 例えば、携帯電話で有名な「NTTドコモ」という会社がある。この会社の 携帯を持っている人もいるだろう。NTTドコモは株式会社だ。「株式」とい 4 Lesson うのは「会社を応援するサポーターの会員証」みたいなものと考えればいい。 この会員証(株式)を手に入れるには、それなりのお金が必要だ。 つまり、「株式に投資する」というのは、ある株式会社のサポーターになり、 15 その応援の証として自分のお金を提供するということにほかならない。会社は 5 Lesson そのお金を元手(資本)にして事業を展開する。事業が順調に運んでその会社 がもうかったら、会員証の持分に応じて利益の一部がお金の形で分配される。 これを「配当金」と呼ぶ。 6 20 Lesson 一方、この株式は、専用の市場(株式市場)で自由に売ったり買ったりする ことができる。利益を出していたり人気のある会社の株式の値段(株価)が高 くなり、人気が落ちると安くなるのはわかるだろう。株式市場では毎日、いろ いろな会社の人気投票みたいなことが繰り返されている。当然、株価は動き続 7 Lesson けるから、安いときに買って高いときに売れば、最初に出したお金は増える。 株価の値上がりによって利益を得られるわけだ。 25 この「値上がり益」と先の「配当金」とが「株式投資でお金を増やす」こと の基本的な仕組みなのだ。 8 Lesson <債券> 「債券」とは会社や国(都道府県や一部の市も)が、多くの人からお金を借 りる代わりに発行する「借用証書」のことだ。借金なので、返済日が決まって Lesson 30 9 いる。 「返済日」まで持たずに途中で売却することもできるが、売る時の価格 は変動する。国が発行する債券は「国債」といわれ、会社が発行する債券は「社 債」といわれる。「債券」を発行する会社の中には、倒産してしまう会社も時 10 には出る。会社が倒産すると、「債券」に記載された金額は戻ってこないから、 53 Lesson 「債券」を買うときは、その会社が倒産しないか信用力をチェックしないとい けない。そのために「AA」 「BBB」などという「債券」の成績表のような「格 1 Lesson 付け」というものがある。 ●図2 株式と債券の仕組み 企業 2 Lesson 株式 3 Lesson 個人 出資 貸出す 株… (株主総会) 経営に参加 利益を配当金としてもらう 個人 債券…借用証書 利息をもらう <投資信託> 4 Lesson 「投資信託」は、多くの人から集められたお金を一つにまとめ、運用の専門 5 家(ファンドマネージャー)が日本や外国の株式や債券、不動産などで運用し てくれる商品だ。購入した人には運用の成果が分配される。運用を専門家に任 せられるので、株式や債券を買ってみたいけれど具体的にどんなものを買って 5 Lesson 6 債券 いいか分らないというような人には向いている。投資信託は、銀行・郵便局・ 証券会社などで1万円程度から購入できる。また、個人で購入するのは難しい 10 外国の株式や債券や不動産に投資できるというメリットもある。 Lesson ●図3 投資信託の仕組み 外国株式 投資信託会社 株 式 7 Lesson 運用 債 券 外国債券 8 Lesson 購入 不特定多数の人から集めた資金を 運用のプロが株式や債券に運用 不動産 以上見てきたように、それぞれの商品によって、どのような特性を持つかが 異なる。例えば株式は、収益性があるが、安全性には欠ける。債券は、返済日 9 Lesson まで所有していれば債券に記載の金額が得られるが、収益性には乏しい。投資 信託は、いつでも自由に購入・換金できるものが多いが、一般的に株式ほど収 益性は高くない、など。大切なのは、自分の状況や資金の目的に合った商品を 10 選択することだ。 54 ● 10代から学ぶ パーソナルファイナンス 15 Lesson 5 Lesson お金を貯める・増やす 4. お金の運用とリスク、リターン 1 Lesson リスクとリターン さて、お金を貯めたり増やしたりすること(まとめて「お金の運用」という) に関して、貯蓄や投資の話をしてきたけれど、ここで「運用のリスク、リター 5 2 Lesson ン」ということについて学んでおきたい。 「お金を大きく増やしたい」と思って「収益性」の高い商品を選ぶときに忘 れてはいけないものに「リスク」がある。 「リスク」という言葉には「危険」 とか「冒険」といった意味があるが、お金を運用する上での「リスク」という 3 10 Lesson のは「結果がわからない不確実な状態」のことをいう。そしてその結果のこと を「リターン」と呼んでいる。 例えば、預金で金利が1%であれば1年後には必ず1%の利息が付く。このこ とは「確実」なことである。しかし、前年、20%上昇した株価が今年も同じよ 4 Lesson うに20%上昇するとは限らない。5%上昇するかもしれないし、逆に20%下落 してしまうかもしれない。株式投資は、金利1%の預金に比べると明らかに不 15 確実だから、 「リスクが大きい」し、 「リターン(の幅)も大きい」。逆に預金 はリスクがなく、リターンも小さい。このことから、リスクが大きければリタ 5 Lesson ーンも大きく(ハイリスク・ハイリターン)、リスクが小さければリターンも 小さい(ローリスク・ローリターン)ということになる。 リスクが低くてリターンが高いという「おいしい話」は世の中にはないと思 20 6 Lesson っておいたほうがいい。 金融商品はそれぞれに違ったリスクを抱えている。大事なことは、金融商品 を選択するときに、選択したいと思っている商品の持っている「リスク」と「リ ターン」をきちんと理解することだ。 7 Lesson ●図4 リスクとリターンの関係 債券 株式 Lesson リターン 投資信託 預金 8 リターンの変動幅 + 9 Lesson ー 小 リスク 大 10 ※上記図表は金融商品の特徴を分かりやすく説明するためのもので、正確に表したものではありません。 