農林中金総合研究所

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農林中金総合研究所
2015 年 3 月 13 日号
調査第二部
多田 忠義・趙 玉亮
≪来週のポイント≫
日米で金融政策決定会合が開催
来週は日米中央銀行で金融政策に関する会議が予定されている。まず、日本では 16∼17 日に日
銀金融政策決定会合が開催される。足元の実質輸出や鉱工業生産では回復の兆しも見られるが、民
間消費や設備投資は振るわないなど、総じてみれば持ち直しテンポは鈍い。また、原油安の影響で足
元の物価は大幅鈍化しているが、賃上げや原油安による購買力移転の効果が徐々にみられれば、15
年度下期には物価が反転するとみられる。こうしたことを踏まえ、今回の会合では政策を据え置く可能
性が高い。なお、最近の円安傾向に関して、どのような認識を表明するかに注目したい。
米国では 17∼18 日に米連邦公開市場委員会(FOMC)が開催される。この会合では、最新の経済
見通しが発表されるほか、イエレン議長による記者会見も予定されており、注目度は高い。2 月の雇用
統計の結果が市場予想を上回る内容となったことで、利上げ時期が早まったとの見方が広がり、一層
の米ドル高を招いている。こうした流れに対し、イエレン議長が利上げの判断材料は何であるかを示唆
する可能性もある。また、「辛抱強く」を盛り込んだ声明がどのように修正されるかも、利上げ時期を推し
量るうえで判断材料となることから注目したい。
経済指標など
日本では、18 日に「貿易統計(2 月)」が発表される。1 月の反動減が想定されるものの、基調として
輸出は底堅く推移し始めていることから、前年比で小幅増が見込まれる一方、エネルギーやスマホ等
に関する半導体輸入は高水準にあることから、原油安にもかかわらず通関貿易収支は 32 ヶ月連続の
赤字となる見通しである。
米国では、17 日に「住宅着工・許可件数(2 月)」が発表される。コンセンサス中央値(Bloomberg とり
まとめ、13 日現在)によれば、住宅着工件数は 104.0 万件と、1 月(106.5 万件)から小幅減少、建設許
可件数 106.5 万件と、1 月(106.0 万件)とほぼ同水準の予想である。14 年 12 月から 2 ヶ月連続減とな
っているものの、ここ数年でみれば高水準の着工が続いている。
ドイツでは、17 日に「ZEW 景況感調査(3 月)」が発表される。コンセンサス中央値によれば、期待指
数は 58.0 と、2 月(53.0)から改善する予想である。期待指数は 14 年 10 月を底に上昇を続けており、ド
イツ経済に対する回復期待が高まっているとみられる。
来週のスケジュール(3/16∼3/20)
月 日
国内の予定
3 月 16 日(月)
日銀金融政策決定会合(∼17 日)
3 月 17 日(火)
黒田日銀総裁記者会見
3 月 18 日(水)
20 年利付国債入札(1.2 兆円程度)
国庫短期証券(1Y)入札(2.5 兆円程度)
「金融経済月報(3 月)」
「貿易統計(2 月)」(2p に予測掲載)
国庫短期証券(3M)入札(5.7 兆円程度)
「全産業活動指数(1 月)」(2p に予測掲載)
3 月 19 日(木)
3 月 20 日(金)
黒田日銀総裁講演(日本外国特派員協会)
日銀金融政策決定会合議事要旨(2/17、18 分)
海外の予定
欧
米
米
米
独
米
米
ドラギ ECB 総裁講演(フランクフルト)
「鉱工業生産・設備稼働率(2 月)」
FOMC(∼18 日)
「住宅着工・許可件数(2 月)」
「ZEW 景況感調査(3 月)」
イエレン FRB 議長記者会見、経済見通し発表
「MBA 住宅ローン申請指数(3 月 13 日週)」
欧
米
米
米
米
米
EU 首脳会議(∼20 日、ブリュッセル)
「景気先行指数(2 月)」
「新規失業保険申請件数(3 月 14 日週)」
「失業保険継続受給者数(3 月 7 日週)」
ロックハート・アトランタ連銀総裁講演
エバンス・シカゴ連銀総裁講演
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無断転載を禁ず。本資料は、信頼できると思われる各種データに基づき作成しておりますが、その正確性、完全性を保証するも
のではありません。本資料は情報提供を目的に作成されたものであり、投資のご判断等はご自身でお願い致します。
1
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1.来週発表予定の経済指標予測
2 月の貿易統計【3 月 18 日(木)8:50】
<当社予測>通関貿易収支:原系列 ▲1兆1,900億円 (1月:▲1兆1,791億円)
季調済 ▲1兆3,000億円 (1月:▲4,061億円)
1 月の輸出は、中華圏での旧正月を控えた駆け込みに加え、円安による輸出数量押上げ効果が本
格化していることもあり、前年比 17.0%と高い伸びとなった。2 月分では旧正月要因の反動が出るのは
否めないが、米国向けの自動車 (10億円)
通関貿易出超額と輸出入の動向
(%前年比)
1,500
60
輸出などが底堅く推移し始めて
いることもあり、同 0.2%と小幅な
1,000
40
がら 7 ヶ月連続での増加となるだ
20
500
ろう。一方、輸入については、原
油安で原粗油や石油製品など
