岡本 ひろみ

岡本 ひろみ (おかもと
ひろみ)
人事院
中国事務局総務課専門官
(昭和 57 年度採用)
・人事院職員として積極的な仕事への取組、徹底した専門性の追求
・仕事と家庭の両立(1男1女の母)
「一つ一つの経験が財産になります。与えられた機会を大切に、そして仕事と家庭のバランス
を取りながらコツコツ仕事を続けることを大事にしています。」
<これまでの主なキャリア・パス>
1~3年目
庶務会計業務(総務課管理係)
4~7年目
採用試験実施業務(第二課試験係) ~結婚
8~11 年目
研修、服務、職員団体業務(総務課職員係) ~第1子出産
12~14 年目
公平審査、苦情相談業務(第一課公平係)
15 年目
庶務会計業務(総務課総務係) ~第2子出産、育児休業
16~17 年目
任用業務(第二課任用係長)
18~19 年目
勤務時間、健康安全、公平審査、苦情相談業務(第一課公平勤務係長)
20~22 年目
採用試験実施業務(第二課試験係長)
23~26 年目
庶務会計業務(総務課総務係長)
27~30 年目
勤務時間、健康安全、公平審査、苦情相談業務(第一課公平勤務係長)
31 年目
研修、服務、職員団体業務(総務課研修係長、
(併)職員企画係長)
32 年目
総務、研修業務(総務課専門官、(併)研修係長)
Q:現在のお仕事の内容について、御教示下さい。
A:現在、総務課には、総務係、職員企画係、研修係という3つの係があります。私は、総務課専門官
として、総務課業務全般について課長を補佐するほか、当局からの陳情や職員団体との会見の調整・実
施、情報セキュリティに関する業務等を担当しています。また、研修係長を併任していますので、中国
管内の各府省職員等を対象とした研修の企画立案実施に当たっています。
【上司の男性のコメント】
岡本さんは、専門官に昇任後、半年を経過したところです。ますますパワーアップしていただき、
部下の指導、事務局の業務運営全般について、これからもしっかりお願いできればと思います。
【同僚の男性のコメント】
情報セキュリティ関係は、昨今、非常に業務量が増えています。
岡本さんは、当然ですが、事務局の仕事に精通しておられますので、私にとっては、良き相談相手
です。判断に迷ったときには、相談させていただきます。
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Q:研修業務について、御教示下さい。
A:人事院中国事務局(以下「中国事務局」という。)では、中国5県(鳥取県、島根県、岡山県、広
島県、山口県)内に所在する国家行政機関に勤務する一般職の国家公務員を対象として業務を展開して
います。担当する研修係では、一般職の職員の給与に関する法律(以下「給与法」という。)適用職員
を中心に管内各府省等の職員を対象として年間様々な研修を実施しています。新採用職員研修や係長研
修などの役職段階ごとに行う研修のほか、評価能力向上研修やメンター養成研修といったテーマ別・対
象者別研修、接遇研修やJST基本コースの指導者を養成する指導者養成研修など、研修のテーマは多
岐にわたっており、平成 25 年度は 11 本の研修を実施する予定にしています。研修には各府省から研修
の内容に応じて様々な部署の方に御参加いただくので、普段接することの多い各府省の人事担当者以外
の方と接することでネットワーク作りに役立っています。また、外部から講師をお招きして講義等をい
ただくことも多々ありますので、プロの方の講義を拝聴でき職務を通じて自己啓発も図ることができる
恵まれたポストだと思います。
研修カリキュラムは、講師や研修会場の確保もあり、遅くとも実施の半年前には決まっています。ま
た概ね研修開始の2か月前までには各府省に実施通知を行うなど具体的な準備、調整を行っています。
毎月のように研修を実施していますので、常に複数の研修が進行している状況です。
【同僚の男性のコメント】
中国事務局の職員であれば、研修担当ではなくても、1年に2、3回は研修の講師を担う機会があ
ります。他の府省と比較をしても、わかりやすく説明するスキルは身につきやすいと思います。特に
岡本さんの講義は良かったという声をよく聞きます。
【後輩の女性のコメント】
岡本さんは、研修講師の経験も豊富で、確かなノウハウをお持ちです。私自身が講師をするときも、
岡本さんのやり方をお手本にしています。
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Q:各種研修期間、研修受講人数はどの程度でしょうか。直近で予定されている研修内容について、御
