ブライダルエステでトラブル結婚式を迎える前にエステや除毛などの施術を受けるブライダルエステをご存じでしょうか。結婚式の直前に施術を受けて、体質に合わなかった場合に皮膚の腫れや痛み、湿疹などが出てしまったなどのトラブルがあります。結婚式の直前にこのようなトラブルにあってしまうと、精神的なショックも大きなものとなりますからご注意ください。ブライダルエステの施術を受ける場合には、このようなトラブルがあるということも理解し、事前の準備を念入りに行いましょう。事例を紹介します。・式場で紹介されたサロンでブライダル用の美顔エステを受けたら、翌日に顔が赤くかゆくなった。事前のアンケートには「過去にアトピー性皮膚炎にかかったことがある」 ※ と記入していた。フルーツ酸を使っての施術と言われたが、ピーリングとは知らなかった。皮膚科の診察では化粧品の成分がアトピーを再発させたようで、飲み薬と塗り薬で様子を見ることになったが補償を求められるか。・結婚式を控えて、まつ毛のエクステをエステサロンでつけてもらった。施術中も痛みがあったが、そのまま続けたところ、翌日目が痛んで充血した。眼科に行くと、白目に傷がついており、点眼治療と数日の通院が必要と言われた。翌日、結婚式写真の事前撮影をすることになっており、エステサロンに言うと「キャンセル料など費用面は何とかする」と言われ謝罪された。写真は工夫して撮り終えたが、精神的にショックを受けた。まつ毛エクステンションの施術を行うには美容師免許が必要で、首から上のシェービングを行うには理容師免許が必要となります。また、医師免許を持っていない人が、レーザー光線などを使って脱毛やしみ取りの施術を行うことは医師法に違反している恐れがありますから、施術を受ける前に施術する方の資格をよく確認しましょう。体質や体調によって、施術が合わないこともありますからどのような施術が行われるのかきちんと説明してもらいましょう。これまで受けたことのない施術を受けるのならば慎重に、できるだけ期間に余裕をもって試してみるなどの準備が必要です。また施術を受けて少しでも異常を感じたらすぐに医療機関を受診しましょう。（資料：国民生活センターＨＰ） ※ ピーリング：正確な名称は｢ケミカルピーリング｣と言い､皮膚に薬品を塗って皮膚の表面の古い角質などを除去する施術です。宮城県北部地方振興事務所県民サービスセンター消費生活相談０２２９（２２）５７００