第10 回 富山景気定点観測アンケート 調査結果 2014年12月 富山経済同友会 経営・CSR委員会 2014 年 12 月 富山経済同友会 経営・CSR 委員会 第10回 富山景気定点観測アンケート調査結果 調査期間:2014 年 12 月 11 日~12 月 24 日 調査対象:富山経済同友会会員企業 381 社 回答数 :164 社(回答率 43.0%) (製造業 54 社、非製造業 110 社) ※本調査は年 2 回(6-7 月頃、11-12 月頃)実施 【調査結果の概要】 Ⅰ 経済情勢 1.富山の景気の現状について (☞ P1) 前回調査時(2014 年 7 月)に比べ「緩やかに拡大している」が減少(54%→35%)し、 「横ばい状態が続いている」が増加(39%→48%)した。 2.2015 年前半の景気見通しと主要な経済指標について (☞ P1) 景気の見通しは、「緩やかに拡大していく」が最も多く(65%→44%) 、次いで「横ばい状態が 続いていく」 (28%→40%) 、 「緩やかに後退していく」(4%→9%)の順となった。 その判断根拠(複数回答)では、 「増加」項目は「設備投資」 (34%)が最も多く、 「生産・販売」 (24%)、 「個人消費」(18%)が続いた。 「減少」項目は「個人消費」(38%)が最も多かった。 Ⅱ 企業業績、設備投資等 1.業績について (☞ P3) ○売上高(前年同期比) 2014 年 7-9 月期は「横ばい」が最も多く、2014 年 10-12 月期以降も「横ばい」が最も多く なっている 2014 年後半実績・見込 7-9 月 増 10-12 月 2015 年前半予想 1-3 月 4-6 月 収 34% 35% 30% 35% 横ばい 41% 46% 52% 52% 減 25% 19% 18% 13% 収 ○経常利益(前年同期比) 売上高と同様に 2014 年 7-9 月期は「横ばい」が最も多く、2014 年 10-12 月期以降も 「横ばい」が最も多くなっている 2014 年後半実績・見込 7-9 月 増 10-12 月 2015 年前半予想 1-3 月 4-6 月 益 33% 32% 27% 33% 横ばい 36% 42% 50% 51% 減 31% 26% 23% 16% 益 2.2014 年度の設備投資(2013 年度比)について (☞ P4) 「2013 年度並み」が 52%、「増額」が 32%、 「減額」が 16%となった。 3.雇用状況について (☞ P5) 雇用人員は「適正である」が 55%で最も多く、次いで「不足している」が 40%、 「過剰で ある」が 5%となった。 Ⅲ トピックス 1.今後の景気の見通しと、消費増税による売上高への影響について ○2014 年 10-12 月期の実質 GNP(年率換算)はどの程度になると考えるか (☞ P6) 「0%以上~1%以下の成長率となる」 (48%)が最も多く、次いで「マイナス成長となる」 (23%)、 「1%超~2%以下の成長率となる」 (15%)の順となった。 ○2015 年(1-12 月)の景気はどの程度になると考えるか (☞ P6) 「0%以上~0.5%以下の成長率となる」 (27%)が最も多く、次いで「0.5%超~1.0%以下の成長率 となる」および「1.0%超~1.5%以下の成長率となる」(25%)の順となった。 ○2014 年 4-9 月までの国内累積売上高について (☞ P6) 「消費増税による影響は特段感じない。または前年比増収」 (47%)が最も多く、次いで「前年 比減収(5%以内) 」 (33%) 、 「前年比減収(5%超~10%以内) 」 (11%)の順となった。 ○2014 年 10 月~2015 年 3 月までの国内累積売上高について (☞ P6) 「消費増税による影響は特段感じない。または 2012 年 10 月~2013 年 3 月対比(一昨年同期比) 増収」 (50%)が最も多く、次いで「一昨年比減収(5%以内) 」 (32%)、 「一昨年比減収(5%超~10% 以内) 」 (13%)の順となった。 2.第2次安倍政権への評価および次期政権への期待について ○経済政策(日本銀行との連携を含む、所謂第1の矢および第2の矢)の評価について (☞ P7) 「良い」(53%)が最も多く、次いで「普通」(28%)、「非常に良い」 (10%)の順となり、肯定的 な回答が過半数となった。 ○成長戦略(特区、雇用規制改革、農業改革等を含む、所謂第3の矢)の評価について (☞ P7) 「普通」(47%)が最も多く、次いで「良い」(28%) 、 「悪い」 (17%)の順となった。 ○社会保障・税一体改革を含めた財政再建の評価について (☞ P7) 「普通」(49%)が最も多く、次いで「悪い」(33%) 、 「良い」 (15%)の順となった。 ○政治および行政制度改革(議員定数削減等についての取り組み等)の評価について (☞ P7) 「悪い」(45%)が最も多く、次いで「普通」(24%)、 「非常に悪い」 (17%)の順となり、否定的 な回答が過半数となった。 ○外交政策(TPP、集団的自衛権の解釈変更等の取り組みも含む)の評価について (☞ P7) 「良い」(39%)が最も多く、次いで「普通」(34%) 、 「悪い」 (14%)の順となった。 