問 以下の文章の空欄に適当な語句を埋めなさい。 ・所得を生産面,分配面,支出面から定義し,これらが同じものであることを( A )の原 則という。生産面から見た所得のことを英文字で( B )と表記し,これは( C )の総計の ことである。英文字で( D )と表記される所得は分配面から見たもので,これは( と営業余剰の和である。支出面から見た所得は,英文字で( F E ) )と表され,家計の消費と 民間の投資,政府支出などで構成される。なお民間の投資には,企業の設備投資と家計の ( G )投資,企業の( H )投資が含まれている。 (A) 三面等価 (B) GDP (C) 付加価値 (D) NI (E) 雇用者報酬 (F) GDE (G) 住宅 (H) 在庫 ・ 「需要があってはじめて供給が可能になる」という考え方を( A え方には,( B )時の経済が想定されていて,( C )の原理という。この考 )資源の存在を前提にしている。市場 均衡への調整は( D )調整であって,超過需要の場合に上昇し,超過供給の場合に下落す る。調整の行きつく先が均衡所得である。( E )政策とは,政府支出やマネーサプライを 調整することで,望ましい均衡所得の水準を達成しようというものである。 (A) 有効需要 (B) 不況 (C) 遊休 (D) 数量 (E) 総需要管理 ・消費𝐶𝐶が𝐶𝐶 = 200 + 0.8(𝑌𝑌 − 𝑇𝑇)という関数で表され(ただし𝑌𝑌は所得,𝑇𝑇は税金を表す),輸入 𝑁𝑁 が 𝑁𝑁 = 40 + 0.2𝑌𝑌 と い う 関 数 で あ る と す る 。 投 資𝐼𝐼 や 政 府 支 出 𝐺𝐺 , 輸 出 𝑋𝑋 は 定 数 で , 𝑌𝑌 = 𝐶𝐶 + 𝐼𝐼 + 𝐺𝐺 + 𝑋𝑋 − 𝑁𝑁である。税金𝑇𝑇が定数であるとき,乗数の値は( A )である。また税 金𝑇𝑇が𝑇𝑇 = 10 + 0.5𝑌𝑌という関数であるなら,乗数の値は( B )である。 (A) 2.5 (B) 1.25 ・マネーサプライは,現金と( A )の和である。これは,( B )と公衆の間の取引を通じ て,中央銀行貨幣の数倍の規模になる。マネーサプライの源となる中央銀行貨幣は別名 ( C )ともいう。他方,貨幣需要は,所得に依存する理由を( D )動機といい,利子率に 依存する理由を( E )動機という。所得が増加するとき貨幣需要は( F )し,利子率が上 昇するとき貨幣需要は( G )する。 (A) 預金 (B) 銀行 (C) ハイパワードマネー (D) 取引 (E) 投機的(or 予備的) (F) 増加 (G) 減少 1 ・財市場の均衡を表すのが IS 曲線で,IS 曲線の上側の領域は財市場が( A )であること を意味する。貨幣市場の均衡は LM 曲線で表され,LM 曲線の上側領域は貨幣市場が( B となっている。なお財市場が( C ) )量による均衡であるのに対し,貨幣市場の方は貨幣残 高による( D )の均衡である。 (A) 供給超過 (B) 供給超過 (C) フロー (D) ストック ・フィリップス曲線とは,( A )の低下がインフレーション悪化を招くことをデータで示 したものである。マクロ経済学のモデルでは,( B )を達成する以上に経済を拡張しよう とすると,長期的には,結局( C D )が上昇して,( )所得は( B )の水準を超えるこ とはできない。一時的に超えることができても,( C )の上昇が LM 曲線を左方シフトさ せるからである。 (A) 失業率 (B) 完全雇用 (C) 物価 (D) 実質 ・国際収支は, 「モノ」の流れを表した( A )収支と,対外資産負債の増減を表した( B ) 収支,および外貨準備増減(と誤差脱漏)から構成される。また各国通貨の交換比率が為替レ ートであるが,1 ドル 100 円から 1 ドル 80 円になることを( C )という。 (A) 経常 (B) 資本 (C) 円高ドル安 ・国民所得統計において,生産面から見た所得を( A )といい,これは( B ある。( C ( E )の総合計で )面から見た所得を NI といい,これは主に雇用者報酬と( D )の和である。 )により,概念的には両者は同じものとされるが,実際の数値は異なる。