0
0
の減少が見込まれるが、LNG は
-500
-20
まだ高止まりしているほか、通信
機や半導体などが高水準にある
-40
ことから、同 6.0%と 2 ヶ月ぶりの -1,000
出超額(季節調整済、左目盛)
増加と予想する。この結果、通関 -1,500
-60
輸出金額(右目盛)
貿易収支は▲1 兆 1,900 億円と
輸入金額(右目盛)
-80
32 ヶ月連続の赤字になると予想 -2,0002005年 2006年 2007年 2008年 2009年 2010年 2011年 2012年 2013年 2014年
する。(寺林)
(資料)財務省統計
1 月の全産業活動指数【3 月 19 日(木)13:30】
<当社予測>全産業活動指数:前月比 1.9%(12 月:▲0.3%)
このところ、公務等活動指数が弱含んでいる(1 月分は前月比▲0.8%と 3 ヶ月連続の低下)ほか、建
設業活動指数も消費税増税以降の民間発注分の低調さが続いているとみられるものの、全体の 2 割弱
を占める鉱工業生産(1 月速報値)は同 4.0%と上昇したほか、6 割強のウェイトを占める第 3 次産業活動
指数(1 月)も同 1.4%と上昇した。以上から、全産業活動指数は 3 ヶ月ぶりかつ大幅な上昇となると予想
する。(寺林)
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2
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2.債券市場
寺林 暁良・多田 忠義
◎相場概況 (3/9∼3/13 前場)
長期金利(新発 10 年国債利回り)は、米利上げ時期観測や入札・日銀オペを受け、総じて低下した。
週初の長期金利は、先週末の米雇用統計の結果から米長期金利が上昇したことにつられたほか、10
日の流動性国債入札の結果が低調だったことから、一時 0.470%と約 4 ヶ月ぶりの水準まで上昇した。週
央は、日銀オペが手がかりとなったほか、5 年国債の入札が好調だったこともあり、長期金利は低下し
た。週末は、米早期利上げ観測が低調な経済指標を受けて後退したため、米金利が低下し、これにつら
れて長期金利は一段と低下した。
イールドカーブは短期と超長期ゾーンで前週比、利回りが上昇。13 日の 11:00 時点の新発 10 年国債
(#338)は、0.390%(先週末比 0.5 ベーシスポイント)。同 11:02 時点の 10 年国債先物(中心限月 6 月物)
は、147 円 29 銭(先週末比▲10 銭)。
◎来週の相場予想 (3/16∼3/20)
16∼17 日に日銀金融政策決定会合、17∼18 日に米 FOMC が開催される。終了後の記者会見で、ド
ル高や今後の方針に関する発言には注意が必要である。米 FOMC の声明文で文言が修正されるかに
も注目したい。こうしたことを踏まえ、長期金利は 0.4%をはさんでもみ合う展開を予想。なお 18 日に 20
年国債入札が行われるが、このところの超長期ゾーンの結果を踏まえると、警戒が必要である。
(%)
(%)
日本国債のイールドカーブ
2.0
1.8
2015年3月12日
2015年3月6日 (先週末)
2015年2月12日 (1ヶ月前)
2014年12月12日 (3ヶ月前)
2014年9月12日 (6ヶ月前)
1.6
1.4
1.2
1.0
イールドスプレッド
1.0
0.8
0.6
5年−2年
10年−5年
20年−10年
0.4
0.2
0.8
0.6
0.0
10/12
0.4
0.2
11/12
(%)
0.0
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10 15 20 25 30 40
(年)
0.10
1ヶ月前差
先週末差
1/12
2/12
3/12
2/27
3/13
新発10年物国債利回り
0.500
▲ 0.2
12/12
0.450
0.400
0.350
3ヶ月前差
0.05
0.300
0.250
0.00
0.200
▲ 0.05
0.150
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10 15 20 25 30 40
(年)
12/26
1/15
1/29
2/13
(資料)財務省「国債金利情報」より作成。新発 10 年国債利回りは Bloomberg より作成
◎国債入札結果
入札日
3/10
3/12
銘柄 ( 回号)
流動性供給 (#185) (20年:#121150,30年:#8-44,40年:#1-6)
5年利付国債 (#123)
表面利率
発行予定額
応札倍率
テール
最低価格 最高利回
―
0.3兆円
2.02倍
―
―
―
0.1% (0.1%)
2.7兆円
3.64倍 (3.29倍)
2銭 (4銭)
99.87円
0.126%
(資料)財務省ホームページより農中総研作成。表面利率及び応札倍率、テールの( )内数値は前回入札の値
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3
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3.株式市場
趙 玉亮
◎相場概況 (3/9∼3/13 前場)
日経平均株価は、週初米株安の影響を受けて 2 営業日続落。週央から週末にかけて先高観の強まりを
