食の安全・消費者の信頼確保対策推進交付金

平成25年度 消費・安全対策交付金(食の安全・消費者の信頼確保対策推進交付金)事後評価の概要
目的
農
畜
水
産
物
の
安
全
性
の
向
上
目標
事業内容
目標値
実績 達成度 評価
事業実
交付金
施主体 相当額(円)
評価の概要
第三者の意見の概要
安全性向上措置 (1)GAP指導者の 事業実施年度中
の検証・普及のう 育成・確保
に増加させる、G
ち農業生産にお
APガイドラインに
けるリスク管理措
則したGAPの実
置の導入・普及促
践農家数
進
7人
63人
900%
A
岐阜県
733,000 本年度は農業指導者に加えて、産地 ・目標値を達成したことは評価するが、
農薬の適正使用 (1)農薬の安全使 農薬の不適切な
等の総合的な推 用の推進(2)農薬 販売及び使用の
進
の適切な管理及 発生割合
び販売の推進
4.3%
2.9%
148%
A
岐阜県
713,000 農薬使用者(生産者、ゴルフ場等)を ・農薬適正使用の評価指標にゴルフ
畜産物の安全性 (1)連携した指導 立入検査等の実
の確保
体制確立のため 施率
の協議会開催及
び飼料業者情報
共有システムの
活用
(2)飼料等販売業
者、飼料製造業
者、畜産農家に
対する立入検査・
指導の実施
17.8% 17.8%
100%
A
岐阜県
188,000 適正な事業の実施により、不適正事 本事業は適正に執行され、評価内容
リーダーを対象としたGAP指導者養成
講座を開催し、農業者等への普及・啓
発を図る中で、国ガイドラインに沿った
GAP導入に努めた。
その結果、東濃圏域の夏秋なす産地
で国ガイドラインに沿ったGAPが新た
に導入され、実践農家数も大幅に増や
すことができた。
対象に啓発用パンフレットの配布や研
修会の実施により、農薬の適正な使用
が図られた。
農薬販売店及びゴルフ場への効率
的な立入検査の継続により、不適切な
事例の発生割合は減少した。
今後も法遵守の啓蒙が必要であるも
のの、食品の安全上のリスク低減は図
られたと考えられる。
例の発生を防ぐことができた。
目標値の設定方法について検討が必
要と考える。
・GAPの導入効果を確認するため、G
APを導入した生産者の声を聞く機会
を設けることが望まれる。
場のデータのみを反映させることに違
和感がある。
・評価対象に残留農薬基準値違反数
を入れるなど、事業の目的に対応する
評価となるよう、検討されたい。
も妥当であるものと判断します。
事業の推進体制においては、飼料の
安全性が確保できるよう県全体で連携
していると判断できます。その他、事業
内容および検査結果についても良好
であり、事業に問題はないと思いま
す。
飼料安全使用の巡回指導について
は、カバー率が低いことが気になりま
すが、現行の人員数などにより止むを
得ないことと思いますので、経営規模
の大きい、あるいは産業上、影響の大
きい農家を中心に巡回されることを期
待します。
平成25年度 消費・安全対策交付金(食の安全・消費者の信頼確保対策推進交付金)事後評価の概要
目的
伝
染
性
疾
病
・
病
害
虫
の
発
生
予
防
・
ま
ん
延
防
止
伝
染
性
疾
病
・
病
害
防虫
止の
発
生
予
防
・
ま
ん
延
目標
事業内容
目標値
実績 達成度 評価
事業実
交付金
施主体 相当額(円)
117%
岐阜県
114%
A
評価の概要
第三者の意見の概要
10,902,500 適切な事業の実施により、良好な達 幅広い事業の実施により、事業取組
家畜衛生の推進 (1)監視体制の整 家畜衛生に係る
備
取組の充実度
(2)家畜衛生対策
による生産性向
上の推進
(3)畜産物の安全
性向上
102%
