公共政策コンペ政策提言提出用書式 全体で A4 用紙10枚以内に納めてください。スペースは自由に動かして構いませんが、字 数制限がある箇所は制限以内で記載してください。 チーム名・代表者氏名 チーム 熊本創生へ挑戦 (代表者:小山 昭則) 発表テーマ 地方消滅に立ち向かう奨学金 (50字以内) ~大学卒業後に熊本で働けば返済不要な奨学金~ 提案概要を 400 字以内でまとめて記述してください。 ・ビジョン 日本は人口減少が社会問題となり対応が急務です。最近は女性の活用や子育て支援ばか りに目を向けがちですが、若年層(15~24 歳)に対する支援強化が抜け落ちています。そ の中で、熊本も若者の県外就職率が高く(2013 年 県内大学卒業者の県外就職率 55.6%)、 学校卒業後は福岡や東京といった都市に転出しています。この問題を解決するために政 策を提言します。 熊本県 総人口推計(パターン1) 総人口(万人) 200 182 50年で 118 100 35%減少 0 2010 2020 2030 2040 2050 2060 熊本県 年齢3区分別人口推計 比率(%) 生産年齢人口 100 老年人口 96% 100 生産年齢人口 55% 半減 年少人口 50% 0 2010 2020 2030 2040 2050 2060 要対策 地域経済分析システム(RESAS)を小山が編集 公共政策コンペ政策提言提出用書式 熊本県 2014年 生産年齢人口転出構成比 ※30歳以上は人口転入のため本グラフから除外 県外流出15~24歳 25~29歳 9% 15~19歳 43% 20~24歳 48% 91% 総務省住民基本台帳人口を小山が編集 成績別所得階層別大学進学率 大学進学率 80% 上 中の上 中 中の下 58% 59% 58% 50% 40% 33% 42% 22% 13% 低年収 進学率 低い 課題 年収(万円) 0% 400 以下 下 77% 425~ 600 625~ 800 825~ 1025 1050 以上 経済的理由で進学断念 給付金が貰えたら進学 4年生大学 2.1 万人 4年生大学 専門学校 2.1 万人 専門学校 短大 1.0 万人 短大 2013 年高卒者保護者調査 2012 を小山が編集 2.5 万人 2.1 万人 1.1 万人 公共政策コンペ政策提言提出用書式 提言の内容 この提言で解決しようとしている問題・課題とその背景および、提言の目的を明確に記述 してください。 ・本提言の目的 若年層が学校卒業後に熊本に「残り」活躍するための提案として、新しい形の給付型奨学金制度 を提言します。例えば、“卒業後 10 年間熊本で働けば返済不要”とする奨学金を創設することで、 熊本から若年人材の流出を抑制し、貴重な人財を熊本に残します。 現在の奨学金の種類と提案 貸付型奨学金 給付型奨学金 日本学生支援 経済的理由 日本の将来を担う 公的奨学金 成績優秀者 民間企業制度 卒業後熊本で働き活躍 熊本の将来を担う ミクロ (熊本地域) 新規創設 新規奨学金 貸付型 給付型 日本学生支援 公的奨学金 民間企業制度 など 経済的給付 成績優秀者給付 マクロ (日本全体) 公共政策コンペ政策提言提出用書式 提言の具体的な内容を記述してください。 「誰が」 、 「何を」、 「どのように」、 「どのくらいの 期間をかけて」を明確に、さらに、 「いくらぐらいの予算をかけて」するのかについても言 及があるとなお良いです。 ・提言実行 この給付型奨学金は熊本県を中心とした基金を作ります。その後、優秀な若手人材を求 めている地元企業などポーターへ寄付を募り、サポーター企業のニーズに応え、その成 果を顕在化させていきます。さらにこの中で、地元企業の潜在的なニーズに広めていく ことで将来はサポーター母体が基金を支えるほどに成長していくことが期待できます。 