受けて続伸し、19,200 円台に乗せた。
9 日は反落、前週末の米株安を受けて売りが先行し、円安進行の影響は限定的だった。10 日は続落、前場
は買いが先行したものの、後場には先物主導でマイナスに転じた。11 日は反発、米株安を受けて売りが優勢
でスタートしたが、一巡後は買い戻される展開となった。12 日は続伸、02 年春闘以来で最高水準とされるトヨ
タのベア回答報道を受けて、景気回復期待が強まり、買いが優勢となった。13 日前場は大幅続伸、好調な業
績期待から先高観が強まり、日経平均は買い優勢で 19,200 円台乗せとなった。
◎来週の相場予想 (3/16∼3/20)
日本では、日銀金融政策決定会合が開催される。一方、米国では、FOMC や経済見通しの発表が行われ
る。来週は、短期的な過熱感もさ意識されることから、19,000 円を挟んでの推移を予想する。
<3/13前場終値>
日経平均: 1 9 ,2 6 5 .1 0
(前週末比
日経平均株価の日足グラフ
(円)
25日移動平均線
50日移動平均線
+294.10
)
TOPIX: 1 ,5 6 0 .9 0
100日移動平均線
日経225
19,000
TOPIX
18,500
+20.06 )
年度初来(14年3月末)比
前週(3/6)比
株価等の指標騰落率
19,500
(同
TOPIXコア30
18,000
JPX日経400
17,500
17,000
日経JASDAQ
16,500
東証REIT
16,000
1/27
(億株)
2/2
2/6
2/13
2/19
2/25
3/3
3/9
出来高 株数
出来高 金額
東証一部 出来高
(千億円)
35
35
30
30
25
25
20
20
15
15
10
10
1/26
1/30
2/5
2/12
2/18
2/24
3/2
3/6
▲4% 0%
3/13
3/12
江守グループホールディングス
銚子丸、モロゾフ、アスクル
ツルハホールディングス
クスリのアオキ
8% 12% 16% 20% 24% 28% 32% 36%
(兆円) 投資部門別株式売買状況(12年1月∼累積)
25
海外投資家
20
15
買越
10
信託銀行
5
0
-5
-10
売越
-15
個人
-20
12/12/21
決算発表 注目銘柄 (変更になることがありますのでご注意ください)
(3/16)
(3/17)
(3/18)
(3/19)
4%
13/5/31
13/11/8
14/4/18
14/9/26
15/3/6
(資料) Bloomberg より農中総研作成
など
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4
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4.外国為替市場
木村 俊文
◎相場概況 (3/9∼3/13 前場)
ドル・円相場は、米利上げ観測が強まり、8 年ぶりのドル高・円安水準へ
週初のドル・円相場は、前週末の米雇用統計が市場予想よりも良い結果となったことを受け、早期利上
げ観測が強まり、120 円台後半で始まった。さらに ECB の量的緩和(QE)開始(9 日)を受けドル買いが
強まったことから、10 日には一時 122 円 03 銭と 07 年 7 月以来 8 年ぶりのドル高・円安水準となった。し
かし、その後はファーマン CEA 委員長によるドル高けん制発言を受けてドルが売られ、週央にかけては
121 円台半ばでもみ合った。12 日は米小売売上高が大幅に予想を下回り、早期利上げ観測が後退した
ことから、ドル・円は一時 120 円台に下落した。13 日前場にかけては、121 円台前半で推移している。
ユーロは、ECB の量的緩和開始を受け、対ドルで 12 年ぶりの安値へ下落
ユーロ・円相場は、週初に ECB の QE 開始を受けユーロ安が進み、131 円前後でスタートした。ドイツ
国債利回りが低下するなか、その後もユーロ売りが優勢となり、週央には 130 円を割り込み、12 日には
127 円台後半までユーロ安が進行。しかし、13 日前場は冴えない米小売売上高に加え、ギリシャ財務副
大臣が歳入改善を示唆したこともあり、ユーロが買い戻され、128 円台後半での推移となっている。
なお、ユーロは対ドルでは、12 日に一時1ユーロ=1.05 ドルを割り込み、12 年ぶりの安値となった。
◎来週の相場予想 (3/16∼3/20)
米国、日本、欧州との金融政策の方向性の違いから、強い順に「ドル>円>ユーロ」が継続する展開
を予想。17 日∼18 日の米 FOMC 後の声明文や FRB 議長会見(景気判断や利上げに対する見方など)
に注目。また、ギリシャ政府の IMF への返済(16 日、20 日)が順調に実施されるかどうかも注意が必要。
(円/ドル)
114
円
高
(円/ユーロ)
円/ドル・レート
50日移
動平均
118
116 130
132
118
120
120
25日移
動平均
124
2014/12/19
(ドル/ユーロ)
2015/01/16
2015/02/13
ー
50日移動
平均
1.22
1.2
ロ
高
1.24
1.22
1.2
1.18
1.18
1.16
1.16
1.1
1.08
1.06
1.14
ユ
ー
1.12
1.12
25日
移動
平均
ロ
安
1.04
2014/12/19
