NEWS RELEASE

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2015 年 2 月 10 日
報道関係各位
日本ケイデンス・デザイン・システムズ社
メガチップス、超低消費電力センサーHUB LSI で、
ケイデンスのテンシリカ Xtensa プロセッサを活用
電子設計のイノベーションで世界をリードするケイデンス・デザイン・システムズ社(本社:
米国カリフォルニア州サンノゼ市、以下、ケイデンス)は、2月9日(米国現地時間)、ケイデン
スのテンシリカ Xtensa®プロセッサが、株式会社メガチップス(以下、メガチップス)のオー
ルウェイズ・オンを実現するセンサーHUB LSI [frizz]のコアとして採用されたことを発表しま
した。
競合とのベンチマークでは、カルマン・フィルタを使用した PDR アルゴリズム(pedestrian
dead reckoning: 歩行者自律航法)の実行に Xtensa プロセッサを使用する事により、メガチ
ップスは90%以上の消費電力削減を実現しました。
Xtensa プロセッサの詳細は、http://www.cadence.com/news/xtensa/megachips をご覧
ください。
frizz は、スマートフォンや IoT(Internet-of-Things)、ウェアラブルデバイス向けの、次世
代オールウェイズ・オン・センサーHUB チップです。メガチップスは、制御と信号処理の両方
に対応可能な Xtensa プロセッサの超低消費電力アーキテクチャを活用し、3ウェイ VLIW(very
long instruction word)命令や浮動小数点命令、4ウェイ SIMD(single instruction, multiple
data)命令を追加することにより、最大のスループットが実現できるようにカスタマイズを行
いました。このように、柔軟性が高く自動最適化機能を持つ Xtensa を採用することによって、
PPA(power, performance and area)の最適化を実現する事ができました。
メガチップスは、2008年以来テンシリカの公認デザイン・センターとして、テンシリカのプ
ロセッサを使った設計を多数完成させています。Xtensa は、性能が求められる DSP 処理と組
み込み制御処理のいずれにも、シングルコアで対応できるようにカスタマイズが可能です。設計
者は、特許を取得済みの Xtensa Processor Generator を使って、極めて低い消費電力を達成
しながら、競争力が高く、差別化された機能を実現することができます。
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メガチップス社コメント:
中村 健二 氏(AS 事業本部 執行役員副事業部長):
「テンシリカの自動設計ツールのおかげで、frizz の設計では Xtensa プロセッサのカスタマイ
ズを短期間で行うことができました。他社のカスタマイズ可能を謳うプロセッサでは、32ビッ
ト RISC プロセッサによる制御処理に加えて、4ウェイ SIMD に VLIW を統合してスループット
を最大化するようなことはできません。これは、数多くの IoT アプリケーションでベストな消
費電力と性能を実現するために必須なものです。統合したこれらの追加機能のおかげで、frizz
は市場で圧倒的な強みを持ちながら、ウェアラブル機器に適した低消費電力プロファイルを実現
することができます。
」
Cadence および Cadence ロゴは Cadence Design Systems, Inc.の登録商標です。
その他記載されている製品名および会社名は各社の商標または登録商標です。
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