Weekly金融市場 2015年2月13日号

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農林中金総合研究所
2015 年 2 月 13 日号
調査第二部
多田 忠義・趙 玉亮
≪来週のポイント≫
10∼12 月期の GDP 速報発表:3 四半期ぶりのプラス成長が見込まれる
16 日に実質 GDP(10∼12 月期第一次速報)が発表される。当総研では、前期比 0.9%(同年率換算
3.8%)と予想している(民間シンクタンクのコンセンサスもほぼ同様)。民間消費と純輸出がけん引役に
なるとみられるが、2 四半期連続でマイナス成長となったことで拡大している需給ギャップが縮小するほ
どの勢いはない。なお、この発表を受け、週末までには民間シンクタンク各社から最新の経済見通しが
発表される予定である。
ユーロ圏財務相会合開催:ギリシャ問題に進展あるかどうか注目
16 日にユーロ圏財務相会合が開催される。11 日に開催された臨時のユーロ圏財務相会合では、2
月末で終了する現行のギリシャへの金融支援プログラムをめぐって協議がなされたが、合意に至って
いない。1 月 25 日の総選挙で反緊縮派政権が樹立したことで、ギリシャ政府は現行の金融支援を受け
入れる見込みは小さく、債務不履行の懸念が浮上している。このため、16 日の会合では、金融支援を
めぐって、どこまで議論が進展するかに注目が集まる。
経済指標など
日本では、17∼18 日に日銀金融政策決定会合が開催される。市場では追加緩和観測が後退して
いる感もあるが、引き続き原油安が国内景気・物価などに与える影響などについての議論がされるもの
とみられ、終了後の黒田総裁の記者会見に注目が集まる。
米国では 18 日に「住宅着工・許可件数(1 月)」が発表される。コンセンサス中央値(Bloomberg とりま
とめ、13 日現在)によれば、住宅着工件数は 107.3 万件と、12 月(108.9 万件)からやや減少、許可件
数は 107.0 万件と、12 月(103.2 万件)から増加との予想である。好調な米景気を背景に、住宅着工は
高い水準を維持する見通しである。また、同日に FOMC 議事要旨(1/27∼28 分)が公表される。
来週のスケジュール(2/16∼2/20)
月 日
2 月 16 日(月)
2 月 17 日(火)
2 月 18 日(水)
2 月 19 日(木)
2 月 20 日(金)
国内の予定
「GDP(10∼12 月期 1 次速報)」(2p に予測掲載)
「鉱工業生産・設備稼働率(12 月確報)」
日銀金融政策決定会合(∼18 日)
20 年利付国債入札(1.2 兆円程度)
国庫短期証券(1Y)入札(2.5 兆円程度)
黒田日銀総裁記者会見
流動性供給入札(0.4 兆円程度)
国庫短期証券(3M)入札(5.7 兆円程度)
「日銀金融経済月報(2 月)」
「貿易収支(1 月)」(2p に予測掲載)
「全産業活動指数(12 月)」(2p に予測掲載)
海外の予定
米
欧
欧
独
休場(プレジデント・デー)
ユーロ圏財務相会合(ブリュッセル)
EU 財務相会合
「ZEW 景況感調査(2 月)」
米
中
米
米
米
米
米
米
欧
米
米
パウエル FRB 理事講演(ニューヨーク)
休場(旧正月、∼24 日)
「FOMC 議事要旨(1/27、28)」
「住宅着工・許可件数(1 月)」
「MBA 住宅ローン申請指数(2 月 13 日週)」
「生産者物価指数(1 月)」
「鉱工業生産(1 月)」
「景気先行指数(1 月)」
「ユーロ圏消費者信頼感指数(2 月)」
「新規失業保険申請件数(2 月 14 日週)」
「失業保険継続受給者数(2 月 7 日週)」
欧 「ユーロ圏総合 PMI(2 月速報)」
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無断転載を禁ず。本資料は、信頼できると思われる各種データに基づき作成しておりますが、その正確性、完全性を保証するも
のではありません。本資料は情報提供を目的に作成されたものであり、投資のご判断等はご自身でお願い致します。
1
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1.来週発表予定の経済指標予測
10~12 月期の GDP 第 1 次速報(1 次 QE)
【2 月 16 日(月)8:50】
<当社予測>実質GDP:前期比 0.9%、同年率 3.8%(7~9月期:▲0.5%、▲1.9%)
名目GDP:前期比 1.0%(7~9月期:▲0.9%)
GDPデフレーター:前年比 1.5%(7~9月期:2.0%)
消費税増税後に発生した国内需要の落ち込みは事前の想定を大幅に上回り、14 年度上期は 2 四半
期連続のマイナス成長に陥った。生産・消費など主要な経済指標の多くは 8 月前後には底入れし、緩や
かながらも持ち直しの動きを続けているほか、輸出についても円安効果の浸透によって増勢が強まりつ
つある。そのため、10~12 月期は 3 四半期ぶりのプラス成長になるものと予想する。なお、数字的には
「高め」ではあるが、本格回復は増税による悪影響が一巡する 15 年度入り後に持ち越しとなるだろう。ま
た、GDP デフレーターは 3 四半期連続の前年比プラスながらも、上昇率は鈍化すると予想する。(南)
~詳細は 2 月 6 日付 Weekly 金融市場の 6.②をご参照下さい。~
1 月の貿易統計【2 月 19 日(木)8:50】
