環境制御 SPM

特徴
先進の技術を使い易く
ント
ポイ
ノンコンタクトモード
装備
標準
カンチレバを共振周波数で自励発振させ、試料に近づけ
ると、カンチレバー試料に働く引力によって、共振周波
数が低周波側へシフトします。このシフト量を一定に保
つようにフィードバックを行います。
● 高分解能
ノンコンタクトモード
AC モード
Si ステップの観察例
ノンコンタクトモードでは、AC モードに比べて高分解能で観察
されています。
カンチレバの発振を常に共振周波数に設定させるために
PLL(Phase Locked Loop)を使用します。PLL を使用
した FM 検出方式は、JEOL のみが標準搭載しています。
● ダメージレス
DDS
ノンコンタクトモード
AC モード
ポリイミド上の n-アルカン膜の観察例
ノンコンタクトモードでは、試料表面にダメージを与えることな
く観察されています。
真空排気
ョン
オプシ
排気の開始は、排気系コントローラのスタート
ボタンを押すだけの簡単な操作です。真空計は
ピラニーゲージとペニングゲージの自動切換式
で大気圧から高真空領域まで正確に測定できま
す。真空装置の停止もボタン一つでポンプの停
止からリークまで自動的に行いますので面倒な
バルブの開閉はありません。
大気中観察
真空中観察
再結晶化ガラスの観察例
大気中では、試料表面に吸着した水分により表面形状が正しく観察されてい
ませんが、真空中では表面に吸着した水分が脱離し、ファセットが観察され
ています。
排気コントロール
ボタン一つで
高真空を実現
6
データご提供 東京大学 光田 好孝 先生
ン
ショ
オプ
試料加熱
熱均一性の良いグラファイトヒータを使用した傍熱加熱ホルダです。
大気中で 150 ℃まで、真空排気システムを付加すると、500 ℃まで試料
加熱できます。
室温∼ 150 ℃ 大気中
室温∼ 500 ℃ 真空中
使用可
使用可
試料導入機構
温度コントローラ
真空を破らずに試料の交換がで
きます。ボタン一つの自動シー
ケンスです。
試料温度を 0.1 ℃の精度で
制御できます。
高分子材料の加熱観察例
124 ℃、77 ℃での相転移が観察されています。観察中にほとん
ど視野が動いていません.
データご提供 京都大学 山田 啓文 先生
Thin Solid Films,397(2001)133.
使用可
試料冷却
使用可
ン
ショ
プ
オ
液体窒素を利用し、試料を簡単に冷却して観察する
ことができます。
Anti Frost Shroud(AFS)の採用により試料への
着霜現象を軽減させています。
AFS
冷却時の Si ステップ観察例
冷却時に Si 再配列の単原子ス
テップが観察されています。
−130 ℃∼室温
簡易液中観察
ント
ポイ
赤血球の凍結割断観察
急速凍結した赤血球を真空中で割断し、
その場観察したものです。
Ultramicroscopy, 102/2, (2005) 107
装備
標準
標準のカンチレバホルダにカバーガラスを取り付けられるよう
になりました。面倒な準備をせずに簡単に液中観察を行うこと
ができます。
カバーガラスを取り付けた時の液中観察の様子
脂質二分子膜の液中観察例
データご提供 名古屋工業大学 出羽 毅久 先生
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