第 13回吉野秀雄顕彰短歌大会

回吉野秀雄顕彰短歌大会
細き蚕
丸刈りに思いを込めて
高崎市長賞
吉野秀雄
︵1902 ∼ 196
年︶
年
吉 野 秀 雄 は、 明 治
月 日、 高 崎 市 あ ら 町 の 織
た。 青 年 時 代 か ら 文 学 に 親
物問屋の家庭に生まれまし
高崎市文化協会長賞
父さんと犬の散歩の小道には
に短歌の道を歩み始めま
し、 病 と 闘 い な が ら 本 格 的
た。 胸 を 患 い、 大 学 を 中 退
応義塾大学へと進みまし
し み、 高 崎 商 業 高 校 か ら 慶
頭の上からせみの声ふる
飯塚暖菜︵新高尾小 年︶
褐色の肌をみるたび思い出す
自転車の旅仲間の笑顔
年︶
す。 歌 人 の 会 津 八 一 を 師 と
仰 ぎ、 万 葉 集 や 歌 人・ 良 寛
年
月 文 芸 誌﹁ 創 元 ﹂
へ の 傾 倒 を 深 め ま し た。 昭
年
月
人の子どもを遺し
日、
歳の生涯
の 歌 風 を 築 き ま し た。 昭 和
社 や 流 派 に は 属 さ ず、 独 自
歌 集 で す。 生 涯 を 通 し て 結
て世を去った妻はつ子の挽
秀雄と
確 立 し ま し た。 こ れ は 吉 野
により歌人としての地位を
に掲載された﹁短歌百余章﹂
和
7
7
35
第
本市出身の歌人・吉野秀雄の功績をたたえる﹁第 回吉野秀雄顕彰短歌大会﹂が 月 日、
総合福祉センターで開かれました。
今年は、
一般の部に172首、学生の部︵小・中学校︶に4467首、学生の部︵高校・大学︶
に1565首の作品が寄せられました。主な入賞作品は次のとおりです︵敬称略︶
。
問い合わせは、文化課︵☎321・1203︶へ。
条桑の枝に薄繭掛けぬ
長い夏へとかけ出して行く
一般の部
湯浅茂子︵浜尻町︶
県歌人クラブ会長賞
新井知仁︵佐野中
グラウンドへ
孫の飼ふ五匹の蚕は手作りの
ふりむけば入道雲が山の上
年︶
吉野秀雄賞
小さき蔟に糸を吐き継ぐ
追われて逃げる家までの道
ひとり夕暮れ私のように
首を伸ばして母を待つ
厚木妃麗︵佐野小 年︶
燕の子
せきがえの日はいつもドキドキ
なりたいな
大好きなあの子のとなり
田中志歩︵高商大附高
県歌人クラブ会長賞
高崎市議会議長賞
富澤奈菜子︵農大二高 年︶
戦なきを願う八十路の星まつり
夕立の風にゆれたる
さみしさだけが心に残る
石川凌︵豊岡中 年︶
夕映えの空にかがやく一番星
かげで聞こえる風鈴の音
カーテンの
男の児ふたりの曾孫を抱いて
木村あい子︵伊勢崎市︶
ラジオ高崎社長賞
ちぐはぐな会話もあれど
父とゐる
時を惜しまむ父百二歳
茂木豈久子︵伊勢崎市︶
高崎市長賞
学生の部
いつも吾に早く帰れと夫言ひき
吉澤八千代︵吉岡町︶
いましみじみとわかる淋しさ
深澤巴︵江木町︶
高崎市議会議長賞
雨の予報聞けば追ひかけ
長野暖愛︵高崎商業高 年︶ 永山七虹︵高崎商業高 年︶
高崎市教育長賞
ラジオ高崎社長賞
この夏は水着の跡がくっきりと
はずかしいけどほこらしくなる
に幕を閉じました。
12月30日㈫
持たせたる
吉野秀雄賞
あのまどもこのまどべにも
おいしげる
みどりの葉かげゴーヤかお出す
鹿沼風旭︵箕郷東小 年︶
鳴り響く目覚まし止めて
上信電鉄 佐野のわたし駅が開業
夫の傘ひとつ傘立てにあり
掛川真由美︵下豊岡町︶ ﹁母校だ﹂と
テレビのむこうの球児見る
高崎市教育長賞
ボクの知らない母の青春
12月17日㈬
耕しを終へて憩ひし人ならむ
竹内孝太朗︵片岡小
不法投棄にご用心
吸殻二本畑すみにあり
3
高崎商業高校と高崎公園
に吉野秀雄の歌が刻まれた
1月7日㈬
あと五分
消防出初式のご案内
杉田蒼葉︵新町第一小 年︶
年︶
毎日が単調だと思う日々
