ごみの中には「宝物(資源)」がいっぱい ごみを減らすために・・・

ごみを減らすために・・・
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青森市はごみの量が多く、その処理のために多額の費用が使われていますが、これを反対に読み替
えると、ごみの量を減らせば処理費用も抑えられることになります。
では、どのようにすれば、ごみを減らすことができるのでしょうか。まずは、私たちの家庭から出
る「ごみの種類」を見てみましょう。
●どんな「ごみ」が多いのか?
粗大ごみ
0.3%
資源ごみ
7.1%
燃えないごみ
8.6%
その他
5.2%
燃えるごみ
78.8%
左の円グラフを見て分かるとおり、ごみの種類で
一番多いのが「燃えるごみ」で、約8割を占めてい
ます。これは、市民の皆さんがご家庭から出す「燃
えるごみ」の量を少なくすることができれば、それ
が「ごみの減量」に直接つながることを意味してい
ます。
市内東部にある相馬町町会では、家庭から出る
「燃えるごみの減量」に挑戦した結果、見事ごみダ
イエットに成功しています(11ページを参照)。
さあ、皆さんも「ごみダイエット」に挑戦してみ
ましょう。
【家庭から出されるごみの内訳(H20 )】
%
全国
青森県
青森市
25.0
●「リサイクル率20%」を目指そう!!
右のグラフは、ごみとして出された物のうち資 20.0
源としてリサイクルされた物の割合である「リサ
15.0
イクル率」の推移を示すグラフです。
グラフを見て分かるとおり、青森市は9.8%と大
変低く、まだまだリサイクルが進んでいないこと 10.0
が一目瞭然です。
5.0
全国平均並みの20%に向けて、一人一人が「ご
みとしないで資源とする」リサイクルの取り組み
0.0
を実践していくことが必要ではないでしょうか。
全国平均
14.3
7.6
15.0
15.9
16.8
17.6
19.0
19.6
11.1
11.3
11.8
12.3
7.9
8.3
8.8
9.0
20.3
13.0
青森県(H19)
全国45/47位
9.2
8.9
7.5
9.5
9.8
青森市(H19)
6.1
県内35/40位
3.0
H12年度
H13年度
H14年度
H15年度
H16年度
H17年度
H18年度
H19年度
H20年度
▲
分別収集開始(青森地区)
ごみの中には「宝物(資源)」がいっぱい
リサイクルできる紙類が・・・。もったいない!!
燃えるごみでなく、きちんと分別して
集団回収に出せばリサイクルできるのに!!
金属類 1.1%
硝子・せともの類
0.3%
その他 1.5%
わら・木・草類 7.2%
厨芥類 11.5%
布・繊維類
8.6%
紙類 49.1%
ビニール・プラスチック類
20.7%
【燃えるごみの組成分析(H20 梨の木清掃工場)】
左の円グラフは、梨の木清掃工
場に運ばれた「燃えるごみ」の中
身を調べた結果です。
ごみに一番多く含まれるのは紙
類で約49%もあり、その中にはき
ちんと分別をするとリサイクルで
きる新聞紙や雑誌、そしてダン
ボール等の「資源物(宝物)」が
含まれていることが分かっていま
す。
「紙(かみ)」の「か」の字を
「ご」に置き換えると、「ごみ」
になります。「かみ」を「ごみ」
としないためにも、リサイクルし
ましょう。