市民会議とは? 地域内の区長、自治会関係者、事業 者、各種団体などあらゆる市民が地域 の身近な問題や課題を共有し、互いに 話し合い、合意が得られた事業につい て市から予算付与される地域住民自治 組織 Vol. 5 各中学校区の市民会議の開催状況 ∼その1 ∼ 現在、 各中学校区において地区担当職員(各3人) が、 区長の方々、 自治会関係者、 学校関係者な どと防災や教育に関することなどさまざまなテーマに基づいて議論させていただいています。 今回は、 2 つの校区の市民会議の近況報告をします。 南郷中学校区では、平成25年11月以降、 「青少年の教育・健全育成」を 南郷 テーマに市民会議を開催しています。 昨年10 月24 日には、 南郷中学校で 中学校区 市民会議 第3回市民会議を開催し、議論を繰り返すだけでなく、 「とにかく何か実 行していこう」 ということを念頭に置いて意見交換を行いました。 その結果、 昔に比べ地域住民と子どもたちのつながりが希薄になって いることを問題の一つと認識したことから、 まずは市民会議のメンバー と子どもたちとのつながりを深めることが活動の第一歩と考え、 あいさ つ運動を実施することに決定しました。 第3回市民会議 この決定を受け、 11月11日に南郷中学校正門付近であいさつ運動を実 施しました。当日は、南郷中学校の先生やPTA の方々と一緒に、登校す る生徒に声掛けを行ったところ、笑顔であいさつを返してくれる生徒 あいさつ運動 や、 戸惑ったのか下を向いて歩く生徒など、 さまざまな生徒と顔を合わ せることができました。 あいさつ運動の後は、 南郷中学校の授業風景を見学し、 中学校の現状 を知ることができました。 今後、 あいさつ運動を継続するとともに、 次に 実行すべき活動について議論を進め、 「このまちで子育てをしたい」 と思 授業風景見学 えるような環境づくりをめざしていきたいと考えています。 諸福中学校区では現在、 自治会、 防犯委員、 消防団の方々を中心に防災 諸福 をテーマに市民会議を重ねています。 中学校区 市民会議 昨年11 月13 日の会議では、阪神淡路大震災以降、震災が起こった各 地でボランティアとして活動されているNPO 法人みえ防災市民会議の 山本康史さんをお迎えし、 『 「避難所」 ってどんなところ?』 というテーマ でご講演いただきました。 避難所は大規模な災害が発生したときに小学校や中学校などに設置 されますが、あくまでも一時的なものであり、 その運営には行政や施設 管理者だけではなく地域住民の協力も必要で、 誰かに頼るのではなく役 第4回市民会議 割や当番を決めながら自分たちで運営していくことが大切だというお 話に、 参加者が真剣に聞き入っていました。 また、参加者から出された避難所運営の質問にも答えていただき、 い ざ災害が発生したときにどのように行動したらいいのかを考える機会 となりました。 今後は、災害が発生したときの避難所の運営方法などについて、 校区 の住民の皆さんとともに考えていきたいと思います。 自治推進室☎ 870・9612 14 だいとう 平成 27(2015)年 1 月号 災害時の避難所運営について学びました
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