この差異は 主に, 「国内」と「( F )」の違い,そして資本の減耗を考慮するか否かといった点にある。 ( A )から資本の減耗分を控除したのが( G )である。 (A) GDP (B) 付加価値 (C) 分配 (D) 営業余剰 (E) 三面等価の原則 (F) 国民 (G) NDP ・国民所得統計で投資とは,企業の( A )と家計の( B る。このうち財市場の均衡で対象となるのは,( C ),および企業の在庫増減から成 )投資のみであって,( D )在庫増減 は対象にならない。また総需要の構成要素を表した国民所得統計上の所得を( E )という。 (A) 設備投資 (B) 住宅投資 (C) 意図した (D)意図しない (E) GDE 2 ・ミクロ経済学の市場では,( A )の調整によって需給均衡が達成されることを想定して いるが,マクロ経済学の財市場の均衡は,( A )は一定で( B )の変化による調整が想定 されている。 「総供給は総需要の後追いである」という考え方を( C )という。これは均衡 所得が( D )所得に達しないときの考え方で,( D )所得を達成すべく均衡所得を変化さ せようとする考え方を( E )という。 (A) 価格 (B) 数量 (C)有効需要の原理 (D) 完全雇用 (E) 総需要管理政策 ・利子率を一定とすると,投資が増えると乗数倍だけ所得は( A 支は( B )する。このとき貿易収 )化する。ところで,税金を所得の関数と考える場合の乗数は,税金を定数と考 える場合の乗数よりも( C )する。このことを( D )という。 (A) 上昇 (B) 赤字 (C) 低下 (D)自動安定化作用 ・( A )から消費を引いたものが貯蓄である。個々人が貯蓄を増やそうと( B )を減らし ても,経済全体の貯蓄が増えるとは限らない。その理由は均衡所得が( C )するからであ る。個別主体と経済全体が常に同じではないことを( D )という。 (A) 可処分所得 (B) 限界消費性向 (C) 低下 (D) 合成の誤謬 ・換金が容易な資産のことを( A )の高い資産という。最高の( A )を持つ資産は貨幣で ある。利子率の低下は債券価格の( B )を意味し,将来の債券価格の( C )を回避しよう として,債券需要が減り貨幣需要が増える。これを貨幣の( D )需要という。なお債券市 場の均衡は貨幣市場の均衡と表裏の関係であるという考え方を( E )という。 (A) 流動性 (B) 上昇 (C) 低下 (D) 投機的 (E) ワルラスの法則 ・投資は企業の( A )と利子率に依存していて,利子率が( B )すれば投資は下落する。 このとき均衡所得は( C )するから,IS 曲線は( D )上がりの線となる。また所得の増 加で貨幣需要は( E )するから,貨幣の( F )需要と併せれば,LM 曲線は( G )上が りの線になる。 (A) 期待収益 (B) 上昇 (C) 低下 (D) 左 (E) 上昇 (F) 投機的 (G) 右 ・貨幣は( A )と預金から成り,これらは銀行の( B )によりもたらされる。銀行の準備 の大部分は,銀行が中央銀行に持つ( C )であり,( A 3 )はこの払い戻しによって出現す る。( C )は,銀行の保有する金融資産をオペなどで銀行が( D )すれば増加する。 ( A )と銀行の準備との合計額を( E )といい,この貨幣乗数倍のマネーサプライがある ものと考えられている。 (A) 現金 (B) 信用創造 (C) 中央銀行預金 (D) 売却 (E) ハイパワードマネー ・通常の IS/LM モデルで,財政支出が増えれば,( A 均衡における所得は( ( E )曲線が( F C )し,利子率は( D )曲線が( B )側にシフトして, )する。またマネーサプライが増えれば, )側にシフトして,均衡における所得は( G )し,利子率は( H ) する。 (A) IS (B) 右 (C) 上昇 (D) 上昇 (E) LM (F) 右 (G) 上昇 (H) 低下 ・付加価値とは各生産段階の生産額から( A )額を控除することで求められるが,これを 集計したのが( B )である。( B 「海外要素所得 )に「海外要素所得の( C )」を加え, の( D )」を控除したのが国民総所得である。