(審判長事前通知) - 札幌カーリング協会

第 23 回北海道ジュニアカーリング選手権大会
札幌地区予選 兼 強化合宿 開催要項
(審判長事前通知)
どうぎんカーリングスタジアム
2014年12月23日
審判長
筧
とも
カーリング精神
カーリングは技術と伝統のゲームです。技を尽くして決められるショットは見る喜びです。また、
ゲームの神髄に通ずるカーリングの古くからの伝統を見守るのはすばらしいことです。カーラーは
勝つためにプレーしますが、決して相手を見くだしたりしません。真のカーラーは、不当に勝つの
であればむしろ負ける方を選びます。立派なカーラーは、相手の気を散らしたり、相手がベストを
尽くそうとするのを決して妨げたりしません。
カーラーは、ゲームの規則やその伝統を決して故意に破りません。しかし、彼が不注意にも規
則や伝統を汚し、それに気づいた時は、彼は違反を真っ先に申し出ます。
カーリングゲームの主な目的が、競技者の技術の粋を競うことである一方、ゲームの精神は立派
なスポーツマンシップ、思いやりの気持ちと尊敬すべき行為を求めています。
この精神は、アイスに乗っているいないに関わらず、競技規則の解釈や適用に生かされるべき
であるだけでなく、全ての参加者の振舞いにも生かされるべきものです。
1.競技規則について
今大会は、日本カーリング協会競技規則(2010.6 版 黄色表紙+2011.6 変更点資料)
及び、今大会特別ルールに基づき行います。計測以外の事案については基本的にセルフ
ジャッジとします。カーリング精神に則り、選手の協力をお願いします。特に必要があ
るときは、今大会中に追加通知を行います。
2.競技方式
1)予選ラウンド
① 男子は 4 チームのブロック(以下Aブロック)と 3 チームのブロック(以下B
ブロック)、女子は 4 チームのブロック(以下Cブロック)に分かれ、それぞれ
②
③
④
⑤
で総当たりの予選を行う。
試合は 6 エンドまたは 90 分とする。試合終了 10 分前に「10 分前コール」を行
いますのでそのエンドで終了してください。エンド間のデットタイムは無いも
のとしてゲームを進めてください。
チームタイムアウトはありません。
同点の場合、男子は直ちにサドンデスのエキストラエンドを行ってください。
女子は規定のエンドもしくは競技時間で終了してください。
リーグ内同率の場合の順位決定は以下の方法で行います。
(1)直接対決の結果
(2)(1)で順位が決まらない場合は、予選で行ったLSDの合計距離
※タイブレークは行いません。
2)男子の代表決定方法
① 男子の道央ブロックジュニアカーリング選手権大会札幌地区代表(以下代表と
記す)4 チームのうち、第1から第3代表チームはAブロックの上位 2 位までの
チームとBブロック上位 1 位のチームとする。
② 男子第4代表チームは、Aブロックの 3 位チームとBブロック 2 位チームによ
る決定戦の勝利チームとする。
4)計時について
全シートの計時を1つの時計を用いて行います。シート毎の計時は行いません。
計測等で審判が競技に介入した場合も時計は止まりません。
5)10 分前コールについて
10 分前コールとは、コールが鳴った時点において成立しているエンドをプレーする
ことができる(規定エンド以内)競技方法です。エンドの成立とは、先攻・リード
の1投目が投球側のティーラインに到達した時点です。到達前にコールがあった場
合はその時点で終了となります。
全てのゲームにおいて、チームのプレーが不必要に遅く、ゲーム進行を遅らせている
と審判長が判断した場合、審判は当該チームのスキップに通知を行ない、次にデリバ
リーされるストーンがその通知後 45 秒以内にデリバリーする側のティーラインに達
しない場合、そのストーンは直ちにプレーから取り除かれます。
3.ストーンと先攻・後攻の選択について
1)予選ラウンド
予選ラウンドは対戦表左側に記載されたチームが赤色のハンドルを使用してくださ
い。ただし男子Aブロックと女子予選ラウンドは、第1試合のみ、両チームでトスに
よりストーンの色を決定し、2試合目以降は対戦表内で左側に記載されたチームが赤
色のハンドルのストーンを使用してください。
先攻後攻はLSDにより決定します。
赤ストーンのチームから先に練習を行います。
2)男子第4代表決定戦について
LSD の合計距離の短いチームに「先練・後練」、若しくは「ストーンの色」の選択権
が与えられ、LSD により1エンド目の先攻後攻を決定する。
3)ラストストーンドロー(LSD)
①競技規則の改正により各チーム2投で時計回りと反時計回りを別の人が投球しその
合計を LSD とする。(1投目は必ず時計回り)
②プレーヤーにはラウンドロビンを通じた最低投球回数が与えられる。
③詳細はチームミーティングで説明する。
4.プレー中のユニフォームについて
JCA 競技者ユニフォーム規定(2014 年 6 月改訂版)に合致した統一されたユニフォー
ムの着用を原則が望ましい。統一されたユニフォームの着用が困難な場合はカーリングに