2015/01/16
2015/02/13
1.1
1.08
1.06
1.04
2015/03/13
132
134
136
138
138
140
124 148
2015/03/13 2014/12/19
1.26
130
136
140
25日移
動平均
146
ユ
128
134
122 144
ドル/ユーロ・レート
1.24
円
高
142
円
安
1.26
1.14
126
50日
移動
平均
128
116
122
円/ユーロ・レート
114 126
2015/01/16
2015/02/13
円
安
142
144
146
148
2015/03/13
シカゴIMM円ポジション(先物のみ) (円ドル)
(1万コントラ クト)
▲ 20
▲ 18
▲ 16
▲ 14
▲ 12
▲ 10
▲8
▲6
▲4
▲2
0
2
4
14/04 14/06
14/07
123
120
117
114
111
108
105
102
99
96
93
90
87
円ポジション(左軸)
84
81
円ドル(右軸)
78
75
14/09 14/11 15/01 15/03
(注) 1コントラクト=1250万円
(資料)Bloombergより農中総研作成
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5
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5−1.海外市場(米国、欧州)
(米国)木村 俊文、
(欧州)山口 勝義
◎相場概況 (3/6∼3/12)
【米国】
米国の長期金利(10 年債利回り)は、1 月の雇用統計(6 日)が市場予想を上回る良好な内容となったことを
受け利上げ前倒し観測が強まり、6 日に 2.24%と前日比 13bp 上昇した。しかし、その後は、ECB の量的緩和
(QE)開始による欧州金利の低下や米株安などを背景に低下傾向で推移し、12 日には 2.12%(先週比変わら
ず)と雇用統計発表前の水準に戻した。一方、株価市場は米利上げ前倒し観測やそれに伴うドル高が売り圧
力となり、やや軟調な展開となった。12 日のダウ工業株 30 種平均は、先週比 240 ドル(▲1.3%)安い
17,895.22 ドルで取引を終了した。
【欧州】
9 日には ECB による QE が開始されたことで、全般に国債利回りは中長期債を中心に一層低下が進むとと
もに、ドイツ国債とのスプレッドが縮小した。一方、ギリシャ国債については、ユーロ圏財務相会合(9 日)で協
議に進展が見られず、足元の資金繰り懸念も強いことから、利回りは大幅に上昇した。週を通じて、ドイツ10年
国債は 10bp の利回り低下。株式市場では、高値圏ながら、一段と進んだユーロ安を追い風に、ストックス欧州
600 指数は 0.4%上昇し、うち銀行セクターは 0.6%上昇した。
米国債のイ-ルドカーブ
(%)
3.5
欧州の国債利回り(10年債)
(%)
12
3.0
2.5
2.0
14/09/11
10
14/12/11
8
ギリシャ
ポルトガル
イタリア
15/03/12
6
1.5
スペイン
4
1.0
アイルランド
2
0.5
ドイツ
0
0.0
1ヵ月 3ヵ月 6ヵ月
1年
2年
3年
5年
7年
10年
30年
14/9
14/10
0.10
15/1
15/2
15/3
ドイツ国債との利回りスプレッド(直近1週間の変動幅)(10年債)
(bp)
120
0.15
14/12
14/11
100
0.05
80
60
0.00
1週前差
▲ 0.05
40
1ヵ月前差
▲ 0.10
20
0
3ヵ月前差
米国の株価指数
(ドル)
18,000
17,500
17,000
16,500
NYダウ工業株30種
16,000
14/9
14/10
14/11
14/12
15/1
欧州の株価指数
(ポイント)
18,500
15/2
15/3
450
190
400
180
350
170
300
160
250
150
200
140
150
130
100
120
14/9
(参考)日本
30年
(参考)米国
10年
英国
7年
ポルトガル
5年
アイルランド
3年
ギリシャ
2年
スペイン
1年
イタリア
1ヵ月 3ヵ月 6ヵ月
フランス
▲ 20
▲ 0.15
14/10
14/11
14/12
15/1
15/2
ストックス欧州
600指数①
うち銀行
セクター②
①−②
(右軸)
15/3
(資料)Bloomberg より農中総研作成
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5−2.海外市場(中国、その他新興・資源国)
(中国)山口 勝義、
(その他新興・資源国)多田 忠義
◎相場概況 (3/6∼3/12)
【中国】
中国では、2 月の輸入(8 日)の前年比 20%を超える減少や、1∼2 月の小売売上高、鉱工業生産、固定資
産投資の市場予想対比での下振れ(11 日)等を受け景気減速懸念が強まった。また、2 月の消費者物価指
数(10 日)は市場予想を上回ったものの前年比 1.4%の上昇にとどまったほか、卸売物価指数(10 日)は市場
予想を下回る同 4.8%の下落となり、引き続き懸念材料となっている。このため、週央には上海総合指数は上
値を抑えられることとなったが、12 日には地方政府債務問題の解決に向け、政府が 1 兆元規模で地方債務
