参考資料3 齊藤委員提出 老人クラブの友愛訪問員が高齢者世帯を支援 ― いち早く消費者トラブルの情報を届ける (徳島県老人クラブ連合会の事例) ― 信頼関係を有する隣人の口コミなど身近な存在による情報提供が効果的であるこ とを踏まえ、「見守り役」からのきめ細かな情報提供の例を紹介する。 この事例はこれまでも紹介されてきたが、こうした取組が一地域の例にとどまら ず、広く全国の各地域で取り組まれることが、求められていることから、再度紹介 する。 【事例概要】 徳島県消費者情報センターでは、消費者被害を減らすため、平成 18 年度から「く らしのサポーター」養成を行っています。 徳島県老人クラブ連合会は、この「くらしのサポーター」の協力団体として、老 人クラブの友愛活動訪問におけるひとり暮らし高齢者にいち早く消費者トラブルの 情報を届けるシステムを進めています。 現在、県内では各地域の単位クラブで選任された 1,833 人の友愛訪問員が約 5,000 の高齢者世帯を訪問しています。訪問員には「くらしのサポーター」としての役割、 訪問の際の留意点などが記載された「友愛手帳」が配布され、日頃の活動に役立て られています。 消費者被害防止の拠点である情報センターや「伝える、学ぶ、活動する、教える」 など、さまざまな役割をもった「くらしのサポーター」と連携しながら、老人クラ ブ会員が地域の高齢者を支えるしくみは、関係者から注目されています。 こうした活動が認められ、平成 23 年度に消費者庁の「ベスト消費者サポーター章」 を受賞しました。
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