静岡県掛川南方の地質: 特に曾我層群について

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静岡県掛川南方の地質 : 特に曾我層群について
清水, 肇
地学しずはた. 36, p. 5-8
1965-12-20
http://dx.doi.org/10.14945/00006138
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地質
静岡県掛川南方の地質
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時代 ..
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宮市いた だいた当教宅 の 1
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舟 ー先生 なら びに .
引く御礼時,
いろいろ御世話にな 勺たす庄の}j々に 1
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LIげます。
これまでの研究
ゐ' ~I'll'で ll~ 姐とした付 j> 肘群に附 し ては ‘ I/l山 此印: ,
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として とりあ つか っている。
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廻をなすと考えている 。
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6J) は 「骨我柄 lJは部骨的不整合で島川府群にの って いるが.掛川層群がら
分 離 さ せ .本同群をJtt椛給廻の E新を E味するものとしている。なお小技 1
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、和合
で .これもまた新しい堆柄鮪抱をあらわすとしても唱。
このように府序に関しては .意見がかなり異な 勺てい る。
筆者は本研究において .特に I
Xの 4点に怯目して.野外調査をおこな 勺た 。
①
骨我層群と鍋川層鮮との噴界附近の詳しい調査をして 、 その関部をしら べること 。
②
曾我府群の特相変化およ び府序を明らかにすること。
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曾我層にはさまれる擬灰岩層について、特にその連続を 追跡すること 。
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骨我層騨と小型山礁岩層との関係を明 らかにすること。
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がよいように忠われる 。
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巴を呈するが.風化すると
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Lてとりあっか勺た。
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事はほぼ .
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0- 90~で , -~世に 北西から南東にいくにしたがい.しだいに稽〈なる傾向がある。
車南端的日向ヶ谷では 2
0mN.となる。 パ =スは白色で径 0
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王 3-10明大のも円も占克させ .本肘 l
二部にい〈にしたが L、小さ〈なる 。
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玄、掛川市仲状附近で顕著にはられる。野外での追跡は寸量に比鮫的特貼であるが .小性山
南艇の鮎緑 、
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jでは迫跡が附惨となる。嗣 I
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しかし .Z
J井年西方に再び
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相も締めて績似1..,定 1
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:傾 斜 .嗣序 からも 問 題 な し そ の 延 長 と 考
えら札る韓民'
;'}府が露間している。しかも.こ円連続は崎東村 H向ケ行まで追跡ができ .さらに南
南東にのびていくと思われ る a しかもこの附近では 、
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0叫ほ ど F位に柿述した骨我廟
基底。:認められる。
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駿東村風吹隠道について
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横 山 政 郎 ・ 坂 本 苧 (1963)は械車村風吹極道府に , c
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尼凧を切る東西性的断層を考えている。
これは.この附近より東南では Iuffが見られなかったこと。む相が前述した機状 sillになって
しまうことなどのためと思われるが . しかし事者の調在では .こ札ま で円 べてきたように 、骨我
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(の延長、曾我層鮮の誕 庭 内延長が認めら札るの で. このようなことより .断 層 は 考 え に <1。
、
つまり .これより. 下位向土方泥層とさ札てきたものの西半部は曾牧層鮮の si1t というこ kにな
る。またしたがって.東南部では .骨我層群は ,従来考えられていたよりもはるかに厚くなるとい
うことになる。
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骨我層鮮と小笠山瞳岩層について
曾我層群と上位小韮山喋岩層との境界簡の見ら札る露頭は.本調査地域の随所に存古する , 1、
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'''凶似例川
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札町山川において札・'ト ~~:l 11 j
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革委1',宜献
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2 制山次郎
遠州倒川附近 の 第二 紀回目制 l
子 地 球 -6
静岡県僻川町近併の地質について 叶ピ地球 - 9
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1-1';昨之助
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千地質図rJlr
相良」同説明書
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航山改郎
日本地質詑中部地方
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般盆地の地質締造
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