秋山 修一 アフィメトリクス・ジャパン株式会社 マーケティング部 略歴 1995 年 1995 年 1999 年 2009 年 2012 年 2014 年 自治医科大学大学院 博士課程修了 昭和大学歯学部 助手 株式会社エフェクター細胞研究所 執行役員研究部長 株式会社 GeneScience 取締役(技術担当) GeneTech 株式会社 事業開発部長 アフィメトリクス・ジャパン株式会社 マーケティング部 マイクロアレイの臨床応用における現状と今後の展望 秋山修一 アフィメトリクス・ジャパン株式会社 マーケティング部 近年、生体試料およびそこから得られる情報の網羅的、効率的かつ有効的な活用が求められてい ます。多くの医療機関や研究機関で収集された貴重な試料から得られる情報は、生物学的な研究 はもとより、医療における疾病の解明や診断、予後予測、治療方針の策定などに有効利用されるこ とが望まれます。また創薬では新たなバイオマーカーの発見によるコンパニオン診断薬等の開発、 ゲノム情報の再精査によるドラッグリポジショニングなどが期待されています。 遺伝子解析技術の 1 つである DNA マイクロアレイは、これまでの基礎研究分野での利用に加え、 近年では様々な臨床領域での利用に拡大してきています。例えば癌の領域では、体細胞における 癌遺伝子や癌抑制遺伝子の変異による発癌とともに、遺伝子あるいは染色体の数的異常(CNV) による発癌が注目されています。生殖医療では従来の染色体解析に加え、簡便で詳細かつ網羅 的な解析が注目されており、本技術による臨床応用の有用性について科学的検証が進められてい ます。遺伝子発現の網羅的解析(トランスクリプトーム解析)においても疾患研究や幹細胞研究など、 さまざまな分野でその重要性が増しています。 そこで、このセミナーではアフィメトリクスの DNA マイクロアレイ技術を用いた遺伝子解析ソリューショ ンについて、本製品を用いた各臨床領域での応用例をご紹介するとともに今後の展望についても 考察します。
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