<当社予測>通関貿易収支:原系列 ▲1兆7,500億円 (12月:▲6,651億円)
季調済 ▲7,700億円 (12月:▲7,121億円)
最近の輸出は、景気減速懸念が浮上している中国向けが低調なものの、米国やその他アジア向け
は底堅く推移している。円安等の影響で半導体や自動車などの増加が見込まれるため、輸出額は前年
比 16.7%と 5 ヶ月連続で増加す (10億円)
通関貿易出超額と輸出入の動向
(%前年比)
1,500
60
るだろう。一方、輸入額は LNG に
ついては価格・数量とも高止まり
1,000
40
状態であるが、前年の消費税増
500
20
税を控えた駆け込みの反動や原
油安の影響などが想定されるた
0
0
め、同▲2.0%と 2 ヶ月ぶりの減少
-500
-20
と予想する。この結果、通関貿易
収支は▲1 兆 7,500 億円と 31 ヶ -1,000
-40
月連続の赤字となるが、前年同
出超額(季節調整済、左目盛)
-60
月(▲2 兆 7,950 億円)からは大幅 -1,500
輸出金額(右目盛)
輸入金額(右目盛)
に赤字幅が縮小することになるだ -2,000
-80
2005年
2006年
2007年
2008年
2009年
2010年
2011年
2012年
2013年
2014年
ろう。(寺林)
(資料)財務省統計
12 月の全産業活動指数【2 月 19 日(木)13:30】
<当社予測>全産業活動指数:前月比 ▲0.3%(11 月:0.1%)
全体の 2 割弱を占める鉱工業生産(12 月速報値)は前月比 1.0%と上昇したものの、同じく 6 割強の
ウェイトを占める第 3 次産業活動指数(12 月)は同▲0.3%と低下、さらに、同じく 1 割強を占める公務等
活動指数(12 月)も同▲0.7%と低下。建設業活動指数も消費税増税以降の民間発注分の低調さが続
いているとみられる。以上から、全産業活動指数は 2 ヶ月ぶりの低下と予想する。この結果、10~12 月期
を通じては前期比 0.9%と 3 四半期ぶりのプラスが見込まれる。(寺林)
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2
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2.債券市場
寺林 暁良
◎相場概況 (2/9∼2/13 前場)
長期金利(新発 10 年国債利回り)は、来週 17 日の 20 年国債入札への警戒感などから、0.4%前後
まで上昇した。
週初の長期金利は、先週末に米雇用統計(1 月)の好調を受けて米長期金利が上昇したほか、このと
ころのボラティリティ上昇や 13 日午後の 5 年国債入札、来週 17 日の 20 年国債入札への警戒感もあっ
て、一時 0.410%と 2 ヶ月ぶりの水準まで上昇した。祝日明けの週末は、12 日の日銀国債買入れオペで
20 年ゾーンの結果が低調だったことなどから、20 年国債入札に対する不透明感が一層高まり、0.4%付
近での様子見となっている。
イールドカーブは、入札を控えた 20 年ゾーンを中心に、全体的に上昇した。13 日の 11:00 時点の新
発 10 年国債(#337)は、0.400%(先週末比+4.5 ベーシスポイント)。同 11:02 時点の 10 年国債先物(中
心限月 3 月物)は、147 円 15 銭(先週末比▲18 銭)。
◎来週の相場予想 (2/16∼2/20)
来週 17 日の 20 年国債入札に対する警戒感が高まっている。20 年国債利回りは 1.2%レベルまで上
昇しているため、投資家のニーズも見込まれるものの、これが低調な結果となれば、再びボラティリティが
高まることになると思われるため注意したい。また、17∼18 日に日銀金融政策決定会合が開かれるが、
会見で黒田総裁が為替・金利動向に対してどのような発言をするかにも留意したい。
(%)
(%)
日本国債のイールドカーブ
1.8
1.6
2015年2月12日
2015年2月6日 (先週末)
2015年1月13日 (1ヶ月前)
2014年11月12日 (3ヶ月前)
2014年8月12日 (6ヶ月前)
1.4
1.2
1.0
イールドスプレッド
1.0
0.8
0.6
5年−2年
10年−5年
20年−10年
0.4
0.8
0.2
0.6
0.0
0.4
9/13
0.2
10/13
(%)
0.0
1
0.30
2
3
4
先週末差
0.20
5
6
7
1ヶ月前差
8
9
10 15 20 25 30 40
(年)
12/13
1/13
2/13
新発10年物国債利回り
0.550
▲ 0.2
11/13
0.500
0.450
0.400
3ヶ月前差
0.350
0.10
0.300
0.00
0.250
▲ 0.10
0.200
▲ 0.20
0.150
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10 15 20 25 30 40
(年)
11/27
12/11
12/26
1/15
1/29
2/13
(資料)財務省「国債金利情報」より作成。新発 10 年国債利回りは Bloomberg より作成
◎国債入札結果
入札日
2/10
2/13
銘柄 ( 回号)
流動性供給 (#183) (20年:#121150,30年:#10-44,40年:#1-6)
5年利付国債 (#122R)
表面利率
発行予定額
応札倍率
テール
最低価格 最高利回
―
0.3兆円
2.05倍
―
―
―
0.1% (0.1%)
2.7兆円
3.29倍 (4.38倍)
