2015年1月号(PDF/527KB)

情報提供資料
マーケットマンスリー
(為替編)
-マーケットの現況と今後の⾒通し-
2015年1⽉7⽇
商 号 等 /みずほ投信投資顧問株式会社
金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第398号
加入協会/一般社団法人投資信託協会、一般社団法人日本投資顧問業協会
電話番号 0120-324-431 (受付時間:営業日の9:00~17:00)
ホームページアドレス http://www.mizuho-am.co.jp/
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1/7
⽶ドル
◆前⽉の相場動向
◆今後の⾒通し
12月の米ドルは、対円で上昇しました。リスク回避的な市
場環境下では円買いが優勢となる局面もあったものの、米
連邦公開市場委員会(FOMC)後の米国債券利回りの上
(対円)
上昇要因
・米連邦準備制度理事会(FRB)による利上げ観
測の高まり
・日銀の積極的な金融緩和政策の継続
下落要因
・急速に進んだ円安への警戒感
昇などが米ドルの上昇要因となり、前月末対比では米ドル
高・円安となりました。
今後1ヵ⽉の⾒通し
⽶ドル
(2013年12月末~2014年12月末:日次)
レンジ内での推移を⾒込む
(円)
対円
日米の金融政策の方向性の違いなどが米ドル高要因とな
125
120
米ドル高
る一方、急速に進んだ円安への警戒感などが円高要因と
なることから、米ドル円相場はレンジ内での推移を見込ん
115
でいます。
110
105
◆1ヵ⽉後の予想レンジ
米ドル安
100
13年12月
14年4月
14年8月
米ドル/円:118円~122円
14年12月
ユーロ
◆前⽉の相場動向
◆今後の⾒通し
12月のユーロは、対米ドル、対円ともに下落しました。欧
州中央銀行(ECB)による追加金融緩和観測の高まりや、
ギリシャ大統領選挙をめぐる政局不安定化などがユーロ
ユーロ
(円)
対円(左軸)
154
対米ドル(右軸)
・ユーロ圏の高水準の経常黒字
・ECBによる金融緩和策の限界露呈を受けた
ユーロのショートポジション(売持ち)の巻き戻し
下落要因
・ECBによる追加金融緩和観測の高まり
・ギリシャの政局不安定化
・米連邦準備制度理事会(FRB)による利上げ観
測の高まり
146
142
(米ドル)
ユーロ圏における追加金融緩和観測の高まりやギリシャ
1.45
の政局不安定化などがユーロ安要因となる一方、ユーロ
1.40
圏の相対的に高水準の経常黒字などがユーロ高要因とな
1.35
ることから、ユーロはレンジ内での推移を見込んでいます。
1.30
138
134
レンジ内での推移を⾒込む
ユーロ高
150
(対⽶ドル)
上昇要因
の下落要因となりました。
(2013年12月末~2014年12月末:日次)
今後1ヵ⽉の⾒通し
◆1ヵ⽉後の予想レンジ
1.25
ユーロ安
130
13年12月
14年4月
14年8月
ユーロ/米ドル:1.18ドル~1.23ドル
1.20
14年12月
出所:ブルームバーグが提供するデータを基にみずほ投信投資顧問が作成。
※上記グラフは、将来における各通貨の推移を示唆、保証するものではありません。
※最終ページの「本資料のご利用にあたっての注意事項等」をご覧ください。
2/7
英ポンド
◆前⽉の相場動向
◆今後の⾒通し
12月の英ポンドは、対米ドルで小幅に下落しました。イン
グランド銀行(BOE)の金融政策委員会の議事録で、原油
価格の下落が物価上昇率の鈍化につながると指摘された
今後1ヵ⽉の⾒通し
(対⽶ドル)
上昇要因
・英国経済の回復持続
・賃金の緩やかな上昇
下落要因
・物価上昇率の鈍化に伴う、利上げ期待の後退
ことが、利上げ期待の後退をもたらし、英ポンドの下落要
因となりました。
英ポンド
(2013年12月末~2014年12月末:日次)
(円)
200
対円(左軸)
対米ドル(右軸)
(米ドル)
利上げ期待の後退に伴い、軟調な推移を予想
1.75
ポンド高
英国では景気回復が続き、賃金が緩やかに上昇していま
190
1.70
180
1.65
170
1.60
すと見込まれます。このため、英ポンドは軟調な推移を予