教示下さい。
A:役職段階別研修の場合は概ね3日で行いますが、メンター養成研修や接遇研修指導者養成コースの
ように1日で行うもの、JST基本コース指導者養成課程のように5日間で行うものなど研修期間は研
修によって様々です。研修受講人数も研修によって異なり、中堅係員研修や係長研修などの役職段階別
研修の場合であれば 50~60 名で実施しますが、JST基本コース指導者養成課程のように1コース 18
名で実施するものもあります。
直近で予定している研修は、10 月実施予定の「女性係長セミナー」です。この研修はこれまで人事院
の研修への参加が困難であった 30 歳から 45 歳までの女性係長約 40 名を対象に3日間の研修を実施し
ます。研修内容としては外部講師による「交渉術」や「キャリア形成」に関するもののほか、「課題研
究」や「公務員倫理」に関するものも盛り込んでいます。
各府省においても独自の研修を実施されていらっしゃると思いますが、私どもで行う研修には給与法
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適用の国家公務員のほか、特別職の方、独立行政法人の方などにも参加いただいておりますので、人事
院の研修に参加するメリットの一つとして府省を超えたネットワーク作りができるという点があると
思います。アンケートの集計結果でも評価の理由としてその点を挙げられる方は多くいらっしゃいます。
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Q:岡本さんは、中国事務局で、32 年間勤務されたということでしょうか。
A:おっしゃるとおりです。転勤の苦労をしたことがないという点では私は非常に恵まれていたと思い
ます。ただ、最近の人事異動の状況をみると採用2年目の職員が地方に異動するなど、人事異動の状況
は変わってきているようですので、これから私と同じような勤務をすることは難しいのではないかと思
います。
中国事務局で長く仕事をしているので、地方事務局ならではのことかもしれませんが、各課の業務を
一通り経験させていただきました。中国事務局では担当係の枠を超えて他課他係の業務を学ぶことがで
きる機会を与えていただけるので、とてもありがたかったです。
【上司の男性のコメント】
岡本さんは、若い時から頑張って仕事をされていました。業務内容を一つ一つ丁寧に調べながら着
実に事務を進めていました。時には無理をしながら仕事をされていたのではないかと思います。
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Q:岡本さんが中国事務局に入局された動機について、お聞かせ下さい。
A:人事院に対する知識は、当時お世話になった「試験の実施機関」という程度でした。私は県外の出
身ということもあり、地元で就職できればと考えていたため採用面接の希望を人事院に出すなど働きか
けをしていたわけではありませんでしたが、たまたま縁あって中国事務局から採用面接のお誘いを受け、
最初に内定をいただきましたので中国事務局に入局を決めました。
両親はともに公務員で、日頃から仕事の厳しさ、魅力について聞いておりましたので、自然と公務員
を目指すようになりました。
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Q:実際に中国事務局に入局されて、いかがでしたか。
A:最初に配属されたのは、総務課管理係で庶務会計業務に携わりました。日常業務を経験しながら、
中国事務局が行っている業務全体が見えるところで仕事ができたので、いいところに配属していただい
たと思います。
業務内容は、局長の秘書業務、庶務、給与計算や会計など組織が小さいため幅広い業務を担当しまし
た。また、所掌業務のほかに人事院で行う職種別民間給与実態調査や国家公務員採用試験などの事務局
職員が一体となって行う業務にも携わりました。
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Q:職種別民間給与実態調査はどのような作業になるのでしょうか。
A:職種別民間給与実態調査は、国家公務員の給与を民間の従業員の給与と比較検討するための基礎資
料の作成を目的としています。民間従業員の4月分給与を、個人別に給与総額、時間外手当、通勤手当
等を調査するほか、事業所単位に、賞与支給額、その月の決まって支給する給与の支給総額、支給人員、