4銭 (0銭)
99.85円
0.131%
(資料)財務省ホームページより農中総研作成。表面利率及び応札倍率、テールの( )内数値は前回入札の値
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3
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3.株式市場
趙 玉亮
◎相場概況 (2/9∼2/13 前場)
日経平均株価は、週初もみ合いの展開となったものの、円安進行やギリシャ支援への期待などから大幅
上昇。
9 日は小幅続伸、米雇用統計の好結果を受けた円安を背景に買いが先行した後、狭いレンジでもみ合いと
なった。10 日は小幅反落、ギリシャの債務問題への警戒感が広がり、売りが優勢だった。12 日は大幅反発、1
ドル=120 円台まで円安が進行したことや、ギリシャへの救済延長に向けた合意への期待が高まったことなど
から、一時 18,000 円台を回復する場面もあった。13 日前場は小反落、前日の大幅な上昇の反動や、日銀の
追加緩和観測の後退報道を受けて円相場がやや円高に振れていることから、売りが先行した。
◎来週の相場予想 (2/16∼2/20)
国内では、GDP(10∼12 月期 1 次速報)が発表される。海外では、ユーロ圏財務相会合が開かれるほか、
米国の FOMC 議事要旨(1/27、28 分)が公表され、注目したい。来週は、全体として 18,000 円を挟んでのレン
ジ相場を予想する。
<2/13前場終値>
日経平均: 1 7 ,9 2 3 .9 5
(前週末比
日経平均株価の日足グラフ
(円)
25日移動平均線
50日移動平均線
+275.45
)
TOPIX: 1 ,4 4 9 .8 1
100日移動平均線
日経225
17,800
TOPIX
17,500
TOPIXコア30
17,200
+32.62 )
年度初来(14年3月末)比
前週(2/6)比
株価等の指標騰落率
18,100
(同
JPX日経400
16,900
日経JASDAQ
16,600
東証REIT
16,300
16,000
12/24 12/30
(億株)
1/8
1/15
1/21
1/27
2/2
2/6
出来高 株数
出来高 金額
東証一部 出来高
(千億円)
40
40
35
35
30
30
25
25
20
20
15
15
10
10
12/22 12/29
1/7
1/14
1/20
1/26
1/30
2/5
▲4% 0%
2/13
2/12
8%
12% 16% 20% 24% 28% 32%
(兆円) 投資部門別株式売買状況(12年1月∼累積)
25
海外投資家
20
15
買越
10
信託銀行
5
0
-5
-10
売越
-15
個人
-20
12/11/23
決算発表 注目銘柄 (変更になることがありますのでご注意ください)
(2/16)
(2/17)
(2/18)
(2/19)
4%
13/5/3
13/10/11
14/3/21
14/8/29
15/2/6
(資料) Bloomberg より農中総研作成
クラレ、スターバックス コーヒー ジャパン、三菱鉛筆、ロイヤルホールディングス、シノケングループ
ブリヂストン、清和中央ホールディングス
トレンドマイクロ
ハマイ
など
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4
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4.外国為替市場
木村 俊文
◎相場概況 (2/9∼2/13 前場)
ドル・円相場は、1 ヶ月ぶりに 120 円台に乗せたが、その後は円高・ドル安方向へ調整
週初のドル・円相場は、先週末に発表された米 1 月の雇用統計が市場予想を上回ったことを受け米金
利が上昇し、1 ドル=119 円台と先週末比 2 円近くドル高・円安が進んだ。その後は G20 財務相・中央銀
行総裁会議を前に積極的なドル買いは続かなかったが、週央にはフィッシャー・ダラス連銀総裁が「利上
げを遅らせるべきでない」と発言したこともあり、120 円台前半と 1 月 5 日以来のドル高・円安水準となっ
た。しかし、その後は、日銀関係者の話として「追加緩和はさらに円安を引き起こし、消費マインドに水を
差す」との報道(12 日)のほか、低調な結果となった米 1 月の小売売上高などを受け円買いが優勢となり、
一時 118 円 51 銭まで調整した。週末にかけても 118 円後半で推移している。
ユーロ・円相場は、引き続きギリシャ情勢に一喜一憂
ユーロ・円相場は、ギリシャ情勢を見極めながら神経質な展開が続いた。週初はギリシャ問題に対する
懸念からユーロが売られ、一時1ユーロ=133 円 68 銭をつけたが、11 日にはギリシャ支援をめぐる協議で
進展がみられたとの報道を受け一時 136 円 70 銭までユーロ高・円安が進んだ。しかし、週末にかけては
やや円高・ユーロ安方向となり、13 日前場は 135 円台半ばでもみ合いながら推移している。
◎来週以降の相場予想 (2/16∼2/20)
ドル・円相場は、米利上げ前倒し観測が強まらず、ドルが買われづらい展開を予想。追加緩和期待が
後退していることから日銀金融政策決定会合(17∼18 日)を前に思惑的な短期売買の動きも強まらない
だろう。一方、ユーロは、ギリシャ懸念が根強いことから、神経質な展開が続くと予想。
(円/ドル)
(円/ユーロ)
円/ドル・レート
108
108 130
円
高
110
