A A A B 平成25年度 学校評価書

平成25年度 学校評価書
静岡市立城北小学校
2月26日
Ⅰ 経営の重点に関わること
1 学校教育目標 「心豊かに たくましく」
学校関係者評価委員会から
自己評価
①子どもたちは、あいさつを通して人との関わりを大切にしている。
*三つの「あ」(「あいさつ」「後片付け」「歩き方」)のうち、「あいさ
つ」に重点を置く。
B
7月
12月
B
B
0.6
1.1
【主な取り組み】 ・朝の自主的なあいさつ運動
・よいあいさつのできる子を見つけ職員が積極的に称揚する
・礼儀、思いやり等のあいさつにつながる道徳教育の推進
【学校説明】
子ども個々には課題があるものの、児童会によるあいさつ運動を中心にに子どもたちのあ
いさつの輪が広がってきている。今後もくり返して指導を行うとともに、人との関わりを大
切にするためのあいさつという視点から、自分からあいさつをする、地域の人にもあいさつ
をする、といった態度を伸ばしていけるように力を入れていきたい。(7月)
2
重点目標
A
子どものよい表れを見つけて褒めたり、教職員自らが気持ちのよいあいさつを心がけたり
等、地道な指導を続けてきた。朝のあいさつ当番に進んで参加する児童が増えてきたり、廊
下で会うと自分からあいさつや会釈が自然にできたりする児童も少なくなかったりと、成果
が見られた。
あいさつに関しては個人差が大きいため、どの子も気持ちのいい挨拶ができるように導いて
いくことが今後の課題である。(12月)
(1)たくましい心
②子どもたちは、元気に体を動かし、健康な体づくりに取り組んでい
と体の育成
人との関
る。
わりの中
7月
(担当:
で、積極
教務主任)
B
的に生き
1.4
る子の育
【主な取り組み】 ・体育委員会による遊び、円周リレー、ドッジボール大会の実施
成
・体力アップコンテストへの参加
・熱中症予防、気温の変化による衣服の調節、手洗い、うがい等
の、健康な体を維持していくための保健指導
A
12月
A
1.8
A
・挨拶だけの取り交わす言葉だけに限
定しないで、お互いの気持ち・意見が
通じ合うことが必要です。コミュニ
ケーション力を高める場(生活・遊
び・授業)では、挨拶+α(会話の一
言)まで相手に伝えられる子ども(上
級生)にと願っています。
・(よくあいさつのできる子どもたち
が多い)城北小学校、大好きです。
・朝のあいさつは良く出来ていると思
います。もう少し大きな声が出ると
もっといいと思います。
・個々には差はあると思うが学校とし
て継続していくことに意義がある。9
9回子どもからあいさつが返ってこな
くても100回目には返ってくると信
じて行ってほしい。
・あいさつに力点を置いた指導がなさ
れていると思います。今後は自ら進ん
であいさつができる子を増やしたいで
すね。
・どの学年もすきな教科に体育があ
り、日常生活の場での運動の機会が多
く諸行事(運動会、持久走大会)でも
子どもたちの生き生きとした活動の姿
に感動しています。保健面でも欠席者
が少なく、健康面でも優れていると思
います。
・校長先生を中心に、各目標に進み、
楽しくて明るい城北小学校になってい
る。
・登校前に学校の周りを走っている6
年生がいました。
・子どもたちが体を動かすよう促す教
師の姿勢は見られる。また、手洗い、
うがい、熱中症対策などの保健指導も
ポスターなどを利用して分かりやす
い。
・先生方のご努力を大いに評価しま
す。子どもや保護者の評価を更に上げ
たいですね。
【学校説明】
運動場には毎日円周リレーのための円が描かれている他、体育主任をはじめ何人もの教員
が朝から運動場に出ている。子どもにまかせきりではなく、指導が適切に行われてきた結
果、子どもたちは外でよく体を動かすようになっている。保健に関しては、熱中症や雷への
対策についてはもう少し職員で共通理解を図る余地がある。(7月)
A
子どもたちが進んで体力づくりに取り組めるよう意図的に場や機会を設定してきたことに
より、外で元気に体を動かす子どもが増えた。子どもアンケート、保護者アンケートでも、
概ね8割が「そう思う」「だいたいそう思う」と答えている。(12月)
る。
・登校前に学校の周りを走っている6
年生がいました。
・子どもたちが体を動かすよう促す教
師の姿勢は見られる。また、手洗い、
うがい、熱中症対策などの保健指導も
ポスターなどを利用して分かりやす
い。
・先生方のご努力を大いに評価しま
す。子どもや保護者の評価を更に上げ
たいですね。
【学校関係者評価を受けての改善策】
・あいさつに重点をおいた指導では、これを継続することの意義に改めて気づかされた。人と豊かに関わって行く上での入り口でもあり、関
わりそのものとも言えるあいさつという行為の価値を、様々な機会を通してこれからも子どもたちに繰り返し伝えていきたい。
・体力づくりに関しては、子どもが進んで取り組みたくなる環境を今後も意図的に設定していこうと考えている。
①子どもたちは、学校に自分の居場所と出番をもち、明るくのびのびと
活動している。
B
7月
12月
B
A
1.2
【主な取り組み】・学級担任および他の職員が日々のかかわりの中で子どもの実態を
よくとらえ、一人ひとりが大切にされる温かな学級づくりをする
1.5
【学校説明】
新しい学年や学級で迎えた4月からの4ヶ月、どの学級においても、一人一人の実態をと
らえ、子どもと教師・子どもと子どもの信頼関係を築く努力をしてきた。今後も、学級経営
を円滑に進める上での学年協力体制をいっそう充実させるともに、子どもを語る会等を定期
的に実施して、全職員で本校の児童のことを理解し、さまざまな立場から子どもを認めたり
励ましたりできるような体制の充実を図っていきたい。(7月)
B
・毎年クラス替えを行っている本校に