以 上 第10回富山景気定点観測アンケート調査結果(詳細) Ⅰ 経済情勢 1.景気の現状について 現在の富山の景気動向をどのように判断されますか。 (回答社数 164 社) 調査時点 2013/7 2013/12 2014/7 2014/12 0% 2% 1% 0% 緩やかに拡大している 48% 67% 54% 35% 横ばい状態が続いている 49% 28% 39% 48% 緩やかに後退している 2% 2% 4% 14% 後退している 1% 1% 1% 2% その他 0% 1% 1% 1% 拡大している 2.2015 年前半の景気見通しと主要な経済指標について (1)富山の 2015 年前半(2015 年 1 月~2015 年 6 月)の景気の見通しについて どのように判断されますか。 (回答社数 163 社) 調査時点 2013/7 2013/12 2014/7 2014/12 2% 2% 2% 5% 緩やかに拡大していく 76% 63% 65% 44% 横ばい状態が続いていく 19% 27% 28% 40% 緩やかに後退していく 2% 6% 4% 9% 後退していく 1% 1% 1% 2% その他 0% 1% 0% 0% 拡大していく ※各調査時点において先行き半年間の景気見通しを回答 1/8 第10回富山景気定点観測アンケート調査結果(詳細) (2)そのように判断する根拠をお選び下さい(2つまで) (回答社数 158 社) 設備投資 個人消費 公共支出 住宅投資 輸出 生産・販売 増加 34% 減少 11% 増加 18% 減少 38% 増加 15% 減少 4% 増加 3% 減少 11% 増加 9% 減少 1% 増加 24% 減少 8% 4% その他 (3)対ドル円相場について、2015 年 6 月末時点の見通しをご回答ください。 (回答社数 160 社) 100 円未満 100 円~ 105 円未満 105 円~ 110 円未満 110 円~ 115 円未満 115 円~ 120 円未満 120 円~ 125 円未満 125 円~ 130 円未満 130 円以上 0% 3% 5% 20% 43% 20% 8% 1% (4)日経平均株価(225 種)について、2015 年 6 月末時点の見通しをご回答ください。 (回答社数 161 社) 12,000 円未満 12,000 円台 13,000 円台 14,000 円台 15,000 円台 16,000 円台 17,000 円台 18,000 円台 19,000 円台 20,000 円以上 0% 1% 1% 3% 10% 23% 22% 27% 9% 4% 2/8 第10回富山景気定点観測アンケート調査結果(詳細) Ⅱ 企業業績、設備投資等(企業関連設問) 1.貴社(貴支店等)の業績についてお伺いします。 【売上高】 (前年同期比) (回答社数 160 社) 増収 2015年4-6月予想 横ばい 減収 52% 35% 2015年1-3月予想 30% 35% 2014年7-9月実績 34% 20% 46% 40% 25% 60% 横ばい 33% 減益 51% 27% 16% 50% 2014年10-12月見込 32% 2014年7-9月実績 33% 0% 100% 80% (回答社数 158 社) 増益 2015年1-3月予想 19% 41% 【経常利益】 (前年同期比) 2015年4-6月予想 18% 52% 2014年10-12月見込 0% 13% 20% 23% 42% 26% 36% 40% 3/8 31% 60% 80% 100% 第10回富山景気定点観測アンケート調査結果(詳細) 2.貴社(貴支店等)の 2014 年度の設備投資についてお伺いします。 (1)国内の設備投資額は、2013 年度(前年度)比でどのようになる予定でしょうか。 (回答社数 162 社) 調査時点 2013/7 2013/12 2014/7 2014/12 増額 33% 32% 38% 32% 2013 年度(前年度)並み 48% 52% 49% 52% 減額 19% 16% 13% 16% (2)増額される設備投資の主な内容をお選び下さい。 (複数回答可) (回答社数 96 社) 能力増強投資 30% 新規事業投資 24% 合理化・省力化投資 20% 7% 環境対策投資 54% 維持・補修・更新等の投資 3% その他 (3)減額される設備投資の主な内容をお選び下さい。 (複数回答可) (回答社数 57 社) 能力増強投資 28% 新規事業投資 30% 合理化・省力化投資 19% 環境対策投資 12% 維持・補修・更新等の投資 30% 4% その他 4/8 第10回富山景気定点観測アンケート調査結果(詳細) 3.貴社(貴支店等)の雇用状況についてお伺いします。現状の雇用人員を どのようにお考えでしょうか。 (1)全体として、雇用人員は 調査時点 (回答社数 163 社) 2013/7 2013/12 2014/7 2014/12 過剰である 12% 9% 6% 5% 適正である 65% 53% 55% 55% 不足している 23% 37% 39% 40% (2)過剰感のある雇用人員は(2つまで) (回答社数 39 社) 経営・管理職 46% 一般社員、工員等 41% 技術者・専門技能者 5% 営業専門職(歩合、請負等) 8% アシスタント(派遣、パート、アルバイト等) 18% 5% その他 (3)不足感のある雇用人員は(2つまで) (回答社数 96 社) 6% 経営・管理職 一般社員、工員等 31% 技術者・専門技能者 63% 営業専門職(歩合、請負等) 26% アシスタント(派遣、パート、アルバイト等) 15% 3% その他 5/8 第10回富山景気定点観測アンケート調査結果(詳細) Ⅲ トピックス 1.