大臣認定プログラムの進捗状況 2014.12.22 ㈱アークデータ研究所 昨年お知らせしましたように、当社では、一貫構造計算プログラム「ASCAL」の大臣認 定プログラム版「ASCAL-EX/RC 及び ASCAL-EX/S」の性能評価を平成20年3月に(財) 日本建築センター(以下 BCJ)に申請し、BCJ における大臣認定プログラムの性能評価部 会で64回におよぶ審査を重ね、平成24年6月に部会は終了しました。その後、国土交 通省建築指導課(以下指導課)と BCJ の間で大臣認定プログラムについて協議が進められ て、電算プログラム審査委員会への報告は保留となっておりましたが、平成25年10月 21日に電算プログラム審査委員会への報告を行い、確認事項の指摘を受けその回答を行 いました。 指導課と BCJ の協議で、「不具合の洗い出しが充分に行われたことが確認されているこ とが大臣認定を行うための条件である」との見解が指導課から出されたとのことです。こ の協議を受け、当社では、ASCALにおける不具合の洗い出しについてのレポートを BCJ に提出致しました。レポートでは、ASCALは同一プログラム内でスイッチにより認定 版と非認定版の切り替えを行い、リリースされているプログラムには大臣認定プログラム に要求される機能が組み込まれ、既に3年以上に渡って使用されており、充分に不具合の 洗い出しが行われていると判断できるとの見解を報告しました。 以後の経過を次に示します。 ・認定版では必須となるものの、デフォルトになっていない為、あまり使用されていな いであろう機能について確認を求められ、これに対してはユーザーの皆さまのご協力を 得て、それらの機能での使用結果を追加報告する。(3 月上旬) ・BCJ がこれを受け、当社も同席しての、大臣認定申請を行うための指導課への相談を 行うことになっていたが、国交省人事異動により保留になる。(4 月 1 日) ・BCJ との話し合いで、 “認定取り消しの手続きがきわめて困難”ということが分かり、 これが新たな認定をしない理由と考え、 “ソフトの実情に即した大臣認定プログラムの制 度運用の改善提案”(別タグ参照)をメールで指導課に送付する。(8 月 4 日) ・ 「既認定プログラムと同じ不具合がないことの確認」が大臣認定を行うための条件に追 加されたとの BCJ 連絡を受ける。(9 月 17 日) ・既認定プログラムの公開 93 件、非公開 177 件の不具合について、同じものがない確認 レポートを作成し、追加部会での指摘事項に回答しました。(11 月 28 日) 委員会終了後、性能評価番号が発行される予定です。 今後とも皆様のご期待に沿えます様努力して参りますので、今後とも宜しくご期待頂け れば幸いです。
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