の借り換えを認めたことを好感し、同指数は 3,300 ポイントを回復した。
【その他新興・資源国】
米雇用統計が市場予想を上回る堅調さであったことから利上げ時期がこれまでの予想に比べ前倒しとな
るとの見方が広がり、週初から週央にかけて世界的に米ドル高となった。一方、週後半は米小売売上高が予
想外に低調だったことで、利上げ時期の前倒し観測が後退し、米ドル高は一服した。また、新興・資源国の
株価は、個別材料中心の相場形成となった。国別にみると、ブラジルでは、中国の景気減速が意識されて資
源関連の株を中心に売りが続いたほか、汚職疑惑の拡大で国営石油企業の売りも続いている。なお、政策
金利の決定が相次ぎ、韓国、タイでは利下げ、ニュージーランドでは据え置きとなった。
(ポイント)
上海総合指数
3,600
新興・資源国通貨:対米ドル騰落率
前週(3/6)比
3,400
トルコ・リラ
3,000
南アフリカ・ランド
欧・中東・アフリカ
3,200
2,800
2,600
2,400
2,200
EMヨーロッパ
カナダ・ドル
ラテンアメリカ
EMラテンアメリカ
EMアジア
ノルウェー・クローネ
エジプト・ポンド
15/03
15/02
15/01
14/12
14/11
14/10
MSCI-EM
ポーランド・ズウォティ
メキシコ・ペソ
自
国
通
貨
安
ド
ル
高
)
新興国株価指数(MSCI Index)
('15.01=100)
ロシア・ルーブル
(
14/09
2,000
アルゼンチン・ペソ
コロンビア・ペソ
チリ・ペソ
ブラジル・レアル
シンガポール・ドル
15/03
15/02
15/01
14/12
14/10
14/11
政策金利の推移
16
14
12
10
ロシア
インドネシア
インド
6
ニュージーランド
4
オーストラリア
0
14/09 14/10 14/11 14/12 15/01 15/02 15/03
タイ・バーツ
ド
ル
安
フィリピン・ペソ
マレーシア・リンギット
韓国・ウォン
ブラジル
8
2
アジア・オセアニア
(%)
18
オーストラリア・ドル
)
14/09
ニュージーランド・ドル
自
国
通
貨
高
(
145
140
135
130
125
120
115
110
105
100
95
90
85
前月(2/11)比
インドネシア・ルピア
インド・ルピー
中国元
▲12%
▲10%▲8%▲6%▲4%▲2% 0% 2% 4% 6% 8%
(注)一部通貨は前営業日終値、それ以外は本グラフ作成時点との比較
(資料)Bloombergより農中総研作成
農林中金総合研究所
7
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6.指標分析・注目点
南 武志
① 今週のレビュー
11 日、東日本大震災の発生から 4 年を迎えた。14 年末の段階で、河川対策、下水道、水道施設、災
害廃棄物の処理、交通網(直轄国道、鉄道、港湾)などで 9 割以上の進捗となっている半面、復興住宅は
完了がまだ 16%(用地確保済は 85%)、復興まちづくり(造成宅地の滑動崩落防止)も完了は 32%(着工
は 100%)などと、遅れている分野もまだある(復興庁調べ)。16 年 3 月までの集中復興期間の終了まで残
すところ 1 年となったが、人手不足や資材高騰なども加わり、予算はあれども事業が進まない、という構図
は続いている。また、風評被害も続くなど、多くの課題が今なお残されている。
以下、今週発表された主要な経済指標を確認したい。1 月の機械受注統計によれば、代表的な「船
舶・電力を除く民需」は前月比▲1.7%と 3 ヶ月ぶりの減少となった。12 月に同 24.1%と激増した製造業に
反動減(同▲11.3%)が出た格好であるが、増加基調は保っているとみられる。政府短観とも称される 1∼
3 月期の法人企業景気予測調査における 14 年度の設備投資計画は全産業(金融・保険業を含む)ベー
スで前年度比 5.1%と上方修正されるなど、投資意欲の強さをうかがわせる内容であったが、15 年度入り
後の国内景気が持ち直し傾向を強まれば、設備投資の本格回復が始まる可能性もあるだろう。ちなみに、
法人企業景気予測調査での景況感(貴社の景況判断 BSI)は、大企業は上昇超、中堅・中小企業では下
降超と、規模による景況感格差が目立つ結果であった。
次に、1 月の第 3 次産業活動指数は前月比 1.4%と 2 ヶ月ぶりのプラス。業種別にみると、金融業(前
月比▲2.0%)、電気業(同▲3.2%)、情報サービス業(同▲1.8%)、小売業(同▲0.7%)、飲食サービス
業(同▲2.8%)などが低下したが、卸売業が同 5.6%と大きく上昇し、全体を 0.8 ポイント押し上げたほか、
運輸業(同 2.0%)、通信業(同 1.4%)、専門サービス業(同 3.6%)、生活関連サービス業・娯楽業(同
2.1%)、自動車整備業(同 2.6%)などが上昇した。
1 月の国際収支統計によれば、経常収支は 1 兆
(億円、2010年価格)
(2005年連鎖方式、10億円)
実質貿易・サービス収支と純輸出
40,000
25,000
30,000
20,000
BOPベース:貿易・サービス収支(SA、左目盛)
20,000
GDPベース:財貨・サービスの純輸出(右目盛)
581 億円(季節調整済、以下同じ)と 20 ヶ月連続の
黒字で、21 ヶ月ぶりの 1 兆円台となった。内訳は、
