第 15 号 函館短期大学付属幼稚園 かしわの木 幼稚園通信 平成27年 2月 4日 五感を使って能力を確実に定着させる活動を進めました。 ひのき屋のたいこリズムを使って、幼児期に身につけ、生涯の財 産としての「基礎力」となるリズム感が付くよう計画してみました。 園 長 伊 勢 昭 幼児期に育てたい能力としては、子どもが本格的な教育を効率的に受けられるための 「土台」を作ることが大事になります。「土台」とは、思考力・言語能力・運動能力・芸術(音 楽・色彩)能力などの基礎の力になることです。「土台」(基礎)がしっかりしていないと頑丈 な家が建たないように、人間も「土台」がしっかりしていないと、本格的な教育を受けたとし ても、それを身につけ、活かすことが難しくなってきます。 特に、具体的には、幼児期に『五感を通して色々なことを体験させる』ことだといわれて います。 今年度、園児に基礎力としてのリズム感をつけさせたいと考え、ひのき屋のみなさ んにお願いして、リズム遊びを計画してみました。 春に実施して、半年ぶりのリズム遊びでした。 今回は、ひのき屋の方と事前に相談をして、園児たちのリズム感の育ちを実際の太 鼓のリズムの変化から見ることにしました。 園児たちは、微妙なリズムの変化に体全体で反応し、太鼓にあわせて、リズムよく 遊ぶことが出来ていました。 脳の神経細胞は、脳に良性の刺激を与えることにより、ネットワーク化されますが、それ も幼児期までだそうで、神経ネットワークに使われなかった神経細胞は、それ以降不必要 なものとして死滅してしまうそうです。 より多くの神経細胞を維持するためには、「五感を通して色々なことを経験させること」が 大切と考え、今年は取り組んできました。 幼稚園としては、今回このような観点を充実させるように計画的に、そして積極的に取り組 んでいきます。 -1-
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