物理 第四編 「電気と磁気」 4 章 : 電磁誘導と電磁波 No.10 D 交流とコンデンサー コンデンサーのリアクタンス XC 交流ではコンデンサーはいくらか電気を流す存在である。では、いったいどの程度の 抵抗となるのか、実験で特徴をつかもう。 【特徴1】加える電圧の周波数fを変えてみる 周波数f <結論> コンデンサーの抵抗は 周波数 f 電圧の_______に反比例する。 少 中 大 ω=2πfより <結論> コンデンサーの抵抗は 角周波数ω 電圧の_______に反比例する。 電流 I 電流の大小は豆電球の明るさや スピーカーの音量で確認 【特徴 2】コンデンサの性能(電気容量C)を変えてみる 電圧 <結論> C大 C中 コンデンサーの抵抗はコイルの 電気容量C ______________に反比例する。 C 小 電流 I よって、コンデンサの交流電圧に対する抵抗(リアクタンス)は次のように 表すこととする。 コンデンサの リアクタンス XC = 1 ω C (Ω) 問 53 電気容量 32 μ F のコンデンサーに,周波数 50Hz,実効値 100V の交流電圧を加えた。 流れる電流の実効値は何 A か。円周率π= 3.14 とする。 1 1 コンデンサーの抵抗(リアクタンス)= = 2πfC ωC ω=2πf よって、オームの法則よりI= 電圧 = 抵抗(リアクタンス) V 1 2πfC 値を入れて計算すると・・・≒ 1.0 A <コンデンサのリアクタンスのたとえ話> 直結でいいか! 水の流れ ホース 交流電源 ~ コンデンサ ⇒ ⇒ ~ コンデンサは電気を溜める部品なので、 極板を水を溜めるペットボトルに見立て てみよう。交流電源のリズムは水を流す 向きを変えるリズムに見立ててみよう。 ボトルの上下を変える リズム 交流電圧は向きが変わって、電流の流れも変わる。同様に ペットボトルの向きを変えて水の流れを変えてみよう。 変えるリズムの速さやペットボトルの容量が流れにどのように 影響するのだろうか? 遅い 速い ペットボトルの容量 小さい 大きい 水の流れは・・・ 少 中 中 大 速い 小さ 結論: リズムが____いほど流れがよい(抵抗が____い) 小さ 大き 容量が____いほど流れがよい(抵抗が____い) リアクタンスのイメージと一致しますね。 コンデンサーの電圧と電流のズレ(位相差) それではコンデンサに流れる電流の グラフを考えてみよう I コンデンサーは最初ものすごく 流れやすいのさ! 最初の少しの電圧で電流 MAX! →あとはリズムに合わせて書く・・・ ωC V0 0 I V 時間t - ωC V0 <この I と V のズレの表現・・・電流 I を基準に説明> 遅れて 1/4 ★ V は I より ____周期_____いる π/2 ★言い換えると・・・V は I より____遅れている ( } コイルの逆だ! 1 最大の電圧が V0 でコンデンサの抵抗(リアクタンス)が ωC なので最大の電流は ωC V0 と表される。 【式での導出は教科書p 311】 1 I の位相を基準にVを式にすると・・・V= V0 sin( ω t - π) 2 コンデンサーで消費される電力 電圧のグラフと電流のグラフを掛け算して電力Pのグラフを書いてみると・・・ P 0 電力P V I t 0 0 結論:コイルの電力は平均すると___である。→ エネルギー消費は____! へ~、電力の性質だけはコイルと一緒だ・・・ 問 54 電気容量 C〔F〕のコンデンサーに,実効値 Ve〔V〕の電圧を加える。消費電力の時間平均を求めよ。 0W 413ヒント
© Copyright 2025 ExpyDoc