養殖衛生管理体 (1)総合推進会議 養殖衛生管理指
制の整備
の開催等
導を実施した経
(2)養殖衛生管理 営体数の養殖等
指導
経営体総数に占
(3)養殖場の調
める割合
査・監視
(4)疾病の発生予
防・まん延防止
81.2% 81.2%
100%
A
岐阜県
病害虫の防除の (1)病害虫防除農 農薬環境リスク低
推進
薬環境リスク低減 減値の現状値か
技術確立
らの向上率
イチゴ炭そ病の防
除技術の確立
基幹的マイナー作物
病害虫防除技術
の確立
207%
207%
100%
A
岐阜県
重要病害虫の特 侵入警戒調査の 対象病害虫の調 48回
別防除等
実施
査・防除等の総回
数
48回
100%
A
岐阜県
22,000 計画のとおり、誘殺トラップによる調 ・計画どおりに実施されたことを評価す
重要病害虫の特 特殊病害虫緊急 特殊病害虫緊急
別防除等
防除
防除の調査地区
数
24回
100%
A
岐阜県
9,000 計画のとおり調査を実施したところ、 ・計画どおりに実施されたことを評価す
岐阜県畜
産協会
24回
成度を得ることができた。伝染性疾病
の検査件数は昨年度よりも増加し、発
生数は減少した24年度と比較するとや
や増加した。伝染性疾病を早期発見し
早期対応することにより、今後も慢性
的な伝染性疾病の低減へつながると
考え、現在も継続的に実施されている
乳房炎対策をはじめ各種対策の実施
が必要と考える。
の充実度は増大しており、事業効果が
現れている。目標の指標である検査数
は昨年度と比較すると大幅に増加した
一方、伝染性疾病発生件数はやや増
加に留まり、事業効果は上がっている
と判断できることから、評価は妥当で
ある。
県内において特定の重要伝染病(口
蹄疫、鳥インフルエンザ等)の発生が
なく、これは衛生活動により達成でき
たと考えられ、評価できる。
伝染性疾病の発生が未然に防げる
ように、今後もより積極的、継続的な
事業の実施を期待する。
355,000 当初の計画どおりに事業を実施する 事業の目的を達成するため設定した
ことができ、目標値の達成度は100%と 目標に向け適正に実施されている。
良好な結果を得ることができた。
1,034,000 病害虫の防除の推進に関する本事 ・今後も引き続き、新たな技術の開発
業は適正に実施され、目標を達成し
た。
に期待する。
・特に、農薬の使用回数を減らすこと
のできる技術の開発に期待する。
査を実施したところ、県内への侵入は る。
確認されなかった。
・今後も、監視が粛々と継続されること
を期待する。
県内での発生は確認されなかった。
る。
・PPVの発生状況について、種苗取扱
い業者や造園業者に対し講習会等を
開催し、周知徹底できるとよい。
平成25年度 消費・安全対策交付金(食の安全・消費者の信頼確保対策推進交付金)事後評価の概要
目的
目標
事業内容
地域における日 (1)食育推進リー
本型食生活等の ダーの育成及び活
普及促進
動の促進
(2)食育推進会議
の開催
目標値
「食生活指針」の 49.1% 56.9% 115.9%
うち日本型食生
活に係わる5項目
のうち以下の1項
目を実践している
人の割合
1 食文化や地域
の産物を活かし、
時には新しい料
理も
地
域
に
お
け
る
日
本
型
食
生
活
等
の
普
及
促
進
実績 達成度 評価
A
事業実
交付金
施主体 相当額(円)
岐阜県
岐阜県農
業協同組
合中央会
全岐阜県
生活協同
組合連合
会
山県市
評価の概要
第三者の意見の概要
2,744,518 ・当事業により、様々な分野から食育 児童などの農作業体験が、地域の農
の指導者が育成され、その指導者に
より様々な食育活動が実践された。そ
の結果、計画以上の県民が食育の実