あっては、子どもが新しい集団の中で
の居場所や出番を見つけいくのにも相
応の時間がかかると思われる。後期に
なって職員の評価が上がっていること
から、子どもたちの成長ぶりが伺え
る。
・子どもアンケートにおいて「学校が
楽しい」と答えられなかった児童が1
5%程度いる。学校としては、そのこ
とを見過ごさず、どうしてその子らが
肯定的に答えられなかったのか原因を
探ると共に、今後どう働きかけていく
のかの具体策を期待する。
各学級担任が最も力を注いだところである。楽しそうに過ごしている子が多く、アンケー
トにおいても「学校が楽しい」(子ども)に8割以上、「お子さんは学校に楽しく通ってい
る」(保護者)に9割以上が「そう思う」「だいたいそう思う」に回答している。また、ク
ラス担任がひとりで抱え込むのではなく、学年や級外、支援員などと情報を共有し、多くの
目で指導にあたってきたことも成果につながっていると思われる。(12月)
②道徳の授業・特別支援学校との交流等を活用し、教育活動全般において道徳教
育を行っていることが、心のやさしい子を育てることにつながっている。
【主な取り組み】 ・年間指導計画に基づいた道徳の授業の充実
・中央特別支援学校の児童との交流
A
7月
12月
B
A
1.2
1.8
・教職員が児童の居場所や出番づくり
に努め、思いやりのある子どもがたく
さんいます。教師と児童、保護者との
受容関係が築かれ信頼されている学校
をこれからも進めていってください。
・中央特別支援学校の子どもが訪問し
ているのを見かけます。
・特別支援の学校との交流はとても良
い経験であり、恒常的に心に残ること
【学校説明】
・道徳の時間の充実に向け、校内研修において道徳授業研(7/9)や道徳授業作りの研修会
(7/17)を実施し、新学習指導要領がめざす道徳授業のあり方について共通理解を深めた。
ねらう道徳的価値について深く考えさせる授業を通して、子どもたちの中に大きく響いてき
(2)心を耕す教育 ている感触がある。各学級に設置してある道徳コーナーをさらに充実させ、子どもたちの主
体的な道徳的実践を促していきたい。
の推進
・全学年とも中央特別支援学校との交流学習を実施している。毎年の積み重ねや4年生での
総合的な学習の効果もあって、子どもたちはこの学習に慣れ、関わり方が上手になってきて
(担当:
教務主任) いる。障害をもつ友だちを理解したり、普段とは違うやさしい自分を発見できたり、また高
学年になると自分たちで交流のもち方について計画したりなど、まさに心を耕す学習となっ
ている。(7月)
A
・中央特別支援学校の子どもが訪問し
ているのを見かけます。
・特別支援の学校との交流はとても良
い経験であり、恒常的に心に残ること
だと思う。
・交流学習は子どもの心の耕しにはと
ても効果のある行事だと思います。思
いやりのあるあるきかたや言葉遣いに
成果が出ると更によいのですが。
交流学習を体験した子どもたちが、道徳の授業ばかりでなく実際に特別支援学校の子どもた
ちとふれあうことで、心のやさしい子に育ってきている。また、4年生全員が「みんな幸
せ」をテーマに取り組んでいる総合的な学習では、障碍者、お年寄り、幼児などとのふれあ
いや福祉体験を通して、子どもたちのものの見方が豊かになってきている。(12月)
・アンケート結果からも、子どもたち
の図書への親しみぶりがうかがわれ
る。あらゆる学習の基礎となる、言語
能力の素地を養うためにも、良き指導
をお願いします。
A
③子どもたちは、進んで本に親しんでいる。
7月
12月
B
A
1.4
1.6
【主な取り組み】・学年の発達段階に応じた目標冊数やページ数の設定
・司書教諭、学校司書を中心とする魅力ある図書環境づくり
・ボランティアや教師による読み聞かせの推進
【学校説明】
児童数が減少しても図書の貸出冊数が逆に増加していて、城北小には本好きな子どもが多
い。本が子どもにとって魅力的に映っているのは、司書や担当教諭を中心とした読書・図書
環境整備(保護者の読み聞かせボランティア活動を含む)が進んでいるからである。自分で
本を読むのが苦手な子や本離れが進んでしまっている子どもに対しても、きっかけを与える
ような働きかけを今後工夫していきたい。(7月)
A
図書館がよく利用され、子どもたちは本に親しんでいる。計画的な新刊図書の購入をはじ
め、学校司書による良書の紹介や学習支援などが、成果を上げている。また、子どもたちは
読書旬間ごとに実施される読み聞かせを楽しみにしている。本年度は保護者をはじめ地域の
方が約40名も読み聞かせボランティアとして活動してくださった。読み聞かせは、普段読
書に親しまない子も本にふれる貴重な機会となっている。(12月)
【学校関係者評価を受けての改善策】
・成果が見られた交流学習の実施、読書指導の充実を今後も推し進めていきたい。次年度の交流学習についてはすでに中央特別支援学校との
打合せをもち、両校の子どもたちにとって価値のある学習となるよう準備を始めている。
・子どもひとりひとりに目を向け、よさを引き出し、アンケートで「学校が楽しくない」と答える児童を限りなくゼロに近づける努力をして
いきたい。
①子どもたちは、生き生きと授業に取り組み、学ぶ楽しさを味わってい
る。
・様々な工夫を凝らし、伝え合う心を
育て、学ぶ楽しさを味わわそうとする
試みがなされていた。更なる授業改善
をめざして今後も努力して頂きたい。
B
(3)伝え合う心が
育つ授業の構築
7月
B
B
(担当:
研修主任)
1
1.3
12月
【主な取り組み】・学習課題や学習課題を工夫する
・「話す」「聞く」「書く」力を学年の発達段階に応じて指導する
・板書計画を立てて授業に臨む
・個に応じた指導をする
【学校説明】