110
25日移
動平均
112
114 138
140
116
142
116
120
円
安
122
2014/11/21
2014/12/19
2015/01/16
ドル/ユーロ・レート
1.28
50日移動
平均
1.26
1.24
120
ユ
1.28
ロ 1.26
高 1.24
1.22
1.22
1.2
1.2
1.12
1.1
2014/11/21
ユ
ー
1.14
134
25日移動
平均
136
50日移
動平均
138
140
142
ロ
安
1.18
25日
移動
平均
1.16
1.14
1.12
2014/12/19
2015/01/16
1.1
2015/02/13
144
146
円
安
148
122 150
2015/02/13 2014/11/21
ー
(ドル/ユーロ)
1.16
132
118 144
118
1.18
130
134
112 136
50日移
動平均
114
132
円/ユーロ・レート
円
高
2014/12/19
2015/01/16
146
148
150
2015/02/13
シカゴIMM円ポジション(先物のみ) (円ドル)
(1万コントラ クト)
▲ 20
▲ 18
▲ 16
▲ 14
▲ 12
▲ 10
▲8
▲6
▲4
▲2
0
2
4
14/03 14/05
14/07
123
120
117
114
111
108
105
102
99
96
93
90
87
円ポジション(左軸)
84
81
円ドル(右軸)
78
75
14/08 14/10 14/12 15/02
(注) 1コントラクト=1250万円
(資料)Bloombergより農中総研作成
農林中金総合研究所
5
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5−1.海外市場(米国、欧州)
(米国)木村 俊文、
(欧州)山口 勝義
◎相場概況 (2/6∼2/12)
【米国】
米国の長期金利(10 年債利回り)は、先週末に発表された 1 月の雇用統計が市場予想を上回ったことを受
け、利上げ前倒し観測が強まり 1.98%に上昇した。その後も、国債入札(3 年・10 年・30 年)に向けた調整や株
価持ち直しなどから上昇傾向で推移し、11 日は 2.02%と 1 月 8 日以来の水準となった。しかし、12 日は 1 月
の小売売上高や新規失業保険申請件数が市場予想よりも弱い数字となったことから小幅低下し、1.98%(前週
比では 16bp 上昇)となった。また、株価も上昇し、12 日のダウ工業株 30 種平均は、先週比 88 ドル(0.5%)高
い 17,972.38 ドルと年初来高値を更新して取引を終了した。
【欧州】
引き続き、ギリシャ情勢が主要な材料となっている。11 日のユーロ圏財務相臨時会合に向け、ギリシャと支
援国との間に妥協成立との思惑が浮上し市場はそれを好感する局面もあったが、同会合では支援策で合意
できず協議は来週以降に持ち越しとなった。これに伴い、ギリシャ国債を中心に、その他の周辺国債も含め利
回りは上昇したが、その後、水面下で調整が進みつつあるとの観測もあり、利回りはやや戻して推移している。
周辺国のなかでは、SYRIZA 類似の党である Podemos への支持が高まるスペインの国債の利回り上昇幅がイ
タリア国債等を上回っている。週を通じて、ドイツ 10 年国債は 5bp の利回り低下。株式市場では、ストックス欧
州 600 指数が 0.6%上昇したのに対し、うち銀行セクターは 1.0%の上昇。
米国債のイ-ルドカーブ
(%)
3.5
欧州の国債利回り(10年債)
(%)
12
3.0
2.5
2.0
14/08/14
10
14/11/13
8
ギリシャ
ポルトガル
イタリア
15/02/12
6
1.5
スペイン
4
1.0
アイルランド
2
0.5
ドイツ
0
0.0
1ヵ月 3ヵ月 6ヵ月
1年
2年
3年
5年
7年
10年
30年
0.40
14/8
14/9
14/11
14/12
15/1
15/2
ドイツ国債との利回りスプレッド(直近1週間の変動幅)(10年債)
(bp)
40
0.30
14/10
0.20
30
0.10
0.00
20
▲ 0.10
1週前差
▲ 0.20
3年
5年
7年
10年
30年
米国の株価指数
(ドル)
18,000
英国
欧州の株価指数
(ポイント)
18,500
400
190
350
180
170
300
17,500
160
250
17,000
150
200
16,500
NYダウ工業株30種
16,000
14/8
14/9
14/10
14/11
14/12
15/1
15/2
(参考)日本
2年
(参考)米国
1年
ポルトガル
1ヵ月 3ヵ月 6ヵ月
アイルランド
▲ 0.60
ギリシャ
0
スペイン
3ヵ月前差
▲ 0.50
イタリア
1ヵ月前差
▲ 0.40
フランス
▲ 0.30
10
ストックス欧州
600指数①
うち銀行
セクター②
140
150
130
100
120
14/8
14/9
14/10
14/11
14/12
15/1
①−②
(右軸)
15/2
(資料)Bloomberg より農中総研作成
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6
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5−2.海外市場(中国、その他新興・資源国)
(中国)王 雷軒、
(その他新興・資源国)多田 忠義