その他諸手当の制度等について調査を行います。
民間企業の実地調査をする上では、民間企業の担当者の方に時間を割いていただくようになります。
また、様々な資料を見せていただきますが、あまり時間を割いていただくことはできませんので、1
時間から1時間半程度で効率的に調査をさせていただきます。
その結果、人事院勧告、国家公務員の給与の決定という流れになりますので、正確な調査を行わなけ
ればならないと肝に銘じて調査に当たっています。
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Q:国家公務員採用試験実施に係る応援業務もあるのですね。
A:人事院は、人事行政の専門機関として、国家公務員採用試験の企画・実施を担当しています。地方
事務局の場合、職員数も限られますので全職員が、採用試験実施の際には業務を分担して実施に当たり
ます。担当する試験場の試験実施が円滑に行われるよう、試験係官を勤めていただく各府省の職員を集
めての事前説明会の実施、試験用品の準備、会場設営など試験実施に係る業務全般を行います。
試験は全国一斉に行われ、実施に当たっては均一性を保つため、正確かつ敏速さが求められます。何
事もなく終わって当たり前の業務ですので、毎回無事に終わったことが確認できるまでは気が抜けませ
ん。毎回緊張の連続です。
【上司の男性のコメント】
採用試験業務は、人事院の一大イベントですので、局長以下全職員が、総動員で分担をして業務に
当たります。各課、各係の垣根を越えて一致団結します。
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Q:岡本さんは、4年目から7年目まで第二課試験係で採用試験の実施業務をされていますね。
A:試験係では試験ごとに担当を決め、管内で行う試験の実施に当たります。試験会場や試験係官の確
保、受験申込書の受付等から最終合格者発表まで試験業務全般に関わる業務を担当しました。現在のよ
うにインターネットによる申込みなどない時代でしたので、試験資料の郵送、受験申込書の提出も郵送
で行われることが多く、また当時公務員の希望者も多かったことから人海戦術で一つ一つ手作業で行っ
ていたのは懐かしい思い出です。
係長としても試験業務を担当しましたが、ちょうど採用試験の事故等が多発し問題となっていた時期
であったため、
「試験事故は許されない」というぴりぴりした状況の中で試験実施に当たっていました。
おかげさまで事故無く担当業務を遂行できたのは、周囲の方の御指導や御協力の賜物だと思います。
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【同僚の男性のコメント】
岡本さんが、第二課試験係長をされた際にも、しっかりとスケジュールを立てられ、的確に業務を
遂行されていましたね。
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Q:当時、結婚もされていますね。
A:はい。試験業務は全国統一された日程の中で進められますので、業務の繁閑を考慮しての結婚でし
た。採用された当初から結婚や出産で退職することは考えていませんでしたので、結婚して仕事に対す
る意識や姿勢が変わったということはありません。たまたまそういった業務を担当しているタイミング
で結婚しただけで、結婚後すぐに出張等も予定されていましたし、期限内に処理するため残業も必要で
したので、特に結婚したことによって何かが変わるということはありませんでした。
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Q:8年目から 11 年目には、総務課職員係で研修、服務、職員団体業務にも携われたようですね。
A:業務のボリュームとしては研修業務のウエイトが高かったのですが、初めて服務や勤務時間、健康
安全等の制度を担当しました。各府省からの制度照会は判断に迷われて、あるいは確認のため頂戴する
ため、簡単に答えられるものではありませんし、責任のある回答を求められますので慣れるまではなか
なか大変でした。職員団体業務では、中国事務局に登録している職員団体の登録管理のほか、組合との
会見では書記として組合の要望をとりまとめ本院各局の担当に報告します。担当する制度のほか、給与
や任用に関する要望も提出されるので、幅広く人事院が所管する制度を勉強するよい機会になりました。