160
1.55
想します。
ポンド安
150
13年12月
14年4月
14年8月
す。しかし、今後は原油価格の下落の影響が強まり、物価
上昇率の鈍化や、それに伴う利上げ期待の後退をもたら
1.50
14年12月
豪ドル
◆前⽉の相場動向
◆今後の⾒通し
12月の豪ドルは、対米ドルで下落しました。前半は商品市
今後1ヵ⽉の⾒通し
(対⽶ドル)
況の下落などが豪ドルの売り材料となり、軟調な展開とな
りました。中旬以降は、商品市況が落ち着いてきたことな
上昇要因
・豪州経済の緩やかな改善の継続
下落要因
・豪州準備銀行(RBA)による豪ドル高牽制姿勢
・資源価格の低迷
どから、豪ドル売り圧力が弱まり、横ばい推移となりました。
豪ドル
(2013年12月末~2014年12月末:日次)
(円)
対円(左軸)
対米ドル(右軸)
104
(米ドル)
上値の重い展開を⾒込む
1.00
豪ドル高
100
0.95
96
0.90
92
0.85
豪ドルは上値の重い展開が予想されます。RBAによる豪ド
ル高牽制姿勢や資源価格の低迷は、引き続き豪ドルの上
値を抑える要因となります。一方で、弱い部分も散見され
るものの、緩やかな豪州経済の改善は豪ドルの下支え要
88
13年12月
豪ドル安
14年4月
14年8月
因になると思われます。
0.80
14年12月
出所:ブルームバーグが提供するデータを基にみずほ投信投資顧問が作成。
※上記グラフは、将来における各通貨の推移を示唆、保証するものではありません。
※最終ページの「本資料のご利用にあたっての注意事項等」をご覧ください。
3/7
ブラジルレアル
◆前⽉の相場動向
◆今後の⾒通し
12月のブラジルレアルは、対米ドルで下落しました。10月
の経済活動指数が市場予想を下回ったことを受け、同国
経済の回復が遅れるとの懸念が強まったことから、軟調な
今後1ヵ⽉の⾒通し
(対⽶ドル)
上昇要因
・経済改革への期待
・主要国対比での大きな金利差
・当局によるレアル安抑制策の実施
下落要因
・企業不祥事
・国内景気の低迷や経常収支の悪化
・投資家のリスク回避による資金流出懸念
・資源価格の低迷
推移が継続し、年初来安値を更新しました。
ブラジルレアル
(2013年12月末~2014年12月末:日次)
(円)
(レアル)
対米ドル(右軸:逆目盛り)
対円(左軸)
48
経済減速の懸念などから軟調な推移が継続
2.0
レアル高
新経済閣僚による財政規律健全化や景気回復に向けた
46
2.2
44
2.4
42
2.6
レアル安
40
13年12月
14年4月
14年8月
政策措置など、経済改革に期待が集まりますが、現政権
にも影響を与える企業不祥事が懸念されていることや、国
内景気の停滞が続くとの見方が多いことなどから、当面は
軟調な地合いが継続すると見込まれます。
2.8
14年12月
⼈⺠元
◆前⽉の相場動向
◆今後の⾒通し
12月の人民元は、対米ドルで下落しました。投資家のリス
ク回避姿勢が強まり、人民元をはじめとする新興国通貨は
総じて弱含みました。また、中国景気が依然として減速し
⼈⺠元
(対⽶ドル)
上昇要因
・当局による人民元の国際化推進
・中国の多額な経常黒字
下落要因
・中国景気の先行き不透明感
・中国の金融市場の不安定化懸念
・新興国からの資金流出懸念
ていることや、追加利下げ観測が高まっていることも材料
視されました。
今後1ヵ⽉の⾒通し
(2013年12月末~2014年12月末:日次)
(円)
対円(左軸)
20
(人民元)
対米ドル(右軸:逆目盛り)
やや変動が⼤きくなる⾒込み
5.9
人民元高
多額の経常黒字に加え、国際化などの人民元改革が推進
19
6.0
18
6.1
17
6.2
16
13年12月
されるとみられることから、中長期的には人民元は上昇基
調が続くと見込んでいます。
足元では利下げを含む追加金融緩和観測が高まっており、
人民元の対米ドルでの変動が大きくなると予想します。
人民元安
14年4月
14年8月
6.3
14年12月
出所:ブルームバーグが提供するデータを基にみずほ投信投資顧問が作成。
※上記グラフは、将来における各通貨の推移を示唆、保証するものではありません。