◎相場概況 (2/6∼2/12)
【中国】
金融当局(証監会)が 24 社の新規株式公開(IPO)を発表したことを受けて、株式需給の悪化懸念が強ま
り、上海総合指数は 6 日に大きく下落し、約 1 ヶ月半ぶりに節目の 3,100 ポイントを下回った。しかし、その後
は、中国人民銀行(中央銀行)が公開市場操作により資金(2,050 億人民元)を供給したほか、1 月の消費者
物価の上昇率(10 日発表)が大きく鈍化したことを受けて、追加金融緩和期待が高まったため、4 営業日連続
で上昇した。ただし、旧正月である春節(2 月 18∼24 日休暇)を控え薄商いだった。なお、1 月の貿易統計(8
日)が冴えない内容となったものの、市場への影響は限定的だった。
【その他新興・資源国】
米雇用統計(1 月)が好調だったことを背景に、米利上げが 15 年上期にも実施されるとの思惑が強まり、米
ドル高基調となった。国別にみると、ロシアでは、プーチン大統領がウクライナ停戦合意を発表(12 日)し、ル
ーブル、株ともに買い戻されている。ブラジルでは、米利上げ時期が近付いていることへの警戒感に加え、
干ばつ、資源安、低調な経済指標、為替介入に消極的な姿勢を取っていることもあり、レアルは 04 年以来の
大幅安で推移している。インドネシアでは、15 年度予算の修正案が成立(6 日)したが、市場の反応は限定的
だった。当初想定していた年 5.8%の経済成長率は 5.7%に下方修正されたほか、インフレ率や為替、原油
価格の水準も、最近の情勢に合わせて修正された。
(ポイント)
上海総合指数
3,600
新興・資源国通貨:対米ドル騰落率
前週(2/6)比
3,400
3,000
南アフリカ・ランド
欧・中東・アフリカ
3,200
トルコ・リラ
2,800
2,600
2,400
2,200
EMアジア
EMラテンアメリカ
EMヨーロッパ
ノルウェー・クローネ
カナダ・ドル
メキシコ・ペソ
自
国
通
貨
安
アルゼンチン・ペソ
コロンビア・ペソ
ド
ル
高
)
ラテンアメリカ
MSCI-EM
ポーランド・ズウォティ
(
新興国株価指数(MSCI Index)
('15.01=100)
ロシア・ルーブル
エジプト・ポンド
15/02
15/01
14/12
14/11
14/10
14/09
14/08
2,000
チリ・ペソ
ブラジル・レアル
シンガポール・ドル
自
国
通
貨
高
15/02
15/01
14/12
14/11
14/09
14/10
政策金利の推移
16
14
12
10
ロシア
インドネシア
インド
6
ニュージーランド
4
オーストラリア
0
14/08 14/09 14/10 14/11 14/12 15/01 15/02
ド
ル
安
タイ・バーツ
フィリピン・ペソ
マレーシア・リンギット
韓国・ウォン
ブラジル
8
2
アジア・オセアニア
(%)
18
オーストラリア・ドル
)
14/08
ニュージーランド・ドル
(
145
140
135
130
125
120
115
110
105
100
95
90
前月(1/14)比
インドネシア・ルピア
インド・ルピー
中国元
▲10% ▲8% ▲6% ▲4% ▲2%
0%
2%
4%
(注)一部通貨は前営業日終値、それ以外は本グラフ作成時点との比較
(資料)Bloombergより農中総研作成
農林中金総合研究所
7
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6.指標分析・注目点
南 武志
① 今週のレビュー
12 日に開催された経済財政諮問会議では「中長期の経済財政の展望と財政健全化について」と「経
済の好循環の強化に向けて」が議題に取り上げられた。内閣府が提出した「中長期の経済財政に関する
試算」では、15 年度の基礎的財政収支(PB)の GDP 比率は▲3.3%と、10 年度比で半減するという目標を
達成できるが、17 年 4 月に消費税増税を予定通り実施したとしても 20 年度の黒字化はかなり厳しい(潜
在成長率並みの成長率が続いた場合は▲3.0%、アベノミクスが奏功して実質 2%程度、名目 3%程度の
経済成長、2%程度で安定推移する消費者物価が実現した場合でも▲1.6%)といった内容のものが示さ
れた。これらは野田内閣当時に示された試算とほぼ変わらない内容である。歳出削減に加え、成長促進
のための努力が必要との認識が改めて示されたが、最近では決して小さくない規模の補正予算が毎年編
成され、その財源として経済成長の成果である税収の上振れ分を組み入れるなど、トータルの歳出規模
は膨らむ一方である。こうした「余っているお金はできるだけ早く使い切ってしまう」という行動を続ける限り、
20 年度の PB 黒字化への道筋を描けないのは当然ではなかろうか。
以下、今週発表された主要な経済指標を確認したい。12 月の機械受注統計によれば、代表的な指標
である「船舶・電力を除く民需」は前月比 8.3%と 2 ヶ月連続の増加となり、事前の市場予想(同 2%台)を
大きく上回った。内訳は、製造業が同 24.1%と 3 ヶ月ぶり、非製造業(除く船舶・電力)も同 7.2%と 2 ヶ月
連続で、いずれも増加。内閣府の基調判断は 10 月までの「緩やかな持ち直しの動きが見られる」に再び
戻されたが、実際にはこの半年は足踏みしている印象が強い。とはいえ、15 年度入り後には本格的な景
気回復とともに設備投資需要も強まるとの見方は根強い。
次に、1 月の国内企業物価は前月比で▲1.3%と大幅に下落(4 ヶ月連続のマイナス)、前年比は 0.3%
