労働者業派遣業務基本契約書 契 約 番 号 大東住総契第 号 業 務 名 称 大阪市東住吉区役所における窓口案内員業務従事者派遣業務 百万 契約金額(当初年度) 千 円 (平成27年4月1日∼平成28年3月31日分) う ち 取 引 に 係 る 消 費 税 及 び 地 方 消 費 税 の 額 百万 予 定 総 千 額 円 千 月 う ち 取 引 に 係 る 消 費 税 及 び 地 方 消 費 税 の 額 額 料 円 金 う ち 取 引 に 係 る消 費税 及び地方消費税の額 履 行 期 間 平成27年4月1日∼平成30年3月31日まで 履 行 場 所 大阪市東住吉区役所 保 証 事 項 正面玄関付近総合案内窓口 ○ 契約保証金 円 ○ 有価証券等 ○ 履行保証保険 ○ 契約保証 免除 そ の 他 上記業務について、派遣先と派遣元とは上記事項および別紙記載の各条項により、労働者派遣 契約を締結するものとし、この契約を証するため本書2通を作成し、当事者がそれぞれ記名押印 のうえ、各自1通を保有する。 平成 派 遣 先 大 契 派 遣 元 阪 約 担 当 年 月 市 大阪市東住吉区東田辺1丁目13番4号 者 大阪市東住吉区長 日 印 住所又は事務所所在地 商 号 又 は 名 称 氏名又は代表者名 印 第1章 総 則 (目的) 第1条 本契約は受託者(以下「受注者」という。)が、「労働者派遣事業の適正な運営の 確保及び派遣労働者の保護等に関する法律」(以下「労働者派遣法」という。)及び本契 約に基づき、受注者の雇用する労働者(以下「派遣労働者」という。)を発注者(以下「発 注者」という。 )に派遣し、発注者が派遣労働者を指揮命令して業務に従事させることを 目的とする。 (総則) 第2条 発注者及び受注者は、労働者派遣を行い若しくは労働者派遣を受け入れるに当た り、それぞれ労働者派遣法その他関係諸法令並びに派遣先が講ずべき措置に関する指針 (以下「派遣先指針」という。)及び派遣元事業主が講ずべき措置に関する指針(以下「派 遣元指針」という。 )を遵守する。 2 本契約は、特に定めのない限り、本契約有効期間中のすべての労働者派遣に係る第4 条第1項の個別契約に適用する。 3 受注者は、別紙「仕様書」に基づき、履行期間内において派遣業務を遂行するものと する。 (指示等及び協議の書面主義) 第3条 この契約書に定める指示、請求、通知、報告、申出、承諾、質問、回答及び解除 (以下「指示等」という。 )は、書面により行わなければならない。 2 前項の規定にかかわらず、緊急やむを得ない事情がある場合には、発注者及び受注者 は、前項に規定する指示等を口頭で行うことができる。この場合において、発注者及び 受注者は、既に行った指示等を書面に記載し、7日以内にこれを相手方に交付するもの とする。 3 発注者及び受注者は、この契約書の他の条項の規定に基づき協議を行うときは、当該 協議の内容を書面に記録するものとする。 (個別契約) 第4条 発注者及び受注者は、受注者が発注者に労働者派遣を行う都度、労働者派遣法及 び同法施行規則等の定めに基づき、派遣労働者の従事する業務内容、就業場所、就業期 間、その他労働者派遣に必要な細目について労働者派遣法第26条第1項に規定する労 働者派遣契約(以下「個別契約」という。)を締結する。 2 受注者は、前項の個別契約に基づく派遣就業の目的達成に適する労働者の派遣を行い、 発注者に対し当該派遣労働者の氏名、性別、その他労働者派遣法及び同法施行規則等に 定める事項を通知しなければならない。 (派遣先の雇用の禁止) 第5条 発注者は、個別契約期間中は受注者の派遣労働者を雇用してはならない。 (派遣労働者の特定を目的とする行為の制限) 第6条 発注者は、個別契約を締結するに際し、派遣労働者を特定することを目的とする 行為(受け入れる派遣労働者を選別するために行う事前面接、履歴書の送付要請、若年 者への限定、性別の限定、派遣労働者の指名等)をしないよう努めなければならない。 また、受注者は、これらの行為に協力してはならない。なお、派遣労働者又は派遣労働 者となろうとするものが、派遣就業を行う派遣先として、適当であるかどうかを確認す る等のため自らの判断の下に派遣就業開始前の事業所訪問若しくは履歴書の送付又は派 遣期間中の派遣終了後の直接雇用を目的とした履歴書の送付を行うことは、この限りで はない。 (派遣料金) 第7条 発注者は、受注者に対し、労働者派遣に対する対価として本契約冒頭に記載の契 約金額(以下「派遣料金」という) (消費税含む)を支払う。 2 割増し派遣料金、派遣料金の支払方法等については別途定める。 3 個別契約の期間中でも業務内容の著しい変更等により、派遣料金改定の必要が生じた 場合には、発注者受注者協議の上、派遣料金の改定をすることができる。 4 発注者の責に帰すべき事由により、派遣労働者の業務遂行が不可能となった場合には、 受注者は債務不履行の責を負わず発注者に派遣料金を請求することができる。 (派遣料金の支払) 第8条 受注者は、毎月末に発注者の指定する職員による派遣労働者勤務の確認を受け、 当該月分の派遣料金を翌月に発注者へ請求するものとする。 2 発注者は、前項による支払請求があったときは、その日から 30 日以内に支払わなけれ ばならない。 3 発注者の責に帰する事由により、派遣料金の支払が遅れた場合には、受注者は、発注 者に対して「政府契約の支払遅延防止等に関する法律」の規定に基づく遅延利息の支払 を請求することができる。 (一括再委託等の禁止) 第9条 受注者は、業務等の全部を一括して、又は仕様書等において指定した主たる部分 を第三者に委任し、又は請け負わせてはならない。 2 受注者は、前項の主たる部分のほか、発注者が仕様書等において指定した部分を第三 者に委任し、又は請け負わせてはならない。 3 受注者は、業務等の一部を第三者に委任し、又は請け負わせようとするときは、あら かじめ、書面により発注者の承諾を得なければならない。ただし、発注者が仕様書等に おいて指定した軽微な部分を委任し、又は請け負わせようとするときは、この限りでな い。 4 発注者は、受注者に対して、業務等の一部を委任し、又は請け負わせた者の商号又は 名称その他必要な事項の通知を請求することができる。 5 受注者は、第3項により第三者に委任し、又は請け負わせた場合、発注者に対し、そ の第三者の委任又は請け負いに基づく行為全般について責任を負うものとする。 (権利義務の譲渡等の禁止) 第10条 受注者は、この契約により生ずる権利又は義務を第三者に譲渡し、承継させ、 又はその権利を担保に供することができない。ただし、あらかじめ発注者の承諾を得た 場合は、この限りでない。 2 受注者は、業務を行う上で得られた記録等を第三者に譲渡し、貸与し、又は質権その 他の担保の目的に供してはならない。ただし、あらかじめ、発注者の承諾を得た場合は、 この限りでない。 (秘密の保持) 第11条 2 受注者は、この契約の履行に関して知り得た秘密を漏らしてはならない。 受注者は、発注者の承諾なく、業務を行う上で得られた仕様書等(業務を行う上で得 られた記録等を含む。)を他人に閲覧させ、複写させ、又は譲渡してはならない。 第2章 業務の処理 (派遣先責任者) 第12条 発注者は、労働者派遣法及び同法施行規則の定めに基づき、自己の雇用する労 働者の中から、事業所その他派遣就業の場所ごとに所定人数の派遣先責任者を選任する ものとする。 2 派遣先責任者は、派遣労働者を指揮命令する者に対して、個別契約に定める事項を遵 守させるほか、適正な派遣就業の確保のための措置を講じなければならない。 (派遣元責任者) 第13条 受注者は、労働者派遣法及び同法施行規則の定めに基づき、自己の雇用する労 働者の中から、事業所ごとに所定人数の派遣元責任者を選任するものとする。 2 派遣元責任者は、派遣労働者の適正な就業確保のための措置を講じなければならない。 (指揮命令者) 第14条 発注者は、派遣労働者を自ら指揮命令して自己の事業のために使用し、個別契 約に定める就業条件を守って業務に従事させることとし、自己の雇用する労働者の中か ら就業場所ごとに指揮命令者を選任しなければならない。 2 指揮命令者は、業務の処理について、個別契約に定める事項を守って派遣労働者を指 揮命令し、 契約外の業務に従事させることのないよう留意し、派遣労働者が安全、正確 かつ適切に業務を処理できるよう、業務処理の方法、その他必要な事項を派遣労働者に 周知し指導する。 3 指揮命令者は、前項に定めた事項以外でも発注者の職場の秩序維持・規律の保持・機 密事項等の漏洩防止のために必要な事項を派遣労働者に指示することができる。 (苦情処理) 第15条 発注者及び受注者は、派遣労働者からの苦情の申し出を受ける担当者を選任し、 派遣労働者から申し出を受けた苦情の処理方法、発注者受注者間の連絡体制等を定め、 個別契約書に記載する。 2 発注者及び受注者は、派遣労働者から苦情の申し出があった場合には、互いに協力し て迅速な解決に努めなければならない。 3 前項により苦情を処理した場合には、発注者及び受注者は、その結果について必ず派 遣労働者に知らせなければならない。 (適正な就業の確保) 第16条 受注者は、発注者が派遣労働者に対し、個別契約に定める労働を行わせること により、労働基準法等の法令違反が生じないように労働基準法等に定める時間外、休日 労働協定、その他所定の法令上の手続きをとるとともに、適正な就業規則を定め、派遣 労働者に対し、適正な労務管理を行い、発注者の指揮命令等に従って職場の秩序・規律・ 機密事項を守り、適正に業務に従事するよう派遣労働者を教育、指導しなければならな い。 2 発注者は、当該派遣就業が適正かつ円滑に行われるようにするため、セクシャルハラ スメントの防止等の配慮に努める。 3 発注者は、受注者が行う派遣労働者の知識、技術、技能等の教育訓練及び安全衛生教 育並びに派遣労働者の自主的な能力開発について可能な限り協力するよう努めなければ ならない。 4 受注者は、派遣業務を円滑に遂行する上で有用な物品の貸与や教育訓練の実施など派 遣労働者に必要な就業上の措置を講ずるよう努めなければならない。 5 発注者の派遣労働者に対する派遣業務遂行上の指揮命令は、労働者派遣契約に定める 発注者の就業に関する指揮命令者が行うものとし、当該指揮命令者の不在の場合の代行 命令者についても、派遣労働者にあらかじめ明示しておくよう努めるものとする。 (安全衛生等) 第17条 発注者及び受注者は、労働基準法・労働安全衛生法等に定める規定を遵守し、 派遣労働者の労働災害を防止するために必要な措置を講じるなど、派遣労働者の労働基 準・安全衛生の確保に努めるものとする。 (派遣労働者の交替等) 第18条 派遣労働者が就業するに当たり、遵守すべき発注者の業務処理方法、就業規律 等に従わない場合、又は業務処理の能率が著しく低く労働者派遣の目的を達しない場合 には、発注者は受注者にその理由を示し、派遣労働者への指導、改善、派遣労働者の交 替等の適切な措置を要請することができる。 2 受注者は、前項の要請があった場合には、当該派遣労働者への指導、改善、派遣労働 者の交替等適切な措置を講ずるものとする。 3 派遣労働者の傷病その他、やむを得ない理由がある場合には、受注者は発注者に通知 して、派遣労働者を交替させることができる。 (業務上災害等) 第19条 派遣就業にともなう派遣労働者の業務上災害については、受注者が労働基準法 に定める使用者の責任ならびに労働者災害補償保険法に定める事業主の責任を負う。通 勤災害については、受注者の加入する労働者災害補償保険法により派遣労働者は給付を 受ける。 2 発注者は、受注者の行う労災申請手続等について必要な協力をしなければならない。 (事故等の報告義務) 第20条 受注者は、本件業務の遂行中に事故が発生したときは、その事故発生の帰責の 如何に関わらず、速やかに応急措置を加えた後、遅滞なく書面によりその旨を発注者に 報告しなければならない。また、そのままでは今後の事務の円滑な進行を妨げる恐れが あるときは、事務進行に与える影響を最小限にするよう、努めなければならない。 2 前項の事故が、個人情報の漏えい、滅失、き損等の場合には、当該個人情報の内容、 数量、事故発生の場所及び発生状況等を詳細に記載した書面をもって速やかに発注者に 報告し、発注者の指示に従わなければならない。 (金銭、有価証券等の取扱い) 第21条 発注者は受注者の派遣労働者に金銭、有価証券その他貴重品の取扱いをさせな いものとする。ただし、拾得物として金銭、有価証券その他貴重品の届出を受けた場合 には、速やかに東住吉区役所総務課へ報告し、受け渡しを行うこととする。 第3章 個人情報等の保護管理 (個人情報等の保護に関する受注者の責務) 第22条 受注者は、この契約の履行にあたって個人情報及び業務に係るすべてのデータ (以下「個人情報等」という。 )を取り扱う場合は、市民の個人情報保護の重要性に鑑み 大阪市個人情報保護条例(平成7年大阪市条例第11号。以下「保護条例」という。 )の 趣旨を踏まえ、この契約書の各条項を遵守し、その漏えい、滅失、き損等の防止その他 個人情報等の保護に必要な体制の整備及び措置を講じなければならない。 2 受注者は、自己の業務従事者その他関係人について、前項の義務を遵守させるために 必要な措置を講じなければならない。 (個人情報等の管理義務) 第23条 受注者は、発注者から提供された資料等、貸与品等及び契約目的物の作成のた めに受注者の保有する記録媒体(磁気ディスク、磁気テープ、パンチカード、紙等の媒 体。以下「記録媒体等」という。)上に保有するすべての個人情報等の授受・搬送・保管・ 廃棄等について、管理責任者を定めるとともに、台帳等を設け管理状況を記録するなど 適正に管理しなければならない。 2 受注者は、前項の記録媒体等を、施錠できる保管庫又は施錠及び入退室管理の可能な 保管室に格納する等適正に管理しなければならない。 3 受注者は、第1項の記録媒体等について、発注者の指示に従い廃棄・消去又は返却等 を完了した際には、その旨を文書により発注者に報告するなど、適切な対応をとらなけ ればならない。 4 受注者は、定期的に発注者からの要求に応じて、第1項の管理記録を発注者に提出し なければならない。 5 第1項に規定する個人情報等の管理が適切でないと認められる場合、発注者は受注者 に対し、改善を求めるとともに、発注者が受注者の個人情報等の管理状況を適切である と認めるまで委託作業を中止させることができる。 (目的外使用の禁止) 第24条 受注者は、業務を行うための記録媒体等及び記録媒体等上の個人情報等を他の 用途に使用し、又は第三者に提供してはならない。 (外部持出しの禁止) 第25条 受注者は、発注者が指定する場合以外は、記録媒体等及び記録媒体等上の個人 情報等の外部への持出しを禁止する。 (複写複製の禁止) 第26条 受注者は、業務を行うための記録媒体等及び記録媒体等上の個人情報等を複写 又は複製してはならない。ただし、発注者より文書による同意を得た場合はこの限りで ない。 2 前項ただし書に基づき作成された複写複製物の管理については、第23条を準用する。 (個人情報等保護状況の検査の実施) 第27条 発注者は、必要があると認めるときは、受注者の個人情報等の保護状況につい て立入検査を実施することができる。 2 受注者は、発注者の立入検査の実施に協力しなければならない。 3 第1項の立入検査の結果、受注者の個人情報等の保護状況が適切でないと認められる 場合、発注者は受注者に対し、その改善を求めるとともに、受注者が個人情報等を適切 に保護していると認められるまで、作業を中止させることができる。 (機密保持) 第28条 受注者は、個別契約で定める派遣業務の遂行により、知り得た発注者の業務に 関する機密事項を第三者に漏洩しないものとし、派遣労働者にもこれを遵守、徹底させ る。本契約又は個別契約終了後においても同様とする。 (事実の公表) 第29条 発注者は、受注者が保護条例第15条の規定に違反していると認めるときは、 保護条例第16条第1項の規定に基づき、行為の是正その他必要な処置を講ずるべき旨 を勧告することができる。 2 発注者は、受注者が前項に規定する勧告に従わないときは、保護条例第16条第2項 に定める事実の公表を行うために必要な措置をとることができる。 第4章 公正な職務の執行の確保 (執行条例の遵守) 第30条 受注者及び受注者の役職員は、業務の履行に際しては、「職員等の公正な職務の 執行の確保に関する条例」 (平成18年大阪市条例第16号。以下「執行条例」という。) 第5条に規定する責務を果たさなければならない。 (公益通報等の報告) 第31条 受注者は、当該業務について、執行条例第 2 条第 1 項に規定する公益通報を受 けたときは、速やかに、公益通報の内容を発注者(東住吉区役所総務課)へ報告しなけ ればならない。 2 受注者は、公益通報をした者又は公益通報に係る通報対象事実に係る調査に協力した 者から、執行条例第12条第1項に規定する申出を受けたときは、直ちに、当該申出の 内容を発注者(東住吉区役所総務課)へ報告しなければならない。 (調査の協力) 第32条 受注者及び受注者の役職員は、発注者又は大阪市公正職務審査委員会が執行条 例に基づき行う調査に協力しなければならない。 (公益通報に係る情報の取り扱い) 第33条 受注者の役職員又は受注者の役職員であった者は、正当な理由なく公益通報に 係る事務の処理に関して知り得た秘密を漏らしてはならない。 