港区基本計画 【平成27年度~平成32年度】を策定しました

港区基本計画 【平成27年度~平成32年度】を策定しました
別
紙
基本計画の目的
港区基本構想(平成14年12月)に掲げる港区の将来像『やすらぎある世界都心・MINATO』の実現に向け、長期的展望に立って区が取り組むべき目標や
課題、施策の概要を体系的に明らかにし、年次的な事業計画により、具体的な道筋を示します。
取組の基本姿勢
「区民一人ひとりが誇りに思える成熟した国際都市」をめざして
これまで取組を進めてきた、安全・安心なまちづくりをはじめ、国際化やバリアフリー化など、あらゆる施策を加速化させ、『港区に住み、働き、学ぶ人、そし
て国内外から集うすべての人が安全に安心して快適に過ごし、多様な人や文化が共生する活力と魅力あふれる国際都市』を目指します。
重点課題の設定
平成32年度の港区を見据えて、今後、優先的・重点的に取り組むべき5つの重点課題を設定しました。
これらの重点課題に対しては、分野の体系を横断して、区全体で総合的な取組を推進します。
【重点1】 大幅な人口増加を見据えた行政サー
ビスの充実
〔11事業〕
【背景】
【重点課題に対応する事業計画
化事業】
・計画の最終年度である平成32年度ま
での間、港区の人口は毎年5,000人程
度の増加が見込まれ、平成33年1月
時点の人口は27万人を超える見込み
です。
●学童クラブ事業の充実
●幼児・児童・生徒数の増加への対応
●保育施設の充実
●認定こども園の実施
●みなと保育サポート事業の充実
・年齢三区分別の人口は年少人口(0
~14歳)、生産年齢人口(15~64
歳)及び老年人口(65歳以上)のい
ずれも増加する見込みで特に年少人
口の増加率が顕著です。
●幼稚園の受け入れ体制の充実
●産後母子ケア事業の推進
●介護予防の総合的な推進
●特別養護老人ホームの整備
・老年人口の増加に伴い、ひとり暮ら
し高齢者数も増加する見込みです。
●放課後等デイサービスの設置・整備支援
●民間グループホーム等の設置・整備支援
【重点2】 「参画と協働」の取組の充実
〔5事業〕
【背景】
・地域コミュニティの中核を担う町会・
自治会の会員数は、ほぼ横ばいの状況
です。
・平成25年6月に実施した町会・自治会
等へのアンケートによると、「役員の
なり手不足」や「役員の高齢化」が会
の運営上の課題として懸念されていま
す。
・都心に位置する港区には、町会・自治
会、商店会、事業者、大学、大使館、
NPO等、区と協働して課題解決を図る
ことができる人材や経験を有するパー
トナーが多数存在します。
・区は「港区区民協働ガイドライン」を
策定し、区や各活動主体がさらなる協
働の推進に取り組んでいます。
【重点4】 「環境と都市機能」のバランスのとれ
たまちづくりの推進
〔7事業〕
【背景】
・表参道、明治神宮外苑、東京タワー
では街路樹や並木、周囲の公園等が
一体となり都心を代表する緑の景観
を形成しています。
【重点課題に対応する事業計画
化事業】
●都市計画公園の整備
●公園の整備
●市街地再開発事業への支援
・平成26年5月に定められた国家戦略
特別区域及び区域方針で、港区は全
域が東京圏の対象区域に指定され、
市街地再開発等のまちづくりのより
一層の推進が想定されます。
●区有施設の緑化の推進
●新エネルギー・省エネルギー機器等設置
費助成
●遮熱性舗装等の推進
●指定喫煙場所の整備
【重点課題に対応する事業計画
化事業】
重点課題に対応する事業計画化事業(総括)
事業数:40事業 うち、新規事業:11事業
【重点3】 想定される危機に対する「安全・安
心」の強化
〔10事業〕
【背景】
・近い将来、首都直下地震などの大規
●地域コミュニティ活動の場の整備
●地域の歴史的・文化的資源の活用
●「(仮称)産業振興センター」の整備
●社会福祉協議会との協働
●認知症ケアの推進
模地震の発生が予想されています。
東京湾北部地震(冬の夕方6時、風
速8m/秒)が港区に最も大きな被害
をもたらす地震で最大震度7とな
り、震度6強の地域が9割を超える
と予想されています。
・人的被害は、死者200人、負傷者
9,127人、帰宅困難者は、46万人を
越えると想定されます。
【重点課題に対応する事業計画
化事業】
●都市計画道路の整備
●電線類地中化の推進
●橋りょうの計画的な整備
●帰宅困難者対策の強化
●高層住宅等の震災対策の推進
●災害時における情報発信・情報伝達手段
の強化
●既存民間建築物の耐震化の促進
●細街路の整備(拡幅)
●区有施設の特定天井等の耐震化対策
●地域防災を担う人材の育成
【重点5】 「2020年東京オリンピック・パラリンピッ
ク競技大会」を見据えたまちづくりの推進 〔7事業〕
【背景】
・日本時間の平成25年9月8日、実に
56年ぶりとなる東京での大会開催が
決定し、日本中が歓喜に包まれまし
た。
・大会開催を控え、今後、国内外から
の来街者の増加が想定されるため、
これまで以上に国際化やバリアフ
リー化などの取組や港区の魅力の発
信を推進する必要があります。
【重点課題に対応する事業計画
化事業】
●歩道の整備
●自転車走行空間整備の推進
●快適な公衆・公園トイレの整備
●観光案内活動の促進
●国内外に向けた戦略的なシティプロモーション
の推進
●2020年東京オリンピック・パラリンピック競技
大会等に向けた気運醸成の取組の推進
●文化芸術振興の拠点となる(仮称)文化芸術
ホールの整備