見本ＰＤＦ第 3 部グッズ編道具と使い方をマスタして楽々作業第6章こて，フラックス，吸い取り線，ピンセット今どきのはんだ付けグッズ① …ないと始まらない小道具宮崎充彦 / 上谷孝司 / 長瀬隆 / 武田洋一 / 平井惇はんだ付けに必須の道具について，その種類と特徴を紹介します．特にはんだこては，製品（価格）によってこて先の熱回復特性に大きな違いがあり，作業効率もずいぶん変わります．たくさんあるこて先の形状についても紹介するので，用途に合った品を選び，確実にはんだ付けしましょう． 6−1 はんだこて温度管理ができて熱回復に優れるステーション・タイプが主流 1 （a）］，熱をはんだ付け部に供給するこて先部［写真ステーション・タイプ 1 （c）］，手で持つためのグリップ部，電気を供給するはんだこては，熱を発生するためのヒータ部［写真電源コード電源コードから構成されます． ● 温度調整機能を持ち熱回復特性に優れるステーション・タイプ（写真 1）は，ヒータからの漏れ電圧によって電子部品が破壊されないように，1 次側（A コンセント）と 2 次側（こて内部回路）の絶縁性がよくなっています（図 1）．ヒータ部具体的には，AC コンセント⇔はんだ付け対象の基板の絶縁をよくするため，ヒータがトランスによって（a）全景電源から絶縁されています［写真 1 （b）］．2 次側には，電源スイッチグリップ部こて先部温度制御基板（c）こて部トランスヒータとこて先が一体になっている 1次側 2次側（d）（c）を分解するとこうなる（b）内部構造写真 1 ステーション・タイプのはんだこて（1）白光の FX−951．ヒータとこて先が一体になっているタイプ．熱回復特性に優れる． AC100Vから絶縁されているので，電子部品を壊してしまう心配がない制御基板ヒータ制御部図1 トランスによって AC コンセント側から絶縁されているステーション・タイプ 74 ヒータセンサコントロール部電源部絶縁トランスこて先第 6 章今どきのはんだ付けグッズ①…ないと始まらない小道具ステーション