「商店街リノベーションプラン」に係るパブリックコメントの要旨 及びこれに対する府の考え方 項 目 全般的事項 意 見 の 要 旨 府 の 考 え 方 ○京都全体を一律に考えるのではなく、地 □プランに記載しましたとおり、個々の商店 域に合った商店街活性化策を考える必 街の置かれた状況は画一的ではないため、 要があるのではないか。 様々な角度から、商店街の実情に応じた振 興策の構築を図ってまいります。 ○個々の商店街は、組織化の目的が異なる ため、そうした背景を探る必要があるの ではないか。 ○商店街の中に物販店以外が増えており、 □商店街内での建築等の規制については、住 商店街自体を守る条例が必要ではない 民主体のまちづくりの視点から、地域の関 か。 係者の主体的な取組が重要であり、例えば 都市計画の手法を用いた「地区計画」の策 定等により達成すべき課題と考えておりま す。 ○個店や商店街の努力は必要であるが、そ □御意見ありがとうございます。 れだけでは大資本に太刀打ちできない みなさまからいただいた御意見を踏まえ、 面があるため、行政の支援が必要であ 着実にプランを進めてまいります。 る。 ○商店街の意欲の度合いや再生の可能性 を見極め、商店街の意思で活性化が図れ るよう施策展開を進めるべき。 ○プランの着実な推進を期待する。 ○商店街を構成する個店が儲かるように □商店街が「地域の財産」として、引き するために、税金を投入すべきではな 続き、コミュニティ拠点等としての機能を い。 担い、生活基盤の一つとして存続して 商店街を「地域の財産」としてまちの活 いくためには、商店街を構成する個店の経 性化の中核、コミュニティ拠点とする視 営が持続的に成り立っていくことも重要と 点で取り組むべき。 考えております。 こうした観点から、商店街内に実店舗が増 え、若手参入や世代交代につながる、より 強く、魅力ある個店づくりなどにつながる 施策を進めてまいります。 ○補助事業の申請方法等の改善を望む。 □プランに記載しましたとおり、商店街の状 況に合わせ、中期計画に基づく支援や事務 手続きの簡便化等の必要な対応を進めてま いります。 項 目 意 見 の 要 旨 府 の 考 え 方 目標設定の根拠 ○一体的な商業機能の集積を維持してい □御指摘のタイプの商店街については、固定 るものの、店舗数、来街者数が減少して いる商店街について、「地域生活者向 け」をベースとしているが、その根拠が 不明。また、「現在の生活スタイル」と は何か。 客になり得る地域生活者向けをベースに、 インターネットの普及や消費行動の広域化 など現在の生活スタイルに対応した商店街 づくりを進めてまいりたいと考えておりま す。 商店街を支える ○企画や事務が行える商店街のコーディ □御意見のとおりと考えます。事務局機能を 仕組みの確立 ネーター役などの人材を派遣するよう 担うコーディネーター役としての「商店街 な制度が必要。 マネージャー」の配置・派遣など商店街を 支える仕組みづくりを進めてまいります。 次代の商店街を ○商店街内部での人材育成が困難になり □プランに記載している事項の施策化に当た 担う人材の育成 つつあるのが実情。受入が可能な、活発 っては、様々な角度からの検討が必要と考 な商店街での体験事業への支援が必要。 不動産流動化 えており、御指摘の視点も踏まえ、次代の 商店街を担う人材の育成を進めてまいりま す。 ○商店主が地権者としての自覚と意識を □「地区計画」の策定等の都市計画上の手法 持てば、所有する不動産の劣化を防ぐた の活用など、地域の関係者の主体的な取組 めの周辺環境への関与は必然。「商店街 は非常に重要と考えております。 TMO」といった組織ありきではなく、 こうした地域の主体的な取組を後押しする 地権者として都市計画上の手法を含め ことを含め、地域の実情に応じた不動産流 た意識改革が急務。 動化の仕組みづくりを進めてまいります。 商店街交流人口 ○京都への観光客の多くが訪れる寺社の □プランに記載している事項の施策化に当た の拡大推進 拝観券と商店街を結びつけ、地域への回 っては、様々な角度からの検討が必要と考 遊性を高める販売企画はどうか。 えており、御指摘の視点も踏まえ、商店街 交流人口の拡大を推進してまいります。 項 目 意 見 の 要 旨 府 の 考 え 方 商店街間や個店 ○大型商店街への支援だけでなく、小さな □御意見のとおりと考えます。プランに記載 の連携等への支 商店街の個店グループによるテーマ性 しました既存の商店街の枠を越えた連携へ 援 のある取組への支援が必要。 の支援や、集客力のある共通テーマで個店 を結ぶ仕組みづくりを進めてまいります。 ○商業活動がしっかりできている商店街 とそうでない商店街とが連携するなど、 小規模な商店街にも光を当てる広域的 な販売促進活動が必要。 ○店舗数が減少傾向にある商店街であっ □プランに記載している事項の施策化に当た ても、魅力的なお店が数件あれば、集客 っては、様々な角度からの検討が必要と考 力が向上する。商店街でターゲットを絞 えており、御指摘の視点も踏まえ、地域の って店舗を公募し、上位3店舗は1年分 活性化効果の高い店舗の誘致・育成を進め の賃料無料や改修補助をしてはどうか。 てまいります。 その場合、審査は商店街の関係者ではな く消費者が行うべき。 福祉分野との連 ○高齢者が、商店街(個店)で行う買い物 □プランに記載している事項の施策化に当た 携 行動は認知症予防にも有効と言われて っては、様々な角度からの検討が必要と考 いる。商店街支援だけでなく、福祉と連 動した顧客支援が必要。 ○社会福祉協議会とタイアップして、高齢 者の商店街への来訪を促す取組はどう か。 えており、御指摘の点も踏まえ、プランに 記載しました「地域の買い物弱者の生活支 援」や「福祉型商店街」等の取組検討を進 めてまいります。
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