貿易収支が 317 億円と 11 年 9 月以来の黒字とな
15,000
10,000
0
10,000
-10,000
5,000
-20,000
-30,000
0
-40,000
-5,000
-50,000
(資料)内閣府、財務省、日本銀行
2015年
2014年
2013年
2012年
2011年
2010年
2009年
2008年
2007年
2006年
2005年
2004年
2003年
2002年
2001年
2000年
1999年
1998年
1997年
1996年
1995年
大。一方、第一次所得収支は 1 兆 4,735 億円と 3 ヶ
-10,000
1994年
ったが、サービス収支は▲3,360 億円と赤字幅が拡
-60,000
(注)実質貿易・サービス収支は輸出入物価を用いて農中総研が推計
月連続で黒字幅が縮小。ちなみに、輸出入物価を用いて GDP 統計上の「実質外需」に近い「実質貿易・
サービス収支」を試算すると、1 月分の四半期換算値は 10∼12 月期から黒字幅が拡大しており、外需寄
与度(対前期比成長率)は 4 四半期連続のプラスとなる可能性があるだろう。
最後に、2 月の国内企業物価は前年比 0.5%と 23 ヶ月連続の上昇となったが、消費税要因を除くと同
▲2.3%と 4 ヶ月連続の下落。ただし、1 月分(▲2.5%)からは下落幅が縮小した。消費者物価のうちの財
の上流に位置する消費財については、前年比▲0.6%と 3 ヶ月連続の下落ながらも、同様に 1 月分(▲
1.0%)からは下落幅が縮小。大きく値下がりしたガソリン小売価格もこのところ反転しているほか、円安の
影響で原油以外の輸入品は全般的に値上がり傾向にある(円ベースの輸入物価は前年比▲9.9%と 2 ヶ
月連続の下落であるが、石油・石炭・天然ガスを除くと同 5.4%と底堅く推移)。
農林中金総合研究所
8
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7.今週の主なできごと
月 日
政治・財政
経済・金融
海外・その他
・米労働省:2 月の雇用統計を発
表 、 非農 業 部門 の雇 用 者数が
29.5 万人増。失業率は 5.5%と、6
年半ぶりの低水準を記録
・中国の国務院国有資産監督管
理委員会(SASAC):中国の大手
鉄道車両メーカーの中国北車と
中国南車の経営統合を承認
・首都高中央線環状線全線開通
3 月 6 日(金)
3 月 7 日(土)
3 月 8 日(日)
3 月 9 日(月)
・ドイツのメルケル首相が来日
・内閣府: 2014 年 10∼12 月期
の国内総生産(GDP)改定値は、
実質で前期比 0.4%増となり、1
次速報値(0.6%増)から下方修
正
・日銀サーベイ(2 月):債券市場
の機能低下との回答が 75%
3 月 10 日(火)
・政府:日本に住む全ての人に割
り振る社会保障と税の共通番号
(マイナンバー)を預金口座に適
用するマイナンバー法改正案を
決定
・3 回目の住宅エコポイント制度
が申請受付開始
・金融庁:少額投資非課税制度
(NISA)の 2014 年の投資総額(速
報値)が 29,797 億円、口座開設
数は 824 万口座だったと発表
3 月 11 日(水)
・東日本大震災から 4 年、政府主
催の追悼式が開催
・農林水産省:食料自給率目標
(カロリーベース)を現行の 50%
から 45%に引き下げる方針を決
定
3 月 12 日(木)
・トヨタ自動車:15 年の労使交渉
で、賃金ベアで 3,700 円を軸に調
整、一時金は満額
・関西電力や九州電力など 4 社:
老朽原発5基を廃炉決定へとの
報道
・日経平均:15 年ぶりに 19,000 円
台
・米アップル社:腕時計型ウエア
ラブル端末「アップルウオッチ」の
価格やサービスの詳細を発表
・ECB とユーロ圏の中銀:量的緩
和措置として国債を中心に債券
買い入れ(PSPP)を開始
・経済協力開発機構(OECD):国
際課税の新ルールの指針で、前
事業年度の連結売上高が7億5
千万ユーロ(約 1000 億円)以上
の企業に提出義務を課すことを
勧告
・韓国中央銀行:政策金利を
0.25 % 引 き 下 げ 、 過 去 最 低 の
1.75%にすることを決定
・英財務相:中国主導で今年末に
発足するアジアインフラ投資銀行
(AIIB)に参加する方針を発表、
主要 7 ヶ国(G7)で参加するのは
英国が初めて
・周小川中国人民銀行総裁:預
金金利の上限規制について「今
年なくす可能性が非常に高い」と
述べ、年内に金利自由化に踏み
出す方針を示唆
3 月 13 日(金)
農林中金総合研究所
9
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8.日米経済指標の動向(グラフ)
【日本】
(%)
(%) (%)
国内企業物価(2月)
6.0
4.5
4.0
4.0
1.0
2.0
3.5
0.0
0.0
3.0
▲ 2.0
2.5
▲ 4.0
2.0
3.0
前月比(左軸)
前年比(右軸)
2.0
▲ 1.0
▲ 2.0
'13.2
'13.8
'14.2
'14.8
'15.2
マネーストック:前年比(2月)
M2
M3
'13.2
'13.8
'14.2
'14.8
'15.2
国内企業物価は、前月比0.0%と横ばいであった。前年比で
は0.5%。