と小幅プラスながらも、12 月分(1.8%)から大きく鈍化。主因は原油安であり、石油・石炭製品の国内企業
物価の前月比(上掲▲1.3%)に対する寄与度は▲0.83 ポイント、化学製品は▲0.34 ポイントである。なお、
消費税要因を除くと、前年比は▲2.4%と 3 ヶ月連続の下落で、09 年 12 月以来の下落幅である。また、
円ベースの輸入物価も前年比▲6.6%と 12 年 10 月以来の下落。ちなみに、消費者物価(財)の川上に位
置する消費財については同▲0.9%と 2 ヶ月連続の下落。
また、12 月の国際収支統計によれば、経常収支は 9,766 億円(季節調整済、以下同じ)と、9 ヶ月連続
の黒字であった。内訳は、貿易収支が▲3,183 億円(11 年 10 月以降は赤字継続)、サービス収支が▲
3,125 億円(2 ヶ月連続の赤字)であったが、第一次所得収支が 1 兆 6,982 億円と円安効果などで高水準
を維持し、前者の赤字を穴埋めした。ちなみに 14 年を通しての経常収支は 2 兆 6,264 億円と、ピークだ
った 07 年(24 兆 9,490 億円)の約 10 分の 1 まで縮小したが、15 年は原油輸入代金の減少などで黒字が
再膨張する可能性があるだろう。
最後に、マネー関連の統計であるが、貸出・預金動向によれば銀行・信用金庫の貸出総額は前年比
2.5%と、2 ヶ月連続で増加幅が縮小。地銀・第二地銀(同 3.8%)、信金(同 1.6%)は底堅く推移したが、
都銀が同 1.4%と伸び率鈍化が目立った。また、マネーストック統計によれば、M2 は同 3.4%、M3 は同
2.8%、広義流動性は同 3.4%と、いずれも伸び率がわずかながらも縮小。量的・質的金融緩和の導入か
ら 2 年弱が経過し、マネーの拡大テンポが自然に鈍ってきた影響が数字に表れてきた、といえる。
農林中金総合研究所
8
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7.今週の主なできごと
月 日
政治・財政
経済・金融
海外・その他
・各付け会社 S&P:ギリシャのソ
ブリン信用格付けを B マイナスに
引き下げ
2 月 6 日(金)
2 月 7 日(土)
2 月 8 日(日)
2 月 9 日(月)
・JA 全中の萬歳章会長:政府・自
民党の農協改革の骨格、全中の
内部組織の JA 全国監査機構の
外出しと監査法人の選択制、一
般社団法人化、准組合員規制は
見送りなどの内容で合意
2 月 10 日(火)
・政府:モンゴルとの EPA に署名
することを閣議決定
・財務省:政府短期証券など「国
の借金」の残高が 14 年 12 月末
時点で 1,029 兆 9,205 億円だった
と発表、国民1人当たり 810 万円
の借金を抱えている計算
・森本日銀審議委員:昨年 10 月
の追加金融緩和について、「市
場機能の低下、財政赤字の穴埋
めとみなされるリスクが高まる副
作用への懸念」で反対票を投じ
たと説明
・森トラスト:目黒雅叙園と付近の
土地建物を、米国の不動産投資
顧問会社ラサールインベストメン
トマネジメントに売却したと発表
・財務省:14 年の国際収支速報
を発表、経常黒字は過去最少の
2.6 兆円
2 月 11 日(水)
2 月 12 日(木)
・関西電力:同高浜原発 3、4 号
機が再稼働するための合格証と
される「審査書」は確定、川内に
続き 2 例目
・安倍首相:衆院本会議で施政
方針演説、「戦後以来の大改革」
を掲げる
・経済財政諮問会議:民間議員
が 2020 年度の基礎財政収支の
黒字化に向け、国内総生産
(GDP)比で毎年 0.5%、2.5 兆円
ずつ、成長による税収増と歳出
抑制を求める
・大江戸温泉ホールディングス:
米大手投資ファンドのベインキャ
ピタルによって買収、総額 500 億
円
・日銀の追加緩和は逆効果と一
部報道
・米政府:イエメン首都サヌアの
米国大使館を閉鎖し、国外退避
・理研広報室長:小保方氏への
告訴や研究費返還を検討してい
ると発言
・G20 財務相・中銀総裁会議:イ
スタンブールで閉幕
・オバマ大統領:過激派組織「イ
スラム国」への武力行使を認め
る新たな決議案を議会に提出、
人質の捜索・救出やイスラム国
幹部への特殊任務を遂行する部
隊の派遣を求める内容
・ウクライナ・ロ・独・仏:ウクライ
ナ東部での親ロシア派武装勢力
とウクライナ政府軍の戦闘を巡
り、4 ヶ国首脳会談を行い、即時
停戦で合意
・国連安全保障理事会:「イスラ
ム国」など過激派組織が主な資
金源としている石油や文化財の
密売、人質解放のための身代金
支払いの阻止を加盟国に求める
決議を全会一致で採択
・米上院:ヘーゲル国防長官の後
任に指名されたカーター前国防
副長官の人事案を賛成多数で承
認
2 月 13 日(金)
農林中金総合研究所
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8.日米経済指標の動向(グラフ)
【日本】
(%)
(%) (%)
国内企業物価(1月)
6.0
4.5
4.0
4.0
1.0
2.0
3.5
0.0
0.0
3.0
▲ 2.0
2.5
▲ 4.0
2.0
3.0
前月比(左軸)
前年比(右軸)
2.0
▲ 1.0
▲ 2.0
'13.1
'13.7
'14.1
'14.7
マネーストック:前年比(1月)
M2
M3
'13.1
'15.1
'14.1
'13.7
'14.7
'15.1
国内企業物価は、前月比▲1.3%と4ヶ月連続で低下した。前 M2(現金+ゆうちょ銀行を除く国内金融機関の預貯金)は、