12月23日㈷
背比べぎらぎら眩しい真夏の日
12月29日㈪
碑が建っています。
食品ロス削減のロゴマークと
標語を募集
小林文吉︵川場村︶
高崎市文化協会長賞
功 に 導 い た。販 売 と 製 造 部 門
市立保育所の嘱託職員を募集
繰り返される朝の戦い
そんな中でも自然は移ろう
勝者は向日葵敗者は私
横田優大︵健康福祉大 年︶ 綿貫友美︵健康福祉大 年︶
梅山歩美︵高崎商業高 年︶ によるプロジェクトチームが
12月16日㈫
し、す ぐ に 経 営 改 革 に 取 り 組
以前は鋳物会社の経営者
だ っ た。一 度 は 倒 産 し た 会 社
業界初となる静音化や重送防
65
1月5日㈪
1月6日㈫
んだ。販売と製造部門、 つに
分かれていた系列会社の連携
を 父 か ら 引 き 継 ぎ、立 て 直 し
1
4
各地域の成人式
﹁社員のやる気を引き出す
こ と が 社 長 の 役 割。そ れ が 良
い製品作りにつながる﹂
強 化 や、社 員 が 現 場 で 感 じ た
改善点を気軽に提案できる環
の提案が劇的に増えた﹂
を図った。その結果﹁社員から
有できるようネットワーク化
社員同士がパソコンで情報共
㈱丸山機械製作所の主力製
品は、広告のチラシを新聞に
枚ずつさばき取
境を整備。その具体策として、
るチラシを
挟み込む丁合機。紙質の異な
る独自技術が必要な機械だ。
歳 の と き、当 時 の 社 長 か
ら 声 を 掛 け ら れ、丁 合 機 の 販
売を手掛ける系列会社の常務 懸案だった丁合機の騒音や
チラシが2枚重なるという不
に成功した。
しかし、社長職を
止機能を施した丁合機の製品
に就任した。
後進に譲った。﹁社員が育たな
化を実現した。﹁実績を重ねる
具合も組織横断的な連携が成
ければ再び会社が倒産しかね
1
年末年始のごみの処理はお早めに
2014.12.15(16)
(17)高崎市役所 ☎027-321-1111
放送予定日
主な放送予定
1月12日㈷
12月24日㈬
認知症になる前に残しておく
「自分ノート」の書き方
おとなの発達障害講演会を開催
ごとに社員が生き生きし始め
踏み出していく。
「マイタウン高崎」は、毎回ゲストを招いて、市内で行われる催しや市からのお知らせなどを紹介する番組です。
13
12月22日㈪
2
1
2
どんな意見でも出し合える雰囲気を作ろ
うと、社員への声掛けを日課にしている
22
5
11
ない﹂。
やる気があれば身内以
が今でも糧になっている。57歳
42
2
1
1
6
2
29
2
2
ました﹂
産を経験。再出発した30代の経験
7
新町温水プールの教室案内
5
2
外でも社長になれるチャンス
会社に入社するが、その2年後に倒
47
大学卒業後、父親が創業した鋳物
熟蚕になれず拾はず置きし
社員の自主性が「次の一歩」の原動力
5
13
社 員 の や る 気 を﹁ 脇 役 ﹂と
を 作 り た い。会 社 を 思 う 強 い
し て 支 え な が ら、次 の 一 歩 を
■プロフィル
放送予定日
主な放送予定
1
気持ちからの決断だった。
佐藤 誠一さん
(月曜日∼金曜日午後0:30、7:15)
マイタウン高崎
40
代表取締役社長
現在の社長職に 歳で就任
㈱丸山機械製作所(小八木町)
問い合わせ先:ラジオ高崎(☎322-5555)
ラジオ高崎番組案内
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市内で活躍する企業や団体のリーダーに
「本気」で取り組んでいる活動についての
「本音」を伺うコーナー。
さまざまな業種の最前線からの思いをお
届けします。
連載 第 29 回
リーダーに聞く