ふさわしい服装であれば認めるが、チームで色調を合わせるなどの努力をすること。
5.試合前練習
全てのゲームの開始前に、各チーム3分間の練習を行ってください。予選ラウンドで
は、試合開始15分前から赤色のストーンのチームが先に行い、終了後直ちに黄色の
ストーンのチームの練習を行います。残りの時間はアイスクリーニングのために使用
されます。あらかじめ先攻後攻が定められていない試合では、練習終了後に直ちに LSD
を行う。先攻後攻があらかじめ決まっている試合の試合前練習は、後攻のチームが先
に練習を行います。
6.プレーエリアに入る際の靴
プレーエリアに入る時、選手・コーチ・チーム関係者がプレーエリアで履く靴はきれい
でなければなりません。そうでない場合、プレーエリアに入ることは許可されません。
7.アイスへのダメージ
選手は用具、手、体でアイス表面にダメージを与えてはいけません。アイス上で物を投
げる、滑らす行為はしないで下さい。アイス上及びサイドボードにブラシやアンチスライ
ダーなどの物を置かないで下さい。それによってゲームに悪影響が生じた場合、置いた者
は退場処分もあります。この注意をもって 1 回目の警告とします。
8.ラインナップカード
オリジナルラインナップカードはチームミーティング終了後速やかに提出して下さい。
オリジナルラインナップカードに記載された投球順やポジションに変更がある場合は、
試合開始30分前までに変更用ラインナップカードを大会本部に提出してください。その
後は変更前のオリジナルラインナップカードに記載の投球順とポジションに戻ります。オ
リジナルからの変更がある場合はその都度変更用ラインナップカードを提出してください。
プレー中の選手交代は、相手チームへ申告して下さい。コーチ又は選手は試合終了後変
更のラインナップカードを提出して下さい。
9.計測
全ての計測は審判が行ないます。エンドの終了時に計測の要求があった場合は、選手は
計測に関係のない全てのストーンを取り除き、ホッグラインかハックの後ろまで離れて審
判のために場所を空けて下さい。計測の時にハウスを任されていた者は、計測に立ち会っ
ても良いが、計測に影響を及ぼさず、計測を妨げない位置にいなければなりません。審判
は計測後ストーンを動かさずに、一番近いストーンを指示します。いずれかのチームは、
再計測の要求をする権利を有します。
10.選手の位置
投球動作中は、投球していない側のチームの選手はサイドライン沿いのコーテシーライ
ン間の位置で静止して下さい。ただし、次の投球を行なう選手は投球する側のハックの後
ろのシートの端の位置に静止していても良い。
投球していない側のチームのスキップまたはバイススキップは、プレー側のバックライ
ンより後ろの位置に静止していても良いが、投球している側のチームのスキップまたはバ
イススキップの立ち位置を妨害しないようにして下さい。
投球していない側のチームの選手は、投球している側のチームを妨害・干渉したり、注
意をそらす、威嚇する位置にいたり、そのような行為をしてはいけません。
もしそのような行為が行われた場合、または、投球中に外的な力により選手の注意がそ
らされた場合は、選手は、その投球の結果をそのままにしておくか、全ての動いたストー
ンを元の位置に戻して再投球するか、を選択することができます。
11. ホッグライン
今大会においてホッグライン審判員は配置しません。
12.得点
そのエンドの得点が合意されたら、ハウスを任されているプレーヤーはスコアボードに
できるだけ早く点数を掲示し、スコアカードに点数を記入して下さい。
スキップは試合が終了した時点で、各エンドの得点、合計点数等、記載事項に間違いが
ないか確認してからスコアカードにサインして下さい。
13.
試合終了後
勝ったチームはモップがけ・掃除を行い、負けたチームはスコアカードを大会本部に
提出して下さい。
14.不当な行為
不当な行為・不快もしくは攻撃的な言動・用具の悪用や選手、コーチや大会関係者への
意図的な攻撃は禁止されています。違反行為に対しては、退場処分が科せられます。
15.報道
カーリングを行なうには報道機関の支援が必要です。したがって、全ての選手、コーチ、
チーム関係者は報道関係者の常識的な要求には協力をお願いします。何か問題がある場合
には、審判長もしくは副審判長に連絡して下さい。
16.その他
1)プログラムに記載されている試合時間は、あくまでも予定時間です。試合経過によ
り変更になる場合や、試合が行われるシートが変更となる場合もありますのでご了承
願います。
2)試合が続行されている場合であっても、試合が終了したシートから製氷作業を行う
場合がありますのでご了承願います。
3)計測等、競技に審判員の介入が必要な場合は審判員もしくは競技役員に大きくアピ
ールして下さい。
4)判定及びその他試合に関するチームからの質問には審判長が対応します。
5)競技領域に入る前に携帯電話の着信音は切っておいて下さい。
6)競技領域は常に整理整頓しておき、ごみは全て持ち帰ることを原則とします。
7)大会のスムーズな進行のために選手の協力をお願いします。