土木工事成績評価要領(PDF:72KB)

土 木 工 事 成 績 評 価 要 領
(目的)
第1条
この要領は、交通基盤部、経済産業部等の所掌する土木工事、農林土木工事に係る工事の成績評価(以
下「評価」という。)について必要な事項を定め、厳正かつ的確な評定の実施を図り、もって請負業者の適
正な選定及び指導育成に資することを目的とする。
(評価の対象)
第2条
評価の対象は、別に定めるものとする。
(評価の内容)
第3条
評価は、工事ごとに独立して次に掲げる事項について行うものとする。ただし、技術的難易度評定は土
木事務所等に限る。
一
工事成績:工事の施工状況、目的物の品質等を評定
二
工事の技術的難易度:構造物条件、技術特性等工事内容の難しさを評定
三
VE提案等:企業からのVE提案及び同提案に基づく工事施工状況、目的物の品質等を評定
(評定者)
第4条
第 3 条の各号の評定を行う者(以下「評定者」という。
)は、次の各号に掲げるものとする。
一
工事成績の評定者は、工事の請負契約についての検査を行う者(以下「検査員」という。
)及び監督を
行う者(以下「監督員」という。)とする。
2
二
工事の技術的難易度の評定者は、監督員とする。
三
VE提案等の評定者は、VE審査委員会とする。
前項各号に掲げる評定者については、別に定めるものとする。
(評定の方法)
第5条
評定は、監督、検査、VE提案等その他必要な事項について、工事ごと、評定者ごとに独立して的確か
つ公正に行うものとする。
2
評定の結果は、別に定める工事成績評定表、工事の技術的難易度評定及びVE提案等評定表(以下「評
定表」に記録するものとする。
(評定の時期)
第6条
検査員である工事成績の評定者は完成検査を実施したとき、監督員である工事成績の評定者は工事が完
成したとき、それぞれ評定を行うものとする。
2
工事の技術的難易度の評定は、工事の完成したときに行うものとする。
3
VE評定の時期は、次の各号に掲げる時期に行うものとする。
一
当該提案を受け付けたとき。
二
当該提案に基づき工事を行ったものについては、工事が完成したとき。
(評定表の提出)
第7条
評定者は、評定を行ったときは、遅滞なく、契約担当者に契約した工事及び当該工事に係るVE提案等
についての評定表を提出するものとする。
(評定結果の通知)
第8条
契約担当者は、評定者から評定表の提出があったときは、遅滞なく、当該工事の請負者及び技術提案を
行った者に対して、評定の結果を、別に定めるところにより通知するものとする。
(評定の修正)
第9条
契約担当者は、第 8 条の通知をした後、当該評定を修正する必要がある認められる場合は、修正しなけ
ればならない。
2
契約担当者は、前項の修正を行ったときは、遅滞なく、その結果を当該工事の請負者に通知するものと
する。
(説明請求等)
第10条
第 8 条又は第 9 条による通知を受けた者は、通知を受けた日から起算して 14 日(「休日」を含む)以内
に、書面により、通知を行った契約担当者に対して評定の内容について説明を求めることができる。
2
契約担当者は、前項による説明を求められたときは、書面により回答するものとする。
(再説明請求等)
第11条
第 10 条第 2 項の回答を受けた者は、説明に係る回答を受けた日から起算して 14 日(「休日」を含む)以
内に、書面により所管部長等に対して再説明を求めることができる。
2
附
所管部長等は、前項による再説明を求められたときは、書面により回答するものとする。
則
(施行期日)
1
この要領は、平成 15 年 4 月 1 日から施行する。
2
この改正は、平成 22 年 4 月 1 日から施行する。
3
この改正は、平成 23 年 4 月 1 日から施行する。