報 道 資 料 平成26年12月26日 プロバイダ責任制限法ガイドライン等検討協議会 『プロバイダ責任制限法 名誉毀損・プライバシー関係ガイドライン補訂版』の公表について 通信関連団体や著作権・商標権関連の団体等で構成するプロバイダ責任制限法ガイドライン等 検討協議会(以下「協議会」)では、これまでにプロバイダ責任制限法にもとづく権利侵害への対応 について関係ガイドラインを策定・公表し、インターネット上の権利侵害への対応に広く活用されて きました。 この11月の第187国会において『私事性的画像記録の提供等による被害の防止に関する法律 (平成26年法律第126号)』(以下「私事性的画像記録等被害防止法」)が成立しました。私事性的 画像記録等被害防止法には、プロバイダ責任制限法の特例が盛り込まれたことから、協議会の下 に設置している名誉毀損・プライバシー関係WGにおいて、私事性的画像記録の流通による自己の 名誉等を侵害されたとする者からの送信防止措置の申出を受けた場合の対応について検討し、こ の度、「名誉毀損・プライバシー関連ガイドライン補訂版(平成26年12月)」(以下「補訂版」)を作成 しました。 この補訂版は、私事性的画像記録のインターネット等への流通によって自己の名誉等が侵害さ れたとする者から、送信防止措置を講じるよう申出を受けた場合の対応が適切かつ迅速に行われ ることを目的として、プロバイダやサイト管理者向けの対応の参考となるよう所要の補訂を行ったも ので、本日公表致します。 ○補訂版の主な変更箇所 ・I-1「ガイドラインの目的」に脚注 1 を新設(1 頁) ・II-2-5「写真・肖像等への対応」に「(2)私事性的画像記録の提供等による被害の防止に関する法 律の制定」並びに脚注 16~19 及び 21 を新設(17~19 頁) ・III-3「照会手続の手順」に脚注 25、26、28、29、30 及び 32 を追加(35~38 頁) ・書式①-3 私事性的画像侵害情報の通知書兼送信防止措置依頼書(44 頁)の追加 ・書式②-2 私事性的画像侵害情報の通知書兼送信防止措置に関する照会書(46 頁)の追加 ○補訂版による変更箇所の概要 私事性的画像記録の撮影対象者から侵害情報の削除の申出を受け、プロバイダ等が当該情報 の発信者に対して削除に同意するかどうかを照会した場合、2日(一般の侵害情報は7日であるが 短縮されている)を経過しても不同意の申出がないときには削除可能。被害者死亡の場合には一 定の遺族が申出可能。 プロバイダやサイト管理者の皆様におかれましては、補訂版を十分ご理解いただき、私事性的画 像記録に係る送信防止措置の申出に対する適切かつ迅速な対応をお願いいたします。 【関係資料】 ・プロバイダ責任制限法 名誉毀損・プライバシー関係ガイドライン補訂版(平成26年12月) http://www.telesa.or.jp/consortium/provider/pdf/provider_mguideline_20141226.pdf <問合せ先> 一般社団法人テレコムサービス協会内 プロバイダ責任制限法ガイドライン等検討協議会 事務局 (担当:菅野) TEL:03- 5644-7500 <参考> プロバイダ責任制限法関連情報 Web サイト http://www.isplaw.jp/
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