今後の景気の見通しと、消費増税による売上高への影響について 政府は、7-9 月期の GDP が 2 四半期連続のマイナス成長となったこと等を受けて、2015 年 10 月 に予定されていた消費税率引き上げを先送りし、2017 年 4 月に再引き上げを実施するとしました。 民間調査機関では 2014 年度の GDP 成長率予想をマイナス成長に下方修正する動きもみられます。 そこで、景気の現状や見通しについてお伺いします。あわせて、2014 年 4 月の消費増税による国 内売上高への影響についてもお伺いします。 (1) 2014 年 10-12 月期の実質 GDP(年率換算)はどの程度になるとお考えですか。 (回答社数 164 社) マイナス成長 0%以上~1% 以下の成長率 1%超~2% 以下の成長率 2%超~3% 以下の成長率 23% 48% 15% 8% 3%超~4% 4%超の成長率 以下の成長率 2% 0% わからない その他 4% 0% (2)2015 年(1-12 月)の景気はどのようになるとお考えですか。 (回答社数 164 社) マイナス成長 8% 0%以上~0.5% 0.5%超~1.0% 1.0%超~1.5% 1.5%超~2.0% 以下の成長率 以下の成長率 以下の成長率 以下の成長率 27% 25% 25% 9% 2.0%超の 成長率 わからない その他 2% 4% 0% (3-1)2014 年 4 月~9 月までの国内累積売上高はどのような状況でしたか。 (回答社数 159 社) 影響なし。 または 前年比増収 前年比減収 (5%以内) 前年比減収 (5%超~ 10%以内) 前年比減収 (10%超~ 15%以内) 前年比減収 (15%超~ 20%以内) 前年比減収 (20%超) その他 47% 33% 11% 5% 1% 1% 2% (3-2)2014 年 10 月~2015 年 3 月までの国内累積売上高は、2012 年 10 月~2013 年 3 月 対比(一昨年同期比)でどのような状況となる見込みですか。 (回答社数 160 社) 影響なし。 または 一昨年比増収 一昨年比減収 (5%以内) 一昨年比減収 (5%超~ 10%以内) 一昨年比減収 (10%超~ 15%以内) 一昨年比減収 (15%超~ 20%以内) 一昨年比減収 (20%超) その他 50% 32% 13% 3% 0% 0% 2% 6/8 第10回富山景気定点観測アンケート調査結果(詳細) 2.第2次安倍政権への評価および次期政権への期待について 安倍首相は 11 月 21 日に衆議院を解散しました。そこで、これまでの政策の評価および、次期 政権に期待する取り組みについてお伺いします。 (1) 第2次安倍政権における、経済政策(日本銀行との連携を含む、所謂第1の矢および 第2の矢)の評価について (回答社数 162 社) 非常に良い 良い 普通 悪い 非常に悪い その他 10% 53% 28% 7% 1% 1% (2) 第2次安倍政権における、成長戦略(特区、雇用規制改革、農業改革等を含む、所謂 第3の矢)の評価について (回答社数 162 社) 非常に良い 良い 普通 悪い 非常に悪い その他 3% 28% 47% 17% 2% 3% (3)第2次安倍政権における、社会保障・税一体改革を含めた財政再建の評価について (回答社数 161 社) 非常に良い 良い 普通 悪い 非常に悪い その他 0% 15% 49% 33% 2% 1% (4)第2次安倍政権における、政治および行政制度改革(議員定数削減等についての 取り組み等)の評価について (回答社数 161 社) 非常に良い 良い 普通 悪い 非常に悪い その他 1% 12% 24% 45% 17% 1% (5)第2次安倍政権における、外交政策(TPP、集団的自衛権の解釈変更等の取り組み も含む)の評価について (回答社数 161 社) 非常に良い 良い 普通 悪い 非常に悪い その他 8% 39% 34% 14% 4% 1% 7/8 第10回富山景気定点観測アンケート調査結果(詳細) ・回答者業種分類 業種 件数 比率 建設業 21 13% 製造業 54 33% 電気・ガス・水道業 4 2% 情報通信業 5 3% 運輸業 9 5% 卸売・小売業 27 16% 金融・保険業 14 9% 不動産業 3 2% 飲食店・宿泊業 1 1% 22 14% 4 2% 164 100% サービス業 その他 総数 ・回答者企業規模(従業員数) ※支店等の場合は全社の値 規模 件数 比率 10 人未満 12 7% 10~49 人 38 23% 50~99 人 24 15% 100~199 人 22 13% 200~399 人 26 16% 400 人以上 42 26% 164 100% 総数 以 8/8 上
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