第5章 契約の変更と解除 (業務内容の変更、中止等) 第34条 発注者は、必要がある場合には、派遣業務の内容を変更し、又は派遣業務の一 時中止を指示することができる。この場合において、業務委託又は履行期間を変更する 必要があるときは、発注者受注者協議して書面によりこれを定める。 2 前項の場合において、受注者が損害を受けたときは、発注者はその損害を賠償しなけ ればならない。賠償額は発注者受注者協議して定める。 (発注者の解除権) 第35条 発注者は、受注者が次の各号の一に該当するときは、契約を解除することがで きる。 (1)正当な理由なく契約を履行しないとき又は履行の見込みがないとき。 (2)契約の締結又は履行について不正な行為があったとき。 (3)契約の履行にあたり発注者の指示に従わないとき又は発注者の職務の執行を妨げた とき。 (4)発注者に重大な損害又は危害を及ぼしたとき。 (5)監督官庁から営業許可の取り消し、停止等の処分を受けたとき。 (6)受注者が、執行条例の規定に基づく調査に正当な理由なく協力しないとき又は執行 条例の規定に基づく勧告に正当な理由なく従わないとき。 (7)前各号のほか契約事項に違反したとき。 2 発注者は、受注者が第36条第1項の規定によらないで契約の解除を申し出たときは、 契約を解除することができる。 3 第1項又は前項の規定により契約が解除された場合においては、派遣料金の100分 の5に相当する額を違約金として、発注者の指定する期限までに支払わなければならな い。 (受注者の解除権) 第36条 受注者は、次の各号の一に該当するときは、契約を解除することができる。 (1)第34条の規定により業務内容等を変更したため派遣料金が3分の2以上減少した とき。 (2)第34条の規定による業務の中止期間が履行期間の10分の5(履行期間の10分 の5が6ヶ月を超えるときは、6ヶ月)を超えたとき。ただし、中止が業務の一部の みの場合は、その一部を除いた他の部分の業務が完了した後3ヶ月を経過しても、な おその中止が解除されないとき。 (3)発注者が契約に違反して、その違反によって契約の履行が不可能になったとき。 2 受注者は、前項の規定により契約を解除した場合において、損害があるときは、その 損害の賠償を発注者に請求することができる。 (解除の効果) 第37条 契約が解除された場合には、本契約に規定する発注者及び受注者の義務は消滅 する。ただし、第8条に規定する勤務の確認を受けた部分に係る派遣料金については、 この限りではない。 (解除に伴う措置) 第38条 受注者は、契約が解除された場合において、貸与品等があるときは、当該貸与 品等を発注者に返還しなければならない。この場合において、当該貸与品等が受注者の 故意又は過失により滅失又はき損したときは、代品を納め、若しくは原状に復して返還 し、又は返還に代えてその損害を賠償しなければならない。 2 前項に規定する受注者のとるべき措置の期限、方法等については、契約の解除が第3 5条によるときは発注者が定め、第36条の規定によるときは受注者が発注者に意見を 聴いて定めるものとし、前項後段に規定する受注者のとるべき措置の期限、方法等につ いては、発注者が受注者の意見を聴いて定めるものとする。 (派遣就業期間の中途解除) 第39条 発注者は、自己のやむを得ない事情により個別契約期間が満了する前に契約の 解除を行おうとする場合には、派遣労働者の新たな就業機会の確保を図ることとする。 2 発注者は、前項に定める派遣労働者の新たな就業機会の確保ができない場合には、契 約の解除を行おうとする日の少なくとも30日前に、受注者にその旨を予告しなければ ならない。 3 発注者は、前項の契約解除の予告日から契約の解除を行おうとする日までの期間が3 0日に満たない場合には、少なくとも契約の解除を行おうとする日の30日前の日から 当該予告日までの期間の日数分の派遣労働者の賃金に相当する額について損害の賠償を 行わなければならない。その他、発注者は受注者と協議した上で適切な善後処理方策を 講ずる。 4 発注者の解除が信義則違反その他甲の責に帰すべき事由に基づく場合には、前項にか かわらず、発注者は当該派遣契約が解除された日の翌日以降の残余期間の派遣料金に相 当する額について賠償を行わなければならない。 