プ ラ ズ マ 脱 臭 装 置 を 現 場 で テ ス ト

volume
127
プラズマ脱臭装置を現場でテスト
食品工場や清掃工場などから発生する有機系の悪臭
対策に、
アクアスはプラズマ脱臭装置デオドレスを提案
しています。
プラズマ脱臭装置は高い脱臭効果を持つ
装置ですが、臭気は現場によって千差万別です。
そこ
で、手軽に脱臭効果を試していただけるように小型のデ
モ装置を作りました。
脱臭のむずかしさ
小形プラズマ脱臭装置
においがある物質は40万種類以上あるといわれていま
す。
また、複数の臭気物質が相乗・相加効果を及ぼすた
め、個々の臭気物質濃度を測定しても実際の感覚とは
合致しないことがほとんどです。
また、においの感覚は臭
気物質濃度の対数に比例します。例えば10ppmのアン
モニアは強いにおいを感じます。
これを50%除去しても、
感覚的には、においが減少したとはあまり感じられませ
ん。
においをほとんど感じなくなるには99%以上除去する
必要があり、
たいへんシビアな処理が必要です。必ずしも
計画通りに脱臭効果が得られるとは限りません。
処理ガス量 27m3/h、W800×D500×H1400
プラズマ脱臭法の長所
臭気成分を含んだ空気中で高周波放電によりエネル
ギーを与えると、活性分子、
ラジカル、
オゾンが発生しま
す。
それらの酸化力により臭気分子を分解しにおいを消
します。電気エネルギーによる臭気の分解なので、燃焼
ス
法でのNO X・CO 2 、吸着法での多量の吸着廃棄物、
クラバー法での排水などのような環境負荷となる物質は
ほとんど発生しません。
スイッチのON・OFFだけでいつ
でも運転の開始・停止ができます。
脱臭方法
脱臭効果
運転・メンテナンス
コスト
燃焼法
◎高濃 度の臭気に △やや面倒
も対応
吸着法
○ 低 濃 度・大 風 量 ◎ 毎日のメンテナ △大量の吸着剤の
に適する
ンスは不要
交換が必要
スクラバー法
○中高濃度の臭気 △ 吸収 液の 管 理、 △ 吸収 剤の 補 充 、
に対応
排水処理が必要
排水処理
消臭剤法
△におい成分その ○消臭剤の補充
ものを除 去でき
ない
×燃料費用が必要
○初期費用は安価
だが消臭 剤のコ
ストが必要
オゾン脱臭法
○低から中濃 度の ◎ 毎日のメンテナ △電気代は高い
オゾン分解 材の
臭気に対応
ンスは不要
定期的な交換が
必要
プラズマ脱臭法
◎低から高濃 度の ◎ 毎日のメンテナ ◎電気代は安い
臭気に対応
電極等の定期的
ンスは不要
引火性のガスに
な交換が必要
は適用不可
TIA
HIA
小形・軽量のプラズマ脱臭デモ機
営業通信欄
処理ガス
放電部
吸引ファン
触媒部
原ガス
調湿器
気相反応部
電源装置
タッチパネル
吸引ファン
調湿器
放電部
気相反応槽
消臭剤ならば手軽に現場で効果を確認することができ
ますが、装置を使用する脱臭方法では現場テストは簡単
www.aquas.co.jp
ではありません。一般に、脱臭に使用する装置は大き
く、簡単に設置できるようなものではありません。
しかし、
プラズマ脱臭装置の性能を確認していただくためには
現場でのテストが一番です。
そこでアクアスはバンに載
せて現場に持って行ける小型のプラズマ脱臭装置を準
備しました。
ぜひ現場で脱臭性能を実感してください。
触媒部