・板書の赤枠をどの学級でも使用することで、その1時間の目標が子どもたちに明確に提示
できている。ただ、その内容が子どもが思わずやってみたくなるような課題や問題になって
いるかどうか、今後はその質にもこだわっていきたい。
・本年度の重点である「聞く」については、まずは教師がゆっくり話す・大きな声で話しす
ぎないことを心がけたり、毎朝の健康観察の場面で「風邪気味です」と答えた子に対して周
りから「お大事に」と声をかけるようにさせることで聞くことの習慣づけを図ったり、学年
ごとに様々な取り組みを行ってきた。また、高学年では自分が説明したいことを問題形式に
して話させる(“穴うめ”の説明をさせる)ことを通し、聞き手の主体性を伸ばす指導もし
てきた。発達段階に応じた、聞く力を育てるための工夫をこれからも継続していきたい。
・C評価の意見(教職員アンケート7月集計【記述欄】参照)については、支援員の先生の
入り方(支援スケジュール)を必要に応じてに見直し、緊急性の高い学級への支援を優先さ
せるなどの工夫をしていきたい。(7月)
B
子どもたちに学ぶ楽しさを味わわせるため、どの学年どの学級においても4つの主な取り
組みを行ってきた。授業における課題・問題の質にこだわった授業研究(一人一公開授業)
も全職員が実施し、互いに研鑽を深めた。今後は、1時間の授業のねらいをより明確にし、
課題や問題、学習活動が、学習指導要領で求める確かな力の獲得になってゆく授業づくりに
努めていきたい。子どもアンケートにおいて、国語や算数を苦手教科であると感じている児
童が、共に全体の4分の1を占めていることから、更なる授業改善が求められている。(1
2月)
【学校関係者評価を受けての改善策】
アンケートにおいて子どもたちの多く(約4人に1人の割合で)が国語や算数を苦手教科であると答えた点を重く受け止めている。学ぶ楽
しさを確かな学力の定着につなげ、子どもたちに自信をもたせるような取り組みをしていきたい。
①花や緑に囲まれた美しい環境づくりは、子どもたちに自然を愛し感動
する心を育てることにつながっている。
A
7月
12月
B
A
1.4
1.8
・環境整備部の教職員の努力と児童一
人一人に関わらせる場をつくっている
ことが学校の自慢になっていることは
誇りになっています。植物を愛でる習
慣の基礎をうえつけてください。
(木々の名、草花の名を知る。)
・休みの日も職員が水かけをやってい
る。
・休みの間にも先生が花に水をやった
り管理しているのを良く見ます。
・花壇造りは毎年感心してしまう。今
年は子どもたちの参加が多く見られ、
進んで作業する様子が見られた。
(木々の名、草花の名を知る。)
・休みの日も職員が水かけをやってい
る。
・休みの間にも先生が花に水をやった
【主な取り組み】・環境整備部を中心とし、花壇や学年園づくりに一人ひとりの子ど
もが関わらせる。
・緑化委員会、ペア活動、学年、学級など、様々な場面で緑化活動
を行う。
【学校説明】
環境整備部の先生方を中心に、今年度は子どもたちも苗植えや水かけにも関わっていて、
(4)花と緑と笑顔 子どもが関わる場面が増えている。出番が増え、子どもたちには花壇がより身近になった。
また、学年の花壇をそれぞれの学年が創意工夫をして、活かしている。取り組みが、少しず
の城北小
つ職員全体、子どもたちへと広がってきている。一部の職員に負担をかけないように、今後
も全体で取り組んでいきたい。(7月)
(担当:
環境主任)
A
り管理しているのを良く見ます。
・花壇造りは毎年感心してしまう。今
年は子どもたちの参加が多く見られ、
進んで作業する様子が見られた。
・担当の先生はとてもご苦労が多いこ
とと思いますが、今後もぜひ継続して
ください。より多くの子どもが関わり
を持てるように工夫してください。
本年度は委員会活動を中心に、これまで以上に子ども自身が緑化活動に関わり、メイン花
壇は春、秋ともに大きな賞を受賞することができ、本校緑化活動の成果の象徴となった。ま
た今年はびわやみかんが豊作で、ペア学年で収穫を楽しんだり、学年園の世話や四季の小径
の観察など通して様々な発見をしたりして、子どもたちは自然に感動し、大切にしようとす
る心が育ってきている。(12月)
【学校関係者評価を受けての改善策】
緑化委委員会児童によるメイン花壇の世話や、学年に割り当てられた花壇を責任をもって育てる活動をさせることを通して、花や緑に対す
る愛情と命に対する責任感を育てるとともに、子ども自身が緑化活動に関わる場を増やし、城北小の自慢を全校をあげて大切に守っていきた
い。
Ⅱ 各指導部・領域等に関わること
大項目
中項目
(目標・
取組の括り)
評価指標
(小目標等・具体的取り組み)
自己評価
①学校は、基礎基本の確かな定着を目指すために、子ども一人ひとりの
実態を把握し、その子に合った指導を工夫している。
(1)確かな学力の
育成
【市共通項目1】
B
7月
12月
B
B
1.1
1.3
学校関係者評価委員会から
・児童のアンケート結果の中で主要教
科の国語・算数の人気が低いのに驚い
ています。少しでも国・算の教科がす
きになるような教授法(授業力)の向
上を求めます。学習課題と学習問題と
の関連や到達目標の理解度の有無、教
師の授業展開の工夫、教具の提示な
ど、児童を揺さぶる、耕す場面を改善
する研修を深めてください。(ワーク
シートは必要最小限として、授業に弾
A 力性を持たせたい。)
・良く分からないが、全国平均を上
回っていた。
(担当:
研修主任)
・教育の方法、進め方など技術的なこ
とはよく分からないが、先生方が子ど
の関連や到達目標の理解度の有無、教
師の授業展開の工夫、教具の提示な
ど、児童を揺さぶる、耕す場面を改善
する研修を深めてください。(ワーク