年比では0.3%。
前年比3.4%と前月から横ばい。M3(現金+全預貯金)も同
2.8%と前月から横ばい。
(ポイント)
(ポイント)
景気ウォッチャー調査(1月)
60
116
55
113
50
110
45
107
40
104
現状判断DI
先行き判断DI
35
30
'13.1
'13.7
景気動向指数 (12月速報)
一致CI
先行CI
101
98
'14.1
'14.7
'15.1
'12.12
'13.6
'13.12
'14.6
'14.12
景気ウォッチャー調査の現状判断DIは、45.6と6ヶ月連続で 景気動向指数(速報値)の一致CIは、110.7と2ヶ月ぶりに上
50を下回った。先行き判断DIは、50.0と5ヶ月ぶりに50に乗せ 昇した。一方、先行CIは、105.2と3ヶ月ぶりに上昇した。
た。
(%)
機械受注(船舶・電力を除く民需、12月)
25
20
15
10
5
0
▲5
▲ 10
▲ 15
▲ 20
(兆円)
国際収支(12月)
1.5
1.0
0.5
0.0
▲ 0.5
▲ 1.0
季調済前月比
'12.12
'13.6
前年比
'13.12
経常収支
経常収支(季調済)
▲ 1.5
'14.6
'14.12
▲ 2.0
'12.12
'13.6
'13.12
'14.6
'14.12
機械受注(船舶・電力を除く民需)は、前月比8.3%と2ヶ月連 経常収支(原数値)は、3,558億円と6ヶ月連続の黒字となっ
続で上昇した。前年比では11.4%と2ヶ月ぶりに上昇した。
た。同季節調整値は、9,408億円と9ヶ月連続の黒字。
(資料)Bloomberg より農中総研作成
農林中金総合研究所
10
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【米国】
(万人) 新規失業保険申請件数(2月7日週)
34
新規失業保険申請者件数
33
4週移動平均
失業保険継続受給者(右軸)
32
31
30
29
28
27
26
10/4
11/15
12/27
8/23
(万人) (万人)
50
270
265
40
260
30
255
20
250
245
10
240
0
235
230 ▲ 10
2/7
(%)
雇用統計:季調済(1月)
5.5
非農業部門雇用者数変化(左軸)
失業率(右軸:逆目盛)
6.0
6.5
7.0
7.5
8.0
8.5
'13.1
'13.7
'14.1
'14.7
'15.1
新規失業保険申請者件数は、30.4万人と事前予測(28.7万 雇用統計の非農業部門雇用者数変化は、前月比25.7万人と
人)を上回った。一方、失業保険継続受給者数(1月31日週) 事前予測(22.8万人)を上回った。一方の失業率は、5.7%と事
は、235.4万人と事前予測(240.0万人)を下回った。
前予測(5.6%)を下回った。
(%)
小売売上高:季調済前月比(1月速報)
2.0
小売売上高
除自動車
1.5
1.0
0.5
0.0
▲ 0.5
▲ 1.0
▲ 1.5
'13.1
'13.7
'14.1
'14.7
'15.1
小売売上高(速報値)は、前月比▲0.8%と事前予測(同
▲0.4%)を下回った。自動車を除いた小売売上高は、同
▲0.9%。
(資料)Bloomberg より農中総研作成
農林中金総合研究所
11
内外金融市場データ
長期金利
新発
10年
国債
利回
14/12/18
14/12/19
14/12/22
14/12/23
14/12/24
14/12/25
14/12/26
14/12/29
14/12/30
14/12/31
15/01/01
15/01/02
15/01/05
15/01/06
15/01/07
15/01/08
15/01/09
15/01/12
15/01/13
15/01/14
15/01/15
15/01/16
15/01/19
15/01/20
15/01/21
15/01/22
15/01/23
15/01/26
15/01/27
15/01/28
15/01/29
15/01/30
15/02/02
15/02/03
15/02/04
15/02/05
15/02/06
15/02/09
15/02/10
15/02/11
15/02/12
15/02/13
0.350
0.350
0.335
休場
0.325
0.310
0.330
0.320
0.330
休場
休場
休場
0.320
0.285
0.300
0.285
0.275
休場
0.265
0.250
0.250
0.240
0.200
0.215
0.245
0.310
0.225
0.225
0.265
0.290
0.285
0.275
0.285
0.355
0.375
0.355
0.340
0.355
0.395
休場
0.400
0.420
金利
債先 スワップ
無担保
10年物 レート
コール
5年物
中心
翌日物
限月 (円-円)
仲値
147.66
147.54
147.70
休場
147.73
147.83
147.69
147.77
147.79
休場
休場
休場
147.89
148.10
148.00
148.12
148.20
休場
148.29
148.39
148.36
148.40
148.62
148.47
148.17
147.65
148.40
148.53
148.06
147.88
147.94
148.13
148.01
147.38
147.30
147.33
147.51
147.42
147.10
