資料2−3 国土交通省における生活環境の整備に係る取組方針について (1) 良質な住宅の供給 ① ゆとりある住宅の確保 住宅ローン減税制度等の税制上の措置及び住宅金融公庫の証 券化支援事業等による住宅取得の支援を推進するとともに、良質 なファミリー向け賃貸住宅の供給を推進 ② 職住近接の推進 大都市地域等の既成市街地において、職住近接型の市街地住宅 の供給と良好な住宅市街地の整備を総合的に推進 ③ 保育所を併設した住宅等の供給 公共賃貸住宅の整備や市街地再開発事業等における、住宅等と 保育所との一体的整備の推進 また、保育所等を設置する建築物について、一定の空地面積等 を有する場合に容積率等を緩和する制度を推進 ④ 都市計画・建築規制による都心地域における住宅供給の誘導 住宅の供給を対象に容積率を緩和する「用途別容積型地区計画 制度」等の活用促進により都心型住宅供給を誘導 ⑤ 子育て支援に適した住宅の供給の促進 建材等に含まれる化学物質が、子どもの健康に悪影響を与えな いよう、建築規制に加えて、シックハウス対策マニュアルの作 成・普及を推進 1 (2)バリアフリー環境の整備 ① 公共交通機関、公共施設、建築物等のバリアフリー化 公共交通機関、公共施設(道路、公園等)及び多くの方が利用 する建築物について、妊産婦や子連れの方にも利用しやすいよう に段差の解消等のバリアフリー化を推進 ② 子連れの方などが利用しやすい施設の整備の促進 各種施設に関するガイドラインにおいてトイレの設計を示す ことにより、ベビーベット等の整備された子連れの方々にも利用 しやすいトイレの整備を促進 また、商業施設の駐車スペースについても、車椅子使用者のほ か、妊婦、乳幼児連れの人も利用できる駐車施設を建物入口に近 い位置に確保することをガイドラインにより促進 ③ 多胎児についての移送サービス 施設送迎等について、STS(スペシャル・トランスポート・ サービス)を活用した育児支援輸送サービスについての今後の方 向性等に関する調査を行う予定(H16 年度予算案に 23,192 千円 を計上) (3)その他 ① 子どもの遊び場の確保 レクリエーションや野外活動の場となる都市公園等の整備を 推進 2 ② 子どもを交通事故から守ることのできる環境の整備 交通事故が多発している地区を中心に、ハンプやクランク等車 両速度を抑制する道路構造の整備等により、通過交通の進入や速 度の抑制等を推進(警察庁と連携) ③ 均衡のとれた再開発の推進 都市計画の「整備、開発及び保全の方針」において、都市施設 の整備方針と都市再開発などの事業の決定に関する方針を一体 的に調整 3
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