シートは必要最小限として、授業に弾
A 力性を持たせたい。)
【主な取り組み】<実態把握と定着度の向上を目指す取り組み>
(1)確かな学力の ・長期休業前に実施する漢字・計算コンクール
・日常的に行う小テスト
育成
【市共通項目1】 <子ども一人ひとりにあった学習の場の設定>
・TTや少人数指導などの授業形態の工夫
・特別支援教育と関連させた個への手だての工夫
<確かな定着を目指す取り組み>
(担当:
研修主任) ・朝のモジュールタイム(ゼブラ学習)の活用
・プリントなどを活用した家庭学習の工夫
・良く分からないが、全国平均を上
回っていた。
・教育の方法、進め方など技術的なこ
とはよく分からないが、先生方が子ど
もたちの学力の育成に対する向上心、
新しい技術をとり入れようとする志は
うかがえる。
・授業を参観させていただき、先生方
がいろいろな工夫を凝らしていること
が良くわかりました。子どもの発言や
ノートに書いた考えなどをもっと褒め
ていただくと更にやる気がでると思い
ます。
・運動会での校長の話とその演出の工
夫に象徴されるような、子どもをその
世界に引き込むしかけを大いに取り入
れてほしい。子どもを変えたいなら
【学校説明】
3つの【主な取り組み】を通し、児童の実態把握や個に応じた指導が進んでいる。また3
~5年生は算数においてTTや少人数指導を実施している。一人一人のよさや課題を的確に
見とり、子ども自身が「できた!」「わかった!」と思える指導の工夫や地道な支援に今後
も心がけ、成果を上げていきたい。(7月)
・主な取り組みについて、どの学年も等しく力を入れてきた。ただし、確かな学力の育成は
際 限のないテーマであり、職員としてはまだまだいかようにも改善の余地があるという認
識から辛めの評価(評価点が低め)になっていると思われる。
・全国学力調査の結果からは、本年度6年生は国語、算数共に平均正答率が全国を上回りな
おかつ標準偏差も小さいという実態が明らかになったが、学年毎の学力の実態は異なるた
め、「子ども一人ひとりにあった学習」を具体的にどう進めていくのかは、今後の課題であ
る。 (12月)
1
教育課程
学習指導
【学校関係者評価を受けての改善策】
・教師が子ども一人一人の実態をよくつかむとともに、1時間1時間の授業のねらいを明確にして、それが達成されていくような授業づくり
に全職員で取り組んでいきたい。
・家庭学習の充実をめざし、保護者にも協力をよびかけていく。
①学校は、教室の「道徳コーナー」を充実させ、道徳の授業時間を学年
でそろえることで、子どもの道徳的実践力の向上を図っている。
B
7月
12月
B
B
0.9
1.4
【主な取り組み】・各学級に道徳コーナーを設け、日々の指導に生かす
・学年で道徳の授業時間をそろえる
・礼儀、思いやり等のあいさつにつながる道徳教育の推進
(前期:礼儀・公徳心・規則の尊重,後期:尊敬・感謝・愛校心)
(2)道徳教育の充
実
【市共通項目2】
(担当:
道徳主任)
B
・学年道徳の実施は、学年で共通理
解、共通指導の場として有効だと思い
ます。道徳の授業については、資料の
読み取りに時間がかかり、道徳的価値
に気づかせたり、生活の場の振り返り
の場面が短かったりして、改善するこ
とが求められています。
・各教室に掲示されている。
・道徳コーナーを各クラス設けている
が、クラス毎の展示に差がある。たま
たま見た日が展示の入れ替えの時なの
かもしれないが、なにも展示されてい
ない教室が散見された。道徳は常に思
念をめぐらすものだと思う。
・学年で一斉に授業をすることはとて
も良い試みだと思います。ただ、心の
教育は家庭との連携が重要なので、徳
目を紹介するなどして家庭での指導に
生かしていただくといったことも必要
かと思います。
【学校説明】
(2)道徳教育の充 すべての学級には道徳コーナーが設けられ、子どもたちの道徳実践力の向上に一役買って
いる。しかしその内容については一層の充実を図りたい。他クラスはどのように作っている
実
のか見合ったり、学年による協同的な取り組みによって作成を進めたりする必要もある。ま
【市共通項目2】 た、学年道徳の時間が、学年生徒指導・生活指導になってしまわないように、この時間は道
徳の時間として有効に活用していきたい。(7月)
(担当:
道徳主任)
道徳コーナーを定期的に更新するとともに、どの学年でも学年道徳を実施してきた。学年
B
で行うことで、共通理解となり、学級関係なく教師が声をかけることができた。しかし、学
年道徳に関しては、その持ち方や準備、効果的な方法について、検討の必要がある。(12
月)
が、クラス毎の展示に差がある。たま
たま見た日が展示の入れ替えの時なの
かもしれないが、なにも展示されてい
ない教室が散見された。道徳は常に思
念をめぐらすものだと思う。
・学年で一斉に授業をすることはとて
も良い試みだと思います。ただ、心の
教育は家庭との連携が重要なので、徳
目を紹介するなどして家庭での指導に
生かしていただくといったことも必要
かと思います。
【学校関係者評価を受けての改善策】
・道徳の授業を年間35時間確実に実施し、資料をもとに道徳的価値に気づかせたり自分の生活を振り返らせたりする時間を十分に確保する
道徳授業に取り組んでいく。
・道徳コーナーの設け方については、そのねらいと工夫を職員で共有する努力をしていく。
①学校は、児童会活動・学級及び学年行事・学級において、子どもたち自
ら計画し、活動を進めていく場を設定し、主体性を伸ばしている。
・特別活動では、本年度も様々な場を
設定し、活動を通して人と関わる経験
をいっぱいさせてきている。今後はそ
れらを自主的に取り組めるよう、よい
方向に導いていって下さい。
B
7月
12月
B
B
1.2
