参考 介護保険法(平成9年法律第123号) (勧告、命令等) 第76条の2 都道府県知事は、指定居宅サービス事業者が、次の各号に掲げる場合に該当すると 認めるときは、当該指定居宅サービス事業者に対し、期限を定めて、それぞれ当該各号に定める 措置をとるべきことを勧告することができる。 一~二(-略-) 三 第七十四条第二項に規定する指定居宅サービスの事業の設備及び運営に関する基準に従って 適正な指定居宅サービスの事業の運営をしていない場合 当該指定居宅サービスの事業の設備及 び運営に関する基準に従って適正な指定居宅サービスの事業の運営をすること。 四 (-略-) 2 都道府県知事は、前項の規定による勧告をした場合において、その勧告を受けた指定居宅サー ビス事業者が同項の期限内にこれに従わなかったときは、その旨を公表することができる。 3 都道府県知事は、第一項の規定による勧告を受けた指定居宅サービス事業者が、正当な理由が なくてその勧告に係る措置をとらなかったときは、当該指定居宅サービス事業者に対し、期限を 定めて、その勧告に係る措置をとるべきことを命ずることができる。 4~5(-略-) (勧告、命令等) 第83条の2 都道府県知事は、指定居宅介護支援事業者が、次の各号に掲げる場合に該当すると 認めるときは、当該指定居宅介護支援事業者に対し、期限を定めて、それぞれ当該各号に定める 措置をとるべきことを勧告することができる。 一 (-略-) 二 第八十一条第二項に規定する指定居宅介護支援の事業の運営に関する基準に従って適正な指 定居宅介護支援の事業の運営をしていない場合 当該指定居宅介護支援の事業の運営に関する基 準に従って適正な指定居宅介護支援の事業の運営をすること。 三 (-略-) 2 都道府県知事は、前項の規定による勧告をした場合において、その勧告を受けた指定居宅介護 支援事業者が同項の期限内にこれに従わなかったときは、その旨を公表することができる。 3 都道府県知事は、第一項の規定による勧告を受けた指定居宅介護支援事業者が、正当な理由が なくてその勧告に係る措置をとらなかったときは、当該指定居宅介護支援事業者に対し、期限を 定めて、その勧告に係る措置をとるべきことを命ずることができる。 4~5(-略-) 東京都指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営の基準に関する条例(平成26年3月31日条例第 52号) (基本方針) 第3条 指定居宅介護支援の事業は、利用者が要介護状態となった場合、可能な限り居宅において、 その有する能力に応じ自立した日常生活を営むことができるように配慮して行うものでなければ ならない。 2~4(-略-) (指定居宅介護支援の事業の基本方針) 第20条 1~3(-略-) 4 介護支援専門員は、居宅サービス計画の作成に当たっては、利用者の日常生活全般を支援す る観点から、介護給付等対象サービス以外の保健医療サービス又は福祉サービス、当該地域の住 民による自発的な活動によるサービス等の利用を居宅サービス計画に含めるよう努めるとともに、 当該利用者について、その有する能力、既に提供を受けている指定居宅サービス等の置かれてい る環境等の評価を通じて現に抱える問題点を明らかにし、当該利用者が自立した日常生活を営む ことができるように支援する上での課題を把握すること。 5~24(-略-) 東京都指定居宅サービス等の事業の人員、設備及び運営の基準に関する条例(平成24年10月11 日条例第111号) (基本方針) 第4条 指定居宅サービスに該当する訪問介護(以下「指定訪問介護」という。)の事業は、利用者 が要介護状態となった場合、可能な限り居宅において、その有する能力に応じ自立した日常生活 を営むことができるよう、入浴、排せつ、食事の介護その他の生活全般にわたる援助を行うもの でなければならない。 (指定訪問介護の具体的取扱方針) 第27条 指定訪問介護の具体的な取扱いは、第四条に規定する基本方針及び前条に規定する基本 取扱方針に基づき、次に掲げるところによらなければならない。 一 次条第一項に規定する訪問介護計画に基づき、利用者が日常生活を営むのに必要な援助を行う とともに、利用者又はその家族に対し、指定訪問介護の提供方法等について説明を行うこと。 二 介護技術の進歩に対応し、適切な介護技術をもって指定訪問介護の提供を行うこと。 三 常に利用者の心身の状況、置かれている環境等の的確な把握に努め、利用者又はその家族に対 し、適切な相談及び助言を行うこと。 (訪問介護計画の作成) 第28条 サービス提供責任者は、利用者の日常生活全般の状況及び希望を踏まえて、指定訪問介 護の目標、当該目標を達成するための具体的な指定訪問介護の内容等を記載した訪問介護計画(以 下この条において「訪問介護計画」という。)を作成しなければならない。この場合において、既 に居宅サービス計画が作成されているときは、当該居宅サービス計画の内容に沿って作成しなけ ればならない。 2~4(-略-) 身体拘束ゼロへの手引き(平成13年3月;厚生労働省「身体拘束ゼロ作戦推進会議」 ) 身体拘束が認められる場合については、「身体拘束ゼロへの手引き」 (平成13年3月;厚生労 働省「身体拘束ゼロ作戦推進会議」 )には下記のように記載されている。 「当該利用者又は他の利用者等の生命又は身体を保護するため緊急やむを得ない場合」には身体 拘束が認められているが、これは「切迫性」 「非代替性」 「一時性」の三つの要件を満たし、かつ、 それらの要件の確認等の手続きが極めて慎重に実施されているケースに限られる。 「切迫性」 利用者本人または他の利用者等の生命または身体が危険にさらされる可能性が著し く高いこと 「非代替性」身体拘束その他の行動制限を行う以外に代替する介護方法がないこと 「一時性」 身体拘束その他の行動制限が一時的なものであること 緊急やむを得ず身体拘束を行う場合についても、 「緊急やむを得ない場合」に該当するかどうか を常に観察、再検討し、要件に該当しなくなった場合には直ちに解除すること。この場合には、 実際に身体拘束を一時的に解除して状態を観察するなどの対応をとることが重要である。 緊急やむを得ず身体拘束等を行う場合には、その態様及び時間、その際の利用者の心身の状況、 緊急やむを得なかった理由を記載しなければならない。
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