5 発注者は、契約の解除を行う場合であって、受注者から請求があったときは、契約の 解除を行う理由を受注者に対し明らかにする。 第6章 暴力団等排除にかかる措置 (暴力団排除に伴う契約の解除) 第40条 発注者は、大阪市暴力団排除条例(平成23年大阪市条例第10号。以下「暴 力団排除条例」という。 )第8条第1項第6号に基づき、受注者(受注者が共同企業体で あるときは、その構成員のいずれかの者。以下この条において同じ。 )が暴力団員又は暴 力団密接関係者に該当すると認められた場合には、この契約を解除する。 2 発注者は、暴力団排除条例第8条第1項第6号に基づき、暴力団排除条例第7条に規 定する下請負人等(以下「下請負人等」という。 )が暴力団排除条例第2条第2号に規定 する暴力団員(以下「暴力団員」という。)又は同条第3号に規定する暴力団密接関係者 (以下「暴力団密接関係者」という。)に該当すると認められた場合には、受注者に対し て、当該下請負人等との契約の解除を求め、受注者が当該下請負人等との契約の解除の 求めを拒否した場合には、この契約を解除する。 3 前項の規定により契約が解除された場合においては、受注者は、派遣料金の100分 の20に相当する額を違約金として発注者の指定する期間内に支払わなければならない。 (誓約書の提出) 第41条 受注者及び下請負人等は、暴力団員又は暴力団密接関係者でないことをそれぞ れ表明した誓約書を、発注者に提出しなければならない。ただし、発注者が必要でない と判断した場合はこの限りでない。 (契約の解除) 第42条 発注者は、業務が完了するまでの間は、第35条第1項、第2項及び第40条 第1項、第2項の規定によるほか、必要があるときは、契約を解除することができる。 2 発注者は、前項の規定により契約を解除したことにより受注者に損害を及ぼしたとき は、その損害を賠償しなければならない。 第7章 損害賠償、違約金等 (損害賠償) 第43条 派遣業務の遂行において、派遣労働者が故意または重大な過失により発注者ま たは第三者に対して損害を与えた場合は、受注者は発注者に法律上の賠償責任を負うも のとする。ただし、その損害が、指揮命令者その他発注者が使用する者(以下 本条にお いて「指揮命令者等」という。 )の派遣労働者に対する指揮命令等(必要な注意・指示を しなかった不作為を含む。 )により生じたと認められる場合は、この限りではない。 2 前項の場合において、その損害が、派遣労働者の故意又は重大な過失と指揮命令者等 の指揮命令等との双方に起因するときは、発注者及び受注者は、協議して損害の負担割 合を定めるものとする。 3 発注者は、損害賠償請求に関しては、損害の発生を知った後、速やかに、受注者に書 面で通知するものとする。 (派遣料金の不払に対する受注者の業務中止) 第44条 受注者は、発注者が第7条若しくは第8条の規定に基づく支払を遅延し、相当 の期間を定めてその支払を請求したにもかかわらず支払をしないときは、業務の全部又 は一部を一時中止することができる。この場合においては、受注者は、その理由を明示 した書面により、直ちにその旨を発注者に通知しなければならない。 2 発注者は、前項の規定により受注者が業務を一時中止した場合において、必要がある と認められるときは履行期間若しくは派遣料金を変更し、又は受注者が増加費用を必要 とし、若しくは受注者に損害を及ぼしたときは必要な費用を負担しなければならない。 (債務不履行に対する受注者の責任) 第45条 受注者がこの契約に違反した場合、その効果がこの契約に定められているもの のほか、発注者は、受注者に対して相当の期間を定めて履行を請求し、又は履行の請求 とともに損害の賠償を請求することができる。ただし、損害賠償については、受注者が その責に帰すべからざることに立証したときは、この限りではない。 2 前項の規定による履行又は損害賠償の請求は、業務が完了した日から1年以内に行わ なければならない。ただし、その違反が受注者の故意又は重大な過失により生じた場合 には、請求を行うことができる期間は業務が完了した日から10年とする。 3 発注者は、業務の完了の際に受注者のこの契約に関して違反があることを知ったとき は、第1項の規定にかかわらず、その旨を直ちに受注者に通知しなければ、当該履行の 請求又は損害賠償の請求をすることはできない。