政策提言の流れ 経済的に困難で進学を断念、一方で中小企業は人で不足が課題 中小企業 人手不足アンケート結果(4072社中2625社回答) 経済的に困難で給付型奨学金があれば進学 4年生大学 0.8 万人 給付型奨学金で 1.9万人 過不足はない が進学 専門学校 50% 中小企業 不足している 人手不足 45% 0.7 万人 過剰である 採用機会創設 4% ニーズが高い 短大 0.4 万人 無回答 1% 熊本経済 同友会 県内市町村 奨学金 熊本日日新聞 税金 給付 寄 付 付 寄 熊本地元企業 熊本県 短大、高専 大学、大学院 告) 、広など 道 聞 報 新 躍 熊日 活 (b y 就 職 、労 働 熊本商工会 交流会 大学コンソー シアム熊本 応援サポーター 熊本商工会主催交流会で 中小企業に奨学生採用機会を提供 公共政策コンペ政策提言提出用書式 本質(イシュー) 熊本県の人口減少を抑制する メインメッセージ 15~24歳の人口流出を食い止める 課題 15~24歳流出 解決策 新奨学金創設 原因 働き先がない 根拠 根拠 ・県内高校卒業者の 県外就職率 39.1% ・県内大学卒業者の 県外就職率 55.6% 対策 ・大手製造業の海外 進出 ・熊本独自の新しい 産業が少ない 魅力的な 働き先 このままでは ・熊本県で働く場合 に返済不要な奨学 金を創設する 新しい産業 イノベーション 若者が熊本に残れば 後継者不足 地域需要減少 税収減⇒住民負担増加 後継者確保 地域需要増加 税収増⇒住民負担減少 産業衰退 中心市街地衰退 財政状況悪化 産業進化 中心市街地進化 財政状況健全 公共サービスの低下 雇用の場増加 生活利便性の低下 雇用の場減少 生活利便性の向上 公共サービスの充実 まちの魅力低下 まちの魅力向上 熊本の衰退 熊本の発展 悪循環 好循環 公共政策コンペ政策提言提出用書式 提言を実装したときに、期待できる効果はどのようなものですか。 ・期待できる効果 1.熊本創生 ① 熊本の将来を担う人材を“流出させない” または県内出身の県外大学進学者を“呼びもどす“ ② 若者から強力なイノベーションの機会増加による熊本発の新産業創出 2.波及効果 ① 若年層確保による出産機会の増加による人口増加 ② 高齢化社会の抑制 ③ 優秀な若者に年々増加する大学等の授業料が弊害となる進学へ通う機会の増加 ④ 大学生は働き方を自ら見つめ、結果として地元に目を向ける機会の創出 ⑤ 地元企業は寄付することで、商工会主催の奨学生との交流会へ参加する機会を 得ることにより、結果として将来を担う若手を採用 ⑥ サポーターは熊本の活性化に貢献し、結果として生活が豊かになる 日本はかつてない人口減少という課題に立ち向 き合わなければいけません。 課題に打ち勝つには、これまでの常識にとらわれ ない熊本独自の政策が必要です。 その中で、熊本の将来を担う若年層を“流出させ ない”または“呼びもどす”ため新しい奨学金制度 を提言します。 ~ 熊本の将来を担う若者を“定着させる”こと これがこれからの熊本の活性化になります ~ 公共政策コンペ政策提言提出用書式 あなたの サポートが 熊本の将来を活性化する! 最後になりますが、今回の提言にあたり、熊本大学政策創造研究教育センターの指導教員 の河村准教授には 9 月中旬から短期間で形にするため、多くの御指導をいただきましたこ とに改めて御礼申し上げます。 【引用】 地域経済分析システム(RESAS) 総務省住民基本台帳人口移動報告書参照 熊本県「まち・ひと・しごと創生」について 2013 年高卒者保護者調査 8/27 日本商工会発表資料
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