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Q:当時、第1子も出産されていますね。
A:当時の育児休業制度は一部の職種の方を対象にしていたため、産前産後休暇後仕事に戻りました。
運良く自宅近くの保育園に子供を預けることができ大変助かりました。ただ、保育の時間が午後5時 30
分まででしたので、定時で退庁しても子供の迎えがぎりぎりという毎日でした。残業等で子供を迎えに
いけないときには、主人や市内に住む義父母にも迎えを頼むなどして乗り切りました。当時は、携帯電
話もありませんでしたので急に仕事が入った時など、迎えの代わりを頼みたくてもなかなか本人が捕ま
らないということもあり今思うと結構綱渡りの毎日だったと思います(笑)。
子供がいると発熱など突発的な理由でいつ保育園から呼び出しを受けるかわかりません。人事院は両
立支援の制度等を所管していることもあり、定時での退庁や急な休暇取得であっても休みやすい環境で
したが、やはり周りの方に負担をかけることも多かったと思いますので、計画的にできるだけ前倒しで
業務を遂行するよう心がけました。この習慣は今でも役に立っています。
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Q:岡本さんのキャリア・パスを拝見しますと、3年から4年のスパンで人事異動をされる機会が多い
ですね。
A:一つのポストに長く就きたいと希望を出していたわけではありませんが、振り返ってみますと3年
から4年のスパンで人事異動する機会が多かったようです。異動スパンについての考え方は人それぞれ
だと思いますが、私の場合腰を据えて業務に取り組むことができた点でよかったと思っています。1年
目は不案内で業務に追われることが多いのですが、2年目、3年目になりますと、業務に対する理解も
深くなりますし、様々なことにも取り組むことができたと思います。
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Q:12 年目から 14 年目までは、当時、第一課公平係で、公平審査、苦情相談業務に、またその後2回
係長として公平勤務業務に携われたようですね。
A:公平審査制度は、職員の身分や利益を保障することによって、人事行政の公正を期し、公務の能率
的な運営を確保することを目的としています。「不利益な処分を受けたが納得できない」、「給与の決定
に不満がある」、
「勤務条件に不満がある」といった場合には、人事院に対し審査を申し立てたり、行政
上の措置を求めることができるようになっています。管内で不利益処分の公平審理が行われる際には、
事務局職員は書記として審理の円滑な実施に当たります。
日常業務としては職員から寄せられる苦情相談にも応じています。相談内容は「いじめや嫌がらせを
受けている」
、
「休暇を認めてもらえない」など多岐にわたり、相談内容に応じて制度の説明やアドバイ
スを行うほか、当局に申出内容を伝えたり、調査等の対応を求めるなどして問題の適切な解決を図って
います。相談内容は人事院の所掌事務全般にわたると共に、匿名での相談も多く、誤りのない対応を心
がけました。
係長で担当した際には事務分掌の変更があり、公平業務のほか勤務時間や休暇、健康安全や災害補償
などの制度を担当しました。日常的に各府省の担当者から制度照会を受けるほか、各種業務についての
会議やセミナー、各府省制度担当者に対する制度説明会の実施などを担当しました。特に2度目に係長
として担当した際には、勤務時間の短縮や病気休暇制度の見直し、育児休業制度等の拡充など毎年制度
改正が行われ、大きな節目に業務に携わることができたので印象深く記憶に残っています。
【同僚の男性のコメント】
岡本さんは、18~19 年目、27~30 年目にも第一課の公平勤務係長をされています。公平勤務係の業
務は、専門性も高いので、今でも頼りになります。岡本さんの得意分野でもあると思います。
【後輩の女性のコメント】
岡本さんが、公平勤務係長時代に私は直属の部下でした。当時、私は育児休業明けだったのですが、
岡本さんに公私問わずいろいろなことを相談できたおかげで、スムーズに仕事に復帰することができ
ました。子供の発熱などで急に保育園から呼び出しがあり退庁しなければならなくなったような時も、
言い出しにくそうにしている私の様子を察してか、岡本さんの方から「大丈夫?早く帰ってあげて。」
と声をかけてくださって、随分心が軽くなりました。私が岡本さんの立場になった時には、同じよう
