日刊冷食タイムス 2015年(平成27年) 1月13日(火)第6890号 日清フーズ、4~11月冷食5%増前後で推移 日清フーズの岩橋恭彦取締役加工食品事業 部長は、冷凍食品事業について「家庭用と業 務用を合わせて、4~11月は前年同期比5% 増前後で推移している」など次の通り語って いる。 ◇ ◇ 3月1日出荷分から冷凍 食品を値上げする。家庭用 は約6~14%、業務用は約 7~14%のアップになる。 急激な円安という為替相場 の変動に加え、当社主力商 品のパスタ原料であるデュ ラム小麦価格や牛肉の大幅 岩橋取締役 な高騰が原因で、トリプル パンチを受けており、もはや値上げは不可欠 な状況。 単純値上げとせず、品質アップ伴う改良に ただし単純値上げではなく、商品の品質ア ップを伴う改良を進める。商品の付加価値を 高めることで品質の向上を図り、冷凍食品本 来の価値を理解して頂くのが大前提になる。 日清F、開発と営業が連携した生産へ………2 東亜商事、前9月期で冷食490億円…………2 日水、ユニシー社長にTom Enlow氏……………3 キユーピー、タマゴで大幅増収利益貢献 斎藤氏、取締役上席執行役員に……………3 キユーソー、前11月期決算は増収増益………3 明治、中国でアイス事業を本格展開…………4 冷凍パスタに関しては、もう少し需要を掘 り起こす必要がある。そのポイントとなるの が①おいしく、買い易い商品であり、②秋以 降も急速に伸びている自然解凍品の弁当用パ スタ、③新ジャンルの冷凍食品開発――と捉 えている。 新ジャンルについては、来年秋以降の発売 に向けて具体的に考えていく。当面は、当社 の強みであるパスタ商材が中心となるが、こ れまでのジャンルにこだわることなく、攻め ていきたい。 ベトナム、トルコの工場は今年5月稼働 パスタの需要拡大に伴い、国内外の生産体 制を整備している。パスタソースのベトナム 工場は昨年12月から本製造を開始。神戸工場 に新設中の冷凍パスタラインは今年5月の完 成予定。パスタを生産するトルコ工場も同時 期の完成を見込んでいる。 これまで海外生産品は対日輸出を目的とし たものだったが、時代の変化もあり「現地販 売」と「周辺国への輸出」も検討していく。 (2頁に続く) ライフフーズ農業研修ルポ㊤ 野菜を「売る」前に、 「実践」から…………4 「元気になって」と町あげて支援………3
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