中区まちづくりカフェ運営業務仕様書

中区まちづくりカフェ運営業務仕様書
1.業 務 名
中区まちづくりカフェ運営業務
2.履行場所
堺市中区内
3.履行期間
平成27年4月1日から平成28年3月31日まで
4.業務概要
本業務は、中区まちづくりビジョン(以下、
「ビジョン」という。
)の実現のために、公民協働のまちづく
り推進体制の一つとして、まちづくりに関心のある幅広い市民が気軽に集い、交流し、連携を生み出す場で
ある「まちづくりカフェ(事業名称は「ラウンドカフェ」
)
」
(以下、
「ラウンドカフェ」という。
)の運営支援
を行うものである。
5.本業務の基本的な考え方
(1)ビジョンの考え方を基本とする。
(2)これまで中区で行われてきた様々なまちづくり活動を踏まえ、多様な市民が集い、交流するカフェの定
着をめざす。
(3)まちづくりへの市民の積極的参加により、公民協働を促進する。
6.事業の趣旨・目的
本業務は、平成 26 年度より実施している「ラウンドカフェ」の運営支援を行うものである。
「ラウンドカ
フェ」とは、中区に関わるさまざまな人が集い、楽しく語り合い、交流する場である。毎日の生活で感じて
いることや興味があること、地域で取り組んでいる活動などについて、参加者同士で意見交換してアイデア
を生み出し、そこで知り合った仲間と新たな活動につなげる出会いと交流の場である。
近年、社会情勢の変化、市民ニーズや価値観の多様化に伴い、行政の役割も変わりつつある。従来のよう
な行政主導型のまちづくりではなく、市民・企業等の多様な主体がまちづくりに参加することが求められて
いる。
また、限られた行政資源(財源・人員等)のもとでまちづくりを進めるためには、地域の連携が不可欠で
あり、市民が協力して主体的に地域課題を解決する機運を高めていく必要がある。
一方、市民だけでは進めていくことが困難な取り組みや地域だけでは解決し難い課題については、行政が
一定の支援を行う等、市民と行政が協働してまちづくりに取り組むことが必要と考える。
本業務は、
「ラウンドカフェ」での出会いと交流をきっかけに、市民が積極的に地域活動等に取り組むこと
で、公民協働のまちづくりや地域課題の解決につながることをめざすものである。
7. 業務内容
(1) ラウンドカフェの運営支援を行う。
イ.幅広い市民の自由な交流や活動情報の受発信の場として、多様なテーマで開催するラウンドカフェ
の運営支援を行う。
ロ.ラウンドカフェは月 1 回程度(1回につき3時間程度、土日含む)開催する。
ハ.実施場所は、主に中区役所とし、会場の手配は発注者が行う。
二.ラウンドカフェ開催時の資料の作成を行い、データを発注者へ提供する。
ホ.企画及び運営にかかる一切の経費は委託料に含む。
へ.その他、ラウンドカフェ開催にあたり必要な業務の支援を行う。
(2) カフェ企画会議の運営支援を行う。
イ.ラウンドカフェの開催テーマや運営方法等を検討するために、月1回程度(1回につき3時間程度)
開催する企画会議の運営支援を行う。
ロ.事業趣旨に基づいたラウンドカフェの運営ができているかの現状分析・課題抽出を行い、その課題
解決・業務改善等に関して報告する。
ハ.その他、カフェ企画会議の運営にあたり必要な業務の支援を行う。
(3) 同種業務における先進事例等必要に応じた情報収集・提供を行う。
(4) ラウンドカフェを広く周知するための広報業務の支援を行う。
イ.ラウンドカフェの広報チラシを作成する。
ロ.中区ホームページ上にあるラウンドカフェ関連のコンテンツ作成にかかる支援を行う。
ハ.その他ラウンドカフェを広く周知するための広報業務についての支援を行う。
(5) 幅広い市民の意見を取り入れるための広聴業務の支援を行う。
イ.ラウンドカフェ開催時に毎回アンケートを作成し、参加者のニーズを把握・分析して報告する。
ロ.その他、アンケートの収集以外にもラウンドカフェに関する市民のニーズを把握するための手法に
ついて提案を行う。
(6) ラウンドカフェから主体的な取り組みを行う自主活動グループを育成する。
イ. 参加者同士のつながりや連携を促進させるための仕掛けや仕組み作りを行う。
ロ. ラウンドカフェから生まれた市民活動や取り組みのスタートアップの支援を行う。
ハ. ラウンドカフェから生まれた自主活動グループの活動状況を把握・分析する。
(7) 区役所とラウンドカフェ参加者が協働で取り組む事業に対する支援を行う。
(8)上記各号に係る業務について、報告書を提出する。
イ. 本業務の進捗状況について、毎月報告書を提出する。