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4/7
インドネシアルピア
◆前⽉の相場動向
◆今後の⾒通し
12月のインドネシアルピアは、対米ドルで下落しました。月
今後1ヵ⽉の⾒通し
(対⽶ドル)
半ばにかけて世界経済の減速と同国の経常収支への悪
影響が懸念され、大きく下落しました。月末にかけては反
上昇要因
・新大統領による経済改革期待
下落要因
・国内景気の減速
・投資家のリスク回避による資金流出懸念
発しましたが、月を通じては下落しました。
インドネシアルピア
(2013年12月末~2014年12月末:日次)
(円)
(ルピア)
対米ドル(右軸:逆目盛り)
11,000
⽶⾦融政策の動向や新⼤統領の政策をにらみつつも、
上値の重い展開に
0.98
11,400
今後もルピア相場は、米国の金融政策動向など外部環境
0.94
11,800
の影響を受けやすい状況が継続すると考えられます。経
0.90
12,200
0.86
12,600
対円(左軸)
1.02
ルピア高
ルピア安
0.82
13年12月
14年4月
済指標の改善や新大統領による経済改革の方向性が示
されない限り、上値の重い展開が続くと予想されます。
13,000
14年12月
14年8月
※対円は100インドネシアルピアの値。
南アフリカランド
◆前⽉の相場動向
◆今後の⾒通し
12月の南アフリカランドは、対米ドルで下落しました。ロシ
アルーブルの大幅下落を背景に新興国通貨全般への売り
圧力が強まったことなどから、南アフリカランドも下落しまし
今後1ヵ⽉の⾒通し
(対⽶ドル)
上昇要因
・原油価格の下落に伴う経常赤字の改善
・財政赤字が徐々に改善する見通しであること
下落要因
・投資家のリスク回避による資金流出懸念
・ストライキ再発への懸念
た。
南アフリカランド
(2013年12月末~2014年12月末:日次)
(円)
対円(左軸)
11.0
10.5
(ランド)
対米ドル(右軸:逆目盛り)
ランド高
9.5
底堅い推移を⾒込む
10.0
リスク回避的な市場環境下では、新興国通貨全般への売
10.0
10.5
9.5
11.0
9.0
8.5
13年12月
り圧力が南アフリカランドへ波及する可能性がありますが、
原油価格の下落に伴う経常赤字の改善などがサポート要
因となり、南アフリカランドは底堅く推移すると考えます。
11.5
ランド安
14年4月
14年8月
12.0
14年12月
出所:ブルームバーグが提供するデータを基にみずほ投信投資顧問が作成。
※上記グラフは、将来における各通貨の推移を示唆、保証するものではありません。
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市場データ⼀覧
為替(ニューヨーク市場)
【 対円】
米ドル
ユーロ
英ポンド
豪ドル
ブラジルレアル
人民元
100インドネシアルピア
南アフリカランド
【 対米ドル】
ユーロ
英ポンド
豪ドル
ブラジルレアル
人民元
インドネシアルピア
南アフリカランド
株価指数等
2014年12月末
騰落率
1ヵ月
1年
119.68円
144.90円
186.41円
97.86円
45.05円
19.29円
0.96円
10.36円
0.9%
-1.9%
0.4%
-3.0%
-2.5%
-0.1%
-0.9%
-3.4%
13.6%
0.1%
7.0%
4.3%
1.1%
11.0%
11.3%
3.2%
1.21米ドル
1.56米ドル
0.82米ドル
2.65レアル
6.21人民元
12,435.00ルピア
11.57ランド
-2.8%
-0.4%
-3.9%
-3.2%
-1.0%
-1.9%
-4.5%
-12.0%
-5.9%
-8.4%
-12.1%
-2.5%
-2.2%
-10.2%
2014年12月末
騰落率
1ヵ月
1年
日経平均株価
TOPIX
NYダウ工業株30種平均
ナスダック総合指数
FT100指数
ドイツDAX指数
フランスCAC指数
ストックス・ヨーロッパ600指数
MSCIエマージングマーケット指数
上海総合指数
ムンバイSENSEX30種
ロシアRTS指数
ブラジルボベスパ指数
17,450.77
1,407.51
17,823.07
4,736.05
6,566.09