践活動に参加し、食について体験や、
考える機会をもつことができた。
・食生活の課題の多い青年期層の食
の問題を解決するために、高校、大
学、職 場と間断のない食育の推進
を、関係団体、関係機関が連携し実施
していく体制づくりに向け取り組むこと
ができた。
・本事業の効果を県政モニターアン
ケートで評価しているが、食生活への
意識が年々増加している。これまでに
実践してきた食育等の活動が着実に
成果を上げている。
また、郷土料理や地域に伝わる食
文化を生かしている者も、年々増加し
ており、食育推進リーダー等を通じた
食育活動により成果をあげていると考
えられる。
しかし、郷土料理や地域に伝わる
食文化を生かした食生活を送っていな
いものも半数近くおり、生活習慣の変
容は容易ではないため、今後も、伝統
的な食文化を伝える体験活動等を通
し、日本型食生活に向けた普及活動を
引き続き進める必要がある。
業への理解を深めるだけでなく、食生
活の改善に有意義であることが今年
度の様々な取り組みの中でも検証さ
れ、その発展が評価されている。
さらに児童の学校給食における地場
農産物を食材とした調理が、児童の好
き嫌いと食べ残しを減らすなどの食生
活の改善に役立っていることも明らか
にされており、環境にやさしく地域資源
を大切にした農業、そこで生産される
農産物が人間の健康にもよいことな
ど、総合的な食育活動として取り組み
の方向が検討されてよいと考える。
る
日
本
平成25年度 消費・安全対策交付金(食の安全・消費者の信頼確保対策推進交付金)事後評価の概要
型
食
生
事業実
交付金
目標値
目的
目標
事業内容
実績 達成度 評価
評価の概要
活
施主体 相当額(円)
等
A
642,000 ・今年も、全岐阜県生活協同組合、中
の 農林漁業者等に (1)農作業等体 農林漁業体験者 1.5% 26.8% 1787%
全岐阜県
野教育ファーム等事業者により、組合
普 よる生産の場に 験の機会の提供 数(延べ人数)の
生活協同
員や地域の子供たちを対象として教育
増加率
及 おける食育活動
組合連合
ファームが実践され、農作物を育てる
促 の促進
会
大変さ、農業や食べものの大切さを実
感できるよう取り組むことができた。
進
飛騨農業
協同組合
飛騨中野
教育
ファーム
推進協議
会
・計画以上の人数が参加したことは、
多くの県民に食農教育の実践が図ら
れ食や農への関心が高くなったことが
考えられる。
・稲を植えていくのは大変だった、自分
で育てた野菜はいつもより美味しく感
じた、家族で協力して農作業体験がで
きたといった意見・成果が見られ、食
や農業に対する理解の他、子供の変
化や教育的効果が期待される。
・今後も、一連の農作業等の体験の機
会を提供する教育ファームを引き続き
実施し、効果的に食と農に対する理解
を深めることが出来るよう取り組んで
いく。
第三者の意見の概要
児童などの農作業体験が、地域の農
業への理解を深めるだけでなく、食生
活の改善に有意義であることが今年
度の様々な取り組みの中でも検証さ
れ、その発展が評価されている。
さらに児童の学校給食における地場
農産物を食材とした調理が、児童の好
き嫌いと食べ残しを減らすなどの食生
活の改善に役立っていることも明らか
にされており、環境にやさしく地域資源
を大切にした農業、そこで生産される
農産物が人間の健康にもよいことな
ど、総合的な食育活動として取り組み
の方向が検討されてよいと考える。
そのためには農作業体験では作物
の収穫だけでなく、除草作業やたい肥
作りなどにより農産物づくりを総合的
に体験して学び、さらに資源循環型の
畜産・酪農などの体験などに広げるこ
とが、農林漁業者等による食育活動の
意義を深めることになろう。