ロ. 年度末には、年間の業務報告書を提出する。
※報告書の体裁・様式・記載事項等については、受注者は発注者と協議して定める。
(9)その他ラウンドカフェの運営にあたり必要な業務を行う。
8. 成果物品及び著作権について
本業務に係る成果物品については、その著作権を含め、すべて発注者に帰属するものとする。また、受注者
は成果物品を許可なく他に利用、公表または貸与してはならない。
受注者は、本業務にあたっては第三者の権利を侵害しないように十分留意し、やむを得ず第三者が有する著
作権の映像、意匠、ソフト等を使用するときは、あらかじめ発注者と協議のうえ、著作権法上に定められた手
続きを行うこととする。もし、これらの手続きを得ずに問題が生じても、発注者は一切の責任を負わない。
9. 業務の完了
本委託業務は発注者の検査をもって完了とする。その際、訂正等指摘事項あれば受注者は速やかに訂正する
ものとする。また、受注者は業務の完了後であっても、受注者の瑕疵が明白であると発注者が判断した事項に
ついては、速やかに訂正するものとする。
10.留意事項
(1) 業務の改善
受注者は、本市から業務改善を指摘された場合は、協議のうえ、受注者は速やかに対処しなければなら
ない。また、その経過および改善対策方法の報告書を作成し、指定された期日までに提出しなければなら
ない。
(2)秘密の保持
受注者は、発注者から提供を受けた個人情報を含む一切の情報を第三者に漏らしてはならない。
(3)諸事故の処理
本業務において生じた事故及び第三者に与えた損害は、すべて受注者の責任により解決するものとする。
11.入札参加除外者を再委託先等とすることの禁止
(1)受注者は、堺市契約関係暴力団排除措置要綱に基づく入札参加除外を受けた者又は同要綱別表に掲げる
措置要件に該当する者を、再委託先並びに受注者及び再委託先の資材、原材料の購入契約その他の契約の
相手方(以下「再委託先等」という。
)としてはならない。
(2)これらの事実が確認された場合、本市は受注者に対し、当該再委託先等との再委託契約等の解除を求め
ることができる。
12.再委託契約等の締結について
受注者は、再委託先等との再委託契約等の締結にあたっては、再委託契約締結時には本市の契約約款に準じた
暴力団排除条項を加えることとする。
13.誓約書の提出について
(1)受注者は、堺市暴力団排除条例第8条第2項に規定する暴力団員又は暴力団密接関係者でない旨の誓約
書を提出しなければならない。ただし契約金額(税込)が500万円未満の場合はこの限りでない。
(2)受注者は、契約金額(税込)が500万円以上となる再委託先等がある場合には、これらの者から堺市
暴力団排除条例第8条第2項に規定する暴力団員又は暴力団密接関係者でない旨の誓約書を徴収して、本
市へ提出しなければならない。
(3)受注者及び再委託先等が当該誓約書を提出しない場合は、入札参加停止を行うものとする。
14.不当介入に対する措置
(1)受注者は、この契約の履行にあたり、暴力団員又は暴力団密接関係者から、暴力団を利することとなる
ような社会通念上不当な要求又は契約の適正な履行を妨げる行為(以下「不当介入」という。
)を受けたと
きは、直ちに本市に報告するとともに、警察に届け出なければならない。
(2)受注者は、再委託先等が暴力団員又は暴力団密接関係者から不当介入を受けたときは、直ちに本市に報
告するとともに、当該再委託先等に対して、警察に届け出るよう指導しなければならない。
(3)本市は、受注者が本市に対し、
(1)及び(2)に定める報告をしなかったときは、堺市暴力団排除条例
に基づく公表及び入札参加停止を行うことができる。
(4)本市は、受注者又は再委託先等が不当介入を受けたことによりこの契約の履行について遅延等が発生す
るおそれがあると認めるときは、受注者が(1)に定める報告及び届け出又は(2)に定める報告及び指
導を行った場合に限り、必要に応じて履行期間の延長等の措置をとるものとする。
15.その他
(1)本業務履行に際し、疑義がある場合はあらかじめ発注者の指示を受けること。
(2)本仕様書に明示されていない事項は、発注者の指示に従って行うこと。
(3)本業務に付随して当然必要と認められるものについては、受注者の責務において完了すること。
(4)受注者は発注者と連絡を密にし、作業上必要な資料及び発注者の指示する書類は遅滞なく作成し、報告、
提案及び協議を行い、発注者の承認を得て業務を遂行しなければならない。
(5)受注者は、この契約に関し業務上知り得た事項を漏らしてはならない。