M2(現金+ゆうちょ銀行を除く国内金融機関の預貯金)は、
前年比3.5%と前月から上昇した。M3(現金+全預貯金)も同
2.9%と前月から上昇。
(ポイント)
(ポイント)
景気ウォッチャー調査(2月)
60
116
55
113
50
110
45
107
景気動向指数 (1月速報)
104
40
現状判断DI
先行き判断DI
35
30
'13.2
'13.8
一致CI
先行CI
101
98
'14.2
'14.8
'15.2
'13.1
'13.7
'14.1
'14.7
'15.1
景気ウォッチャー調査の現状判断DIは、50.1と7ヶ月ぶりに50 景気動向指数(速報値)の一致CIは、113.0と2ヶ月連続で上
を上回った。先行き判断DIは、53.2と2ヶ月連続で50を上回っ 昇した。一方、先行CIは、105.1と2ヶ月ぶりに低下した。
た。
(%)
(兆円)
機械受注(船舶・電力を除く民需、1月)
25
20
15
10
5
0
▲5
▲ 10
▲ 15
▲ 20
国際収支(1月)
1.5
経常収支
経常収支(季調済)
1.0
0.5
0.0
▲ 0.5
▲ 1.0
▲ 1.5
季調済前月比
前年比
'13.1
'13.7
'14.1
'14.7
'15.1
▲ 2.0
'13.1
'13.7
'14.1
'14.7
'15.1
機械受注(船舶・電力を除く民需)は、前月比▲1.7%と3ヶ月 経常収支(原数値)は、614億円と7ヶ月連続の黒字となった。
ぶりに減少した。前年比では1.9%と2ヶ月連続で上昇した。 同季節調整値は、1兆1,796億円と10ヶ月連続の黒字。
(資料)Bloomberg より農中総研作成
農林中金総合研究所
10
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(%ポイント)
20
15
10
5
0
▲5
▲ 10
▲ 15
(%)
法人企業景気予測調査
:景況判断BSI(1∼3月期)
国内総生産(10∼12月期2次速報)
3.0
実質(前期比)
名目(前期比)
GDPデフレーター(前年比)
2.0
見通し
1.0
0.0
▲ 1.0
大企業全産業
大企業製造業
'13.3
'13.9
▲ 2.0
'14.3
'14.9
'15.3
'12.12
'15.9
法人企業景気予測調査(政府短観)景況判断BSIの大企業
全産業は、1.9と3四半期連続のプラスとなった。15年4∼6月
期は1.0、4∼6月期は7.8とともにプラス予想。
'13.6
'13.12
'14.6
'14.12
実質GDP成長率の2次速報値は、前期比0.4%(同年率
1.5%)と、1次速報値(同0.6%、同年率2.2%)から下方修正さ
れた。
【米国】
(万人) 新規失業保険申請件数(3月7日週)
34
新規失業保険申請者件数
33
4週移動平均
失業保険継続受給者(右軸)
32
31
30
29
28
27
26
9/20
11/1
12/13
1/24
(万人) (万人)
50
270
265
40
260
30
255
20
250
245
10
240
0
235
230 ▲ 10
3/7
(%)
雇用統計:季調済(2月)
5.0
非農業部門雇用者数変化(左軸)
失業率(右軸:逆目盛)
5.5
6.0
6.5
7.0
7.5
8.0
'13.2
'13.8
'14.2
'14.8
'15.2
新規失業保険申請者件数は、28.9万人と事前予測(30.5万 雇用統計の非農業部門雇用者数変化は、前月比29.5万人と
人)を下回った。一方、失業保険継続受給者数(2月28日週) 事前予測(23.5万人)を上回った。一方の失業率は、5.5%と事
は、241.8万人と事前予測(240.0万人)を上回った。
前予測(5.6%)を下回った。
(%)
(億ドル)
小売売上高:季調済前月比(2月速報)
2.0
小売売上高
除自動車
1.5
貿易収支:季調済(1月)
300
150
1.0
0
0.5
▲ 150
0.0
▲ 300
▲ 0.5
▲ 450
▲ 1.0
▲ 600
うち財
うちサービス
貿易収支
▲ 750
▲ 1.5
'13.2
'13.8
'14.2
'14.8
'15.2
小売売上高(速報値)は、前月比▲0.6%と事前予測(同
0.3%)を下回った。自動車を除いた小売売上高は、同
▲0.1%。
(資料)Bloomberg より農中総研作成
'13.1
'13.7
'14.1
'14.7
'15.1
貿易収支は、▲418億ドルと、事前予測(▲411億ドル)より赤
字幅が大きかった。
農林中金総合研究所
11
内外金融市場データ
長期金利
新発
10年
国債
利回
15/01/15
15/01/16
15/01/19
15/01/20
15/01/21
15/01/22
15/01/23
15/01/26
15/01/27
15/01/28
15/01/29
15/01/30
15/02/02
15/02/03
15/02/04
15/02/05
15/02/06
15/02/09
15/02/10
15/02/11
15/02/12
15/02/13
15/02/16
15/02/17
15/02/18
15/02/19
15/02/20
15/02/23
15/02/24
15/02/25
15/02/26
15/02/27
15/03/02
15/03/03
15/03/04
15/03/05
15/03/06
15/03/09