ただし、受注者がその違反があること を知っていたときは、この限りでない。 4 第1項の規定は、受注者の契約違反が、発注者の指示又は貸与品等の性状により生じ たものであるときは適用しない。ただし、受注者がその記載内容、又は貸与品等が不適 当であることを知りながらこれを通知しなかったときは、この限りでない。 5 受注者が、発注者の指定する期間内に、履行に応じないときは、発注者は受注者に代 わりこれを行うことができるものとし、その費用は受注者が負担する。 (履行遅延の場合における損害金等) 第46条 発注者の責に帰すべき事由により第7条若しくは第8条の規定による派遣料金 の支払いが遅れた場合においては、受注者は、未受領金額につき、「政府契約の支払遅延 防止等に関する法律」の規定に基づく遅延利息の支払を発注者に請求することができる。 (不当な取引制限等に係る損害賠償の予約) 第47条 受注者は、次の各号の一に該当するときは、発注者に対し、損害賠償金として、 この契約の派遣料金の100分の20に相当する額を、発注者の指定する期間内に納付 しなければならない。この契約が履行された場合において次の各号の一に該当するとき も、同様とする。 (1)受注者が、この契約について、私的独占の禁止及び公正取引の確保に関する法律(昭 和22年法律第54号。以下「独占禁止法」という。)第3条又は第8条第1項第1号 の規定に違反するとして、独占禁止法第49条第1項に規定する排除措置命令、独占 禁止法第50条第1項に規定する納付命令又は独占禁止法第66条第4項の審決を受 け、これらが確定したとき。 (2)この契約について、確定した排除措置命令等(受注者以外の者に対するものに限る。 ) において、独占禁止法第3条又は第8条第1号の規定に違反する行為があったとされ たとき。 (3)確定した排除措置命令等において、受注者に独占禁止法第3条又は第8条第1号の 規定に違反する行為があったとされた期間及び当該行為の対象となった取引分野が示 された場合(この契約が示された場合を除く。)に、この契約が、当該期間における入 札又は見積書の徴取によるものであり、かつ、当該取引分野に該当するとき。 (4)受注者又は受注者の役員若しくは使用人が、この契約について、刑法(明治40年 法律第45号)第96条の6又は独占禁止法第89条第1項若しくは第95条第1項 第1号の規定に該当することにより有罪判決を受け、当該判決が確定したとき。 2 前項の場合において、受注者がこの契約について行った独占禁止法第3条若しくは第 8条第1号の規定に違反する行為又は受注者若しくは受注者の役員若しくは使用人がこ の契約について行った刑法第96条の6に規定する行為により発注者が受けた損害額か ら前項の規定に基づき納付される額を控除して残余の額があるときは、発注者は、当該 残余の額についてさらに損害賠償を請求する。 3 第1項の規定により請負等の契約者が損害賠償金を納付する場合においては、当該損 害賠償金のうち、当該契約に係る支払済みの代金の契約金額に対する割合に相当する部 分について、当該代金の支払の日から年5パーセントの割合による利息を付さなければ ならない。 第8章 雑 則 (紛争の解決) 第48条 この契約書の各条項において発注者受注者協議して定めるものにつき協議が整 わなかったときに発注者が定めたものに受注者が不服がある場合その他契約に関して発 注者受注者間に紛争を生じた場合には、発注者受注者協議して選定した第三者にその解 決のあっせんを依頼するものとする。この場合において、紛争の処理に要する費用につ いては、発注者受注者協議して特別の定めをしたものを除き、発注者受注者それぞれが 負担する。 2 第1項の規定にかかわらず、発注者又は受注者は、必要があると認めるときは、同項 に規定する手続前又は手続中であっても同項の発注者受注者間の紛争について民事訴訟 法(明治23年法律第29号)に基づく訴えの提起又は民事調停法(昭和26年法律第 222号)に基づく調停の申立てを行うことができる。 (補則) 第49条 この契約書に定めのない事項又はこの契約に定める条項の解釈その他について、 疑義が生じたときは、関係法令、大阪市契約規則及び大阪市会計規則に従うところに定 めるところによるほか、必要に応じて、発注者受注者協議して定める。
© Copyright 2025 ExpyDoc