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はじめに
(1)事業の目的
農山漁村集落では、人口の減少や高齢化の進行等により、集落機能の維持が困難となってコ
ミュニティが失われつつあり、農山漁村の有する多面的機能の維持・発揮を図る上で、集落再
生を図る地域主体の取組の一層の推進が必要となっている。このような観点から、新たな「食
料・農業・農村基本計画」
(平成 22 年3月閣議決定)や「
「食」に関する将来ビジョン」
(平成
22 年 12 月「食」に関する将来ビジョン検討本部決定)においては、集落再生を図るための方策
を関係府省間で推進することとされている。
本事業は、こうした取組に資するよう、農山漁村集落の再生方策に関する調査等を行うもの
である。
(2)事業の内容
① 都市農村交流の推進方法と効果の検討
農山漁村集落の再生を図るためには、農山漁村の有する教育、観光、医療・介護などの機
能を活用して国内外の来訪者を呼び込む都市農村交流の取組を推進することが有効である。
このため、全国的に都市農村交流による集落再生の取組を推進する観点から、全国で10
地区を選定し、当該地区における集落再生に係る課題を把握した上で、教育や観光といった
都市農村交流の取組テーマを設定して、その実現に必要となる体制づくりや計画の立案等を
行うことにより、これらの活動にあたっての課題等について整理する。
② 農山漁村集落の再生を支える専門家等の活用方法の検討
農山漁村集落の再生に係る取組の企画・立案・推進を図る上で有効な知識・経験を有する
専門家等に関する情報を収集・整理し、データベースを作成する。
また、外部人材の活躍などによって地域が活性化した取組事例を 10 例抽出して調査し、そ
の成功のポイントを整理する。
(3)事業の実施方法
① 都市農村交流の推進方法と効果の検討
全国で 10 地区選定し、当該地区における集落再生に係る課題を把握した上で、教育や観光
といった都市農村交流の取組テーマごとに必要となる体制整備や計画づくり等を行い、集落
の活動にあたっての課題等について整理する。
具体的な手順は以下のとおり。
1)全国で 10 地区を設定し、ワークショップなどにより、地区の現状と課題を把握する。
2)地区における都市流のテーマ(※1)を設定する。
3)地区ごとに都市農村交流のテーマの実現に向けた実施体制や行動計画を作成する。
4)体制づくりや計画の立案などの集落の活動にあたっての課題等を整理する。
※1:テーマとしては以下の6つを想定している。
(①子ども交流の推進、②観光と連携した都市農村交流の推進、③定住の促進、④都市人材の活用、
⑤医療・介護の場としての活用、⑥生活条件の確保)
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② 農山漁村集落の再生を支える専門家等の活用方法の検討
各種の人材情報(地域活性化伝道師、地域人材ネット、グリーン・ツーリズム人材データ
ベース等)を収集・整理し、これらの情報を一元化したデータベースを作成する。
また、外部人材の活躍などによって地域が活性化した取組事例を 10 例抽出し、現地ヒアリ
ング等を含め詳細に調査してその成功のポイントを整理し、効果的な支援の実施に資するた
めの資料を作成する。
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