【主な取り組み】・児童集会、委員会活動、学年及び学級、ペアの集会等、子どもが
主体となり活躍する活動を進める。
1.4
(3)特別活動の
充実
【学校説明】
【市共通項目3】 委員会活動をはじめとする様々な児童会活動への子どもたちの取り組み方は評価に値す
る。高学年は、主体的・自主的に活動へ参加し、目立たないことにもまじめに取り組む姿勢
が見られる。低学年は、上級生の提案してくれた活動に、楽しくがんばって参加することが
(担当:
できている。先を見通した陰での教師の支援をこれからも大切にし、今後も子どもたちの主
特活主任)
体的な活動として進めていけるよう支えていきたい。(7月)
B
自分からやろうとするところまでは子どもたちを育てられていない。それぞれの学年で発
達段階に応じた取り組みの中で、自分たちで企画する・運営するという経験を積ませて、高
学年になったら学校全体を考えながらの自主的な活動ができるような子どもへと、系統的・
意図的に育てていくことが求められている。(12月)
【学校関係者評価を受けての改善策】
特別活動への取り組みを、主体的に行動する態度を育成する上での柱ととらえ、発達段階に応じた各学年にふさわしい活動を系統的・意図
的に採り入れていきたい。
あいさつへの関心・行動といった一つ
の表れから、子ども理解を深め、人と
関わる力を育てようとしていることが
伝わってきた。職員評価も後期は高く
なってきていることから。今後も地道
な指導を期待しています。
B
①学校は、あいさつを通して人と進んで関わる力を育んでいる。
7月
12月
B
B
1
1.4
(1)一人ひとりを 【主な取り組み】・全ての教育活動の中であいさつにつながる指導の実施
*授業中や活動の場での返事、発言、反応などの指導
大切にした指導 *礼儀、思いやり等のあいさつにつながる道徳教育の推進
B
2
【市共通項目4】
生徒指導
【学校説明】
(担当:
指導は地道に進められているため、今後も主な取り組みを継続していきたい。(7月)
生徒指導主任)
年間を通し校門での朝のあいさつ運動(1年生から6年生までの全学級が交代で参加)を
実施することをはじめ、すべての教育活動の中で全職員が共通の意識であいさつ指導やその
見届けを行ってきた。(12月)
【学校関係者評価を受けての改善策】
本校には進んで気持ちのよいあいさつのできる児童が多くいる。子ども同士の教育力も大いに活用しながら、今後も地道な指導を続けてい
きたい。
①学校は、日常の保護者の教育相談に応じたり、定期的に面談を実施し
たりして、学校と家庭が協力して子どもの成長を図ることができるよう
にしている。
保護者が気軽に相談ができる、風通し
のよい学校を創っていって下さい。
A
7月
12月
B
A
1.3
1.8
【主な取り組み】・保護者の相談に、誠意をもって対応する。
(1)一人ひとりを 【学校説明】
大切にした指導 7月半ばに教育相談期間を設け、相談を希望する保護者や学校側から働きかけたい保護者
3
【市共通項目4】 との相談機会をもった。また、それ以外にも生徒指導や特別支援教育上の課題について、必
要に応じて個別の面談を実施してきた。9月半ばからは、全家庭を対象に教育面談を実施す
進路指導
(担当:
教務主任)
る。家庭と学校が子どもをよりよい方向に導く上での同じ願いをもったパートナーであるこ
とを忘れず、これからも誠意をもった対応に心がけていきたい。(7月)
9月には全保護者を対象に教育面談を実施し、学習や生活における子どもの表れについて
説明したり、保護者の願いや要望等に耳を傾けたりした。寄せられた相談には誠意を持って
対応するように努めた。担任一人では負えない内容のときには、学年主任や管理職を含めた
チームであたることにより、子どもにとってよりよい解決となるような方策を探ることがで
きた。(12月)
A
【学校関係者評価を受けての改善策】
教育相談体制を一層整え、問題が生じないよう努めるとともに、生じた際には、子どもにとってよりよい解決となるようこれからも誠意を
もって対応していきたい。
①学校は、学校安全計画をもとに、より安全・安心な防災・防犯・交通
安全管理指導を行っている。
A
7月
12月
A
A
1.6
1.8
【主な取り組み】<児童に対して>
・新入生の集団下校指導 ・登下校指導 ・防災訓練,避難訓練
・全校での町別集会,集団下校
・交通安全,防犯教室 ・交通安全リーダーと語る会
<教職員に対して>
(1)学校安全システム ・DIG(災害図上訓練)の検証と応急処置
の構築
4
【市共通項目5】 【学校説明】
安全管
安全担当者のリーダーシップの下、年度をまたいで計画的・継続的な安全指導を実施して
理・指導 (担当:
きている。7月には職員の防災研修において、校内の防災設備・備品の確認をしたり、避難
安全主任)
・集団下校指導、登下校指導、防災訓
練、避難訓練等、安全安心対策には限
度がないが、児童の人命を最優先し
て、指導の徹底を継続していってくだ
さい。(地区防災委、学区防犯協、学
区交通安全会、スクールガードリー
ダーの方々の協力に感謝したい)
・夜間の交通安全教室や防災訓練など
運動場を開放していただいて地域住民
はとても感謝しています。
A
袋による救助(避難)体験を行ったり、実際の場面に役立つ勉強会を開いた。交通安全に関
しては、毎日地域の安全会の皆様による見守りや保護者による旗振りが行われ、子どもたち
の安全が守られていることに学校として感謝の気持ちに堪えない。(7月)
・防災、避難訓練もさまざまなシミュ
レーションで行われており、子どもた
ちが適切な行動がとれるように教室内
にわかりやすい掲示がされている。
・熱心に取り組んでいると思います。
今後も継続してお願いします。