9,805.55
4,272.75
342.54
956.31
3,234.68
27,499.42
790.71
50,007.41
-0.1%
-0.2%
0.0%
-1.2%
-2.3%
-1.8%
-2.7%
-1.4%
-4.8%
20.6%
-4.2%
-18.8%
-8.6%
7.1%
8.1%
7.5%
13.4%
-2.7%
2.7%
-0.5%
4.4%
-4.6%
52.9%
29.9%
-45.2%
-2.9%
東証REIT指数
東証REIT指数(配当込み)
S&P先進国REIT指数(除く日本)
1,897.92
3,273.60
253.81
3.9%
4.3%
0.4%
25.3%
29.7%
19.2%
債券利回りが上昇(低下)すると債券価格は下落(上昇)します。
債券利回り
日本10年国債
米国10年国債
英国10年国債
ドイツ10年国債
米国ハイイールド債券 *1
エマージング債券 *2
2014年12月末
0.33%
2.17%
1.76%
0.54%
6.83%
5.64%
変動幅
1ヵ月
1年
-0.09%
0.01%
-0.17%
-0.16%
0.35%
0.37%
*1 BofAメリルリンチ・US・キャッシュ・ペイ・ハイイールド・インデックス
*2 JPモルガン・エマージング・マーケット・ボンド・インデックス・グローバル・ダイバーシファイド
出所:ブルームバーグおよびBofAメリルリンチ(使用許諾済)が提供するデータを基にみずほ投信投資顧問が作成。
※上記は、将来における各市場データの推移を示唆、保証するものではありません。
※最終ページの「本資料のご利用にあたっての注意事項等」をご覧ください。
6/7
-0.41%
-0.86%
-1.27%
-1.39%
0.53%
-0.24%
[投資信託のお申込みに際しての⼀般的な留意事項]
● 投資信託に係るリスクについて
投資信託は、主として国内外の株式、公社債および不動産投資信託証券(リート)などの値動きのある証券等(外貨建
資産に投資する場合には為替変動リスクもあります。)に投資しますので、ファンドの基準価額は変動します。したがっ
て、投資者の皆さまの投資元金は保証されているものではなく、基準価額の下落により、損失を被り、投資元金を大きく
割り込むことがあります。ファンドの運用による損益はすべて投資者の皆さまに帰属します。また、投資信託は預貯金と
異なります。
投資信託は、個別の投資信託ごとに投資対象資産の種類や投資制限、取引市場、投資対象国等が異なることから、リ
スクの内容や性質が異なりますので、お申込みの際は投資信託説明書(交付目論見書)を必ずお読みください。
● 投資信託に係る費用について
みずほ投信投資顧問株式会社が運用する投資信託については、ご投資いただくお客さまに以下の費用をご負担いただ
きます。
■直接ご負担いただく費⽤
購 入 時 手 数 料 : 上限3.78%(税抜3.50%)
換 金 時 手 数 料 : 換金の価額の水準等により変動する場合があるため、あらかじめ上限の料率等を
示すことができません。
信託財産留保額 : 上限0.5%
■投資信託の保有期間中に間接的にご負担いただく費⽤
運用管理費用(信託報酬)※:上限 年2.16%(税抜2.00%)
※上記は基本的な料率の状況を示したものであり、成功報酬制を採用するファンドについては、成功報酬額の加算によっ
てご負担いただく費用が上記の上限を超過する場合があります。成功報酬額は基準価額の水準等により変動するため、
あらかじめ上限の額等を示すことができません。
■その他の費⽤
上記以外に保有期間等に応じてご負担いただく費用があります。投資信託説明書(交付目論見書)等でご確認ください。
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機関が取り扱う投資信託は、投資者保護基金の対象ではありません。投資信託の設定・運用は、投資信託委託会社が
行います。
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てご判断ください。
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