15/03/10
15/03/11
15/03/12
15/03/13
0.250
0.240
0.200
0.215
0.245
0.310
0.225
0.225
0.265
0.290
0.285
0.275
0.285
0.355
0.375
0.355
0.340
0.355
0.395
休場
0.400
0.415
0.450
0.385
0.415
0.390
0.390
0.375
0.375
0.335
0.340
0.330
0.345
0.370
0.405
0.400
0.385
0.430
0.460
0.410
0.380
0.380
金利
債先 スワップ
無担保
10年物 レート
コール
5年物
中心
翌日物
限月 (円-円)
仲値
148.36
148.40
148.62
148.47
148.17
147.65
148.40
148.53
148.06
147.88
147.94
148.13
148.01
147.38
147.30
147.33
147.51
147.42
147.10
休場
147.14
146.96
146.78
147.23
147.02
147.26
147.33
147.42
147.50
147.85
147.85
147.90
147.87
147.59
147.59
147.54
147.67
147.26
146.89
147.39
147.39
147.29
http://www.nochuri.co.jp/
短期金利
外国為替
国内株価指数
海外株価指数
海外金利
米国
米国
財務省 財務省 独国
証券
証券 10年物
中国
上海総合 3ヶ月物 10年物 国債
国債
国債
利回
利回
利回
その他
NY
原油
先物
WTI
期近
OPEC
原油
バス
ケット
価格
0.225 0.074 ▲ 0.055 0.1790 0.266 0.155 117.67 1.163 138.58 17,108.70 1,376.60 17,320.71 4,570.82 348.45 3,336.46 0.025 1.715 0.474 1,265.7 46.25
0.208 0.074 ▲ 0.039 0.1790 0.266 0.150 116.55 1.157 135.57 16,864.16 1,363.73 17,511.57 4,634.38 352.40 3,376.50 0.015 1.837 0.454 1,277.9 48.69
0.160 0.074 ▲ 0.041 0.1780 0.265 0.130 117.17 1.161 135.45 17,014.29 1,372.41
休場
休場 353.18 3,116.35 0.015 1.837 0.439 休場
休場
0.166 0.077 ▲ 0.047 0.1760 0.263 0.125 118.25 1.155 137.06 17,366.30 1,397.63 17,515.23 4,654.85 355.96 3,173.05 0.005 1.788 0.449 1,295.2 46.39
0.192 0.074 ▲ 0.055 0.1730 0.259 0.135 117.66 1.161 135.48 17,280.48 1,390.61 17,554.28 4,667.42 358.12 3,323.61 0.020 1.872 0.524 1,294.7 47.78
0.229 0.075 ▲ 0.058 0.1730 0.258 0.140 118.00 1.137 136.62 17,329.02 1,389.43 17,813.98 4,750.40 364.05 3,343.34 0.015 1.863 0.447 1,301.7 46.31
0.204 0.073 ▲ 0.001 0.1730 0.257 0.145 118.22 1.120 134.13 17,511.75 1,403.22 17,672.60 4,757.88 370.37 3,351.76 0.015 1.797 0.362 1,293.6 45.59
0.200 0.071 ▲ 0.002 0.1730 0.257 0.145 118.18 1.124 132.81 17,468.52 1,402.08 17,678.70 4,771.76 372.39 3,383.18 0.005 1.824 0.395 1,280.4 45.15
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休場 休場
休場
休場
休場 17,862.14 4,801.18 372.04 3,157.70 0.005 2.018 0.355 1,219.6 48.84
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休場
休場 376.55 3,222.36 0.005 2.050 0.334 休場
休場
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(資料)Bloombergより農中総研作成。最終日は14時7分時点で入手可能な最新データを掲載。最終日のTOPIXは20分ディレイで表示。
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