01 【記入例入り】見積もり書(vo.3)

記入例
耐震太郎 様邸 概算報告書
申 請 者
耐震太郎
住 所 ○○市○○○1-1
地域地区:【行政記入欄】
沿道景観形成地区
構造・規模
作成年月日
平成26年4月1日
様
2 階建
153.55 ㎡
1.概算費用の算出の目的
耐震診断の結果、耐震改修工事の補助制度の活用が可能となる耐震性能(上部構造評点を0.7以
上)とする改修工事に必要な補強箇所を計算して、標準的な工事費をもとに耐震改修を行う場合の概
算費用を算出するものです。
今回の「概算報告書」は、耐震改修を行う際の参考資料として見ていただくために補強が必要な最
低限の箇所を機械的に算出したものですので、実際の改修工事の際は、現状の詳細な調査および使
い勝手などを検討した上の計画が必要となることに注意してください。
2.耐震性能(上部構造評点)の現状と改修計画
改修前
改修後
1階X方向 1階Y方向 2階X方向 2階Y方向 一般的にX方向は桁行方向、Y方向は張間方向に、
もしくは、X方向は正面からみて横方向、Y方向は
0.3
0.3
0.5
0.6 奥行き方向となります。
0.8
0.8
0.9
1.0
建物全体の最終的な評点は、全ての数値の内、一番
小さなものを採用します。
3.概算費
詳細な金額については、次ページを参照してください。
項目
金額 (万円)
留意点
壁補強
63.0
屋根・樋改修
215.0
基礎改修
0.0
内装改修
30.0
外壁改修
45.0
その他の改修費用
0.0
小計
353.0
実際の工事では諸経費がかかりますが、この報告書では記載しておりません。
諸経費
(合計額) 税込み
合計
382.0
☆補強計画の方針
■屋根の軽量化について
■ 耐震補強の壁が多くなりすぎるので、屋根の軽量化も含めて検討しています。
□ 施主の要望により、屋根の軽量化も含めて検討しています。
□ 今回、屋根の軽量化の計算はしていませんが、屋根を軽量なものに改修した場合は、
耐震壁の数を減らすことができます。
■物置など仕上げ材料が簡易なところを優先して補強計画をしています。
□外壁の劣化が見受けられますので、外壁の改修を計上しています。
□2階がある場合、2階が上に載る1階部分について、特に補強を行います。
□1階と2階の壁の位置を合わせた方が良いので、1階の補強位置を決めています。
■南側面と北側面、西側面と東側面の壁の配置バランスを考えた補強計画としています。
☆補強計画の際に配慮した事項 (記入欄)
作成者氏名 ○○ ○○ ㊞
診断員番号 ○○○
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記入例
4.耐震補強 内訳書
仕様
箇所数
単位
単価(万円)
補強事例集
押入れ補強
1 箇所
11.0
11.0 7ページ
押入れ以外 クロス張り
1 箇所
12.0
12.0
格子壁 箇所
20.0
真壁 土塗り壁加算
箇所
1.5
0.0 壁の下地 調整を行います。
4ページ
2 箇所
3.0
6.0
2 箇所
14.0
土塗り壁加算
箇所
1.5
0.0 壁の下地 調整を行います。
4ページ
窓枠補強 窓 1か所
箇所
8.0
0.0 補強壁で厚みが変更される
ため。
2 箇所
3.0
6.0
内壁
900・1000mmを超え~
1800未満の補強箇所
壁補強
小計(万円)
0.0 9ページ
その他
合板補強
外壁
900・1000mmを超え~
1800未満の補強箇所
28.0 15ページ
その他
屋根・
樋改修
屋根
軽量化工事
65 ㎡
2.5
162.5 2ページ 12ページ
野地板張り加算
65 ㎡
0.5
32.5 屋根ふき材の下地材です。
20 m
1.0
20.0
その他
樋
撤去・新設
布基礎
新設
m
5.3
0.0
布基礎
補強
m
4.0
0.0 4ページ
床束・玉石補強
床撤去・補強
㎡
2.0
0.0
10 ㎡
1.0
10.0
10 ㎡
2.0
20.0
㎡
0.5
0.0
45 ㎡
1.0
45.0
基礎補強
その他
天井
床
内装
床下地
補補強工事を行う部分と
同仕上仕様の部屋内面
補補強工事を行う部分と
同仕上仕様の部屋内面
劣化点数 改善
その他
塗替
外壁
既存 ラスモルタルの吹
付仕上 想定
その他
その他
補強に必要な追加工
柱・梁の追加
事
式
353.0
改め
諸経費
実際の工事では諸経費がかかりますが、この報告書では記載しておりません。
353.0
小計
29.0
税
382.0 合計
注意事項
①壁の補強箇所については、補強長さを900~1000mmを基本としています。
②内装仕上げ クロス張り 程度に復旧を想定しています。
③外装仕上げ モルタル・吹付け仕上げを想定しています。
④屋根の軽量化は、瓦屋根から鋼板屋根への葺き替えを想定しています。
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記入例
5.内訳書に係る注意事項
※ 内訳書の金額は、耐震診断の結果を踏まえ最低限必要となる補強箇所を機械的に算出し、全国にお
ける平均的な耐震改修工事の費用を乗じて算出しております。改修工事の際に詳細調査を行うと、金
額の増減が出ることがありますのでご理解ください。
(平均費用:一般財団法人日本建築防災協会発行「木造住宅における耐震改修費用実態調査業務」
を参考に算出)
※ 補強工事に合わせて設備(台所、便所・風呂等)の撤去・復旧や外壁改修など耐震補強以外のリ
フォーム等を行う場合には、追加の費用が必要となります。
※ 諸経費は、工事の際に必要となる、電気や水道の費用、資材の運搬費用、工事現場の養生などの
他、現場担当者の費用や電話代等の通信費用、また、会社の経費等が該当しますが、工事を請け負
う業者によって異なるため、この報告書では内訳に入れておりません。しかし、実際に工事を行う場合
は必要となる経費ですのでご注意ください。
※ 耐震改修の計画に係る設計費用、工事監理費用は別途必要になります。
※ 柱や土台等の構造部材の状況や接合部の詳細の調査を行わない耐震診断の結果に基づき補強箇所
の設定をしています。
そのため、予定箇所に補強できない可能性がありますので、評点0.7に対して1割の余裕を考慮し
評点0.8程度になる場合の計算としています。
改修工事に際しては、詳細な調査を実施し補強箇所を決めていただく必要があります。
※ 耐震改修を行われる場合は、改修建物の地域の状況を改修設計を行う設計事務所や改修工事を請
け負う業者に説明いただき、地域のまちづくりに合わせた計画としてください。
6.市町の耐震改修工事に関する補助額 【行政記入欄】
補助金の名称
担当課
合計
耐震バリアフリー改修補助
○○○課○○○担当
50万円
市町 独自補助 制度記入
○○○課○○○担当
10万円
計
60万円
※概算額から算出した補助額です。
補助金の利用を希望される場合は、工事の契約前に担当課に相談をしてください。
※耐震バリアフリー改修補助額一覧(市町によって補助額等が異なりますので必ず市町担当者に確認ください。下表は一例です。)
耐震改修およびバリアフリー工事に係る工
事額
補助金額
50万円~100万円の場合
10万円
高齢者世帯耐震改修割増
10万円
100万~200万円の場合
20万円
主要道路沿い住宅耐震改修割増
10万円
200万~300万円の場合
30万円
県産材利用割り増し
300万円以上の場合 50万円
※県産材利用量によって補助額が異なります
割増補助の項目
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補助金額
5万円~20万円