別紙 1 三国湊町家活用プロジェクト「ガイダンス映像」制作業務委託仕様書 1 業務の目的 三国の歴史や文化、古い町並みの魅力を求めて訪れる来街者に、町の成り立ちやそ の背景などについてより理解を深めていただくガイダンス映像を作成し公開すること によって、充実した三国での滞在満足度を向上させるとともにリピーターとして再訪 を促し、更に口コミでの情報発信による誘客拡大を図ることを目的とする。 2 業務の内容 三国湊の町並みの背景にある歴史や文学等を、①「海運の歴史と三国湊の成り立ち (仮) 」 、②「町人文化と文学のまち三国(仮) 」の2つのテーマで、映像によって表現 し「来てよかった」 「もう一度来たい」と思わせる映像を制作する。また、①、②を踏 まえた三国湊の魅力を発信する③「PR映像」を制作する。 制作する映像は基本的に新規収録(契約期間内に撮影)とする。ただし、著作権等 の問題なく使用できる保有映像がある場合は坂井市と協議の上使用を認める。 3 想定する活用シーン ①②:三国を訪れた人を対象に町歩きガイダンス映像として、27 年度に整備予定スペ ース(現状空き倉庫)や旧森田銀行、三國湊町家館等で放映する。 ※坂井市および市が認めた団体で使用するほか、教育関係機関へ貸し出すこともある。 ③:マスコミや旅行雑誌等への誘客プロモーションとしての配布や、ホームページ、 ユーチューブ等で公開する。 4 制作物 ①②各本編 15 分程度・③2 分程度 ※ナレーションは日本語のみとし、日本語・英語・中国語(簡体字・繁体字)・韓国語 の字幕を選択できるようにすること。 5 制作方針 (1)基本方針 ・県外者の視点から、三国湊の魅力が印象付けられるような内容とすること。 ・構成、シナリオ、映像、BGM、演出等全体を通して、観客を飽きさせない質の高 いものであること。 (2)映像について 1 別紙 1 ・フルハイビジョン相当以上の解像度とすること。 ・屋外での撮影は、演出上の都合によるものを除き、原則として快晴またはこれに類 する天気の日に行うこと。 ・構成上不足する映像については、受託者が必要に応じて既存のものを活用すること も可とする。 (3)編集について ・音楽は、オリジナルもしくは著作権等の問題の無いものをBGMとして効果的に使 用すること。 (著作権等の調整が必要な場合は受託者が調整を行うこと) ・必要に応じて画像の処理は行うが、偽りや現実とかけ離れた演出により視聴者に誤 解を招くものは不可とする。 (4)著名人等の活用について ・福井県に関連性のある著名人等(キャラクターなども含む)をナレーターやビデオ 出演等で起用することとし、具体名、起用内容、回数等を企画提案の中で示すこと。 ・起用する著名人等によって見込める集客効果・波及効果についても示すこと。 ※著名人等の起用案はあくまで提案段階(交渉前)のもので可とする。 (5)外国人向けの映像について ・外国語の翻訳については、正確かつ的確な表現になるように努め、特に「日本、三 国独特の文化や風習」や「方言」の翻訳について注意すること。 ・翻訳したものについては必ず当該言語を母国語とするものによるチェックを行うも のとする。 (6)住民との意見交換・交流について ・映像制作にあたっては、三国町住民(まちづくり団体メンバー等)との意見交換・ 交流を必ず複数回行い、歴史的背景やその整合性について意思疎通を図ること。 ※提案の中で回数や方法についても示すこと。 (7)資料について ・制作に必要な資料等をできる限り収集すること。 ・みくに龍翔館等で保管されている関連資料を有効に活用すること。 6 納品方法 (1)納品物(成果品) ・ProResデータ(①、②、③)3 種各1部 ・DVD(①、②、③)3 種各 10 部 ・ブルーレイディスク(①、②、③)3 種各 10 部 ・インターネット配信用動画ファイル一式(③のみ) ・映像シナリオ(紙・データ)①、②、③3 種各 1 部 ※最終納品内容、数量については、後日受託者と打ち合わせを行う。 2 別紙 1 (2)平成 26 年度の成果品について 受託者は平成 26 年度業務完了時に、次の成果品を提出するものとする。 ・進捗状況報告書 1部 ・上記の電子データ 7 著作権等 ・納品された映像及び画像の著作権(著作権法第 27 条・第 28 条に規定する権利を 含む)は坂井市に帰属する。 ・成果品は、坂井市および坂井市が認めた団体等が作成するホームページや各種情 報提供媒体、誘客プロモーション等活動等に随時使用、複製できるものとする。 ・受託者は、本映像の原版(編集済みでないマスター映像も含む)の全てについて、 原則として成果品納品後、5 年間、責任を持って保管すること。なお、保管限度を 経過した後の原板の保管については、坂井市との協議により決定するものとする。 ・上記の保管期間内における本映像の原版の利用は、坂井市の利用に供することを 前提とする。坂井市から原版の全部または一部について提供の依頼があった場合、 受託者はその依頼に応じるものとする。なお、その場合に係る経費の負担につい ては、坂井市と協議の上決定するものとする。 8 委託限度額 8,500,000円(消費税および地方消費税等一切の経費を含む)を上限とする。 平成26年度の支払い額は500,000円以内とし、平成27年度に残り全額を支払 うこととする。 9 留意事項 (1)一般事項 ・業務の遂行状況について随時報告を行うこと。 ・業務を遂行する上で必要な許可・資料等は、受託者において手配するものとし、当 該手続きに発生する費用は契約金額に含むものとする。 ・制作に際して必要な旅費は、契約金額に含むものとする。 ・委託業務期間はもとより委託業務期間終了後も、当該事務で知りえた機密、個人情 報等の取扱いについて厳守すること。 ・成果品において、隠れた不具合や不良等があった場合は、回収、修正、再制作等の 必要な措置を講ずること。 (2)業務体制 ・映像制作、撮影能力を十分有し、映像制作に関して坂井市と迅速かつ十分な協議を 行える体制が整備されていること。 3 別紙 1 ・あらかじめ坂井市と調整したスケジュールで行うこと。 ・制作作業に当たるディレクターを置くとともに、当該業務担当の業務従事者を特定 しておくこと。ディレクターは映像や画像制作に必要な知識と技能を有し、委託業 務を統括し、坂井市との連絡調整の窓口となること。 10 履行期限 平成 27 年 9 月 30 日 11 協議 ・この仕様書について疑義が生じたとき又は定めのない事項や細部の業務内容について は、その都度坂井市と協議をすること。 ・各種コンテンツの内容・構成、仕様に明記のない事項及び詳細については、受託者決 定後、坂井市と綿密に協議の上で決定するものとし、協議の結果、当初の仕様が変更 となる場合もある。 4
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