さらに国民総所得から「( E )」や「間接 税など」を控除して計算されるのが( F )で,これは雇用者報酬と( G )から成る。とこ ろで,これらはすべて金額ベースで集計されているが,価格を固定することでその影響を 除去して計算されるのが,( H )GDP である。( I が GDP( J )GDP を( H )GDP で除した比率 )であり,これは( K )の動向を表すデータとなる。 (A) 中間投入 (B) 国内総生産 (C) 受取 (D) 支払 (E) 固定資本減耗 (F) 国民所得 (G) 営業余剰 (H) 実質 (I) 名目 (J) デフレーター (K) 物価 ・財市場の均衡とは( ( B A )と総供給が等しいときであるが,生産は( )調整を通じて需給均衡が達成されるという考え方を( C A )の後追いで, )という。この考え方は ( D )経済学と称されるのに対し,需給均衡は価格調整によるという考え方を( E )経済 学という。また財市場の需給均衡は,貯蓄・投資の関係としても表現できて,貯蓄が投資 を超過する額は,( F )と( G )に関係している。 (A) 総需要 (B) 数量 (C) 有効需要の原理 (D) ケインズ (E) 新古典派 (F) 財政赤字 (G) 貿易収支 ・意図せぬ在庫の増加があると,適正水準へ復帰するために生産は( A 市場が( B )する。これは財 )になっていて,現在の所得が均衡所得よりも( C )ことを意味している。逆 に,意図せぬ在庫の減少があると,適正水準を回復すべく生産は( D )する。これは財市 4 場が( E )になっていて,現在の所得が均衡所得よりも( F )ことを意味する。 (A) 減少 (B)超過供給 (C) 大きい (D) 増加 (E) 超過需要 (F) 小さい ・消費𝐶𝐶が𝐶𝐶 = 200 + 0.8(𝑌𝑌 − 𝑇𝑇)という関数で表され(ただし𝑌𝑌は所得,𝑇𝑇は税金を表す), 投資𝐼𝐼や政府支出𝐺𝐺は定数である。今,輸出入を無視して𝑌𝑌 = 𝐶𝐶 + 𝐼𝐼 + 𝐺𝐺であるとする。税 金𝑇𝑇が定数であるとき,政府支出が増えるときの乗数の値は( A )である。また税金𝑇𝑇が B )である。次に輸出𝑋𝑋は定 𝑇𝑇 = 10 + 0.5𝑌𝑌という関数であるなら,その乗数の値は( 数,輸入𝑁𝑁は𝑁𝑁 = 40 + 0.3𝑌𝑌という関数であり,輸出入を考慮して𝑌𝑌 = 𝐶𝐶 + 𝐼𝐼 + 𝐺𝐺 + 𝑋𝑋 − 𝑁𝑁 であるとする。このとき税金𝑇𝑇が定数であるなら,政府支出の乗数の値は( C )である。 (A) 5 (B) 1.677 (C) 2 ・資産には,債券や株式などの( A )資産と,機械・設備や土地に代表される( B ) 資産がある。経済全体で見れば,資本とは( に,貨幣,債券,株式を並べると,( D )<( 幣の三大機能とは,( G )と価値尺度,( H の機能に関連していて,これは所得の( ( H )の機能に関連し,利子率の( J E )<( F )という順番になる。貨 )であるが,貨幣需要の( I )は,( G ) )関数である。貨幣需要の( K )は, L )関数である。また貨幣の供給は,中央銀行の M )という活動の結果である。貨幣供給を表すマネーサ 信用供与を元にした銀行の( プライは,中央銀行の信用供与を表した( (A) 金融 C )資産のことである。流動性の低い順 N )の乗数倍とされている。 (B) 実物 (C) 実物 (D) 株式 (E) 債券 (F) 貨幣 (G) 支払手段 (H) 価値貯蔵 (I) 取引需要 (J) 増加 (K) 投機的需要 (L) 減少 (M) 信用創造 (N) ハイパワードマネー ・通常の IS/LM 分析で,財政支出が減少すれば,( A )曲線が( B )側にシフトし, 均衡における所得は( C )し,利子率は( D )する。またマネーサプライが増えれば, ( E )曲線が( F )側にシフトし,均衡における所得は( G )し,利子率は( H ) する。 (A) IS (B) 左 (C) 減少 (D) 減少 (E) LM (F) 右 (G) 増加 (H) 減少 5
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