55 Lesson リスクを小さくするには 「一つのカゴにすべての卵を盛るな」ということわざがある。一つのカゴに 1 Lesson 卵を入れておくと、カゴを落としたときにすべての卵を割ってしまうことがあ るということだ。実際にお金を運用するとき、「卵」をお金、「カゴ」を金融商 品と考えればわかりやすいだろう。つまり、なるべく特性が違った金融商品に 2 5 Lesson お金を分散して運用せよということである。 この「分散」という方法で、「リスク」を抑えることが可能になる。 分散しておいて よかった 3 Lesson 4 Lesson 全部割れちゃった 5 Lesson 5. 将来のお金の運用のために 6 Lesson 君たちの中にも、将来、仕事に就いて収入を得るようになると、運用によっ て資産を増やしたいと考える人も多くなってくるだろう。そのときに大事なの 10 は、自分の人生の計画(ライフプラン)にそった運用の計画を立てることだ。 「目 的は何か?」「目標額は?」「いつまでに?」などを明確にしながら、それにあ 7 Lesson った金融商品を選択するのである。 また、覚えておいてほしいのは運用におけるリスクとの付き合い方だ。例え ば、運用で100万円の損失を出したとしよう。この金額を失うことで生活に困 15 る人もいれば、収入や資産がたくさんある人はこれくらいの損失ならたいした 8 Lesson 事ではないと思うかもしれない。つまり、付き合える「リスク」の大きさは、 その人の収入や資産、そして運用の能力などによって違ってくる。無理をせず、 自分に見合った「リスク」と上手に付き合っていくことだ。 金融商品は今後ますます多様化していくものと考えられる。たくさんの金融 9 Lesson 商品の中から、自分にあった商品を選択することはそれほど簡単なことではな い。運用は、学校の勉強に似ている。まずは、基本的な知識を身に付けること が必要だ。基本的な知識をもとにいろいろな情報を入手し、その中から自分の 10 状況にあった金融商品を選択できるような判断能力を身につけよう。 56 ● 10代から学ぶ パーソナルファイナンス 20 Lesson が 機関 融 金 たら し 倒産 5 Lesson お金を貯める・増やす 1 Lesson COLUMN 金融機関が倒産したら 2 Lesson 預金していた銀行が倒産したら預金はどうなるのだろう か?預金以外の金融商品は?私たちが暮らしの中でさまざ まな危険に備えておくのと同じように、金融機関も万一の 3 Lesson 場合に備えて次のような公的な制度や機関に加入している。 4 (ペイオフ) 生命保険契約者 保護機構 日本国内に本店のある銀行、信 外貨預金等は対象外。 ペイオフとは、銀行などが破た んした場合、預金者一人当たり 一つの銀行ごとに合算され、元 本1,000万円とその利息を上限 に払い戻しを保証すること(無 利息などの一定の条件を満たす 決済用預金は全額)。 日本にある証券会社(外国証券 証券会社が破たんした場合、投 会社の日本支店も含む)に預け 資家一人当たり最高1,000万円 たお金。 まで補償。 託 銀 行、信 用 金 庫、信 用 組 合 な どに預けた預金等。 外国の銀行は対象外。 生命保険など 5 6 Lesson 投資者保護基金 主な保護の内容 Lesson 預金保険機構 主な保護の対象 Lesson 機 構 特別な契約を除き、破たん時点 7 の責任準備金等の90%まで補償。 Lesson 自 動 車 保 険、火 災 保 険 の 場 合、 損害保険契約者 保護機構 自動車保険、火災保険など 破たん後3ヵ月間は保険金を全 額支払(3ヵ月経過後は80%ま で補償)。 8 Lesson 9 Lesson 10 57 Lesson Lesson 1 お金を貯める・増やす 資料●金利一覧表の見方 Lesson ●金利一覧表の見方 ためるなら (3月4日、年、%、※は利回り、税引き前) 〔予定金利。 金融情勢で変更あり〕 2 Lesson 3 いつでも出し入れができる 預金のこと Lesson お金を預けたときの利率が 一定の期日(満期)まで適 用される 経済情勢などによって一定 期間ごとに利率が変わるも のを変動金利という 貯蓄預金 普通預金 1年単位の利率(年利)が 記載されている 10万─100万円 0.020 100万─300万円 0.020 300万─1000万円 0.020 0.020 固定金利 〈スーパー定期〉 1カ月 0.025 3カ月 0.025 6カ月 0.025 1 年 0.025 2 年 0.030 3 年 ※0.029 複利商品なので、利回りが 記載されている (※印は利回り) Lesson 流動性貯金 原則的に、決められた一定 期間、お金の出し入れがで きない貯金 貯蓄貯金 10万円以上 通常貯金 定期性貯金 Lesson 定額貯金 定期貯金 0.035 0.03 6カ月 0.035 1 年 ※0.035 3 年 ※0.040 6カ月 0.035 1 年 0.035 (注) 預貯金の利子の税率は20%。 預金商品は 三菱東京UFJ銀行。 6 Lesson 7 流動性預金 【ゆうちょ銀行の商品】 4 5 5 (出所)日本経済新聞 平成25年3月3日付 利率と利回りの違い 利 率:1年間預けたお金に対して支払われる利息の割合を%で示したもの。 利回り:一定期間で支払われる利息がいくらになるのかを計算し、1年当たりでは預けたお金に対してどれ だけの割合になるのかを%で示したもの。 Lesson 8 Lesson 9 Lesson 10 58 ● 10代から学ぶ パーソナルファイナンス
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