■制服デザインの経緯 「ふたばの教育復興応援団」メンバーの秋元康氏を介して株式会社オサレカンパニ ー制作部の茅野しのぶ氏に依頼し、デザインをご提案いただきました。 茅野氏は、各方面で活躍されているクリエイティブディレクターであり、チーフデ ィレクターとして AKB48 のステージ衣装制作などにも関わっておられます。 デザインの選考段階では、 「福島教育フォーラム」出席者及び双葉郡内の中学生を中 心としたアンケートを実施し、その結果を参考にしながら、デザイン性はもちろん、 生徒の着こなし、耐久性、着心地など実用面についても配慮しながら、製品化に向け た検討を進めて参りました。 制服デザインに関わった方それぞれが、実際にそれを着る皆さんを第一に考え「一 人一人が主人公の学校生活を更に楽しく輝かせ、ずっと着ていたくなるような制服を 作りたい」と意見を出し合って作った制服です。 なお、製造販売のメーカーとして、菅公学生服株式会社 様にご担当いただくことが 決定しています。 ■制服デザインのコンセプト 「スマートで品良く格好良く見えること」を重視し、 「ふたば未来学園高校生」とし て誇りと自信を持ってもらえるような制服、「私も着てみたい!」と憧れを抱いてもら えるような制服を目指して検討が重ねられました。 今回公表したのは冬制服のイメージで、紺を基調としたブレザーを採用し、襟元・ ポケットの切替えや、明るめの色合わせのスカートで若さと活発な印象を表現しまし た。 活動性・着やすさや、寮生活にも十分に対応するような日常的な着用と生徒自身に よる扱いやすさを考慮し、耐久性・伸縮性のある生地を使用しており、保護者の方に も安心していただける内容になっていると思います。 夏用制服についても、現在試作段階まで進んでいます。 全体として地味すぎず、かつ、学校や1期生となる皆さんの個性を表現でき、ふた ば未来学園高校をしっかりと認知してもらえるデザインであると考えています。 ■校章デザインの経緯 校章デザインは、 「ふたばの教育復興応援団」としてご協力をいただいている、クリ エイティブディレクターの佐々木宏氏からご提案いただきました。 佐々木宏氏は、これまでにソフトバンクのケータイ事業参入からの全広告プロジェ クトと新 CI 作業をはじめ、TOYOTA「ECO-PROJECT」や「ReBORN」シリーズ の CM 制作など、記憶に残る数多くの広告作品や企業・商品イメージのブランディン グに携わってこられた、日本を代表するクリエイティブディレクターです。 この度、ふたば未来学園高校の特色、新設校に寄せる思いや期待を取り入れた校章 デザインのご提案をいただきました。 ■校章デザインのコンセプト 従来の高校の校章デザインにとらわれず、「ポップでフレッシュなもの」であると 同時に、重みを表現しました。 図案の中心には「未来」の文字を据え、夢や希望が立ち上がってくる感を前面に表 現するとともに、その字画を直線で構成することにより、最先端の建築物が築かれて いくかのようなイメージを表し、全体を広がる空の青色で構成しています。 また、「未来」の周囲を「FUTABA FUTURE SCHOOL」の文字で囲むことで、 「タンポポの綿毛」のイメージを形成しており、その綿毛が風に乗り、世界に広がっ ていくイメージから、ふたば未来学園高校で学んだ生徒が、その成果を世界中に届け るというメッセージを発信しています。 「FUTABA FUTURE SCHOOL」を明朝体であしらい、「未来」を切りひらい て新しいことにチャレンジしていく志と、福島、日本の歴史・伝統も大切にする気持 ちを表現しています。 「未来」の意匠の下に配されたアンダーラインは、「福島の大地」を表し、「情熱 と活力ある福島」の願いを込めて赤を使用しています。 マーク全体として「福島の未来を築く」というメッセージを込めています。
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