後期は、突発的な地震や火災が授業以外の時間に発生したことを想定した訓練を実施し
た。子どもたちには、自ら安全な場所や方法を判断して自分の身を守る疑似体験となった。
警察や市教委からの交通事故多発情報や交通ルールの改正などがあれば、安全主任がその都
度校内テレビ放送を使って子どもにわかりやすく説明を行い、交通安全意識の高揚を図っ
た。(12月)
【学校関係者評価を受けての改善策】
様々な状況を想定した避難訓練を児童に経験させたり、いかに職員が子どもたちを安全に避難誘導するかの訓練を行ったりしてきたこと
で、子どもも職員も安全に対する意識が高まってきている。今後も定期的にこのような取り組みを続けていきたい。
・欠席者が少ない傾向にあると聞いて
①学校は、子どもたちや家庭に、自分の生活習慣に気をつけ進んで健康
いる。保健指導の成果が表れている。
づくりに取り組むように働きかけている。
子どもたちが自分で自分の健康を守る
ための資質や能力を身につけられるよ
7月 12月
う、今後も指導の工夫に尽力してくだ
さい。
B
A
B
(1)健康教育の充
実
5
保健管
理・指導
【市共通項目6】 【主な取り組み】・各種検診の実施
・保健委員会の児童による子どもから子どもへの呼びかけ
(担当:
・学校保健委員会の実施
養護教諭)
・毎週木曜日にハンカチチェックを実施する
1.2
1.6
B
養護教諭)
5
保健管
理・指導
B
【学校説明】
伝統的な手法ではあるが、本年度改めて毎週決められた日にハンカチ所持のチェックを実
施したところ、子どもたちの保健意識が改めて高まってきている。このようなことをきっか
けに、今後は、衣服による適切な体温調節やトイレから出るときの手洗い他、自分の健康を
自分で守る態度を地道に養っていきたい。(7月)
主な取り組みを継続してきた。ハンカチチェックを励みにして、健康に対する思いが高
まってきた子どもは少なくない。しかし個人差が大きく、何度言っても持って来ない子もお
り、習慣化するには難しさも感じた。(12月)
【学校関係者評価を受けての改善策】
養護教諭を中心に子どもが安心して生活できる保健管理体制を整えるとともに、健康であることは与えられるものではなく自らが主体的に
働きかけて手に入れるものであるということを、子どもたちに気づかせていきたい。
特別支援教育についての環境が整備さ
①学校は、個別の指導計画(中期・短期)をもとに、特別支援コーディ
れ、コーディネーターを中心とした組
(1)学校の実態に ネーター、担任、学年、支援員、級外部が協力して子どもの情報を共有
織的に取り組みが進められていること
応じた校内支援 し、共通した指導を行うと共に、専門機関との連携を図り、個をより伸
がうかがわれる。子ども本人はもちろ
体制づくりの推 ばすための適切な支援を行っている。
ん、保護者にとっての安心につながる
進
ことなので、今後もこれまで同様の取
7月 12月
【市共通項目7】
り組みを期待します。
(担当:
A
A
特別支援
1.7
1.9
コーディ
【主な取り組み】・スクールカウンセラー、ソーシャルワーカー等の専門家や外部機
ネーター)
関との連携
・必要に応じたケース会議の実施
・子どもを語る会の実施
・日常の職員室での情報交換
A
6
特別支援
教育
A
【学校説明】
コーディネーターの多方面への適切な働きかけと城北小の整った組織的な支援体制によ
り、子どもたちが“そのまま”にされていない。受持ちや担当学年にとっては心強い連携と
なっている。今後は情報の共有をさらに推し進め、全職員が様々な場面で直接的・間接的に
サポートができる体制作りにも努めていきたい。(7月)
迅速な対応、適切な支援体制の確立や保護者や相談・支援機関との連携により、個別の支
援方針(計画)が明確になり、子どもの落ち着きにつながったり、担任も安心して児童の指
導にあたることができるようになってきている。また、毎週木曜日の職員打合せの際に短時
間だが特別支援の勉強コーナーを設け、毎回様々な職員が子どもの見方や有効な手だて等を
紹介し、全職員で共有している。(12月)
【学校関係者評価を受けての改善策】
迅速な対応、適切な支援が可能となるよう、新年度もコーディネーターを中心に組織的な取り組みをしていきたい。
①全職員で重点目標「人とのかかわりの中で積極的に生きる子の育成」
をめざしている。
B
・ステージ目標を掲げ、年2回の学校
自己評価や児童、保護者へのアンケー
トの実施など、教育実践への振り返り
がなされていることはすばらしい事だ
と思う。(学校の組織力の向上!)
学力育成の項目にも関連性があるが、
主要教科への苦手意識の克服の改善方
7月
12月
B
B
1
1.4
【主な取り組み】・各学年や各指導部ごと、重点を意識した年間計画の作成
・ステージごとに教育活動の振り返りを実施し、全職員で課題を
(1)組織・運営の 共有し、改善に取り組む。
改善
7
【市共通項目8】 【学校説明】
城北小職員は、協力性の高い職員集団であり、これまでも様々な課題に対して組織的な取り
組織運営
(担当:
教務主任)
B
組みを行ってきている。この4ヶ月は新しい出会いや実態把握などで手探りの面もあった
が、今後は重点目標の達成に向けて取り組みをさらに重点化することで、組織としての教育
力を存分に発揮していきたい。(7月)
後期は、充実の学級経営の中で、また運動会までの道のりや全職員が一人一公開を行った
授業研究などにおいて、重点を意識した取り組みを行った。全国学力調査の結果分析を受け
て、全職員で課題を共有することも行った。ステージごとの振り返りが必ずしも十分ではな
かった点は今後の課題である。(12月)
トの実施など、教育実践への振り返り
がなされていることはすばらしい事だ
と思う。(学校の組織力の向上!)
