「NHK文研フォーラム2015」の開催について

【報道資料】
2015 年 2 月 5 日
「NHK文研フォーラム2015」の開催について
広報局
NHK放送文化研究所
NHK放送文化研究所(文研)は、3月3日(火)~5日(木)の3日間、「NHK文研
フォーラム2015 ~放送90年 これまで、そしてこれから」を開催します。
今回は、大正14年3月22日にラジオの仮放送が始まってから90年を迎えるのを前に、さま
ざまな変遷を経て今も独自の存在感を示し続けているラジオの歴史と現在、放送と通信の融
合時代の中でテレビはこれからどのように変わっていくのかなど、節目の年にふさわしい多
彩なプログラムを用意しました。
3/3[火]
13:30~ 「これからのテレビ」求められる役割とは何か?
講演:渡辺克也(総務省大臣官房審議官)
放送通信融合が本格化し、人々のメディア接触の多様化も進んできています。こうした中、テレビや放送は何を
期待され、どんな役割を果たしていくべきなのでしょうか。2020年を見据えて考えます。
15:30~ テレビ視聴の東西差を探る コメンテーター:影山貴彦(同志社女子大学教授 元MBSプロデューサー)
テレビ視聴は地域によってどの程度異なるものなのでしょうか。関東と近畿における視聴の「差」について、
NHK視聴率調査の結果から報告するとともに、なぜそうした差が生じるのか、背景も探ります。
3/4[水]
13:30~ 日本人は“いのち”をどうとらえているか
対談:井上由美子(脚本家)/岩本裕(文研)
生命倫理に関する調査で、不妊治療や代理出産を認める人、脳死を人の死とする人が増えていました。
医療が高度化する中で“いのち”をどうとらえるのか。脚本家の井上由美子さんと考えます。
15:15~
メガ・ディザスター時代の災害情報と報道
コメンテーター:田中淳(東京大学 総合防災情報研究センター長)/辻村和人(NHK報道局)
台風8号に伴い発表された「特別警報」
。重大な災害発生の「危機」を知らせる情報をメディアはどう伝え、
自治体・住民はどう受け止めたのか。気象災害が激甚化する時代の災害情報の課題を整理します。
3/5[木]
10:00~ ワークショップ「語り」が歴史を厚くする
放送史を、当事者の「語り」によって編み直す「オーラル・ヒストリー」の手法が成果をあげ始めています。
口述資料を用いることで、放送史は新たな広がりを見せるのか。その可能性について議論します。
13:00~
ワークショップ
録音構成を聴く会
戦後すぐから1950年代にかけて制作・放送された『街頭録音』、
『社会探訪』、
『社会の窓』。放送ドキュメンタ
リーの源流となったラジオの録音構成番組を最新の研究成果を交えながら聴いていきます。
15:40~ 放送90年シンポジウム ラジオは未来の夢を見る パネリスト:ピーター・バラカンほか
放送開始90年、新しいメディアが登場しても、ラジオは不滅のメディアであり続けました。それが今後どう発
展してゆくのか。歴史を振り返りながら、ラジオのエキスパートとともに未来を予想します。
開催日 :平成27年3月3日(火)~3月5日(木)
場所
:千代田放送会館 東京都千代田区紀尾井町1-1
お申込み:放送文化研究所HP上で受けつけ
https://www.nhk.or.jp/bunken/forum/2015/form.html
参加
:無料