ＨＳＰＵ全応力対応水路用伸縮目地【工法概要】目地工法 ■耐久性（安定したポリウレア被膜）ＨＳＰＵ目地工法は、既設水路目地を、新開発の高伸縮シーリン ■施工性（専門業者に頼らない）グ材と高耐久性緩硬化塗布型ポリウレア目地材の組み合わせで、 ■止水性（漏水をシヤットアウト）躯体と一体化を計り、長期にわたり伸縮機能と止水機能を図る工 ■伸縮・変位（全方向に対応）法です。老朽化した水路目地（コンクリート製開水路、二次製品フリーム）からの漏水対策が求められる目地部における効果的な漏水防止対策として開発。防水、漏水、防食被覆材として多く施工されている高強度、高靱性のポリウレア樹脂は硬化速度が速く、吹き付け仕様として特殊な機械設備で専門業者がの施工に限られていました。今回、現場で比較的取り扱いが容易で、専門業者に頼らず施工可能な緩硬化塗布型仕様として従来のシーリング材との組合せで全応力に対応する水路用伸縮目地工法を紹介いたします。『農業用水路に限らず、各種水路・防火水槽・建築構造・トンネル目地など止水、漏水対策として様々な分野に使用できます』（特許出願中）必要な箇所に伸縮性のある有機系の目地材を使用し、劣化面被覆は紫外線の劣化がない耐摩耗性無機系被覆で保護。（タフエース#10被覆使用例）【目地構造と諸物性】耐水性 50℃温水浸漬7日間外観異常なし耐摩耗性 JIS K 7204 0.4ｇ/1000回促進耐候性 JIS K 5656 100%/1000h:88%/2000h 伸縮疲労試験関東農政局管内・・・三面水路補修伸縮目地伸び:+1mm 縮み:-1mm 5000ｻｲｸﾙ伸び:+1.5mm 縮み:-1.5mm 5000ｻｲｸﾙ伸び:+2mm 縮み:-2mm 11000ｻｲｸﾙ(30年相当) 背面耐水圧試験（目地巾30mm深さ15mm）各2サンプル破壊水圧 (MPa) 二材型シーリニグ材充填（エポキシ系） 0.9∼1.3 一材型シーリング充填（ウレタン系） 0.2∼0.6 ＨＳＰＵ目地工法 1.9∼2.3 異常なし ※一定の条件下での試験数値で、工法保証値ではありません。【適用例】 100mm 10∼30mm 耐候性材被覆 HS-PUT 無機系被覆等 15∼20mm 特殊ポリウレア HS-PU 一次接着プライマー柔軟性充填材二次接着プライマー HS-40P2 既設水路既設伸縮目地二次接着プライマー柔軟性充填材 HS-40 一次接着プライマー HS-40P 特殊ポリウレア耐候性材被覆『繰り返し引張試験』常時紫外線常時水中 ※ 繰り返し引張試験の他、紫外線劣化促進試験、現場暴露試験を行っています。（現場暴露試験）【特徴】耐久性・止水性・伸縮、変位（全応力対応）従来の伸縮部、二次製品の目地補修ではシーリング材が主流でした。取り扱い及び施工性に富み、扱いやすい反面、背面水圧・温度変化による伸縮繰り返し時の破断・劣化が問題となり、数年で機能が大幅に低下していました。特に輪荷重、土圧等による側壁段差に対応できずに数年で目地が破断し、漏水の大きな原因になっていました。簡単な施工で確実な伸縮機能・止水漏水機能が長期渡り機能維持できる工法です。 ■優れた耐久性樹脂被膜では高強度と言われているポリウレア被覆を採用。従来吹き付け仕様として定評のあるポリウレア被膜を、現場で塗布施工が可能な緩硬化仕様として開発。 ■安定した止水性目地伸縮機能には、止水性・接着性・伸縮性に優れた特殊変成シリコーンエポキシシーリング材の充填と緩硬化型現場塗布ポリウレア被覆の複合被覆で機能を分担。 ■全方向に対応する伸縮性伸縮充填部には変成シリコーンエポキシシーリング材、目地表面被覆特殊シーリングは高強度ポリウレア被覆の組み合わせで、現場で簡単に施工可能な目地工法として開発。緩硬化塗布型ポリウレアそれぞれの長所を取り入れた当工法は、従来５∼７年程度で目地機能に欠陥が発生していましたが、温度変化による伸縮追随性、水路の不等沈下、輪荷重による側壁の変位にも対応可能な全応力対応型伸縮目地としました。また両者の組み合わせで、耐久性も大幅に向上し、最小限のメンテナンスで長期にわたり機能を維持します。（従来工法）（HSPU工法）伸縮伸縮高強度のポリウレア被覆が大きな変位に抵抗し、変成シリコーンエポキ変位・変成ｼﾘｺｰﾝｼｰﾘﾝｸﾞ・ｳﾚﾀﾝ系ｼｰﾘﾝｸﾞシシーリング材との複合で、伸縮・止水効果を長期にわたり維持します・ｺﾞﾑ系ｼｰﾘﾝｸﾞ目地材接着面積が小さく、大きな変位時伸縮だけでなく、水路横断・上下の全方向にに破断・止水効果の低下が発生対する変位に機能対応【簡単施工】専門業者に頼らずに施工可能（二次製品フリュームにも）福島県・・・三面水路補修伸縮目地北海道小樽地区・・・Ｌ型製品水路補修目地新千歳空港国際ターミナル・・・ボックスカルバート新設目地（極寒地区）二次製品リューム水路目地にも簡単に施工でき，２日間の断水で施工可能です。 − ＋北海道極寒冷地（１５℃∼ ３０℃）での適合性が実証されました。 ※採用に際して完全止水型目地工法のため、水路背面水の上昇が考えられ、ウィープホール、アンダードレンの検討が必要です。（水路の浮き上がり防止）お問い合わせ【開発元】農業用水路保全工法協会【製造販売】麻生商事株式会社レジン事業部 ■技術本部：農業用水路保全工法協会 http://www.repair-material.com [email protected] このカタログの内容は2009年9月現在のものです。