江府町立学校給食センター 食育だより 平成27年(2015年) 2月号 立春(2月4日)を過ぎると、暦の上では「春」を迎えます。少しずつ日も長くなり、季節は春に近づいていま すが、雪が舞ったり、寒風が吹きつけたりとまだまだ寒さ対策は欠かせません。また、インフルエンザやノロウイ ルスなどの感染症にも注意が必要な時期です。日々の体調管理をしっかりして、規則正しい生活をして元気に過ご しましょう。 一年で一番寒さが厳しいと言われているのが2月です。人間の体は寒さに適応するようにできていますが、体に 抵抗力をつけておかないと、様々な病気にかかりやすくなってしまいます。野菜には、ビタミンやミネラルなど、 体の抵抗力を高めるために必要な栄養素がたくさん含まれています。また、日本人が不足しがちな食物せんいも多 いので、元気に毎日を過ごすために欠かせない食品です。 緑黄色野菜(かぼちゃ、にんじん、ほうれん草など) ビタミンやミネラルは、食べ物が分解されてエ は、のどや鼻の粘膜を丈夫にしたり病気に対する免疫 ネルギーになったり、体の組織を強化したり、そ 力を高めたりする働きがあります。大根やキャベツな の他の栄養素が体の中で利用される効率が上が どの淡色野菜にも、免疫力を高める働きがあると言わ るように手助けします。不足すると代謝がスムー れています。一日の食事で緑黄色野菜150g、淡色 ズにいかなくなります。 野菜200gをとるように心がけましょう。 合わせて 350g 150g 200g 野菜は食物せんいが豊富で、腸内の善玉菌 を増やして腸を健康にしたり、腸内の不要な ものを体外へ排出する働きがあります。免疫 力を高めることにつながります。 野菜や果物などの植物性のものに含まれ ている、色・香り・辛み・苦み・などの成 分(フェイトケミカル)には、体の免疫機 能を調整して病気を防ぐ働きがあります。 2月3日は節分です♪ 季節の変わり目の立春・立夏・立秋・立冬の前日のことを節分 学校給食でも2月3日は節 といいますが、今では立春(2月4日)の前日だけが節分行事と 分にちなんで、「いわしの梅 して残っています。節分には、いわしの頭をヒイラギの木の小枝 煮」と「節分豆」を計画して にさして戸口につけ、大豆で豆まきをする風習が残っています。 います。その他の日には、普 家に悪い鬼が入ってこないようにと、魔除けの意味があります。 段の食事で食べる機会が少な また、大豆を年の数だけ食べる風習は、「一年間健康(まめ)に過 くなっている豆を、様々な料 ごせるように」という意味があります。 理に取り入れています。
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