休場
147.14
146.93
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短期金利
外国為替
国内株価指数
海外株価指数
海外金利
米国
米国
財務省 財務省 独国
証券
証券 10年物
中国
上海総合 3ヶ月物 10年物 国債
国債
国債
利回
利回
利回
その他
NY
原油
先物
WTI
期近
OPEC
原油
バス
ケット
価格
0.204 0.066 ▲ 0.005 0.1800 0.268 0.160 118.69 1.229 146.19 17,210.05 1,376.32 17,778.15 4,748.40 339.05 3,057.52 0.036 2.208 0.617 1,195.5 54.11
0.219 0.065 ▲ 0.001 0.1800 0.268 0.160 119.18 1.223 146.48 17,621.40 1,409.61 17,804.80 4,765.38 340.30 3,108.60 0.025 2.162 0.592 1,196.7 56.52
0.219 0.066 ▲ 0.001 0.1800 0.268 0.160 119.60 1.223 146.73 17,635.14 1,413.05 17,959.44 4,781.42 341.97 3,127.45 0.020 2.158 0.601 1,180.5 55.26
休場 休場
休場
休場
休場 18,024.17 4,765.42 344.06 3,032.61 0.010 2.261 0.592 1,178.7 57.12
休場 休場 休場 休場 1.217 休場
0.220 0.067 0.000 0.1800 0.268 0.160 120.42 1.220 146.77 17,854.23 1,426.02 18,030.21 4,773.47 343.89 2,972.53 0.000 2.263 0.589 1,174.3 55.84
0.218 0.068 0.000 0.1800 0.268 0.165 120.11 1.223 146.88 17,808.75 1,421.26
休場
休場
休場 3,072.54 0.001 2.263 0.589 休場
休場
0.225 0.068 0.000 0.1800 0.267 0.155 120.30 1.218 146.84 17,818.96 1,427.50 18,053.71 4,806.86 休場 3,157.60 0.000 2.250 0.589 1,196.1 54.73
0.224 0.068 0.000 0.1790 0.266 0.155 120.34 1.215 146.57 17,729.84 1,424.67 18,038.23 4,806.91 344.27 3,168.02 0.000 2.202 0.544 1,182.7 53.61
0.220 0.066 0.000 0.1790 0.266 0.155 119.80 1.216 145.71 17,450.77 1,407.51 17,983.07 4,777.44 341.02 3,165.81 0.005 2.187 0.540 1,201.2 54.12
休場 休場
休場
休場
休場 17,823.07 4,736.05 342.54 3,234.68 0.036 2.171 0.541 1,184.9 53.27
休場 休場 休場 休場 1.210 休場
休場 休場
休場
休場
休場
休場
休場
休場
休場 0.036 2.171 0.541 休場
休場
休場 休場 休場 休場 1.210 休場
休場 休場
休場
休場
休場 17,832.99 4,726.81 341.33
休場 0.015 2.111 0.498 1,187.1 52.69
休場 休場 休場 休場 1.200 休場
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休場 休場
休場
休場
休場 17,640.84 4,664.71 339.87 3,229.32 0.015 1.907 0.478 1,233.7 46.07
休場 休場 休場 休場 1.183 休場
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休場
休場 353.18 3,116.35 0.015 1.837 0.439 休場
休場
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休場 休場
休場
休場
休場 17,862.14 4,801.18 372.04 3,157.70 0.005 2.018 0.355 1,219.6 48.84
休場 休場 休場 休場 1.134 休場
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休場
休場
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休場
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(資料)Bloombergより農中総研作成。最終日は13時11分時点で入手可能な最新データを掲載。最終日のTOPIXは20分ディレイで表示。
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