Oral

光赤外大学間連携を通じた矮新
星観測とその成果
矮新星とは
• 降着円盤上の熱的不安定
性により、間歇的にアウト
バーストを示す天体
• おおぐま座SU型矮新星と呼
ばれるサブグループでは、
スーパーハンプと呼ばれる
周期変動が観測される
-軌道周期より数%長い
• その中のや座WZ型矮新星
とよばれるサブグループで
は、初期に早期スーパーハ
ンプと呼ばれる
-軌道周期と一致
• 近年の研究で、成長過程
にあるスーパーハンプの
周期を観測することに
よって連星系としてのパ
ラメータを正確に見積も
ることが可能となった
-連星の進化を捉えるう
えで重要!
早期スーパーハンプと組み
合わせることで、測光観測
のみで質量比が見積もるこ
とが可能に
• 早期スーパーハンプは円
盤上の三次元的に変形
がおきているとされてい
る
-圧縮センシングにより、
早期スーパーハンプから円
盤形状を再現することが可
能となった
これらの研究には大学間
連携に伴う共同観測が有
用である
8
10
Magnitude
12
14
16
70
80
90
100
BJD−2455800
110
120
0.01
60
0.4
0.5 −0.02
O−C (da
(day)
−0.01
0.00
0.1
0.0
-早期スーパーハン
プと通常のスーパーハ
ンプが観測された
Amplitude
0.2
0.3
• ちょうこくしつ座BW
-2011年にスーパー
アウトバースト
0
50
100
150
Cycles
200
130
• J1915
-2013年7月に増
光したや座WZ型矮
WZ
新星
-早期スーパーハ
ンプと通常のスー
パーハンプが両方
観測