学力育成の項目にも関連性があるが、
主要教科への苦手意識の克服の改善方
法を検討して欲しい。
・各学年、各学級に目標がかかげられ
ている。
・重点目標「人とのかかわりの中で積
極的に生きる子の育成」この目標の課
題は何なのか、どのような改善を行っ
たのか分からないので判断しづらいが
雰囲気は感じられる。
・「目標の達成度」の評価ではなく、
「目標の実現をめざす」ことを評価し
ているのでですから、先生方の評価は
全員Aであってほしいと思います。
【学校関係者評価を受けての改善策】
校内研修組織、四部による指導組織、学年組織をはじめとする諸指導組織の役割を明確にするとともに、重点目標実現に向けた適切な達成
指標をもち、PDCAを回しながら望ましい児童育成が図れるよう教育活動に取り組んでいきたい。
②学校は、友達の考えを聞き、自分の考えを再構築できる子を育ててい
る。
すべての教員が自身の授業を公開し、
事後には子どもの表れやについて振り
返るといった、教員同士が互いに学び
合いが行われている。子どもたちの意
欲を引き出し、学ぶことのおもしろさ
や喜びを伝えられるような、よりよい
B
7月
12月
B
B
1
1.4
授業を求め、今後も研鑽を続けてほし
い。
【主な取り組み】
・「聞く」力を育てる指導
①学習課題や学習問題をきちんと把握させる(短冊黒板の利用)
②学習の流れに合わせた学習形態の工夫
・「お話タイム」や「キャッチボールタイム」「一斉での話し合い」
を効果的に取り入れる
8
研修
(1)研修体制の充
実
【市共通項目9】
(担当:
研修主任)
B
短時間ではあるが、全学級を隈無く参
観させてもらっていると、子どもたち
を上手にのせながら授業進めている場
面、やや雰囲気が堅いなあと感じる場
面に遭遇する。一日の中には様々な子
どもの表れがあるとは思うが、「いい
考えでだね」と声をかけてもらいなが
ら、自分の考えを取り上げて認めてく
れる授業には、子どもは喜んで参加し
てくると思う。
【学校説明】
年間研修計画に従い、校内研修提案授業(5/22)、第1回大研(7/9)を実施し、本年度の
研修の方向を全職員で共通理解し、日々の授業づくりにおいて課題意識を共有する努力をし
てきた。
重点である「聞く」については、まず教師がゆっくり話す・大きな声で話しすぎないこと
を心がけたり、毎朝の健康観察の場面で「風邪気味です」と答えた子に対して周りから「お
(1)研修体制の充 大事に」と声をかけるようにさせることで聞くことの習慣づけを図ったり、学年ごと様々な
実
取り組みを行ってきた。高学年では自分が説明したいことを問題形式にして話させる(“穴
【市共通項目9】 うめ”の説明をさせる)ことを通し、聞き手の主体性を伸ばす指導もしてきた。
聞く力を育てるための工夫をこれからも継続していきたい。(7月)
(担当:
・第3ステージを中心に実施された各学級の公開授業を参観すると、どの先生も研修の方向
研修主任)
を意識し(主な取り組みの二つの柱を取り入れて)、力の入った授業を行っていた。
・聞かせ方の工夫のみならず、書かせ方の工夫や学習形態の工夫をしながら、より高い目標
にめざしていると思われる。
・子どもアンケートからは、算数が苦手と答える児童が5年生以下に多いことは、今後の大
きな課題と言える。各担任が授業改善を行う(=子どもに力がつく授業を行う)、保護者の
協力も得ながら家庭学習を充実させる、少人数指導を受けられる機会の拡充(こればかりは
現場の思うようにはいかないことだが…)等に取り組んで行く必要があろう。
・方法の研修ではなく、1時間で何を目指すか、目指したものが達成できたのかという点を
求める研修に、今後は進んでいく必要がある。
・全国学力調査を意識した取り組みを今後していかざるを得ないが、授業こそが子どもに学
力をつける場である。たしかな校内研修を行い、ひとりひとりが日々の授業を改善し、授業
研では互いに切磋琢磨することが、結果として全国学力調査でも良好な結果が得られるとい
うのが本筋である。それゆえに、次年度以降の校内研修の質的充実は喫緊の課題である。
(12月)
【学校関係者評価を受けての改善策】
素直で真面目、好奇心の旺盛な城北小の子どもたちのよさをさらに引き出すべく、校内研修を充実させ、全職員で授業改善に臨んでいきた
い。
・「地域ぐるみで子どもを育ててい
①学校は、「地域ぐるみで子どもを育てていく」という保護者や地域の
く」という地域のニーズに応えている
願いを共有し、連携を図りながら教育活動を進めている。
学校運営がなされ、児童の生活態度が
安定している。様々なボランティア活
7月 12月
動がされていることは城北小の大きな
B
8
研修
を上手にのせながら授業進めている場
面、やや雰囲気が堅いなあと感じる場
面に遭遇する。一日の中には様々な子
どもの表れがあるとは思うが、「いい
考えでだね」と声をかけてもらいなが
ら、自分の考えを取り上げて認めてく
れる授業には、子どもは喜んで参加し
てくると思う。
A
9
(1)信頼される学
A
保護者・ 校づくりの推進
1.5
地域住民 【市共通項目10】
【主な取り組み】・地域主催の交通安全教室や,1年生親子防犯教室への参加をよび
等との連
かける
携
(担当:
教務主任)
・読書ボランティア,参観会時の託児ボランティア,グランドゴル
フクラブの指導などの地域の力の活用
・PTA諸委員会、学区自治会連合会,民生児童委員,地区社協,
子ども会,児童クラブ,地区防災委員会,城北交番,学区防犯
協会,学区交通安全会,スクールガードリーダー,施設利用協
議会との連携
A
1.9
A
財産だと思う。
・自治連合会への協力をしてくれてい
る。
・読み聞かせや託児など地域の人との
交流が出来ていると思う。
・学校が中心となり保護者・地域とと
ても良い関係が築けている。開かれた
学校である。
・保護者の評価がなぜBなのか詳細な
分析が必要です。昨年度も同様の結果
でしたのでアンケートの仕方などを工
夫することも考えてください。
分析が必要です。昨年度も同様の結果
でしたのでアンケートの仕方などを工
夫することも考えてください。
【学校説明】
本年度に入っても、諸ボランティアや地域諸団体の方々、保護者の力を借りて、充実した
様々な教育活動や安全対策等を実施することができた。地域の協力は本校にとって大変大き
な財産である。今後もよき連携を図れるよう、信頼される学校作りを一層推し進めていきた
い。(7月)
様々な方々がたくさん学校にいらっしゃるのは、それだけ地域からも愛されているからで
ある。暑い日も寒い日も朝や帰りに通学路に立って下さったり、旗振りをしてくださった
り、託児ボランティアを快く引き受けてくださったり等々、本年度も最大限、学校を支援し
て頂いた。本当に有り難いことである。(12月)
②学校は、保護者や地域に対して、教育方針や必要な情報をわかりやす
く伝えることができている。
