芳林堂書店 法人外商部

月刊
vol.31
芳林堂書店
毎月新刊を中心とした書籍・関連商品情報をお届けするのが 月刊芳林堂書店です
今月のいちおし
『日本の伝統文化 しきたり事典』
中村義裕著 柏書房 3,200 円(本体) 12 月刊行予定
屋台から始まった「握り寿司」や、冬の必須アイテム「炬燵」の起
源、絵画から「マンガ」への変遷など、今でも身近な日本の伝統
文化や暮らしのしきたりには長い歴史の蓄積があります。
それらの起源や特徴について、本書では食文化、風俗、文学、
芸能、美術、など 200 項目にものぼる様々なジャンルにわたって
簡潔な解説と多彩な図録で学ぶことができます。近年他国からの
関心の増す日本文化、その紹介のツールとしても活用できます。
日本人の知恵が凝縮された、事典として他に例のない一冊です。
今月のもうひとおし2冊
『パリ環状通り』
パトリック・モディアノ著
野村圭介訳
講談社 1,800 円(本体) 発売中
過去から断ち切られ、混迷の時代を生きる「父」なき世代の屈折した心情を詩情豊かに
描く、
「現代のプルースト」とも呼ばれるノーベル文学賞作家の傑作。旧訳を新装版で再刊
です。
『高い窓』
レーモンド・チャンドラー著
村上春樹訳
早川書房
1,800 円(本体)
発売中
私立探偵フィリップ・マーロウは、大邸宅に住む傲岸な老女主人から、貴重な金貨を持
ち逃げした息子の嫁を探すよう依頼されるが…。冷たく透明な一人称の文体で描かれる、
ハードボイルド小説の名作。村上春樹によるチャンドラー新訳、第5弾。
文庫便り
『君がいるときはいつも雨』
山田悠介著
文芸社文庫
580 円(本体)発売中
中高生に圧倒的な人気をほこる著者の新作がいきなり文庫で発売。必ず雨とともに現れ
る謎の少年をめぐるひと夏の奇跡の物語―。
『時をかけるゆとり』
朝井リョウ著
文春文庫
480 円(本体)発売中
戦後最年少直木賞作家の初エッセイ集。天与の観察眼を駆使し、上京の日々、バイト、
夏休み、就活そして社会人生活について綴る。
「ゆとり世代」が「ゆとり世代」を見た、切
なさとおかしみが炸裂する 23 編。
『学生時代にやらなくてもいい 20 のこと』の改題です。
『この人を見よ―小林秀雄全集月報集成―』
新潮社小林秀雄全集編集室編
新潮文庫
800 円(本体) 2015 年 1 月 1 日発売予定
2013 年、国語のセンター試験に出題されて話題を呼んだ文芸評論家の小林秀雄。この人
は――。美の感受の達人、詩魂で文章を書く人、天才的な勉強家、マンドリンの名手、桜
を愛でる人、酒を愛する人、徹底的に論破する人、何でも失くす人、やさしい人。恩師、
友人、肉親、教え子、編集者等、親交のあった人々による生身の小林秀雄の意外な素顔を
活写した全集月報全 75 編。
集英社出版四賞
★集英社の主催する四つの文学賞が発表されました★
*まだ単行本化されていない作品もありますが、今後の刊行にご期待ください。
【第 27 回 柴田錬三郎賞】
書名
『櫛挽道守』
【第 38 回
定価(本体)
木内 昇
2013/12
1,600
著者
発表誌
足立 陽
「すばる」11 月号
上村 亮平
「すばる」11 月号
著者
発表誌
中村 理聖
「すばる」12 月号
『島と人類』
『みずうみのほうへ』
すばる新人賞】
書名
『砂漠の青がとける夜』
【第 12 回
発行年月
すばる文学賞】
書名
【第 27 回
著者
開高健ノンフィクヨン賞】
書名
『ジャスミンの残り香
―「アラブの春」が変えたもの―』
著者
発行年月
定価(本体)
田原 牧
2014/11
1,500
【発行・お問い合わせ】芳林堂書店外商部池袋営業所 Tel:03-3984-0331Fax:03-3984-1108