な心遣いができるようになりたいと思いました。
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Q:第二子を出産後、第二課任用係長として、任用業務を担当されていますね。
A:第二子を出産した時には育児休業制度も整備されており、保育時間と部分休業(現育児時間)を当
時の上限であった子が1歳になるまで取得しました。子供が増えたことで仕事と家庭を両立させること
に苦労したこともありましたが、当時、若さもあって克服できたのだと思います。実際に育児をして大
変なのは一時期に限られますので、ある程度割り切りも必要になるかと思います。
任用業務を担当するのは初めてでしたし、係長になりますと上から求められることも高くなります。
当時の上司は厳しい方でしたし、新たな発想で仕事をされたのでいろいろな面で鍛えていただきました
(笑)。
任用係では、各府省と連携を取りながら国家公務員希望者を対象とした説明会を行うほか、国家公務
員採用Ⅱ種試験(現一般職試験(大卒程度試験))行政中国地域など、中国事務局所管の採用候補者名
簿の管理を担当しています。また、職員の任用制度を所管していますので、職員として採用される前か
ら退職されるまでに関わる業務を担当しているといえます。任用係では募集活動のほか、採用試験の合
格者数の決定など各府省の任用担当者と連携をとりながら進める業務が多数あります。できるだけ気軽
に相談でき情報が共有できるよう各府省担当者との関係作りに気を配るようにしていました。
【上司の男性のコメント】
人事院が、他の府省の職員からの相談を受けやすい雰囲気をつくるのは重要だと思います。各府省
との交流の場は多々ありますので、相互に交流を深めながら今後も人事院を活用していただければと
思います。
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Q:国家公務員採用試験の女性の申込者数の割合は3割程度ですね。
A:人事院が試験機関として実施している採用試験は平成 25 年度で
21 種類あります。試験の種類によって女性の割合はまちまちですが、
全試験でみた場合、平成 24 年度の申込者数・合格者数ともに女性の
割合は3割弱となっており、採用者数に占める割合も同様です。国
家公務員の場合、仕事と家庭の両立を支援する各種制度が整ってお
り、安心して職務に取り組むことができますので、是非一人でも多
くの方に公務を目指していただければと思います。
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Q:休日はどのように過ごされていますか。
A:気分転換と癒しを求めてガーデニング、主に観葉植物を育てていますが、虫の嫌いな家族からは迷
惑がられています。子供が小さい頃はよく家族揃ってドライブや旅行に出かけていましたが、子供も大
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きくなり付き合ってくれなくなりましたので、最近は主人と二人で出かけることが多くなりました。主
人が運転好きということもあり、思いつくまま、気軽にドライブを楽しんでいます。
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Q:現在、中国事務局には4名の女性職員がいらっしゃるそうですね。
A:私が採用された頃は女性職員が2名でしたので、職員が削減される中、また採用が2~3年に1回
という状況からすると「増えたな」という感じはあります。ただ、人事院には女性職員が就くことので
きない職種はありませんので、個人的にはもっと増えてほしいと思います。中国事務局に限らず各府省
でも女性職員は増えており、役職に就く方も多くなっています。国家公務員の仕事は様々ですので、業
務内容を知っていただければ是非やってみたいという仕事が必ず見つかると思います。是非多くの方に
公務職場に入ってきていただきたいと思います。
【後輩の女性のコメント】
岡本さんは、我々女性職員にとって、何でも相談することができる一番身近な先輩です。御家庭も
大切にされ、職場でも女性らしい細やかな気配りを忘れない一方で、ある意味男勝り(?)な抜群の
安定感のある仕事ぶりに皆が信頼を寄せる、そんないきいきした岡本さんの姿に、いつも勇気づけら
れています。
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