A
7月
・情報の発信は学校の教育活動への理
解を求める上で大切な事であり、学
校、学年、学級便り、ホームページ等
での対応、保護者面談の実施等、伝達
機能が優れている。保護者や地域の
ニーズが多様化している今日、受容力
+変容力(児童の変化・成長)にも力
点を置いた発信を求めたい。
・学校便りから情報が伝わってくる。
12月
B
A
1.4
【主な取り組み】・学校便り、学年便り、学校ホームページ等を通しての情報開示
・メール配信システムの利用
・学級懇談会、PTA総会、PTA運営委員会,地域諸団体の会合等
での説明
1.8
【学校説明】
定期的な“お便り”をはじめ、ホームページ、メール等を通し、様々な情報を発信してい
る。迅速で的確な情報提供を心がけ、様々な媒体を通して発信しているが、受け手にはどの
ように映っているのかを今後ヒアリングやアンケートで確かめ、更なる改善に努めていく。
(7月)
A
12月のアンケートにおいては、保護者から要望や意見をいただくと共に、たくさんの励
ましの言葉もいただいた。要望、質問等に関しては、お便り等で明確な返答を返し、納得い
ただけるよう努め、さらなるよい関係づくりをしていきたい。(12月)
・学校だよりを楽しみにしている住民
も沢山います。学校開放(学校公開)
もよい。
・お便りやホームページ等で学校は、
積極的に情報を発信している。ホーム
ページの管理は大変な仕事であると思
う。管理される先生はホームページ上
で自分をアピールされても良いと思
う。
・保護者や地域との連携の項目と同じ
です。学校の努力はぜひ理解してもら
いたいと思います。
【学校関係者評価を受けての改善策】
地域の方から「自分たちの地域の子どもたちを学校に預けている」というお言葉をいただいたことがあった。学校、保護者、地域の協力体
制がこれほど整っている環境に感謝し、これからも学校として努力できることを継続していきたい。
B
①学校は、学びやすく生活しやすい環境づくりをしている。
(1)施設・整備の
適切な管理
(担当:
事務主査)
10
施設と整
備
7月
12月
B
A
1.2
1.6
【主な取り組み】・毎月の施設の安全点検
・子どもたちの学びを円滑にする施設・設備の整備や環境づくり
A
・運動場の固定施設・遊具・運動用具
の過不足の実態を知りたい。学校内の
整備については、下駄箱・教室の整理
整頓、掲示物の工夫、教師の赤ペンの
言葉、ノートへの励ましやシールな
ど、配慮の工夫がなされている。
・学校の周りは常にきれいに清掃され
てとても良い。
・出来る範囲出来る限り施設の維持管
理の早めの対応は出来ている。四季の
小径の復活など自然の中での学習環境
づくりも考えたい。
・子どもの安全に関わる極めて重要な
ことですから、今後も十分な配慮をお
事務主査)
10
施設と整
備
【学校説明】
毎月の安全点検と、その集約および実際の修繕を確実に行ってきている。ただし本校も築
30年が経過し、施設設備の老朽化が進んでいることから、見た目は大丈夫でも、先日の水
道の蛇口が外れたときのように予期せぬことが今後も起こりうる。心配な箇所についてはど
んどん安全カードに記入し報告することを職員間で徹底していきたい。(7月)
A
・出来る範囲出来る限り施設の維持管
理の早めの対応は出来ている。四季の
小径の復活など自然の中での学習環境
づくりも考えたい。
・子どもの安全に関わる極めて重要な
ことですから、今後も十分な配慮をお
願いします。
安全点検で不備が見つかったものに関しては、教頭、事務職員、用務員が迅速に対応し、
子どもの安全を第一に考えた環境づくりに努めた。運動場遊具の老朽化が進み、市の点検に
よって使用不可となってしまったものがいくつかあり、子どもの運動機会や楽しみを奪って
いる現状があるため、改善の働きかけをしていきたい。(12月)
【学校関係者評価を受けての改善策】
子どもたちの安全や学習の充実に関わる重要なことなので、今後も危険の有無について定期点検を確実に行い、改善の必要が生じた際は迅
速な対応に努めたい。
学校から 経営のまとめ(成果と課題)
1 経営のまとめ(成果と課題)
(成果)
日々の学習や体験を通し、本年度も子どもたちは大きく成長することができ
た。特に、城北小の子どもたちのもつ素直さ・真面目さ・やさしさは様々な場
面で生かされ、重点目標「人との関わりの中で積極的に生きる子の育成」に向
けて大いに成果が見られた。また、緑化をはじめとする校内環境や学習環境の
整備が進むとともに、交流学習や特別支援教育、安全教育の充実がみられた本
年度であった。保護者や地域との協力体制も構築され、子どもたちが安心して
生活を送れる学校になってきている。
(課題)
本学校評価において、指導の内容に関する項目の多くがB評価であることか
ら、今後の改善目標を明確にし、課題解決に向けた具体的な取り組みを一層充
実させていく必要がある。特に、確かな学力の育成に向けては、喫緊の課題と
して全校挙げての組織的な取り組みが求められている。
2 学校関係者評価委員の意見を受けて(改善策)
城北小の子どもたちのもてる力をさらに引き出そうと、次年度は重点目標を
「自ら挑戦」とし、教育活動すべてにわたって、これを目指した学校経営をし
ていく。また、めざす子ども像を「自分に力を付ける子(知)」「自分から行
動する子(徳)」「めあてをもって取り組む子(体)」ととらえ、そのバラン
スのよい育成に努めていきたい。
協力的な保護者や温かな地域の存在といった恵まれた環境の中で、これから
も教育の成果を上げられるよう指導内容の改善や充実を行い、子どもたちが自
己肯定感をもって生き生きと学習したり生活したりできる学校づくりに邁進し
ていきたい。
学校関係者評価委員会まとめ
評価委員として定期的に学校に赴き、子どもたちや授業・行事の様子を参観した
り、職員との意見交換をしたりすることを通して、学校評価を行ってきた。内部の
日常的な取り組みについては外から見えにくい面もあったが、城北小職員が誠実に
教育活動に取り組んでいる雰囲気を感じることができた。
教育界が抱える今日的課題である、確かな学力の育成といじめ問題への対策に
は、今後も具体策を明確にして一層の努力をしてほしい。また、児童や保護者を対
象にした学校評価アンケート結果からは大切なもの(学校としての課題)が見えて
くる場合があり、年度ごとの移り変わりを追ってみる他、一層の活用の工夫を求め
たい。
授業づくりに関しては、思わず子どもたちのやる気が出るような、教師による投
げかけ方の工夫を期待している。そうした日々の努力の積み重ねが、確かな力の定
着につながってゆくはずである。教師自身も学ぶ意識をもち、授業改善に励んでほ
しい。
学校評議員、学校関係者評価委員として、学校職員以外の立場から意見してきた
ことが、職員の励みや立ち止まるきっかけとなり、今後の学校改善に少しでも役
立っていったら幸いである。