高山市 人権だより 発行:〒506-8555 高山市花岡町2丁目18番地 高山市 市民活動部 市民活動推進課 電話:0577-35-3412 FAX:0577-35-4884 平成26年12月発行 第37号 北朝鮮当局による拉致問題等について 1970年頃から80年頃にかけて、北朝鮮による日本人拉致が多発しました。現在、17名が政 府によって拉致被害者として認定されています。 平成14年9月に北朝鮮は日本人拉致を認め、同年10月に5名の被害者が帰国しましたが、他の 被害者については、未だ北朝鮮から納得のいく説明はありません。 こういった拉致問題をはじめとする北朝鮮による人権侵害問題について、今月18日、国連総会本 会議にて、国際刑事裁判所(ICC)に付託することを求める決議案が賛成多数で採択されました。 決議内容には、日本人拉致問題について、北朝鮮による調査に前向きかつ具体的な結果を期待するこ となどが盛り込まれています。 決して他人ごとではありません=高山市出身の特定失踪者= 任意団体である「特定失踪者問題調査会」の発表によると、拉致の可能性を否定でき ない失踪者は公開されているだけで270名にも上ります。 その中には、高山市出身の2名の方も含まれています。決して他人ごとではない、身 近な問題なのです。 わたしたちにできること… 拉致問題への関心を高めましょう ブルーリボンを しっていますか? 拉致問題は、人身の自由、居住の自由など、幸福 に生きる権利を奪い取ってしまう、重大かつ深刻な 人権問題です。しかし、他の人権問題のように人々 の意識を変えるだけでは、簡単に解決できない内容 が含まれていることも事実です。 だからと言って、諦めたり無関心でいては、何も 解決しません。「拉致問題」という問題があり、い まだに解決していないことを知ること、拉致問題に 関心を持つことが、この問題の解決のためにとても 大切な一歩となります。 ブルーリボンは、拉致被害者の救 出を求める運動の中で発案されたも のです。 ブルーリボンの青色は、被害者の 祖国日本と北朝鮮を隔てる「日本海 の青」、被害者とご家族を唯一結ん でいる「青い空」をイメージしてい ます。「北朝鮮による拉致被害者の 生存と救出を信じている」意思表示 です。 毎年12月10日から同月16日までは「北朝鮮人権侵害問題啓発週間」です ◆拉致問題についてもっと詳しく知るには ・内閣官房 拉致問題対策本部HP http://www.rachi.go.jp ・政府広報オンライン(拉致問題について) http://www.gov-online.go.jp/useful/article/201311/3.html ・外務省HP http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/n_korea/abd/rachi.html 高山市人権標語 入選作品(学校と学年は、平成25年度のものです) ☆小学生の部 笑顔はね、 心をつなぐ、 まほうだよ。 [上出 桃花(かみで ももか)さん 丹生川小5年]
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