熊本県 ごみ減量意識改革・循環型社会に向けた 基盤づくりプロジェクト 一門 入 般 助成 ◆団体名 次世代のためにがんばろ会 ◆所在地 〒866-0856 熊本県八代市通町6-43 TEL:0965-32-5081/FAX:0965-32-2528 URL:http://www.ganbarokai.com/ ◆団体の設立経緯・目的 平成13年8月環境問題の啓発活動を机上論ではなく、 実働で次世代の子どもたちに指導して行きたいと、住民 有志(市民環境研究委員) が設立させた会であり、 官・学・ 民・産の共同体制で活動を進めている。 ◆主な活動対象地域 熊本県・八代市地域 ◆活動形態 知識の提供・普及啓発 ◆活動分野 循環型社会形成 ◆本プロジェクト助成継続年数 1年間 環境出前授業(WS)にて実際にごみ分別指導を行っている場面 活動の概要 ■助成活動の趣旨・目的 熊本県八代地域における、焼却炉の老朽化に伴うごみ 処理問題が、窮地に立っている八代市のごみ処理問題の 解決を目的として、市民と行政・企業・教育現場が一体 となって、資源利用抑制・資源分別・再利用(生活ごみ・ 生ごみ減量化) ・不法投棄などの改善という課題に取り組 むことを ESD: 「持続可能な開発のための教育」 も根底に、 ゼロウエスト ・ 発生抑制 ・ 循環型社会の構築を目指した 活動を行う。 八代市のごみ非常事態への実状の周知と改善策を掲 げ、八代市環境課と当会を相談窓口とし、当会を拠点と した官学民産のプロジェクトチームを発足させる。この チームを中心に、ごみ減量の対策の検討を行い、計画を 策定し、計画に沿って次の研修及び五つのプログラムを 実施する。活動を通じ、地域全体がごみ減量意識改革・ 循環型社会に向けた基盤づくりを目標とする。 ■助成活動の実施結果 八代地域における焼却炉の老朽化に伴うごみ処理問題 が窮地に立っている八代市であるが、ごみ処理問題の解 決を目的として、当会は、市民と行政・企業・教育現場 が一体となった資源利用抑制・資源分別・再利用(生活 ごみ・生ごみ減量化)・不法投棄などの改善という課題に 取り組むプロジェクトチームを発足させた。その相談窓 口を八代市環境課と当会とし、まず市民アンケート(約 3,400 件)を取り、その上で、問題点を把握した内容の情 報誌(約 3 万枚× 4 回)・情報誌総集編(1,500 部)や、 DVD(2 バージョン)を作成・配布し、現状を理解・改 善するためのワークショップ(19 回)を開催した。また、 生ごみ減量のための生ごみ堆肥箱のモニター(23 件)を 実施し、熊本高専八代キャンパスの実験を元に、改良点 を検討中である。地域でのワークショップでは、質疑・ 苦情・要望が多く、八代市の窓口として対応し、行政へ の橋渡しができた。 ■助成活動の成果と効果 1)先進都市の視察地との違いを検討し、八代市民(転勤 族・若い世代を含む各層)へのごみ現状調査のための アンケートを取ることができ、市民の意識が確認でき た。 2)アンケートを元に検討した内容でワークショップを 開催し、またそのデーターを反映したミニコミ誌・ DVD・ホームページによる啓発により、市民が現状を 知ることができた。また、ごみ問題現状事業前と比較 したリサイクル意識が向上し、ゴミ削減への配慮行動 が期待できる。 3)生ごみ堆肥化モデル施行により、高専の研究結果を元 に改良版を作成、アピールし、ごみ削減と生ごみ堆肥 の活用の理解を深め、堆肥化意欲を高めることが出来 る。 八代市民が取り組める生ごみの堆肥化の研究をし、 年度末に研究結果を出し、次年度拡大することになっ た。 4)本事業の取組の実績を踏まえ、市役所担当部局と市全 体への活動拡大に向けた話し合いを開始し、引き続き ごみ削減対策に向けて協働することが期待できる。 (助成金額:2,400 千円) - 119 - 循 環 型 社 会 形 成 所在地
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